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ROCKSTAR HISTORIA Vol.5『Max Payne 2: The Fall of Max Payne』

Text by Mask de UH

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 前回に引き続き、『MAX PAYNE 3』北米版発売のタイミングに合わせ、予習復習のために振り返る『MAX PAYNE』(以下、『MP』)シリーズの歴史。今回は2003年にリリースされながらも日本版未発売に終わってしまい、日本人にとってはミッシングリンクともいえる続編『MAX PAYNE 2: THE FALL OF MAX PAYNE』を取り上げたい、というより、取り上げなければ話が進まない。

 約十年前のトレンドといえば、前回も触れた『マトリックス』登場以降のバレットタイム演出の爆発的なブーム。そのケレン味をイチ早くゲームに取り入れ、スローモーションで飛び交う弾丸の雨あられを避けつつも、逆境すらも反撃に転じれるチャンスとなる『MP』のアクション性は、それまでは到達しえなかった新しいTPSゲームデザインを示したといえる。




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▲『マックス・ペイン』のトレードマーク、シュートドッジ。

 そして、バレットタイム発動時において更なる「映画的演出」の効果を高めるために『MP』シリーズ全てに採用されている、もうひとつの独自システムが“シュート・ドッジ”である。これは、バレットタイムとは別に発動可能な、いわゆる回転回避動作たが、『MP』の場合は「回避行動中にも攻撃が可能」であるため、ハリウッド製アクション映画まんまの銃撃戦が再現、そして体感できるのが最大の魅力。もちろんバレットタイムと併用することで、ジョン・ウー監督よろしく香港ノワール感バリバリのガン捌きだって披露できる。

 そう。ノワール感こそ最重要課題だ!

 『MAX PAYNE 2』は、そのサブタイトルに「A FILM NOIR LOVE STORY」と付けられている通り、最初からノワール映画の再現がテーマとして前面に押し出されている。もう、お判りだと思うが、昨年リリースされ、その「どリアル」にも程がある演出で世界を驚かせた『L.A.ノワール』の原点が、ここにある。更に付け加えるならば、古き良きハリウッド映画のアジア的解釈からスタートした香港ノワールもまた、ビデオゲームで再現されるにあたりバレットタイムとの合流を『STRANGLEHOLD』にて果たしているところが興味深い。ノワールとは、大人の男の心を掴んでやまないステキなサムシングに満ち溢れているのだ。

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▲モナといっても路上キスはするかもしれないがアナウンサーではない。

 『MP2』では物語のボトムも大きく変化した。家族を虐殺され復讐に燃える男という設定から一歩突っ込んで、「復讐を遂げ、悲しみから立ち直ろうとする男」から「新たなる愛の物語」へと、ハードボイルド路線からラブストーリーへと意外すぎる方向に舵を切り、前作にも登場したエージェントのモナを、重要な役回りのキャラとして再登板させているのが最大の特徴といえる。

 しかし、市警の職務にも復帰を果たし、血なまぐさい復讐劇から一転して愛を語り始めるマックスの姿とは裏腹に、ゲームのアクション性は難易度と共に向上。バレットタイムの発動条件が緩和され、前作では操作性に若干難があったエイム補正も改善。渋いストーリーと『MP』ならではの豪快な銃撃戦が同時に楽しめるよう、前作の良かった部分を引き継ぎつつ改良を加えている。

 ただ、シュート・ドッジ中に攻撃判定が加わったされために、前作のように回避動作中は無敵だと思い込んでゴロゴロ転がってばかりいると、スローモーションのまま蜂の巣にされて死ぬので注意! まさしくMAKE THEM DIE SLOWLYな事態である。
 この変更によってゲーム性は前作とは、別の緊張感が伴なうことになったが個人的にはグッと遊びやすいという印象。コミックパネルで描かれるマックスの表情にもイブシ銀が見え隠れし、新たなる出会いと別離にはコントローラーを涙で濡らすことになるだろう。日本版未発売であるのが、つくづく残念極まりない。だが、本作リリース後にマックスは長い長い休養に突入してしまう。


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 我々がマックス三度目の復帰を心待ちにしてきたこの約9年間は、実際のところ昨年まで殆ど情報らしい情報がなかった。3年前に頭髪の無くなった(初見時には剃り上げているとは知らない)マックスの中年腹を見た時の衝撃は並大抵ではなかったが、もっと衝撃的だったのがマーク"極大射程"ウォールバーグ主演で唐突にハリウッドにて実写映画化された『マックスペイン』だ。

 ストーリーはゲームの1作目を踏襲しており、モナも登場するあたりは忠実ではあるものの、ゲームと全く同じというワケではない。2から3への物語は忠実カバーしていないので、「予習の予習」ぐらいの気持ちで鑑賞するのがベストである。それよりも来るべき『MP3』に備えてブラジル産映画の鑑賞こそ優先すべきだが、それはまた別の話。

 今はただ、ひたすらに来るべきレビュー執筆のために『MP3』をヤリ込みまくり、死体袋を量産するキリングマシーンとしてファベーラにて悪戦苦闘中。その戦果は拙ブログ“DIARY OF A MAD GAMER”で近日発表予定なので、それまでなんとか敵の猛攻を耐え凌げとお願い死体袋、もとい、したいところです!

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映画『マックス・ペイン』 公式サイト
メーカー:20世紀フォックス 価格:1490円[税込](DVD)、2500円[税込](ブルーレイ)
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