大塚角満の ゲームを“読む!”

« 【MHP 2nd G】第134回 あるハンターの栄光・挫折・再生 〜Jast25's物語〜 その2 | 大塚角満の ゲームを“読む!”のホーム | 【MHP 2nd G】告知!! イベント参加の募集を始めました!  »

【MHP 2nd G】第135回 ”アドパ”で同窓会! 〜アドホック・パーティー for PlayStation Portable体験記〜

 ”Jast25`S物語”の続きをお待ちの皆様、ごめんなさい。今日はちょっと休憩して、こんなネタにお付き合いくださいな。

 本日(2008年11月6日)より、プレイステーション3を介してPSPのアドホックモードを全国のユーザーと遊んじゃうという注目のサービス”アドホック・パーティー for PlayStation Portable”(長いので、以下、アドパ)のβバージョンサービスがスタートした。こいつがまた……じつに快適で楽しかったので急遽ここでリポートしたくなっちゃったのよ! アドパのHow toも含めて、遊んでみた感想なども書いてしまいましょう。まずはアドパの基本から。

 アドパを利用するには、プレイステーション3(ハードディスクの容量が20ギガバイトのモデルはサービス対象外)とPSPが必要だ。PSPはとりあえず何もする必要はないので、アドパの対応ソフト『モンスターハンターポータブル 2nd G』をセットして安置しておきましょう。プレイステーション3のほうで、いくつかしなきゃならない作業があるんでね。

 まずプレイステーション3(最新のシステムソフトウェア2.52にバージョンアップしておこう)をネットワークに接続する。ここで注意しなきゃいけないのは、無線ではなく、必ず有線で繋ぐこと。プレイステーション3とPSPは無線で連繋するので、プレイステーション3を無線でネットワークに繋ぐとアドパは利用できないのである。で、首尾よくネットワークに接続できたら、迷わずPlaystation Storeへ。ここから無料で、アドパのβバージョンをダウンロードできるのだ。そんなに大容量のアプリケーションではないので、ダウンロードもインストールも数分で済むだろう(個人差はあるだろうけど)。無事にインストールされると、プレイステーション3のクロスメディアバーの”ゲーム”の欄にアドパのアイコンがきらめく。これを選べばすんなりと、アドパのメニュー画面に飛べちゃうのだ。……なんか文字で説明しちゃうとひと手間かかりそうな雰囲気になっちゃうけど、この作業、作業なんて言葉自体がそぐわないほど簡単でスムーズ。なので臆せず、ダウンロード&インストールしちゃってくだせえ。

 アドパのメニューには、”スタート”、”ジャンプ”、”アドホック”なる項目がある。ひとつずつ説明しましょう。

●スタート……アドパの拠点となる”ワールド”に飛ぶボタン。11月6日現在、A1〜J1までの10ワールドが用意されている。ワールドの中の階層については後述する。

●ジャンプ……プレイステーション3のフレンドリストに登録してある人がアドパを利用していると、このジャンプの項目の中に名前が表示される。それを選ぶと1発で、その人がいるロビーまで飛べる仕組みだ。また、過去に行ったことのあるロビーも、”履歴”の項目から飛ぶことができる。

●アドホック……プレイステーション3にPSPを認識させるためのボタン。1台のプレイステーション3に、最大3台のPSPを接続することができる。

 まあ、この説明だけじゃさっぱりわからないと思うので、もっと具体的に解説しちゃおう。


▲ワールド選択画面はこんな感じ。左アナログスティックをグリグリ回して選ぶ。10ワールドにそれぞれ64ロビーが設けられているので、「混んでて入れない……」ってことにはなりにくいと思われる。

 とりあえず初めてアドパに接続したら、スタートを選んでワールドに入ってみよう。前述したとおり、現在10ワールド用意されていて、1ワールドは64のロビーで構成されていることがわかるはずだ。このロビーはアドパからPSPの対応ゲームに飛ぶための玄関のような場所で、1ロビーには最大で32人入ることができる。ロビー内では自分のキャラクターは、アバター……というか、簡易的な人型で表示されていて、キーボードやコントローラーで文字を打ち込むと、この人型の頭からフキダシが飛び出し、ほかの人とチャットができる仕様となっている(ボイスチャットやビデオチャットにも対応)。


▲ロビー内の風景。非常にシンプルで見やすいレイアウトだ。ここでチャットをすることができる。ロビーにいる人全員に自分の発言が見えるようにすることもできるし、特定の人に個人チャットを送ることもできる。

 そしてここからが肝心。ロビーの中では自由に”ルーム”というものを立ち上げることができるのだが、このルームに入り、たとえば『2nd G』のオンライン集会所に入って初めて、遠隔地にあるPSPどうしがアドホックで繋がるのである。実際に試してみるとよくわかる。ルーム内のチャットで「んじゃ、オンライン集会所の1に入りますね」と告げてみんなでオンライン集会所1に入ると、ルームにいる人の『2nd G』のキャラと集会所1で出会うことができるのだ。ルームにはコメントを付けたり(”フレンド限定で遊んでいます!”とか)、パスワードを設定することもできる(フレンドだけで遊びたいときに有効)ので、特定の人とだけ遊びたい人もストレスなく利用することができるだろう。※ちなみに、前述したとおり1台のプレイステーション3は3台のPSPを認識できるので、ルームには最大で12人入ることができることになる。『2nd G』の集会所収容人数は4人なので、あぶれた人(?)は別の集会所に入って遊べばオッケー。


▲このルームから、PSPのゲームに入る。現在、正式にアドパに対応しているゲームは『2nd G』だけだが、今後続々と増えていく予定。

 てなわけでさっそく、ネット友だち数人に連絡を取ってアドパで落ち合う約束を取り付けた。ここのところ『モンハン』は『2nd G』ばかりだったので、ネット友だちとは半年以上もいっしょに遊んでいない。無事、アドパで出会うことができたら、こいつは”同窓会”そのものではないか。俺は久しぶりに友に会うことに若干の緊張を覚えながら、集合場所に決めたロビーに降り立った。すると……!

 「あああ!! ミドさーん!! めっちゃ久しぶりーーーーっ!!」

 おおおお!? Kちゃん!! 『みんGOLオンライン』時代からずっといっしょにネットゲームを遊んできた、ネット上の親友のひとりである。まさかこんなところで会えるとは! お? もうひとり来たぞ。あ、あれは……! 今度は俺が絶叫した。

 「Wちゃん!!!!!! おおおおお! なんて久しぶり!!!」

 最近俺が『2nd G』でばかり遊んでいたもんだからすっかりコラムへの登場回数が減ってしまった『モンハン』の達人・Wちゃんが、アドパに降臨したのである!! これが興奮せずにいられるものか。そしてすぐに、ネット友だちのHさんも合流。彼とチャットするのも、じつに久しぶりだ。俺たちは「積もる話もあるけど、まあとりあえず……」と口々に言い合いながら『2nd G』を起動。オンライン集会所1で落ち合った。

 それにしても、これはじつに不思議な風景である。

 そういうサービスなんだから集会所で出会えるのは当たり前なのだが、”『2nd G』は顔を付き合わせて遊ぶもの”ってのが常識となっている身からすると、目の前にいないネット友だちのキャラと集会所のロビーでじゃれあっている映像は、どこか浮世離れしたものに見えてしかたないのだ。それもPCではなく、プレイステーション3を触媒として。なんだか、キツネにつままれたような気分だ。俺以外の人もしきりに、「なんか不思議〜」、「すごい時代になったなぁ」と感嘆の声を漏らしておったよ。

 このあと実際にクエストにも行ってみたが、とくに気になる点もなく、ふつうに目の前のプレイヤーとアドホックで遊んでいるのと同じレスポンスでクエストを遂行することができた。あまりにも快適すぎて思わず、(じつは近くにほかの3人が潜んでいて、ふつうにアドホックで繋がっているんじゃね?)と勘ぐってしまったほどだ。でももちろんそんなことはなく、俺たちは本当に、東京、神奈川、福島、京都とまったく違う場所にいながら、『2nd G』の協力プレイを楽しんだのである。いささかの不安も感じずに。いやあホントに、すごい時代になったものだねえ。

 『2nd G』を遊んでいるハンターの方からよく、「まわりに遊んでいる人がいないのでずっとソロで遊んでいます」という声を聞く。ゲームのプレイヤー人口が絶対的に少ない地方ほど、こういった傾向は強いだろう。実際、俺のまわりではいちばんの『モンハン』の達人であるWちゃんも、「『ポータブル』シリーズはネット友だちといっしょに遊べないから寂しくて、あまりやり込んでないんだ」と言っていた。しかしプレイステーション3とネットワーク環境さえあれば、こういった悩みも解消されるかもしれないのである。そして身近な人との協力プレイをやり尽くした人にとっても、”『2nd G』で不特定多数の人と繋がる”という、これまででは考えられなかった新たな楽しみに触れることができる。アドパはPSPユーザー、そしてハンターたちの新しい”玄関”になりそうだ。

 さてそんなアドパを使って、俺もひと企画ぶち上げることにしました。詳細は、以下を読んでくださいね〜!

※『本日もサヨナラ! 逆鱗日和』発売記念! 大塚角満とアドパで遊ぼう!※

2008年11月10日(月)と11日(火)の2日間、午後8時〜10時まで“アドホック・パーティ for PlayStation Portable”に大塚角満が出没しちゃいます! どのワールドのどのロビーにいるかは、各日とも午後8時ちょうどにこのブログでお知らせします。はずかちいので、大塚角満のIDもそのときに。”大塚角満と遊んでやってもいい”っていう人はブログをチェックしたら指定のロビーに来てくださいね! ……まあ1ロビーの収容人数は最大で32名だし、時間も2時間なので来てくれたすべての人と遊ぶことは不可能なんですが……。でも、来るだけ来てくれるとうれしい!! なお、この企画での協力プレイの模様は、後日ブログでリポートいたします。ぜひご賛同を〜!


▲こんな感じで、毎日アドパります(笑)。しかしこれ、楽しいなあ。ますます仕事をする時間が……。

投稿者 大塚角満 : 22:43

大塚角満

プロフィール画像

週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


ファンタジーライフ公式サイト