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【MH3】第15回 テキトー軍団、大型モンスターに挑む! その1

 いまだソフト発売初日(2009年8月1日)の開封式から脱出できません。でも、書くことがいろいろあるからこれでいいのだ。ホント、『3(トライ)』はネタの宝庫でありますよ。

 俺、江野本ぎずも、ゴメさん、Effort Cristalのジャッ君はわいわいぎゃあぎゃあと騒ぎながら、“ケルビの角の納品”、“ジャギィたちを狩れ”、“孤島の海中探索”といった★1のクエストを順調に消化していった。序盤もいいところのクエストなので当然のように派手さはないが、たとえば海中探索では海に潜って魚たちと戯れながら宝探しをしている気分になるし、ジャギィを相手にしているときは昨日のエッセイに書いたとおり新たな思考回路を持ったモンスターの一挙手一投足に目を奪われた。どのエリアに行っても驚きや感動が転がっている気がして、俺たち4人は有頂天になりながらクエスト遂行には関係のないエリアにも足を伸ばして、わいのわいのと大騒ぎした。気分は完全に冒険家。孤島の爽やかな風に吹かれた俺は、とたんに少年時代に憧れたリビングストンやインディー・ジョーンズになった。

 そしてこういったクエストをいくつかこなしていると自動的に、「ぼちぼちデッカイのに行っちゃいますか!!」という話になる。このときがまさにそうで、我々は裸同然の格好をしているくせに「いこういこう!」、「なんでも狩ってやりましょう!」、「余裕余裕!!」と身の程知らずもほどがあるセリフを連発したのである。でもね、これがハンターっちゅうものなのヨ。狩りが順調に進むほどもっともっと高く跳べる気になってしまって、順番的にはキチンと装備が整ってから挑んだほうがいいクエストなのはわかっているくせに、「よし! 狩ってやる!!」と怪気炎を上げて“まだ早い1歩”を踏み出してしまうのだ。とくに、気の置けない仲間といっしょに遊んでいるときにこの傾向が強く出て、「俺ひとりじゃ及ばないかもしれないけど、こいつらといっしょだったら大丈夫!!」って気になってしまうんだよねえ。まあそれが“対戦”ではなく“協力”の思想のもとに作られている『モンスターハンター』ならではの気持ちの動きなんだけどな。

 我々4人はクエストカウンターのおねえさんに話しかけ、「こやつこそイャンクック的な“先生モンスター”に違いない!!」と勝手に決めつけた“クルペッコ”という名の鳥竜種のモンスターを討伐するクエストを受注した。“という名の”なんて書くと、まるで俺が初めてクルペッコの存在を知ったかのように読めてしまうがもちろんそんなことはない。『3(トライ)』の体験イベントやWii版の『G』についてきた体験版でもクルペッコとは遊んでいたので、どちらかと言うと“かなり深い仲”だったりする。いつも酒の誘いを断る若手記者のキモ次郎と比べてプライベートでどちらと仲がいいかと問われたら迷うことなく「クルペッコッ!!」と即答できるくらいの間柄だ。ま、そんなことはどうでもいいや。

 クルペッコに往年のイャンクックの面影を重ね合わせている俺たちのスタンスは、完全に“上から目線”ってやつである。しかし自分で言うのもナンだが、ある程度装備が整ってきた段階でそうなるのならいいんだけど、まだ数クエストをこなしただけの俺、江野本、ゴメさんの格好は目を覆いたくなるような惨状であった。武器は、俺とゴメさんがアイアンランス、江野本に至ってはハンターナイフ……(苦笑)。しかも3人とも防具はひとつも着けていないという、新宿の街を歩いたら一発で「ちょっとちょっと……」と声をかけられてしまうような出で立ちなのだ。この有様で「余裕で狩れる!」なんてわめいているんだから厚顔無恥もはなはだしいではないか(自分で言うな)。それでもちょっとくらいは良心も残っていて、「……せめて回復系くらいは奮発しよう」ってことになり、ナケナシのゼニーを叩いて回復薬を10個購入。拾い集めておいた薬草10個も懐に忍ばせて、俺たち4人は『3(トライ)』では初となる大型モンスター打倒を夢見て、一路、孤島へと向かったのであった−−。

 さてここから、神秘と驚きと爆笑に満ちたクルペッコとの生存競争が始まる。が、ちょっと短いけどキリがいいので、続きは明日としておきますか。お楽しみに〜!

投稿者 大塚角満 : 16:16

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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