『ペルソナ3ポータブル』クリエーター's BLOG

『ペルソナ3ポータブル』クリエーター’s BLOG 【第6回】木戸 梓氏

こんにちは。

ペルソナ3ポータブルで、シナリオやゲームシステムを中心に、ディレクションを務めさせていただきました、木戸と申します。

これまでは、チームのプランナーの一員として、『真・女神転生3』の悪魔合体や『ペルソナ3、4』でのコミュやメインイベントなど、様々な部分のプランニングを担当して参りました。

『ペルソナ3』は、開発当時、初めての試みが多い中で特に苦労したぶん、思い入れの強い作品の一つであり、多くのゲームユーザーさんに喜んで頂けた作品なので、今回のアレンジのディレクションを担当できたことをとても嬉しく思っています。
チームの皆で張り切りすぎて、追加する要素を予定よりもかなりオーバーさせてしまい、移植作業とは思えないほどのキツイ開発だったのですが…。

皆さまに十分楽しんで頂けるんじゃないかと期待できる内容にできたと思っています。

 

さて今日は、ちょっと細かい仕様をお話ししていこうと思います。

と言っても難しい話では全然無くて、女性主人公などの大きな追加要素に押され、皆さまにちゃんとご紹介できてない変更点がかなりあるんです。

細かいネタもありますが、プレイ感が変わるものばかりですので、一部、ご紹介させていただきます。

PS2版をプレイしてくださった方でないと分かりにくい文章もあると思いますが、画像も載せていますので、ご覧いただければと思います。


まずご紹介するのは、『スキルカード』です。

ペルソナに自由にスキルを習得させることができるシステムです。

このカードは、ペルソナがくれたり、骨董屋さんで宝石と交換したり、通販で買ったりできます。

合体が難しい、面倒! と思われるユーザーさんでもペルソナを強くすることができますし、合体マスターさんにとっては、○×で為しえなかった「あのスキルが入れば…!」が実現できて、ペルソナのカスタマイズが、敷居が下がりつつも奥深く生まれ変わっていますよ。
 

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メインメニュー(いわゆるキャンプ)でいつでも使えます。スタッフ内では「誰に何のカードを付けるとアツイか」で連日盛り上がっていました。

 
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神社ではカードの複製ができますし、覚えたスキルは合体で継承できるので、ガンガン使ってくださいね。



次は、コミュのボイスについてお話しします。

『ペルソナ4』では、コミュイベントの一部のセリフの頭だけ音声が再生されていましたが、今回は、ちゃんと「文章」を声優さんに喋っていただければ、より感情移入をしていただけるかなと思いまして、仲間キャラのコミュランク10のイベントを中心に、音声を入れ込んであります。
一部のイベントに限られてしまいますが、「いいところを喋ってくれる」ようにしてありますので、ぜひヘッドフォンでお聞きくださいね!
 

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こんなイベントがフルボイスに…!

 
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いいところを喋ってくれます(笑)。

 
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仲間たちの新しい表情も!



次はバトル行ってみましょう。
仲間への指示が可能、というのは発表させていただいてますが、仲間への逃走指示も可能になりました。
 

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「俺を置いて先に行け!」プレイがアツイです。



そして、体調システムです。
『疲労』は、いっぱい戦った翌日に付くように変わっていますので、「今日はいっぱい戦う」「戦った翌日からはお休み」など予定を立てやすくなりました。
仲間の体調を含め、戦いのスケジュールを管理することが、現場リーダーとしての主人公の務めですから、体調はしっかり確認してくださいね。
 

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体調を崩してしまったら、癒しのヒーリングショップで回復!

 
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購買部のニューアイテム『ツカレトレール』…分かりやすい(笑)。



ダンジョンの中では、仲間と会話ができます。
状況や、装備に応じて話題が変わりますよ。
また、仲間同士の掛け合いが起きることもあるので、色々と、連れて行く仲間を変えてみてくださいね。
 

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女性主人公がハイレグアーマーを着ていると…?



PS2版ではメインメニューから見られた『カレンダー』は、自室に移り、過ごしたコミュが書かれる新機能を搭載しました。
コミュのランクが上がった時と、休日に誘われて遊んだ時はここにバッチリ書かれます。最近遊んでない人がよく分かって便利です。
 

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ゲーム再開時の「何してたっけ」も防止!



セーブは、放課後にもできるようになりました。
ちなみにセーブデータはPS2版よりもたくさん作れますので、男女主人公で周回プレイ時などに大活躍です。
 

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「何しよう…とりあえずセーブ?」



最後に、地味なんですが効果が高いのが、『深夜時間帯のカット』です。
PS2版では、『夜』の後に『深夜』があって、自室で勉強するか寝るだけの時間だったのですが、これをカットし、夜でも自室に入れるように変更しました。
毎日がよりサクサク快適になっていますよ。
 

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部屋にも入り放題。ここから夜の街にも繰り出せます。



すみません、まだまだご紹介したいことがあるんですが、長くなってきてしまいました。
他にもたくさん、ゲーム全般にわたり、携帯機にこそ相応しい形を目指して追加・変更を行ってきたので、ぜひ、プレイして感じていただければと思います。


いよいよ発売まで2週間ほどとなりました!
あと少しだけお待たせいたしますが、ぜひ、引き続き応援くださると嬉しいです!
発売後には、もう少し突っ込んだ内容のあれやこれやをご紹介できればと思います。

では!



※『ペルソナ3ポータブル』公式サイトはこちら


『ペルソナ3ポータブル』公式サイトはこちら
  • 橋野 桂
    (はしの かつら)

    『真・女神転生III-NOCTURNE』、『ペルソナ3』、『ペルソナ3フェス』、『ペルソナ4』ディレクター。『ペルソナ3ポータブル』ではプロデューサーを担当。
  • 副島 成記
    (そえじま しげのり)

    『ペルソナ3』、『ペルソナ3フェス』、『ペルソナ4』アートディレクター。『ペルソナ3ポータブル』ではアートディレクター/キャラクターデザインを担当。
  • 目黒 将司
    (めぐろ しょうじ)

    『ペルソナ3』、『ペルソナ3フェス』、『ペルソナ4』サウンドコンポーザー。PSP版『ペルソナ』ディレクター。『ペルソナ3ポータブル』ではサウンドコンポーザーを担当。