大塚角満の ゲームを“読む!”
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今日もやっぱり心折れております。
『ダークソウル』が発売されて以来、なにかと忙しかったり飲み会が入ったりして、まともな時間に帰宅できたためしがない。家にたどり着くのはたいがい深夜3時〜5時くらいで、いくら体力に自信のある俺でもそのころには干からびた大根(……それってたくあんか)のようにヘニャヘニャになっている。早朝5時過ぎに帰宅するくらいならいっそ会社に泊まっちまえば……とも思うが、いまの俺にそんな選択肢はない。朝5時だろうが午前11時だろうが一度は必ず家に戻り、『ダークソウル』を遊ばなきゃ気が済まない!! それほど俺は、このゲームに取り憑かれているのでありました。
さて。
無事に不死院のデーモンを撃破し、念願のデーモンの大槌をゲット(でも重くて使えず)した俺は、ナゾの巨鳥(カラスらしい)に捕まってある場所へと運ばれてきた。
こここそがそう、古の王の地たる“ロードラン”。冒険の舞台となる場所だ。
とりあえず冒険の基点になりそうな“火継ぎの祭祀場”の周辺を見て回る。そしてさっそく、何の危機感もなくマヌケ面で崖の上墓地に足を踏み入れてしまい、骸骨様(スケルトン)の怒りを買って簡単に死亡した。
「……」
でもいいのだ。
『ダークソウル』では道半ばにして斃れたとしても、その場に落ちたソウルと人間性を回収すれば元の状態に戻れるのである。回収さえできればデスペナルティーはない! と言えるのだ。そこで俺は、再びスケルトン蠢く墓地に侵入して無事にソウルを回収。
余裕余裕。
『デモンズソウル』のときは心折れそうなほどくり返し回収に失敗し、何千、何万じゃ済まないほどソウルをムダにしてきたが、今回はそいうこともなく暮らしていけそうだ。俺は、なかなか死んでくれないスケルトンをぶん殴りながらそんなことを思い、さらに墓地の奥にキラリと光るアイテムまで発見してしまう。
いいねいいね。順調だね!
俺はしつこいスケルトン2体を引き連れたまま、アイテムが光る大きめのお墓に接近した。
ところが……。
いきなりどこの誰のものだか知らないが巨大な骨がカカカカカッと組み上がり、「アレヨアレヨ」と言っているうちに巨人タイプのスケルトンが目の前に……! 俺は怒気を含んだ悲鳴を上げた。
「だ、騙された!!」
アイテムに目が眩み、まんまと骸骨どもの誘いに乗ってしまったアホな山賊はかわいそうなくらい取り乱してしまい、「くんな! こっちくんな!」と言いながら逃げ惑うも簡単に死亡する。
「……………………」
我ながら、これほどまでに制作陣の思うツボな男は珍しいのではなかろうか……。
その後、完全に心を乱した山賊の歩みは目も当てられないものとなった。
ソウルの回収時にまたしても巨人スケルトンにぶった斬られて死亡(=ソウル消失)。好奇心旺盛にどんどん下に下りていってしまい、よくわからない怖いものに襲われて死亡(怖いのでソウルはあきらめる)。水路に向かう崖道の途中でザコとわたり合っているとき、調子に乗って回避(通称“ゴロン”)をくり返しているうちに崖から落っこちて墜落死。ようやく水路にたどり着き、細い通路の先にあるアイテムに目が眩んでダッシュしたとたん、「ツルンッ!!」と足を滑らせて転落死…………。
「うわあああああああっっっ!!!!!」
火継ぎの祭祀場からもなかなか出られないベテランプレイヤーの、ドタバタ道中記は始まったばかり……。
▲このへんで調子に乗ってゴロンをくり返していると、簡単に崖から落下して死亡します。
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本日も懲りずに心折れております。
前回アップした記事、じつはゲームスタートから3分くらいでたどり着けるところの内容で、我がことながら「こんなペースでダイジョブか……?」と心配になっております(苦笑)。現在、俺のメインキャラの山賊は8時間くらいのプレイ時間になっているんだけど(……じつはすでに3rdキャラまで作られていて、それぞれが8時間くらいのプレイ時間になっている)、1話3分のペースが続くとなると、いまリアルタイムで進めているところを書くのは第160話あたりということになる。週に5本のコラムをアップできたとしても、160話に到達するのは32週間後。てことは……来年の5月くらいか(汗)。うーん。こいつはエラいことになったぞ……。
ま、いいかどうでも。
このプレイ日記は、世間のスピードとは隔絶された独自の時間世界で書いていくことにします。皆様もその覚悟で読んでくださいね。
で、さっそくだけどゲームの内容とはまったく関係ないことを書きます(おい)。こういうことをしているから、遅々としてゲームが進まないんだよな。わかってるんだけどね。本当にゲームのことはいっさい書かないので、危険な匂いを感じ取った人は本気で読み流したほうがいいです。
俺は一応、週刊ファミ通の副編集長をしているので、担当の号にどんな記事を入れ込み、さらにどんなゲームを攻略するのかってことを決める立場にある。決める以上は当然、掲載される記事の校正すべてに目を通すわけで、言ってみればゲームファン垂涎の最新情報に真っ先に触れる権利を得ているとも言える。まあそういう仕事なので、当たり前と言えば当たり前の話なんだけど。
で、夕べのことなんだけどね。
深夜3時過ぎに、重くなりつつあるまぶたをこすりながら校正に目を通していると、ファミ通編集者のバサラ佐藤が「大塚さん、これもお願いします」と言って“あるゲーム”の校正の束をドスンと俺に手渡してきた。
見るとそれは、『ダークソウル』の攻略記事。
記事のトビラページをチラリと見ると、“攻略第3回”なんていう文言が見える。それを見て、俺は無意識に独り言を言う。
「そうだそうだ。『ダークソウル』の記事はしばらく続けてほしいから、攻略担当者に“今週も記事ヨロ”ってネゴっておいたんだ。なのでこの週も、かなりの厚さで記事が入っているんだよねー」
俺はホクホク顔で、『ダークソウル』の校正の束を手に取った。さてさて、今週はどんなことが書かれているのかな^^ 楽しみだなあ^^
ペラリ……
文字を読む前になんとなく、校正紙をめくる。校正を見るときにいつもする、無意識の行為だ。しかし見てすぐに、俺は無意識の深奥から覚醒世界に引きずり出されて「ガタッ!!」っと席から立ち上がってしまった。ナゼかと言うとそこに、プレイ時間8時間程度では到底たどり着けないと思われるフィールドと、そこに棲息しているとみられる見たこともない巨大なボスキャラの写真が載っていたのだっ!! 俺、深夜の編集部で思わず「うわわわわっ!!!」と悲鳴を上げ、持っていた校正紙を裏向きにして机に叩きつけた。そして「はぁはぁはぁ!」と荒い息をつきながら、「俺は何も見なかった……」とかすれた声でつぶやいた。
この行動を不審に思ったらしく、隣の席に座っているオポネ菊池が怪訝そうな声で話しかけてきた。
「ん?? 大塚さん、どうかしたんスか??」
俺、ここぞとばかりに部下の菊池に泣きつく。
「この『ダークソウル』の記事、俺の知らないことばっか書いてあるんだよっ!! 読みたくねえよおおぉぉおぉぉお!!」
ゲーム雑誌の存在意義とオノレの仕事を否定するような発言をした上司に向かって、菊池は冷ややかに言い放つ。
「またソレっすか!!w このあいだも“『ダンボール戦機』の攻略が読みたいなあ^^”って言って自分で記事を入れておきながら、いざ校正を見る段階で「俺、まだここまで進んでないから読みたくない!」とかわがまま言ってたでしょう! たのんますよ!!」
いや確かにそうだけんども、まだ読みたくない……。
菊池に怒られた俺が席でメソメソしていると、このやり取りを笑いながら聞いていたフランソワ林がテキトーなことをのたまった。
「大塚さん、そういうときは心を無にして校正を見りゃいいんですよ。しっかり記事はチェックしているけど、中身はいっさい頭に入れないというね。もしくは、見たらすぐに内容を忘れるとかw」
俺、泣き声交じりの悲鳴をあげた。
「んな器用なことできるわけねえだろ!!!(泣)」
けっきょく、いくら泣いたところで校正は消えてくれず(あたりめーだ)、俺はしぶしぶと記事チェックをすることに……。しかし、読み始めると瞬時に引き込まれてしまうもので、俺は数ページの記事をアッと言う間に精査したあとそれだけでは物足りなくなり、攻略担当者をとっ捕まえて『ダークソウル』談義に花を咲かせたのでした。あー楽しかった^^
おしまい。
【ダークソウル】第3回 デーモンの大槌は重かった
今日もしっかり心折れております。
熟考のすえに“山賊”という、筋肉至上主義の素性を選んでプレイを始めた俺。おつぎは、そのキャラクターが最初から持つことができる“贈り物”を選ぶ(我ながら「まだそんなところの話か!」とツッコミたくなる)。贈り物は8種類用意されており、もらえるのはたったのひとつ。「俺、9月17日に誕生日を迎えて40歳になったばっかだから、3つくらい選ばせてくれ」と主張してももちろん通用しない(あたりめーだ)。そこでしかたなく、ひとつを厳選するわけだけど……。
これがまた、悩ましいのなんの!
たとえば“万能鍵”を選べば、序盤から鍵のかかった扉をいろいろと開けてウハウハになれそうだし、“黒い火炎壺”を選択したら強敵が現れても余裕でわたり合うことができそう。“双子の人間性”を最初から持っていたら篝火に“注ぎ火”をしてエスト瓶(HP回復薬みたいなもの)の使用回数を増やせるし(……ってことに後で気付いたんだけど……)、“小さな生命の指輪”は装備するとHPが少し増えるという。
うーん……。こんなにステキなものが並んでいるのに、ひとつしか選べないなんて……。複数の美女に同時に告白されたようなものではないか。しかも、どれを選ぶかによって今後のプレイ状況が変わってきそうなので、簡単に決めることはできねえ。「だったら“贈り物なし”も選べるんだから、いっそそれで始めりゃいいじゃねえか」と言われそうだが、「もらえるものはいただきます」が俺の座右の銘なのでそんな選択肢はありません。
けっきょく俺は1時間ほども悩んだ結果、“黒い火炎壺”を選んでプレイを始めた。と言うのも、ものの本(週刊ファミ通だけど)に書かれていた極秘情報によると、ゲーム開始時にプレイヤーが降り立つ“北の不死院”には“不死院のデーモン”なるヤバい怪物が現れ、こやつは初期の目も当てられない武具ではとてもじゃないけど太刀打ちできない強さを誇るという。ところが、そんな不死院のデーモンも強力な黒い火炎壺ならば5発当てるだけで屠り去ることができ、なおかつ筋力バカ垂涎の巨大な槌“デーモンの大槌”をドロップすると言うではないか!! こいつはもう、筋力と結婚したようなキャラである山賊を選んだ時点で、黒い火炎壺を選ぶことは決まっていたようなものではないですか。
さっそく俺は黒の火炎壺を手に、北の不死院へ向かった。さんざん『デモンズソウル』をやり込んだ実績があるので、取扱説明書はいっさい読んでいない。ま、操作系に大きな変更はないだろうから、俺ほどの蓄積があれば何の問題もないだろう。そこで、まずは武器の素振りでもしてみようと思い、俺は何の躊躇もなく□ボタンをバシッと押してみた。すると。
ボボボボンッ!!!
なにを勘違いしたのか、我が分身は切り札の黒の火炎壺を颯爽と取り出し、何もない虚空に向かってそれを投げつけやがったではないか!! 俺、血が出るほど目を見開いて悲鳴を上げる。
「い、いまナニしやがった!!! き、貴重な壺が!!! ききき、切り札の火炎壺がっ!!!!」
ナニしやがったもなにも、『ダークソウル』の攻撃ボタンはR1ボタンとR2ボタンで、□ボタンはアイテム使用に割り振られている。アイテム使用ボタンを押されりゃ、そりゃ画面中の分身はアイテム使うわなぁ。
ゲーム開始から数秒で切り札をひとつ無駄遣いし、半べそをかきながら薄暗い通路を進む俺。そこからは急に慎重になり、チュートリアル用に書かれているメッセージを読みながらの行軍となった。でも、そのおかげもあってか最初の篝火に到着するころには大概の操作を思い出し、「よしよし。いけるいける。この世界で生きていける!」と確信するまでになりました。篝火の前にあるトビラを開ければ、いよいよ不死院のデーモンと対決だ!
緊張しながらトビラを開けて中庭を進むと、現れました巨大なデーモン!! 醜く肥満した身体にかっこいいとは言いがたい顔を付け、右手には例のデーモンの大槌を持っている。そ、それだ! それが欲しいがゆえに、俺は黒の火炎壺を選んだのだ!! 俺はすぐにR3ボタンを押してデーモンをロックオンし、必殺の黒の火炎壺を投げつけようと相手に接近を試みた。ところが、猛るデーモンは力任せに大槌を振り回して俺を殺そうとするではないか!(当たり前か) しかもそれがまんまと直撃し、画面に今後何百回、何千回と見ることになるあの文字が表示されてしまう。
「YOU DIED」
俺、あまりにも早く訪れたオノレの死に様を目の当たりにし、半ば呆れてつぶやいた。
「ハイ死んだー」
まあでも、こんな死は想定内もいいところだ。この程度でめげていたら、とてもじゃないけど『ダークソウル』には向き合えない。
俺は気合を絞り出して再度、不死院のデーモンに挑んだ。デーモンの大槌がまともに当たると速攻で死ねることがわかったので、慎重に距離を取りながら1個、また1個と黒の火炎壺を当てていく。そしてファミ通に書いてあった通り5個目の黒の火炎壺が直撃すると不死院のデーモンは断末魔の悲鳴を上げて昇天。予定通り我が山賊の手にデーモンの大槌がもたらされたのであった!
やったやった! 序盤の序盤から超強力な武器が手に入ったぞ! さっそく装備してみると、デーモンの大槌は巨大もいいところでとても人間のパワーで振り回せるとは思えない見た目をしている。それでも、俺は筋力に秀でた山賊だ。こんな重い武器でも華麗に使いこなすに違いない。俺は「なんのなんの」とつぶやきながらさっそく、攻撃ボタンを押してみた。すると画面中の我が分身は人を小馬鹿にしたようにユラユラとフラつき、武器を振るというより武器に振られているような格好になって無様なダンスを踊っている。攻撃モーションも恐ろしいほど遅く、とても実践で使えるものには見えない。
お、おかしい……。
せっかく手に入れたのに、これじゃ使い物にならないのでは……。両手持ちにすればボチボチいける感じではあるけど……。
心配になった俺はアイテム画面を開き、デーモンの大槌の詳細を覗いてみた。『ダークソウル』に出てくる武具は、そのポテンシャルを発揮するために必要なパラメーターが書かれていて、何でも取ればすぐに使える……という仕様にはなっていないのである。どれどれ、デーモンの大槌を使いこなすにはなんの力が必要なんだ……? じっと目を凝らして説明画面を見ると、そこにはこんなことが書かれていた。
筋力:46
な、なに? 筋力が46も必要だと……? 使いこなせていないところを見ると、我が山賊の筋力は46には達していないのだろう。でも、こんな序盤に手に入る武器なのだ。あとちょっとキャラを育てれば使えるようになるに違いない。そう思った俺は何の疑問も持たぬまま、キャラクターのステータスを眺めてみた。見ると我が分身の筋力は……。
筋力:14
ちょっと待て……。この大槌を使いこなせるようになるまで、あと32ポイントも筋力を上乗せしなきゃいけないってか……!!
俺は、巨大な大槌を背負った山賊に絶望の視線を送ってから、誰にともなくつぶやいた。
「ハイ死んだー……」
(C)2011 NBGI (C)2011 FromSoftware, Inc.
さっそく心が折れております。
前回の記事で「『ダークソウル』が買えない! ヤバイ! 出遅れる!!」とはしたなくわめきまくっていた俺ですが、無事にソフトを手に入れることができました。さいたま市最高。赤ん坊のように暴れ泣きしていた22日の俺、とっととソウルになって生者に吸収されちまえ。
さて。
不具合が発生してオンラインプレイが一時中止となっている『ダークソウル』だが、俺は「とりあえずオフラインで進めればいいや」とつぶやいてディスクをプレイステーション3に入れた。ついに数年間待ち望んでいた『ダークソウル』をプレイできるぞ……! これが喜ばずにいられるものか。
まずやるべきは、キャラクターメイキングである。『ダークソウル』には全10種の“素性”(他のゲームでいう職業のようなもの)が用意されており、それぞれに別のパラメーターと装備が割り振られている。せっかくなので参考までに、それぞれの素性を解説しよう。……って、週刊ファミ通の攻略ページに載っているものをコピペするだけだけど。
・戦士……筋力と技量に秀で、持久力や体力、耐久力も平均的に高く、武器を使った近接戦闘を得意とする。
・騎士……能力値は体力が突出して高く、全素性の中で初期HPがいちばん多い。加えて、初期装備が充実しており、全素性の中でも最高の防御力を誇る。
・放浪者……体力や持久力、筋力はやや低めだが、技量と耐久力が高いのが特徴。技量の高さは初期装備の曲剣を使うのに適しているだけではなく、刺剣や弓などを使うのにも向いている。
・盗人……体力、持久力、筋力といった能力が低く、正面から敵と戦うのは得意ではない。身軽さを活かして敵の背後に近づき、強力な“致命の一撃”を狙おう。
・山賊……近接戦闘に必要な、体力、持久力、筋力がどれも平均以上に高い。技量が低いので斧や槌、直剣といった技量があまり必要でない武器が得意。
・狩人……武器に関する能力は、弓を扱うのに必須となる技量のみやや高くなっている。ほかの能力も低くはないので、育成次第でどんな武器も扱える柔軟さを持っている。
・魔術師……理力が高く、魔術を使う際の効果が高い。記憶力も高いので、初期状態で魔法を3つも記憶することが可能。
・呪術師……初期状態で火球を覚えている。これを活用すると物理防御力が高い相手にも強力なダメージを与えられるが、使用回数がやや少なめだ。あくまで武器による攻撃をメインに考え、呪術はここぞというときに使うようにしよう。
・聖職者……奇跡を使える素性で、信仰の高さが特徴。ほかの能力は技量と理力と持久力が低く、それ以外は平均的。武器で戦うのに劣る部分は少なく、初期武器のメイスを始め技量をあまり必要としない直剣や斧、鎚系の武器なら問題なく使いこなせる。
・持たざるもの……防具をいっさい装備しておらず、装備品は武器のクラブと木板の盾のみ。クラブは決して扱いにくい武器ではないが、盾の貧弱さはいかんともしがたいものがある。敵の攻撃をモロに食らうと大ダメージになるため、防具が入手できるまではきびしい展開になるだろう。
これが、選べる10の素性だ。それぞれ一長一短があり、なかなか「これを選べば鉄板だろう!」ってことにはならない。ただ、『ダークソウル』は集めたソウルを自由にパラメーターに割り振ってキャラを育てることができるのでそれほど悩む必要もないのかもしれないけど、その後のキャラ育成の方向性は素性選びに密接に関わっていると思うので、やはりここは最初の悩みどころになる。なので俺はキャラクターメイキングの画面を開いたまま30分以上も「うーんうーん」と唸り、各素性をとっかえひっかえしながら身内のHにブツブツと相談をした。
「いやあ、やっぱ素性選びは悩むね。どれで始めたらいいかねえ?」
悩み深き俺の発言に対して、Hの返答はにべもない。
「あんた、山賊でいいじゃん」
俺、聞こえないフリをして、さらに言葉を継ぐ。
「『デモンズソウル』では技量に秀でた“盗賊”でスタートし、敵の攻撃をパリィしまくって“ボーレタリアのパリィ王”と呼ばれていたんだよね、俺」
しかしH、俺の台詞などまったく聞いていない。
「自分で勝手に言ってただけでしょ。いいんだよ、あんたは山賊で」
俺、負けじと言葉を発する。
「俺のキャラからして、やっぱり騎士か聖職者が似合うと思うんだよね」
H、「フンッ」と吐き捨てる。
「どう見ても山賊でしょ」
「むむむ」と唸りながら俺は言う。
「狩人ってのも捨てがたい。だって俺、ハンターだし」
「山賊山賊」
「やっぱ屈強な戦士っぽいかな俺は」
「いやいや。モロ山賊っぽいから」
「呪術師ってのも……」
「大丈夫。十分山賊だよ」
「いっそ持たざるもの……」
「あんた山賊にしか見えないから」
ってどんだけ山賊だ俺はっ!!!!!!!!!
そんなやり取りの結果、けっきょく俺は山賊を選びました(苦笑)。
でもやり始めて思ったけど、この山賊という素性は俺の性に合っているわ。初期装備の“バトルアクス”はパワー至上主義の“筋肉教”の人にはピッタリだし、それ以上に最初から手にしている“蜘蛛の盾”が超優秀!! 受け止め能力が高いうえに毒耐性に秀でているので、序盤では致命傷になりがちな毒攻撃にもひるむことなく挑むことができる。遠距離攻撃や致命の一撃が苦手という側面もあるが、それを補って余りあるラッシングパワーでこの世界を突き進んでいけそうだ。よーし、俺は山賊を極めて、“ロードランの筋肉イノシシ”と恐れられる存在になるぞぉぉおおお!!!
しかしすぐにロードランの筋肉イノシシは、遠距離攻撃ができないことに起因する“肉弾キャラ問題”にぶち当たることになるのであった。
次回に続く。
プレイ日記を始める前の、興奮を隠しきれない男の戯言です。テキトーに読み流していただけると……。
“2011年でとくに待ちわびていた日TOP3”に堂々ランクインする日付のひとつが、何を隠そう本日(9月22日)でした。本当に、心待ちにしていた。もう半年くらい前から「明日、朝起きたら、いきなり9月22日になっていないかなぁ」と本気で思っていたくらい、俺は9月22日を欲していたのである。
連休前だから? 給料日だから?? ……まあどちらも微妙にうれしい出来事ではあるが、その程度ではTOP3には入れない。「22日は月に一度のネコの日(ニャンニャン)だから〜!」なんて、40歳にして吹っ切れすぎの不気味なことを言うつもりもない。
では、この9月22日に何があるのか?
もう、あまりにもわかりきっていることなので包み隠さず発表しちゃいます。本日は……そう!!! フロム・ソフトウェアの“神ゲー”、『DARK SOULS(ダークソウル)』の発売日なんですよ!!! もう、この日を勝手に祝日認定して玄関先に国旗を飾りたいくらいの心境だわ……。
かつて俺は、『ダークソウル』の作り部たちが放った“前・神ゲー”、『Demon`s Souls(デモンズソウル)』に激ハマりし、この“ゲームを読む”においてプレイ日記を書いていた。その記事はこのへんに転がっているのでぜひご一読いただきたいのだが、あまりにも熱心に遊んでいたこともあって(7周した)、PS Home上で行われたネットイベントにMCとして(!)参加させてもらったこともある。それくらい、このゲームが大好きだったのだ。
あれから幾星霜−−。
ついに待ちに待った『ダークソウル』が発売される!! この間、週刊ファミ通にたびたび掲載される事前情報に目を通し、10月6日号(9月22日発売)からスタートした攻略記事をむさぼり読んで、輝かしき発売日がやってくるのを首を長くして待っていた。それがついに、嗚呼ついについに、運命の日がやってきたのだっ!! 速攻で手に入れて、連休中は遊び倒すぞぉぉおぉおおお!!!
さっそく俺は携帯電話を取り出して、ファミ通編集部に電話をかけようとした。風邪を引こうと思ったのである。しかしちょっと冷静になって考えたら、今週は平日が3日しかないことから仕事のスケジュールがとんでもないことになっており、とてもズルやす……じゃなかった、風邪を引いている場合ではないことを思い出してしまった。俺はひどくしょげ返り、それでも「会社にいく途中で秋葉原に寄って『ダークソウル』を買おう!!」と心を奮い立たせ、ドタバタと家を飛び出した。
しかし運が悪いことに、昨日猛威を振るった台風15号の影響で電車のダイヤが乱れまくっていた。俺が乗った電車もたびたび駅ではないところで停車してしまい、なかなか前に進まない。おかげで、秋葉原で途中下車して『ダークソウル』を買う余裕がなくなってしまい、俺は泣きながら出社するハメになる。しかし顔は泣けども、心の内ではこんなことを考えていた。
(ま、買うのは明日でもいいか。どうせ今日は帰るの夜中だし。発売日に買えなかったのは残念だけど、明日の昼くらいにショップに行くことにしよう)
そして編集部に到着し、山積みになった仕事をコツコツと片付けていると、昼過ぎくらいにファミ通編集者のバサラ佐藤が出社してきた。見るとヤツは頭から湯気が出るほど赤い顔をし、ダラダラと汗を流している。今日ってそんなに暑かったっけ……? 不思議に思いながら「ハァハァハァ」と荒い息をついている男の顔を眺めていると、俺の視線に気付いたのかバサラ佐藤はこんなことを言った。
「お、大塚さん……はぁはぁはぁ。ダ、『ダークソウル』、買ってきましたか……?」
俺、プルプルと首を振る。
「それが、店に寄ってるヒマがなくてサ。買ってこれなかったんだ。まあ、明日買うからいいよ」
言われたバサラ、日野日出志のマンガに出てくる少年のように目を見開き、吐き捨てるように言葉を発した。
「ななな、何をのんびりしてるんスか! 僕はいま『ダークソウル』を求めて都内の量販店を4店も回ってきたところですよ! ようやく4店目で買えましたけど、かなり品切れになっていると思いますよ……!」
えええええ〜〜〜っ!! マジっすかぁぁぁあぁあ!!?
……ってじつは内心、俺はかなり恐れていた。この“品切れ状態”になることを……。なぜならば、俺がそうであるように、このゲームを“是”とする人の熱量はとてつもなく高い。となれば、発売当日にファンが殺到するのは当たり前のことで、新規ユーザーの需要も含めれば品切れになる可能性は相当高かったのである。俺とバサラのやり取りを聞いていた編集者が、俺に哀れみの声を掛けてくる。
「そんなに欲しいんだったら、予約すればいいのにw」
「前からやりたいやりたい騒いでいたくせに、発売日に手に入れる手はずを整えておかなかったなんて……」
俺、それらの声を聞いてブチ切れる。
「バサラ!!! なんで俺の分も買ってきてくれないんだよっ!! ていうか、お前の俺に売ってくれ!! たたた、頼む!!><」
しかし言われたバサラ佐藤、「ケケケケケ」と冷笑を発して俺を嘲る。
「ダメっすよ!! 倍の値段でも売ってやらないっす」
嗚呼……。もうダメだ……。
俺はちょっとでも傷を癒そうと、週刊ファミ通10月6日号に載っている『ダークソウル』の攻略ページを開いた。手に入るまで、これを読んで気を紛らせようと思ったのだ。ところが、そのトップページに書かれている記事のキャッチコピーが、俺の傷ついた心をさらにえぐる。そこにはこう書かれていたのだ。
“後悔しないための唯一の方法は、事前の準備を万全にすることだ”
ハイ、ゴモットモ……。
俺は明日から、『ダークソウル』を求めて旅に出ます。捜さないでください。
これが俺の、30代で書く最後の記事です。
やっぱり最後は、俺の背中を押し、人生をも変えてくれたこのタイトルのことを書きたいと思います。
東京ゲームショウ2011の初日、俺はカプコンブースに入り浸っていた。あまりにも遊びたいタイトルが多すぎて、思わず「ボクをこのブースの囚われの身にしてっ!」と日本語崩壊の悶え声まで出すありさま。ゲームを遊びたいだけでなく、マル秘情報が発表されるステージイベントも目白押しだったので、本気でここから離れることができませんでした。
そんな“セルフ囚われの身”にあった俺だけど、一番人気の“あのタイトル”はなかなかプレイすることができなかった。そう、ニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンター3(トライ)G』である。俺がカプコンブースに着いたときにはすでに“キャンセル待ち”の状態になっていて付け入る隙がなく、体験コーナーに吸い込まれていく人々をただただ呆然と眺めるだけ。業界関係者しか入れないビジネスデイでコレだと、土曜日からの一般公開日はどうなってしまうのだろうか……。そんな心配をしながらブラキディオスの胸像の前でカヤンバのように尻を振っておりました(覚えたての単語をすぐに使いたがる男)。
どんどん時間は流れてゆき、「はっ!!」と気が付いたらもう夕方。カプコンブースに取り付いていた人の数も減り、そのおかげかなんと俺に『3(トライ)G』プレイのチャンスが回ってきたではないかっ!! そこですぐに「ええええのっち!! 『3(トライ)G』できるよっ!! 早くはやく!!!」と某女性編集者に連絡。すると、「やるやるやる!! わしもやる!!」と恥ずかしいくらい取り乱した江野本ぎずもが飛んできて、逆鱗コンビは晴れて、『3(トライ)G』の体験コーナー(4人協力プレイのほう)に通されたのでありました。ちなみに俺たち以外のふたりは、ファミ通で『モンハン』シリーズの攻略を担当しているゴジラ太田ら2名。逆鱗日和ファミリーの中目黒目黒にも連絡したんだけど、ヤツはメールを見落としていて間に合わなかったのだ。俺は、確かな腕前を持つ攻略担当者に若干緊張しつつも、「わーいわーい^^ 『3(トライ)G』だ『3(トライ)G』だ^^^^」とまもなく40になるおっさんとは思えないほど相好を崩し、体験コーナーの椅子に腰掛けた。
さあさあ、『3(トライ)G』の初プレイだ。夢にまで見た“あの”『モンスターハンター3(トライ)』の“G”に、ついに触れるのだ! 俺は、まわりにいたいろいろな人(取り巻きがたくさんいたのです)から飛んできた「大塚さん、まずはどのクエに?」という質問に対し、刹那の逡巡もなくこう応えた。
「ガノですよガノガノ!! ガノトトに決まってますっ!!! トトスといっしょに、水の中を泳ぎたいんですっ!!」
俺の主張は満場一致で認められ、4人の即席チームは一路、水を得た魚が待つ孤島フィールドに旅立ったのでありました。
さてまずは、何を置いてもニンテンドー3DSでの操作を体感しなければならない。操作まわりの配置が違うこともさることながら、このハードならではということでタッチパネルを使ったアレコレも導入されているのだ。さっそく触り倒そうではないか。
でもとりあえずは、支給品ボックスに取り付いて中のものを根こそぎかっさらうことにしよう。俺はすぐそばにあった支給品ボックスに近寄り、中を覗こうとした。しかしここで、恐るべき現象が俺を襲う。
(や、やべえ……。3DSどうこう以前に、ふつうの『モンハン』の操作が頭から飛んじまった……!!)
これ、冗談でもなんでもなくて、本当にこの瞬間にスコーンと、基本操作が脳ミソから抜けてしまったのだ。まわりでたくさんの人が俺のプレイを覗き見ている……という緊張もひどく影響したとは思うのだが、それ以上に“新しいハード”、“新たな操作系統”ということにばかり気を取られて、ほかのことを一切忘れてしまったようなのである。結果、アイテムの使いかたを忘れたので肉類を食えず、走りかたも忘れたので仲間から大きく遅れてキャンプを飛び出すハメになった。
でも、このかわいそうな脳ミソのおかげもあってか、久しぶりの水中の操作とニンテンドー3DSならではの操作は、呆気ないほど簡単に手に馴染んだ。『3(トライ)』の時代から水中は“超”が付くほど好きだったので、ドボンと飛び込んだ瞬間に陸上の鈍足がウソのようにスイスイと泳ぎ出す俺。さっきまで使いかたが思い出せずにいたRボタンもしっかりと押して、高速で泳ぐ。
「ィヤッホーーーーイッ!!」
と、俺はゴキゲンに叫んだ。
さて、注目のニンテンドー3DSによる操作だが、デフォルトの状態ではつぎのように行う。
・左アナログパット……移動
・左十字キー……カメラ操作
・右側ボタン……攻撃など
左側に配置されているアナログと十字キーの配置がPSPとは上下逆なので、いわゆる“モンハン持ち”はむずかしいと思う。「てことは、カメラを操作するときは移動に使っている指をいったん離して、十字キーを動かすの?」と思われるかもしれないが、ここで登場するのが下画面のタッチパネルだ。これの使いかたがもっともニンテンドー3DSらしいところであり、そして奥深いところでもある。
タッチパネルに表示される要素は、自分が使いやすいようにかなり自由にカスタマイズすることができる。でもとりあえずそれは置いておいて、デフォルトの状態で説明しますね。
タッチパネルの右側には、“バーチャル十字キー”とも言うべき十字キーが表示されている。なんとこれに触ることで、カメラを操作することが可能になっている。十字キーの大きさは使いやすいサイズに自由に変更できるので、指が細かろうが太かろうが対応可能。このへんはバーチャルならではだ。画面に表示されているものなので触った感覚が乏しく、慣れるまではいちいち押す場所を確認する必要があるかもしれないが、これは蓄積でどうにでもなると思った。
もうひとつ、『3(トライ)G』ならではの操作でおもしろいのが“ターゲットカメラ”である。これは、ターゲットをロックオンした状態でLボタンを1回押すと、カメラが大型モンスターがいる方向に自動で向いてくれる……というものだ。
これ、『3(トライ)G』のウリである水中での立ち回りでメチャメチャ威力を発揮する。水中は、360度どの方向にも進める一方、どうしても自分が向いている方向やモンスターの姿を見失いがちだ。これにより「水中がどうにも苦手で……」というハンターも多い(江野本がそうだったりする)。しかし、ターゲットカメラにモンスターを捉えておけばそんな悩みは雲散霧消で、「アレ??? 俺いま、どっち向いてんだ???」となってもLボタンをポンと押せば、ロックオンしているモンスターの方向にカメラが勝手に向いてくれる。この説明だとわかりにくいかもしれないけど、『3(トライ)G』を体験される方はぜひ使ってみてほしいと思いました。
そんな操作を身に着けてのガノトトスとの邂逅は、なかなか印象深いものとなった。だって、無印の時代からず〜〜〜〜〜っと「見たい!」と思っていた水中でのガノトトスの生態を見ることができるんだよ? これが感動でなくてなんだというのだ。
水の中のガノトトスは、ちょっと神秘的なほど美しかった。翼のような大きなヒレ(もしくはヒレのような大きな翼)を器用に使い、優雅に、そして力強く水の中で舞っている。ガノトトスはその巨体ゆえに陸上ではちょっとしんどそうだったが、浮力の働く水の中は完全にヤツの土俵。まるで無重力の世界を遊泳するように自由に舞い、時に鋭く突き進んできて、多彩な攻撃をハンターに仕掛けてくる。
「ガノトトスがついに、その余りあるポテンシャルを解放したんだ」
キレキレのガノトトスの動きを見ながら、俺はそんなことを思った。
そんな、圧倒的なまでのガノトトスの世界を舞台に、俺たち4人は懸命に立ち回った。ガンランスを持った俺はここぞとばかりにフルバーストや竜撃砲ばかりをぶっ放し、江野本は必死になってピ〜ヒョロロ〜と狩猟笛を吹いている。しかし初プレイということもあって、なかなか致命的な攻撃をくわえることができない。それどころか俺は、水中でガノトトスの大技である水のブレスをモロに食らってしまった。当然、水属性やられになる。これを見て、江野本が「ぷぷぷww」と吹き出した。
「水の中なのに、大塚さんからびしょびしょと水があふれてるww ワラウwww」
うるせー。水引っ掛けられたんだからしかたねーだろ。
けっきょくこのクエストは時間切れとなり、あえなく“失敗”となった。まあここだけの話、俺の攻撃はまったくと言っていいほどガノトトスに当たっていなかったので、この結果は当然と言えば当然であろう(苦笑)。
でも、結果なんてどうでもよかった。
大好きな『3(トライ)』の世界に新たにG級が加わり、ガノトトスがいて、新モンスターがいて、12種の武器がある。それだけで、もう最高じゃないか。
新しいハードになったのだから、独自の操作に慣れるまで時間を使うのは当たり前。だって最初は、モンハン持ちだってできなかったんだから。ひとつひとつが身に付いていくことに、俺は間違いなく喜びを感じるだろう。こいつはもう、何を置いても遊び倒さなきゃいけないゲームだわ。
「よーし、つぎつぎ!! ブラキやろ! 新モンスターのブラキディオス!!!」
元気な声で、俺は言った。やっぱり俺は、このゲームが大好きだ。もうこっから、動かないぞ。
ブラキディオスのクエストを選択し、ワクワクしながら仲間がやってくるのを待つ俺。そんな、少年のように顔を輝かせるガンランサーに、カプコンパブリシティーチームのHさんがニコニコしながらこんなことを言った。
「大塚サン、お時間ですよ♪」
わああああああ!!! ヤダーーーー!!! もっとヤルーーーーーーーー…………!!(断末魔の残響音)
けっきょく俺は江野本に蹴飛ばされてブースから転がり出て、カプコンブースを後にした。後ろ髪を引かれすぎて後頭部の毛がなくなるくらい、名残惜しさの極みであった。
ホント、心から思ったよ……。
『3(トライ)G』、明日にでも発売してほしい……。
※書いているうちに日付が変わって、40代に突入してしまいましたw これは30代最後の記事であり、40代最初の記事でもあります。なんかスゲー。
ついに開幕した東京ゲームショウ2011。毎年のことだが、ファミ通.comのトップページには早くも無数の記事がアップされている。さすが、日本最大のゲームイベントはスケールが違う。
さて今回の東京ゲームショウ、俺的に超楽しみにしていたコンテンツが3つあった。
まずは何を置いても『モンスターハンター3(トライ)G』。こいつに触らなければ始まらないでしょう。
続いて新ハード・PlayStation Vita。「とくにこのソフトをやってみたい!」という気持ち以上に、「出展されている対応ソフト、全部やりたい!」って感じ。
そしてこのふたつに並ぶのが、カプコンが放つ和製オープンワールドアクション『ドラゴンズ ドグマ』だ。海外のゲームイベントには何度か試遊台も展開されていたが、お膝元の日本でお披露目されるのはこれが初めての機会。本当に、満を持しての出展だ。俺は、朝イチから大行列が発生していた『3(トライ)G』のブースをヨダレをたらして見つめながら通過し、同じ並びにある『ドラゴンズ ドグマ』の体験コーナーに並ぶ。こちらも、俺が行ったときには30分待ちの行列ができていたが、気にせずに“PS3版”の最後尾に。まもなく、アテンドの女の子から操作説明書が手渡された。
説明書を見ると、今回のゲームショウで遊べるのは、広い平原を舞台にしたグリフィン戦と、ダンジョン内でのキメラ戦の2種類とのこと。それを見て、俺は瞬時に思った。
(このラインアップは、6月のE3に出展されていたものと同じだ)
俺はキメラ戦もグリフィン戦も、E3の会場でくり返し遊んだ。隙を突いてはカプコンブースに接近し、どちらも5回ずつくらいは遊んだはずである。カプコン関係者以外でこれほど『ドラゴンズ ドグマ』をプレイした人間は、世界中を捜し歩いてもなかなかいないのではなかろうか。
おとなしく30分待ち、俺は『ドラゴンズ ドグマ』の試遊台に案内された。すると、制限時間14分以内だったら好きに遊んでいいよと、アテンドの女性に告げられる。ナルホド。14分か。かなりたっぷりとしたプレイ時間でうれしい限りだったが、E3での経験上「キメラ戦、グリフィン戦のどちらかを遊んだら終わりかもしれないな」と思う。そこで俺は、より難度が高いと思われるキメラ戦を選択。ダンジョンへと潜っていった。
プレイが始まってすぐに、画面に仲間のポーンの台詞が踊った。日本語表示である。日本版なんだから当然なのかもしれないが、E3のときはすべて英語表記だったので、ぶっちゃけ何を言われているのかさっぱりわからなかった。でもこれなら、ポーンと意志の疎通が図れる。コミュニケーション最高!! と思ったね。
ポーンたちは、じつによくしゃべった。「この先は気をつけて!」とか「ここは我々に任せて!」というようなことを。言いながら、プレイヤーキャラの覚者を守るように先頭に立ち、暗がりからの不意の攻撃に備えている。その健気な姿を見て、俺は心から思った。
「なんて人間臭い動きをするんだこいつらは……」
『ドラゴンズ ドグマ』はオフラインのゲームだが、この人間臭いポーンの存在によりオンラインゲームとオフラインゲームの中間のような、一種独特なプレイ体験を味わえる。ここでの肌感覚は、他のオープンワールド系のゲームとも一線を画するところで、プレイした人はきっと驚くに違いない。
そんなステキな仲間たちとともに、ゴブリンやハーピーの大群と戦う。慣れるまでは、ひたすら攻撃ボタンをガチャ押し。それでも非常に小気味よく剣を振り回せるので、気持ちいいったらない。そしてコントローラーが手に馴染むにしたがって、ダッシュ、ジャンプ、盾殴り、R1ボタンと攻撃ボタンを組み合わせての特殊攻撃などなど、豊富なアクションをくり出せるようになってくる。これ、文字だけ見てしまうと「操作が複雑なの……?」と恐れおののく人が出てしまうかもしれないが、それほど意識しなくてもこのへんのアクションは簡単に出てくれるので安心していい。しかも、頼もしいポーンが敵を羽交い絞めにして動きを封じたり(このときにトドメの一撃をキメると最高に気持ちいい!)、回復魔法を詠唱して味方をフォローしたり、剣に炎の魔法効果を付与してくれたりと、じつに至れり尽くせりの立ち回りをしてくれるので、ものすごく遊びやすい。ここでも、前述のオンライン、オフラインを超越した独特の感覚を味わえると思う。
そしてとっくに気付いていたのだが、この東京ゲームショウバージョンは、E3バージョンよりも格段に進化していた。キメラ、グリフィンという大型の敵と戦っているときにとくにそう思ったのだが、覚者側とモンスター側の強さのバランス調整がさらに進み、グッと遊びやすくなっている。グリフィンなど、E3のときは上空を飛び回られて手を焼いたものだが、このバージョンでは地上でのやり取りが増えておもしろいったらない。抽象的な表現で恐縮だが、互いの距離感が近くなったからか敵の迫力がさらに増し、“遊びやすくなったのに、より怖い”というものになっている。うーん、ホントにこれ、多くのゲームファンに触ってほしいわ……。
しかし誤解を恐れずに言うなら、『ドラゴンズ ドグマ』ほどスケールの大きなゲームはこういった試遊には向いていないのかな、とも思う。ネガティブな意味じゃなく、ポジティブな意味でね。本当はもっとたくさん見せたいシーンがあるのに、15分程度の限られた時間を考えると「やっぱりこのへんを切り取るしかないな」ということで、派手な大型モンスターとの戦闘が選ばれるのだろう。これだけでも当然、とてつもなくおもしろいんだけどね。
象徴的なシーンがあった。
ビジネスデイの初日、カプコンのステージで小林プロデューサーと伊津野ディレクターが登壇しての『ドラゴンズ ドグマ』のプレゼンテーションがあったのだが、そこでのデモプレイのときに伊津野ディレクターがこう言ったのである。
「これがやりたかったがゆえの、オープンワールドなんですよ!」
スクリーンに映し出されたプレイ映像では、靄(もや)でかすんだ遥か遠くの地に、1頭の巨大な怪物がいるのが見えた。ズシンズシンと、地響きを立てて歩いているようだ。それを見て、俺はふつうに悲鳴を上げる。
「うわ! ずっと向こうにヤバそうなのいる……!」
これだ。
この感覚だ!
『ドラゴンズ ドグマ』はその世界の中で、覚者も、ポーンも、そしてモンスターたちも“ふつうに”生活している。だから、サイクロプス(前述の巨大なモンスターね)の根城に足を踏み入れてしまえば当然ながらヌシはいるし、フィールドをプラプラしていたところで急に、物陰からモンスターが飛び出してきて襲われることもある。このように、モンスターと共存しなければならない世界を“ふつうに”表現できていることが、このゲームの本当にすごいところなのではなかろうか−−。靄の向こうにいるサイクロプスの姿を見たときに、そんなことを思った。
思うに、時間を区切られての『ドラゴンズ ドグマ』の体験プレイは、100平方メートルくらいある巨大な名画なのに、目の前の50センチ四方しか見えていないようなものかもしれない。もしくは、壮大な交響曲なのに「ジャン!」というイントロ一部分しか聴いていないというか……。
それでも、このゲームが名画であり、名曲であるのは必ずわかる。
プレイされる方はどうか、思う存分、度肝を抜かれてほしい。
“Nintendo 3DS Conference 2011”の会場に出向き、さまざまな発表を目の当たりにした。この秋から年末にかけてラインアップされているニンテンドー3DS用ソフトは思わず笑みがもれてしまうほどキラキラとしていて、思わずiPad2のテキストエディターを立ち上げて発表内容を片っ端からメモしてしまったよ。ニュース記事を書くわけじゃないんだから、そこまでする必要ないんだけど。このへんはやはり、職業病と言ったところか。
さまざまなタイトルがお披露目されたこの日の発表会において、その存在感がとくに際立っていたのはやはり、先ごろ発表されたばかりのニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンター3(トライ)G』だった。このタイトルの存在が明らかになって以来、俺が日ごろのことを書き綴っている個人ブログのメッセージボックスには「『3(トライ)G』について何か書かないんですか!?」、「モンハンブログの更新楽しみにしています!」、「早く書いてください!!」という迫力に満ちたメッセージがたくさん届いていたんだけど、あまりにも多くの情報が飛び出してくれたため心が恐慌を来たし、「あわあわあわ」と言うだけでこのソフトについて書くことも言うこともできずにいた。結果、今日の今日まで「俺は何も見なかった。俺は何も知らない」と個人的な絶対安静の状態に突入していたのです。
しかし、本日のとてつもない発表の破壊力により、俺の金縛りは完全に解けた。
「一筆も残さぬうちには死ねない!!」
そんなことすら思った。いや、死なんけど。なので長々と書かせていだだきます。
カンファレンスのトリを飾るタイトルとして、『3(トライ)G』の映像が会場の大型スクリーンで流された。動いている映像を観るのは、俺もこれが初めて。数ある『モンハン』シリーズの中でもっとも自由度が高く、そして作りこまれた世界観を誇る『3(トライ)』が携帯ゲーム機にどのように落とし込まれているのか? まずはそこに、興味が集中した。
そして観た『3(トライ)G』の映像は、信じられないほど『モンスターハンター3(トライ)』だった。たゆたう水の中を泳ぐハンター。その背後で名曲『生命ある者へ』が流れる。砂原で暴れるボルボロス、ディアブロス。火山ではウラガンキンが縦横無尽に転がり、アグナコトルが気持ちよさそうに地面に突き刺ささりまくる。氷原に映えるベリオロスの美しさは、動く彫像のよう。水中で大口を開けるチャナガブルの憎めない姿を見るのはいつ以来だろうか。そして、無音の深奥に鎮座するのは巨大古龍・ナバルデウス。出し惜しみなし(ってこともないだろうがw)の贅沢極まる映像は、それが携帯ゲーム機で描画されているとは思えないほど美しく、怖いほどの迫力を持ったものだった。
しかもここまではあくまでも、『3(トライ)』で見られたシーン。“G”の冠が付いた本作には、“この上”がある。
まずは武器。『3(トライ)G』には『3rd』にある12種の武器カテゴリーが導入されることが判明しているが、ネット上では「水中ではガンランスの砲撃ができないのでは?」、「狩猟笛の演奏は水中では無理?」なんていうリアル思考からくる懸念の発言をけっこう見かける。しかしそんな心配を吹き飛ばすように今日のデモ映像では、ガンランスは元気に水中でフルバーストをぶっ放し、弓は曲射を放ち、狩猟笛は演奏攻撃をくり出していた。なんとなくわかっていたことだけど、それら水中というステージから生まれる心配事はことごとく杞憂であることがわかりました。ま、そりゃそうだよな。
そしてモンスター。わかっちゃいたけど“こいつ”と水中で対峙しているハンターの映像を見たときには、心臓がビチビチと跳ね回って興奮を抑えるのがたいへんだったよ。
“こいつ”とはもちろんガノトトスだ。無印(初代『モンハン』のこと)の時代、ハンターが入ることのできない水の向こうから頭を出し、バチュンバチュンと水鉄砲を発射しては「ギョギョギョギョギョ!」と高笑いしていたこの水竜と、ついに同じ土俵で渡り合うことができるようになるのだ。もうこれで、なかなか水から上がってこないガノトトスを見て「は、早く陸に上がれ! 時間がなくなるだろ!!(泣)」と歯軋りする必要もなくなる。泳ぐガノトトスの背中目掛けてプチュンプチュンとボウガンで攻撃して思わず討伐してしまい、水に没していくガノトトスを「………………」と見つめ続けることもない……。ヤツの生活圏に乗り込んで、対等な生存競争をくり広げることができるのだ!
そんなガノトトスの水中の動きもデモで流れたが、いやあこいつ、本格的におサカナだったのね(感動)。どこかぎこちなく見えた陸上とは打って変わり、水を切り裂いて高速で突き進む姿は丸っきり魚雷そのもので、タックル、水のブレスの迫力も陸上とは桁違いだ。こういうのを“水を得た魚”って言うんだろうな(そのまんま)。
……って、ほっとくとガノトトスのことだけでコラムを3、4本書いてしまいそうなのでこのへんでやめておこう。映像ではこのほか、リオレウス亜種、リオレイア亜種が大暴れし、ジエン・モーランが決戦場でアカムトルムのソニックブラスト(※間違えてソニックブームって書いてました……。それガイルじゃねえか!)を思わせる衝撃波を口から発射していたりした。G級が導入されることで既存のモンスターの動きにどんな変化が起こるのか? このへんも楽しみにしたいと思ったね。
そんな迫力の映像を露払いに、ステージには『モンハン』シリーズのプロデューサー、辻本良三さんが現れた。良三さんは『3(トライ)G』の発売日を「2011年12月10日、5800円[税込]です」と電撃発表して会場を沸かせ、「3DSならではの機能も盛り込んでいるので、今後の発表をお楽しみに」と続ける。そして「最後に、もうひとつ用意した映像をご覧ください」と言い、静かにステージを下りていった。よどみのない、見事なプレゼンテーションだった。
さてこのとき、来場者の頭の上からプカプカと浮かんでいた心のフキダシには押しなべて「『3(トライ)G』のオープニングムービーキター!!!」と書いてあった。俺にははっきりと見えたので間違いない。っていうか、俺の頭上のフキダシにもそう書かれていたはずだ。俺は跳ねる心を押さえつけながら、『3(トライ)G』のオープニングムービーが流れるのを待った。そして、あの映像が流された−−。
スクリーンに、大剣を持った男性ハンターが現れた。彼が立つフィールドは…………見覚えがない。どこだここは。『3(トライ)G』に導入される新フィールドなのか? しかしオープニングムービーにしては、装飾が少ない気がする。なんか、プレイアブルっぽい映像に見えるし。
若干「?」となっていると、ハンターの目の前にティガレックスが降り立った。彼はいきなり猛り狂っており、ハンターを見るやカタパルトから発射されたかのように、一直線に突撃してくる。この様子にキモを潰したのか、ティガレックスに背を向けて逃げ出すハンター。「リアルでこいつに会ったら、間違いなく俺もこうするナ」と、俺は妙に納得した。
ティガレックスの追走は、ことのほか執拗だった。ハンターは石柱のような奇勝を足場にピョンピョンと上へ上へと逃げるのだが、ティガレックスは石柱そのものを蹴散らして追いかけてくる。それでもどうにか、高台に逃げ伸びたハンター。悔しそうに吠えるティガレックス。しかし今度は新たにリオレウスが現れて、ハンターに襲い掛かってきた。モンスターが跋扈するフィールドに出てきた以上、束の間の休息も許されないってことか。しかもレウスにビビっているうちにティガレックスも高台に飛び上がってきてしまい、状況は完全に前門の虎、後門の狼。万事休す。そう思った。
でもそのとき、テーブル上になっていた高台がグラリと傾き、ティガレックスがズルズルと滑り落ちていった。高所恐怖症の人が見たら、身が縮こまるシーンである。その隙を突いて、ハンターは壁の側面に取り付いてリオレウスから逃げようとする。器用に壁を伝って逃亡を企てるハンター。しかしリオレウスは見逃してくれず、壁に引っ付いているハンター目掛けて猛烈な攻撃を始めたではないか!! 火球を吐くだけではなく、ワキャキャとキックもお見舞いしてくる。この状態になったらハンターには成す術はなく、一方的にやられるだけになる……と思ったら、ハンターは片手で壁に取り付き、もう一方の手で剣を振り回してリオレウスに反撃を始めたのである。しかもそれだけではなく、猛るリオレウスが壁にいるハンターに踊りかかったかと思ったら、なんとハンターがリオレウスの背中に乗って、ガシガシと脳天や翼に剣を突き立てている……!! やられたレウス、相当効いたのか、ハンターを背中に乗せたまま地面に墜落−−。いままでの『モンスターハンター』シリーズでは見たことのない、まったく新しいアクションシーンだった。
ここまで見たとき、俺はマヌケにも、
(なるほど。『モンハン』世界ではこういうことも行われているんですよ……という、世界観を膨らませた架空の映像なんだなコレは。オープニングムービーとしてはかなり意表を突かれたけど、かっこいいな!)
と思った。
しかしこの数秒後、ブラックアウトしたスクリーンに衝撃の文字が表示されたのである。
“モンスターハンター4”
…………………はい?????
い、いまの文字はナニ??? なんか“モンスターハンター4”って見えたんですけど、どんな冗談なの……?
このときの会場の空気は、この業界で17年もメシを食っている俺をして、ついぞ感じたことのない異様なものだった。通常、この手のサプライズ発表がされたときは万雷の拍手が起こるか、「おおおおおお!!」というどよめきが起こる。でも、このときは違った。その様子を文字で表すのは、じつに簡単である。こうなったのだ。
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
みな、いま見た映像の正体が『3rd』でも『3(トライ)G』でもない『4』のものだと知り、驚く以上にざわめきしか出てこなかったのである(苦笑)。海千山千の記者や業界関係者がこれほど「ぽか〜ん」とさせられること、あとにも先にもこれっきりなんじゃないかと本気で思ったよ……。
しかしいま冷静に思い返してみても、『モンスターハンター4』の映像はすごかった。起伏の激しいステージ、どこにいても容赦なく襲い来るモンスター、そして、猛るモンスターにしがみついて攻撃をくわえるハンター……。これを見た全国のハンターは、こう思ったはずだ。
「こ、こんなことができちゃうの……?」
と。それに対しモンハン開発陣は、この鬼気迫る映像の説得力を持って「できる!!」と言っているのだろう(と、勝手に思う)。
当然ながら今日の段階では、『4』の詳細は何も語られていない。しかし無印の登場から8年を迎える『モンスターハンター』に、新しい風が吹いたことだけは間違いない。
大塚角満

週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。
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