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【MHP 3rd】第73回 火山の歩きかた

 上位まで上り詰めておきながら「俺、火山の素材採取ツアーってやったことないんだよネ」なんて言うハンターはひとりたりとも存在しない。例外なく、誰もが上位の火山に行けるようになったその日にホリススム君と化し、ヒマな時間もヒマじゃない時間も目を血走らせて、カッコンカッコンと採掘ポイントでピッケルを振るっているはずである。

 ……って思わず断言してしまったが、じつは俺、まわりのハンターが「火山やってる?」、「いいの掘れた?」なんてささやき合っているのを横目で見ながら、「なーにが採掘だ!」、「なーにが火山だ!!」と思っていたクチである。「ハンターの本分は採掘ではなく狩猟だろう!!」とまで放言していたはずだ。なので、火山での採掘になんて見向きもしないハンターがいることもキチンと知っているのだ。そんな、保守派の代表のような俺だったがある日突然“掘り師”としての血が目覚めてしまい、以来「採掘サイコー!」、「火山命!!」と180度の方針転換を余儀なくされた。言うなればこれは、寝るときまではケルビだったのに朝起きたらティガレックス亜種になっていた……ってくらいの心境の変化だ(なんか違う気がする)。

 このように例外の人がいることも承知しているので簡単に解説しておくと、基本的に火山というフィールドは無印(初代『モンハン』)の時代から“鉱石の宝庫”として名高い場所だったりする。ほかのフィールドでも鉱石は掘れるけど火山の産出量はケタ違いで、マカライトだろうが大地の結晶だろうが尿道結石(痛いんだコレが)だろうが、とにかく石と名の付くものは火山に行きさえすればザクザクウハウハといくらでも採ることができるのである。火山固有の珍しい石もたくさんあり、「石欲すれば火山へ。意志発すれば狩猟へ」という慣用句すら生まれた(ウソ)。何が言いたいのかというと要するに、火山は昔から“宝の山”だったのだ。

 しかも『3rd』では採掘で“お守り”(護石)なるものが掘れるようになった。護石は、防具や装飾品とはべつにひとつだけ身につけられるアクセサリーのようなもので、そこには“スキル値”が割り振られていたり、装飾品を取り付ける穴が空いていたりする。その利用価値は絶大で、「もうちょっとでこのスキルが発動するんだけど……」、「あとひとつスキルがつけたいのに……」なんて思い悩むハンターにもろ手を挙げて受け入れられ、装飾品以上に重宝がられることになる。しかも、この護石に割り振られている数値や穴がランダムだったこともハンターの心に火をつける起爆剤となり、以来“モンスターハンター”改め“護石ハンター”が、もっとも産出量の多い火山に殺到することとなったのだ。

 俺もご多分に漏れず5分でも空いた時間ができようものなら火山にくり出し、カッコンカッコンと石を掘っている。その回数がどれくらいになるのか、ちょっと数えていないので正確なところはわからないのだが、集まった護石の数が900個くらいになったのでそれなりの数はこなしていると言えるのではなかろうか。

 さて、ここで読者の皆さんが大いに気になるのが「角満のヤツはどんな装備、どんなルートで火山採掘ツアーを行っているのか?」ということだと思う。…………え?? 「まったく気にならないんだけどw」ですって!?? そ、そんなことを言われてしまうとこのエッセイが根底から崩れてしまうので、ここはひとつ「ウン、メッチャキニナル」と棒読みでもいいから思ってくださいな。

 まず装備だが、俺は素材ツアーに行くときは必ず、以下のスキルが発動しているものを身につける。

・採取+2
・耳栓
・雷耐性【小】
・見切り+1
・気絶確率半減

 ……皆さんご明察の通り、耳栓以下のスキルは勝手に発動しちまったものなのではっきり言ってどうでもいいです(笑)。重要なのは“採取+2”のみで、これにより採掘できる回数が飛躍的に向上するんです。つまり、“採掘回数上昇=採掘量上昇=護石獲得量上昇=いい護石ゲット率上昇の法則”(長えな!)が成り立つわけだ。ちなみに、ツアーに持ち込むアイテムは、クーラードリンク5個、モドリ玉1個、ピッケル4本、ピッケルグレート5本、虫あみグレート5本。この5種類のみだ。温泉やドリンクは使っても使わなくてもどっちでもいい。まあ、99.9パーセント、俺は使わないけどね。ついでに書くと、このときに装備している武器は必ず“ドリームティピー”という火属性のガンランスになっている。火山に行くのに、なぜ火属性なのか?? それは、マイセット装備がそうなっているからである。ほかに理由はない。

 で、火山に出向くわけだが、ここで俺はどう動くのか? その中身をつまびらかにしつつ、皆にレクチャーしてさしあげよう。

 ベースキャンプに降り立ったら支給品ボックスには目もくれずに、一目散にエリア2に向かう。走りながら、アイテムカーソルはクーラードリンクに。まあ、どうってことのない行動だ。

 エリア2では、虫の採取を行う。エリアの左側にある倒木のそばに採取ポイントがあるので、○ボタンを押して虫を採ろう。「虫なんかイラネ」っていう人もいるかと思うがこの昆虫採集も“リズムのひとつ”なので、嫌いだろうがナンだろうが虫あみを振るってください。虫を捕り尽くしたら、真っ直ぐエリア4に向かう。

 エリア4も昆虫採集ポイントだ。画面左側の波打ち際に虫がいるので、ここでも虫を捕ろう。捕り尽くしたらすぐに□ボタンを押してクーラードリンクを飲んでください。ここから、火山の灼熱地獄での行動になるからな。飲んだら、アイテムカーソルには“モドリ玉”をセットしよう。

 エリア4からエリア7に入ったら、エリア5につながる通路目掛けて真っ直ぐ走ろう。38歩ほど走ったところの右側に採掘ポイントがあるので、ようやくここでピッケルを振るうことができる。「わーいわーい。採掘だ採掘だ」と大いにはしゃぎながら、○ボタンで石をほじくってくださいな。ここで間違えて□ボタンを押さないように。いきなり足元にモドリ玉を叩きつけてバビョーンとキャンプに強制送還させられますんで……。

 さてこのあたりから“お邪魔モノ”の存在にも注意を払わねばならない。お邪魔モノとはもちろんモンスターのことで、このクエストには必ず、かのウラガンキンが現れてハンターの行動を妨害しようとするのである。エリア7での採掘中にウラガンキンが現れる確率は、だいたい30パーセントといったところ。俺の記述通りに行動できていれば、たとえウラガンキンが現れてもどうこうされる恐れはほとんどない。

 カンのいい人は気づくかと思うが、ここで活きてくるのが前述の“リズム”ってやつだ。もしもこれを乱して勝手なことをするととたんにウラガンキンの動きが読めなくなり、ヘンなところで襲われて採掘がままならなくなってしまうのである。なのでここは素直に、書いてある通りに動いてみてください。

 エリア7での採掘を終えたらエリア5に突入。ここには採掘ポイントが2ヵ所あるが、“往路”ではエリア北部左側にあるポイントでのみピッケルを振り回すようにしよう。ここでウラガンキンに見つかる確率は50パーセント超。まあたいがいバッティングします。でも、慌てない慌てない。ウラガンキンが背後にいてもガン無視し(シャレじゃないよ)、石を掘ってていいです。するとガンキンは「俺のこと無視すんな!」といきり立ってハンターの背後まで接近し、必ず「ぎゃおぉおおおお!!!」と咆哮するが、こちとら耳栓が発動しているので聞こえないし響かない。その様子はまるっきり、背後にオバケがいるのに気づかないでいる志村けんを見て「しむら、うしろー!!」と叫んでいるドリフのコントと観客そのものだ。ここでガンキン、せっかくの咆哮も相手にされなかったことからさらに怒り狂い、「ガンガンガンッ!!」とアゴを地面に打ち付けてくるけど不思議なほどこいつはハンターに当たらない。なのでじっくりと採掘し、掘り尽したらゆっくりとエリア8に入ればいい。

 エリア8の採掘ポイントは右側の1ヵ所。ここ、意外と知られていないっぽいんだよな。でもここからの採掘ポイントはどこも超重要なので、掘り忘れのないように!

 さて掘る前に、採掘ポイントの近くにいるメラルーを必ず片付けておこう。ほかにもメラルーはいるがちょっかいを出してくるのはこいつだけなので、「露払い!」とばかりに突っついてお引取り願ってください。いたずらネコがいなくなったところで、願いを込めて採掘を。いいものが出るかもしれないからなー。

 エリア8のつぎはいよいよ、宝の山・火山においてもっとも夢と希望と絶望がつまっている魅惑のエリア・9での勝負となる。ここにオノレのすべてを置いてくるくらいのつもりで作業に臨んでほしい。つっても、3ヵ所ある採掘ポイントで掘るだけだけど(笑)。ここにいる山菜ジジイは、話しかけてもかけなくてもどっちでもいいです。

 そして採掘ツアーの最終地点となるエリア10。ここでは2ヵ所から採掘できるので、遠慮なくカッコンカッコンと掘ってやろう。掘ってる途中でときたま、ウロコトルが地中から突き上げをしてきて吹っ飛ばされることもあるが、まあこれはご愛嬌。「なんのなんの」と寛大な気持ちを持って、再び掘り続けてください。

 そして晴れてすべての場所を掘り尽したら□ボタンを押し、モドリ玉でキャンプに戻ろう。でも、モドリ玉を使うときは注意が必要。緑の煙が立ち上ったとたんにウロコトルに「かぷっ♪」と甘噛みされて「はうっ!」となり、モドリ玉の効力がキャンセルされることがよくあるから。そんときゃ大いに怒り狂って、ウロコ野郎を根絶やしにしていいです。

 これが、俺が突き詰めた、火山のポピュラーな歩きかただ。このほか、モドリ玉を使わないルート(“復路”があるコースね)もあるんだけど、長くなるのでやめておきます。ちなみに、予定通りにコトが進めばたいがい4分29秒でクエストクリアーとなる。掘れた護石の数は、いまのところ最高で24個(オトモ採取分含む)。ま、そういうときに限ってロクなものがないんだけどね……。

 皆さんはどんなルートで“火山採掘ツアー”を行っていますか? ちょっと気になる、今日このごろです。


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投稿者 大塚角満 : 15:52

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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