アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス 最新情報まとめサイト
ゲームスペッ

ク
タイトル:アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり
ハード:PlayStation Vita
メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン
発売日:12月17日発売予定
価格:5980円[税込]
プレイ人数:1人
CERO区分:審査予定
テイスト:冒険
ジャンル:アクション・アドベンチャー
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【吹き替え音声収録】東地宏樹氏、千葉繁氏スペシャルインタビュー
2011/10/18 (火曜日)17:00
『アンチャーテッド』シリーズと言えばこのふたり!

『アンチャーテッド -砂漠のアトランティス-』の音声収録現場で、ネイト役の東地宏樹氏とサリー役の千葉繁氏に直撃。本作の魅力と演じる上でのおもしろさについて伺った。ファンは要チェックだ!


ネイト役
東地宏樹(とうち ひろき)

――収録は順調ですか?
 
 
東地宏樹(以下、東地) 前作『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』よりもセリフの総量が多そうですが、大体半分くらいまで来たところでしょうか?(※取材時は2011年9月)
 
 
――『アンチャーテッド』シリーズの魅力はどんなところですか?
 
 
東地 これまでいろいろな作品の吹き替えを担当させてもらいましたが、『アンチャーテッド』シリーズは、壮大な冒険を通じて男のロマンを体現しているのがおもしろいですね。その作品に主人公ネイトの吹き替えとして関わることができて、言葉にできない喜びを感じています。
 
 
――ネイトを演じる上で苦労することはありますか?
 
 
東地 とても楽しく演じさせてもらっているので、悩むことはあまりないですね。特別に声を作ることなく自分の地声ですし。「もし自分がネイト役を実写で演じるならこうするだろう」という感じの自然体で演じています。もう3作目ですし、慣れてきた部分もあります。
 
 
――シリーズ最新作の台本はお読みになりましたよね? その見どころを教えてください。
 
 
東地 これまでの作品よりも間違いなくスケールがアップしている、ということは言えます! それと前作まではジャングルや洞窟といった限定されたフィールドが舞台でしたが、今回のネイトは世界各地を飛び回るので、いろいろなプレイが楽しめます。
 
 
――ネイトは今回もいつものように悲惨な目にあって、ボヤいていますか?
 
 
東地 ええ、それはもちろん(笑)。「ヤベヤベヤベヤベ」って言って(笑)。
 
 
――(笑)。ちなみに、「ヤベえ」って何回くらい言ってますか?
 
 
東地 うーん、何回でしょう?(笑) 数えたことがないですね。
 
 
――通算で何千、何万とか。
 
 
東地 いや、けっこうそのくらい言ってそうです。ちなみに、ゲームの予告編では必ず「ヤベえ」と言うことになってますけど(笑)。でも、1作目、2作目と演じてきてネイトの口癖みたいなものがフィーチャーされるのはありがたいですね。
 
 
――3作目の主役を演じる上でプレッシャーはありませんか?
 
 
東地 確か2作目が世界中で賞を取ったんですよね? 待望のシリーズ最新作なので、期待している方は多いと思います。でも、僕としては一生懸命やるしかないので、あまりプレッシャーを感じるよりも、与えられた状況で集中してやるしかないと思っています。とくに『アンチャーテッド』シリーズのローカライズチームはスタッフワークが素晴らしいので、集中しやすい環境ですね。
 
 
――撮影中にアドリブが出てしまうことはありますか?
 
 
東地 僕はアドリブ的なことはほとんど入れませんね。でも、収録現場でこうしたほうがいい、という意見を言うことはありますけど。演出の中野さんや開発チームの方々と現場でいっしょに作っていく感覚ですね。まあ、千葉繁さんはご自分で作り込まれているかもしれませんが(笑)。
 
 
――千葉さんが演じるサリーとの共演に、おもしろさはありますか?
 
 
東地 いや、おもしろさしかないですよね! 僕は洋画の吹き替えで千葉さんと共演したことがなく、『アンチャーテッド』で初めてご一緒させていただきましたが、千葉さんとの掛け合いでは、やはりこちらもセリフのトーンが変わるというか。たくさんのエネルギーをいただいています。
 
 
――千葉さんの印象はいかがですか?
 
 
東地 尊敬する大先輩です。あのテンションの高さと飽くなきギャグへの探求心はホントすごいです。千葉さんの演技に僕ら声優陣がグイグイ引っ張られている感じがします。とは言え、今回はネイトとサリーの掛け合いだけではなく、魅力的な新キャラクターがたくさん登場しますので、そこも楽しみにしていてほしいですね。
 
 
――最後に読者に向けて、ファンに向けてメッセージをお願いします。
 
 
東地 まず題名がいいですよね。“砂漠のアトランティス”。アトランティスと言えば海洋都市なのに、砂漠にあるという。いろいろと冒険のイメージが膨らみますよね。ファンの方の期待を裏切らない作りになっていると思います! シリーズ最新作でも大冒険をたっぷり満喫してほしいですね。あと、なるべくネイトは谷底に落とさないでくださいね?(笑)。皆さん、よろしくお願いします。
 

サリー役
千葉繁(ちば しげる)

――収録の進行度はどのくらいですか?
 
 
千葉繁(以下、千葉) うーん、どのくらいですかね? 声優ひとりひとりがバラバラに録っていきますからね。今回の台本は相当な分量で、まとめると電話帳1冊ぶんくらいにはなるんじゃないかな? だから、けっこうな日数に分けて録っているんですよ。
 
 
――電話帳1冊ぶん!? すごい量ですね。
 
 
千葉 アメリカで撮影した映像を日本に送ってくる感じで、でき上がったシーンから収録しています。だから正確な総量はどのくらいになるのか、わからないんです。いまは半分くらいなのかな?
 
 
――たいへんな作業ですね。
 
 
千葉 ……最近のゲームはとにかくボリュームがスゴい! ムダに技術開発しちゃいかんですよ(笑)。 ファミコンの時代が懐かしいですよね(笑)。
 
 
――(笑)。サリーの魅力について教えてください。
 
 
千葉 お茶目で、スケベで、強欲なところですかね(笑)。ふだんはお茶目なキャラクターを演じることが多いんですが、素晴らしい三要素を兼ね備えているキャラクターにあまり巡り会うことがなくて。でも、サリーは真面目なシーンでは渋くキメているし、大人なの部分と子どもの部分を両方持っている人物です。そこをいろいろこう演じ分けられるのが楽しいです。単なる2枚目だとかおちゃらけキャラではなくキャラクターの幅があるので、そういった意味ではおもしろいですね。
 
 
――サリーを演じられる上でついアドリブが出たりすることはありますか?
 
 
千葉 僕は基本的にはアドリブをそんなに入れないんですよ。『アンチャーテッド』シリーズは脚本が練って練って練られているわけですから、それを声優のその場の気分でひっくり返したんじゃあまりにも申し訳ないというか……。
 
 
(開発スタッフの声)千葉さんはアドリブがけっこうありますよ。
 
 
千葉 えっ? いやいやいや、とんでもないです(笑)。アドリブなんか入れた日には死んだばあちゃんに怒られちゃいますから。
 
 
――千葉さんのお話と周囲の意見が食い違っているようですが……?
 
 
千葉 僕の演技は台本通り一言一句そのままです(笑)。
 
 
――それではそういうことに(笑)。サリーはいろいろなものを、“ちゃん”付けで呼んでいますが、あれは最初から台本に書かれていたのでしょうか?
 
 
千葉 ああ、あれは最初から台本に書いていましたね。台本を読んでいるとだいたいのキャラクター像というものが見えてきますよね。
 
 
――最初にイメージを膨らませるのですね。
 
 
千葉 最初にサリーのキャラクター原案をいただいたときは、「重厚な大人な部分が前面に出ているキャラクターなのかな?」と思いましたが、台本になったらお茶目な部分がたくさんあって。サリーと比べると主人公のネイトは随分と大人な感じがしますね。
 
 
――先ほど、ネイト役の東地さんにお話を伺いましたが、そのときに『アンチャーテッド』のキャラクターどうしの軽妙な掛け合いは、千葉さんがリードされているとおっしゃってました。
 
 
千葉 いや、それはないです! やっぱり台本がよくできているからかと。
 
 
――千葉さんのテンションの高さにつられて、声優陣が盛り上がっているとか。
 
 
千葉 いえいえ。でもひとつ言えるとしたら、ネイトの場合はストーリーを引っ張っていく役割があるので、あまりふざけたこともできないですよね。だから、相棒のサリーがちょっとお茶目な部分を出すことができる。危機感がある場面だからこそギャグが映えるというか。物語上の役割分担がきちんとしていて、台本が非常に練られているんです。
 
 
――シリーズ最新作の台本を読んだ感想を教えてください。
 
 
千葉 うーん、開発チームはよく考えたなあ、と。ネイトたちが世界中を旅して、またそこに歴史的事実が絡んでくるので歴史の勉強になります。もちろんゲームとしてのアクション部分もよくできていて。『アンチャーテッド』シリーズの吹き替えの仕事をしていて毎回思うんですけど、ゲームをそのまま映画にしたらいいんじゃないかな。ハリウッドの大作映画を彷彿させるクオリティーですよね。
 
――そういえば、本シリーズのキャッチコピーは“プレイする映画”ですね。
 
 
千葉 まさにその通りですよ! ゲーム画面ではなく、映画に見えることがありますし。
 
 
――シリーズ最新作のゲーム画面はご覧になりましたか?
 
 
千葉 はい。今回の収録はゲームの映像を見ながら吹き替えを収録していく“アフレコ”がけっこうあるんですよ。ほかにも、モーション・キャプチャー用に海外の俳優さんが実際に演技なさっている映像を使うこともあります。アニメーションの収録現場と違って、CGキャラクターではなく、生身の人間に声をあてているわけです。だから、ある意味ではやりやすいですね。CGのキャラクターのアフレコは、声優が演じる上でムリがないように息継ぎのタイミングが設定されていますが、たまに過呼吸になったりすることがありますから。
 
 
――収録現場で過呼吸になることがあるんですか?
 
 
千葉 アニメは、人間の身体の限界を無視して作られている部分もけっこうあるんです。だから息継ぎのタイミングを間違えてしまうと過呼吸になってしまいます。私なんか昔はしょっちゅう倒れてましたよ(笑)。でも、俳優さんの演技を見て収録するときは、日本人が演じようがアメリカ人が演じようが、人間は人間ですからムリなく演じられます。まあ、でも日本人とアメリカ人のあいだで“リアリティー”の捉えかたが違ったりしますけど。
 
 
――その違いとは、どんなものですか?
 
 
千葉 たとえば、日本人ならビックリする演技をややオーバーに表現しますが、アメリカでは逆に抑えたトーンで表現したりするんです。よく戦争映画なんかを見てていても、主人公のまわりでどんどん仲間がやられていてもジョークを言っていたりしますよね? 状況が悪いからこそいい方向に考えていこうというポジティブな考えかたがある。日本の場合は仲間が倒されたらネガティブな感じの表現になりやすいです。どっちがいいという話ではありませんが、おもしろい違いですね。
 
 
――サリーを演じるときも、アメリカ式のポジティブな感じですか?
 
 
千葉 もちろん。僕はアメリカの俳優の演技を復元するという形です。オリジナルの演技を無視して演じるわけにはいきませんよね。映像と声が合わなくなってしまいますから。
 
 
――なるほど。それでは、最後に『アンチャーテッド』ファン、そしてサリーのファンにメッセージをお願いします。
 
 
千葉 とにかく買って(笑)! ファンの方はもちろん、いままで『アンチャーテッド』に触れたことがない人も楽しんでいただける内容になっています。だからちょっと一回遊んでみてよ、後悔しないよ、と。そしてゲームを気に入ってくれた人の中から何十億円も出してくれるファンが現れたら、映画化できるじゃないですか(笑)。……僕としては、『アンチャーテッド』のようなすごい作品の開発に携われたことを光栄に思っています。開発チームは熱い思いを持って製作に臨んでいます。プレイヤーの皆さんには心から楽しんでほしいと思っています。