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【MHP 3rd】第40回 モンスターハンターフェスタ`11

 もう先週のことになるが、モンスターハンターフェスタ`11の開催概要が発表された。またあの熱い2ヵ月がやって来るのかと、身が引き締まる思いがした。

 モンハンフェスタとは、どういうイベントなのか? この疑問から紐づいて出てくるキーワードは“『モンスターハンター』の二面性”という言葉だ。

 ハンターの皆さんだったら重々承知していることだと思うが、『モンハン』というゲームは信じられないほど懐が深い。齷齪しないでノンビリと、その世界観に身をゆだねて景色の一部のように生活することもできれば、ガツガツと狩猟遂行タイムだけを求めて“競技”としてゲームに向き合うこともできる。だからこそ、俺のような中途半端な腕のハンターが自由にこの世界を泳ぎまくり、モンスターどころか出てくる素材やアイテムまでをもこねくり回したエッセイが書けるんだけどね。アクションゲームとして見たら決してヌルくないタフな仕様なのに、文字通り老若男女に受け入れられているのはこの懐深さあればこそなのだろう。

“ユルく遊んで楽しい、ガチで挑んでも楽しい”

 この二面性こそが、『モンハン』シリーズの最大の魅力なのかもしれない。

 モンハンフェスタは、この二面性あるゲームの魅力をギュッと堅く凝縮し、ひとつの箱に押し込めたビックリ箱のようなものだ。参加無料でありながら、“モンハン屋台”、“モンハンミュージアム”、“リアル集会浴場”と言った、見たり、参加したりして楽しめる企画が盛りだくさんなほか、マニアにはたまらない物販コーナーも充実。『3rd』から『モンハン』を始めた人はもちろん、「モンハンって興味あるけど、ちょっと踏ん切りが……」と思っている“ハンター予備軍”の方も、会場に入ったとたんに「ポンッ」と背中を押されるに違いない。それほど、間口が広くて肩肘張らずに済む“楽しみやすい”イベントなのである。

 そんな、誰もが楽しめるイベントの柱として存在するのが、“ガチ”のプレイヤーによるタイムアタック大会“狩王決定戦”だ。ふたりひと組のチームで決められたクエストの遂行時間を競う“伝統の”大会で、ここで優勝したふたりには栄誉ある“狩王”の称号が授与される。いまや400万を超える人口を誇るモンハン世界において、狩王の称号を持つハンターはたったの6人。これに次ぐ7番目、8番目の席に座るべく、腕に覚えのあるアスリートたちは爪を研いでいるのだ。

 過去3回、さまざまな悲喜こもごもを生んできた狩王決定戦は、果たしてどんなドラマを見せてくれるのだろうか? 今回は“全日程を通じて予選参加は1回のみ”という規定が導入されたので、本当の意味での一発勝負となる。実力だけではなく、運も味方につけないと勝ちあがることはできない選ばれし者たちのステージで、我々は何を見るのか? 地区大会予選のアオアシラ討伐、そして予選上位8チームが挑むジンオウガ討伐ともに、しっかりと見届けたいと思う。

 大会を積み重ねたことにより歴史が作られ、伝統も生まれたモンハンフェスタは、いまや日本屈指の単独ゲームイベントとなった。今回もぜひ、全会場を見て回りたいものだ。


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投稿者 大塚角満 : 14:30

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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