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【MHP 3rd】第81回 裏残月を手に (その2)

 しばらく更新できませんでしたが、これにはキチンとした理由があります。……と言いつつまだ具体的なことは書けないのですが、そう遠くない未来にお知らせできると思うので、そのときに「あのとき更新できない理由と言ってたのはコレだったのね。ハイハイ」と思っていただけると幸いです。

 さて。

 上位ジンオウガ2頭討伐に出撃するかな……ってところでナゼかワケのわからぬ余談を書いてしまい、話の腰をボキリと折られて(誰が折ったんだ)、「もうジンオウガ2頭の話は終了でいいかな!」と思ったところまで前回のエッセイで書いた。……って、そこまでは書いてなかった。

 まあいいや。

 とにかく俺は、雷の権化であるジンオウガ2頭の討伐に、あろうことか雷耐性にマイナス値(しかも−20)がついた防具を着て出撃するハメになったのである。それでも、防御力の合計は439もあるし、ドリンクスキルで“ネコの解体術【大】”、“ネコの砲撃術”、“ネコの体術”という“ガンランスセット”とでも言うべきステキスキルが発動してくれたので、俺は「余裕余裕♪♪」と音符を撒き散らしながらゴキゲンの様相で渓流フィールドにくり出したのだった。最近俺、ストレスの権化だったからな。もうボッコンボッコンと好き放題に砲撃をしてやるぞ。

 さあさあ、兎にも角にも1頭目を討伐しよう。2頭がいっしょになっちまうと途端にフィールドは電気渦巻く地獄の殿堂と化してしまうので、その前になんとか、1頭目とケリをつけてしまいたい。

 すると俺の気持ちが通じたのか、遠くで1頭のジンオウガがのんびりヒョコヒョコと昼の散歩を楽しんでいる(のかどうか知らんが)のが見えた。おおおし。ここで会ったが百年目。オマエに個人的な恨みはないが、これがハンターとモンスターの悲しい運命(さだめ)だ。オノレの宿命と矜持のために、猛風銃槍【裏残月】で焼き尽くしてくれようぞ!!

「うおりゃぁぁぁああっ!!!」

 俺は白ゲージがまぶしい裏残月を左手に構え、真正面からジンオウガに突っ込んでいった。カッコつけた台詞を放っているわりに、その動きはかなり急いている。じつはこの裏にあるのは「2頭揃わないうちに!! 早く早く!!!」という情けない思いだけで、“余裕”とか“悠然”なんて言葉は端から消し飛んでしまっている。俺はヨダレやら鼻水やら涙やらを撒き散らし、「早く斃れてくれ!! 早く早く!!」と突発的早く早く男になりながら裏残月を振り回しまくった。

 ところが……。

 気がつくと俺は、ゴロゴロとダンゴムシのように地面を転がっていた。いきなりナニモノかに背中をどつかれて、なすすべもなく吹っ飛ばされたようである。こ、こいつはまさか、ブルファンゴの仕業か……? と思いたいところだったがそんなわけもなく、目の前には2頭のジンオウガが仲良く並んでたたずんでいる。1頭目と出会ってから3分も経っていないっつーのに、早くもランデブーが始まってしまったわけだ。

 ここからはもう、わけがわからなかった。ただでさえ俺はジンオウガの動きに対応するのが苦手だっつーのに、そいつが2頭、シンクロプレイかジェットストリームアタックをくり出すように連動して襲い掛かってくるのだ。1頭の攻撃を防御したと思ったら背後から殴られ、尻尾ビタンを避けたと思ったらそこに電撃ブレスが飛んでくる。そしてやはり、雷耐性−20は大きいらしく、電撃ブレスを食らったときの体力の減りが尋常ではない。おかげで時計の針が5分を指すころには回復薬グレートが残り5個になってしまった。なんて燃費の悪い立ち回りなんだ……。

 しかもタチが悪いことにこの2頭、気持ちが悪いくらい仲がよかった。そう、一生2頭いっしょに行動しているのである!! 1頭がエリアチェンジをして「よかった!」と胸を撫で下ろしていると、「まってよー><」と言わんばかりにもう1頭が後を追う。さらに、効くのかどうか知らんけどこやし玉をぶつけて1頭を追っ払っても、すぐさまもう1頭が「まってまって><」と追いかけてゆく……。この状況から生まれるのは壮絶な消耗戦だけで、俺は開始10分で早くもベースキャンプに寝に戻るハメに……。意を決して2頭が渦を巻くエリアに飛び込んでも、待っているのは“華麗”とか“重厚”とは対極にあるみっともないガチャプレイ。回復薬がなくなってしまったため道端にある薬草を喰らい、届けられた応急薬も飲み尽くして、それでもどうにか20分かけて1頭を捕獲する。尻尾を斬る余裕なんて、もちろんない。一度もオチずに立っていることすら奇跡と言える、徳俵いっぱいいっぱいのギリギリの立ち回りなんだから……。

 けっきょく俺は34分かけて、2頭目のジンオウガを捕獲することに成功する。最後までオチずに立ち回ることができたが、ベースキャンプとフィールドを往復させられるという非常に疲れるクエストでありました……。

 このクエストでの俺にヨーロッパのサッカー誌ばりに点数をつけるとしたら、以下のようになるのではあるまいか。

・角満……4.5点
フィールドのダイナモと言っていいくらいの抜群の運動量。頻繁なオーバーラップと斬れ味鋭い(白ゲージ)攻撃で相手ゴールをたびたび脅かす。ただし、無駄な動きがあまりにも多く、後半の体力消費は致命的。大きな事故にならなかったのが奇跡で、ハットトリックを計上しても不思議ではない体たらくだった。今後も体力マネジメントができないようなら、先の短い選手と言わざるを得ない。

 ハイ……。精進します……。

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投稿者 大塚角満 : 11:51

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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