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【Demon`s Souls】第3回 形状記憶脳ミソの恐怖

 順調に死んでおります。

 昨日(2月15日)ようやくまとまった時間が取れたので、5時間ほど集中的に『Demon`s Souls(デモンズソウル)』を遊ぶことができた。メインキャラ(放浪者)の総プレイ時間は20時間強。かなり操作にも慣れてきて、敵の動きも見えるようになってきたと思う。

 それでも、俺は死ぬ。

Demon`s0.jpg
▲『Demon`s Souls』プレイヤーだったら、何よりも馴染み深いこの画面。何十回見たかわかりません。

 さすがに慎重になって知らない土地にきたらむやみにダッシュしたりはしなくなったが(うっひょっひょ〜と調子に乗って突っ走っていると崖とか穴に転げ落ちて死亡するからね)、ナメてかかると明らかなザコ敵にも平気で屠り去られ、ザコより強い騎士系の敵にはナメてかからなくても余裕で惨殺されている。こうなってくると「や、やっぱり放浪者を選んだのは間違いだったのでは……」とオノレのプレイヤースキルの低さを棚に上げてすべてを生まれのせいにしたくなり、闇に葬ったはずの盗賊、バレンティーノ君を引っ張り出してきて未練がましくパリィ道に邁進しようとする。しかしパリィのタイミングなんて完全に忘れ去っているので敵のカウンター攻撃を食らいまくって盗賊復帰後3分強でまたまた死亡。

 「俺は放浪者として生きていくと決めたんだった! 昔の女を思い出したりして悪かったっ!」

 と、リストラ危機に直面していたメインキャラの放浪者(ちなみに名前はロッシ君という)を召還して、再びヨチヨチとボーレタリアを彷徨い始めたのでした。

 こんな感じで激ハマリ状態になって夜な夜なボーレタリアをウロチョロしているわけだが、これだけの緊張感を強いるゲームはなかなかないと俺は思ったね。この緊張感をわかりやすく表現すると、めっちゃリアルで恐ろしいお化け屋敷の中をビクビクしながら歩いている、って感じ。俺のように、「この世でいちばん恐いものはお化けだ!」と断言できる人間にしてみたら、こいつはとてつもない大好物ってことになる。

 しかし人間、そうそう極限の緊張状態で長時間いられるものではない。仲のいいお笑い芸人さんも『Demon`s Souls』にめちゃめちゃハマっていて、たまに「どこまで進みました?」なんて話をするのだが、達人クラスにゲームがうまい彼をしても「三日月草(回復薬)を集めるためにボーレタリアを1周するだけで、緊張感でぐったりします……」という。『Demon`s Souls』がもたらすプレッシャーが並々ならないということがよくわかるでしょう。しかも俺はもともと長時間同じゲームをぶっ続けで遊ぶタイプの人間ではないので(『モンハン』ですら、けっこう休み休みやるくらいだし)、『Demon`s Souls』に夢中ないまも2時間も遊んだら「あー疲れた……。息抜きしよう……」ってことで別のゲームを引っ張り出したりしている。

 ってことで俺はPSPを取り出して『2nd G』を起動した。忙しくてまったく遊べていないので、かなり久しぶりのクエスト出撃だ。えーっと、目を血走らせるほど欲しい素材はないので”やることなければレウスかレイア”の格言((C)角満)どおり、リハビリがてらリオレイアに行こう。天鱗欲しいので(欲しいものあるじゃねえか)、G級のリオレイア稀少種だな。ヨシ、金レイアだ金レイア。あっと言う間に屠り去ってやんぞ。お、レイアがいるいる。さあ攻撃だ。攻撃の基本はRボタン!! ってキャラ走ってるし!! ……Rボタンは『Demon`s Souls』だった!!

 この”指先勘違い”がひどかったのが、『2nd G』をしばらく遊んでから『Demon`s Souls』に戻ったときだ。ダッシュしようと思うとRボタン(『Demon`s Souls』では攻撃)を押してしまい、攻撃しようと思うと△ボタンを押していた。こんなに操作にまごついていてはまともに立ち回れるわけもなく、俺はいつも以上に敵の攻撃を浴びまくって1回死に、2回死にと屍を積み上げ続ける。そして俺は死ぬたびに、応用と臨機応変という言葉を忘れてしまった37歳の我が脳ミソを呪って、「俺の脳ミソは形状記憶合金かっ!!」と叫び声をあげるのだった……。

 まあそんなバカをやりながらも、なんとか最初のボスである”ファランクス”は撃破。現在、”ストーンファング坑道”と”嵐の祭祀場”のふたつを行ったり来たりしながら放浪者を育てている。ソウルレベルは32……くらいだったかな(プレイステーション3を自宅に持ち帰ってしまったので確認できない……)。死にまくりの人生ですが、楽しくやってます。

 ちなみに以下の写真は、俺をボーレタリアで惨殺し続けている敵キャラベスト3です。先日、何も知らずに赤い目の剣士にケンカを売って1秒で惨殺されて以来、彼が夢に出てくるようになりました。

ずーん
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▲いやらしいところに配置されている”はぐれファランクス”。めっちゃ射程の長い槍で攻撃してくるうえに、ジェル状の身体に張り付いている大きな盾(甲羅?)で前方からの攻撃をガードしまくる。

ずずーん
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▲こちらの攻撃は巧みにガードし、高い攻撃力を誇る剣で攻撃してくる青い目の剣士。傷つくと速攻で半月草(強力な回復薬)と思しきものを食って体力をMAX近くまで回復してくる。とても頭のいい立ち回りをしてきて俺を追い詰める。俺より頭いいかもしれんコイツ。

ずずずーん!!
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▲もう、この写真見るだけで寒気がしてくるわ……。いまの俺のレベルではどうやっても勝ち目がない赤い目の剣士。ボーレタリア王城を散策していたらいきなり目の前に現れて、無言の一刺しで俺を絶命させた。頭に来て死体回収のついでに復讐してやろうと思ったが、出会った1秒後にさらに新鮮なオノレの死体を製造することになりました。

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

投稿者 大塚角満 : 16:35

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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