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【MHP 2nd G】第110回 角満出張狩猟企画・佐賀編 その1

 長崎ハンター協会の面々と別れ、Jast25`sのkohei君が運転するクルマに再び乗り込んだ俺と江野本。つぎに目指すは佐賀県である。

 じつは俺も江野本も九州の地理にてんで疎くて、最初のプランでは長崎から佐賀に電車で移動しようと考えていた。しかしこれを聞いたkohei君、「それは非常に効率が悪いけん、僕がクルマでお送りしますよ。そのほうが絶対にいいです!」と送迎を名乗り出てくれて、晴れて4人で、佐賀の熱血ハンターが切り盛りする”狩猟居酒屋”(?)に出向くことになったのであった。

 JR佐賀駅前で居酒屋を営む、その名も”店長”さんからのメールは、とても心トキメクものだった。ちょいとそれを抜粋させてもらおう。

 「私は佐賀駅に程近い場所で細々と居酒屋を営ませていただいているものです。お客様と夜な夜な『モンハン』……とはなかなかいかず、スタッフと営業時間後に、深夜の狩りを楽しんでおります。そんな中スタッフに大塚さんのコラムを紹介し、地方に出張に行くという企画があることを告げると、モンハン大好きスタッフ全員から「ぜひ招聘しよう!」という声があがりました。大塚さんは焼酎がお好きなようなので(笑)、呑みながら狩りをするのもオツじゃないかなと……。自分以外のスタッフは全員下戸なので、我々が酔っ払ったあとのサポートも万全かと思います(笑)。もし実現できるようであれば、おいしい焼き鳥とお酒でお出迎えしまーす!」

 じつは今回の狩猟企画に寄せられた応募メールでの記述で目立って多かったのが、「私の住んでるところにはおいしいお酒があります!!」、「幻の焼酎を用意しておきますよ!!」、「ボクんとこは海の幸がめっちゃウマイ!!」、「いっしょに飲みまくって食いまくりましょう!」という、馬の鼻っ面にニンジンをぶら下げるような、”酒”、”おいしいもの”に関する単語たち(笑)。俺はこういう記述を見るたびに「俺ってそんなに、飲兵衛で食いしん坊って思われているのかなぁ……?」と江野本につぶやくのだが、彼女は「皆さんホントに、キチンと大塚さんのコラムを読んでくれているんですね。よくわかってらっしゃる♪ もしもあっしが一般読者で大塚さんを呼ぼうと思ったら、間違いなく”おいしい焼酎とチーズを用意したたくさんの美女がお出迎えしまーす♪”と書くと思いますよ」とニヤニヤ笑うだけ。俺、二の句が告げなくなり、「んなこと言ったって……。そもそも美女なんて関係ないじゃん……」とモゴモゴ言いながら、佐賀の店長から来た別のメールをそれとなく眺める。そしてそこに、こんな記述があるのを発見した。

 「江野本ぎずもさんは泡盛党なんですよね? 島んちゅオススメの秘蔵の泡盛がありますので、ぜひお楽しみくださいね!」

 俺、腹を抱えてゲラゲラと笑いながら、「あの、ぎずもさん(笑)。まことに言いにくいんですが、ボクと五十歩百歩の酒好き&食いしん坊だと思われてるみたいですよ(笑)」と江野本に告げる。これを聞いた江野本、とたんにグレムリン化して、「だだだ、誰のせいですか!! 大塚さんがあることないこと好き勝手にコラムで書くからでしょう!! まったくもう……。あっしだって女の子なのに……」と怒りまくる。しかし2秒後にはケロっと立ち直り、「し、島んちゅオススメの泡盛って、どんなんなんスかね……? やべえ……。めっちゃテンションあがってきた……!!!!」と、俺があることあることしかコラムに書いていないことを証明する言葉を発して、机の上でピョンピョンと飛び跳ねるのだった。

 てなわけで決定した魅惑の佐賀ツアー。あ、念のために言っておくと、おいしいお酒と焼き鳥に釣られたわけではないからネ。居酒屋の営業が終わってからスタッフどうしでワイワイ楽しく狩っているという、ステキな空間を見てみたいと思ったからだからネ! 青森では個人と、長崎では中規模団体と、そして佐賀では身内だけのコミュニティーと、集まりの規模も3ヵ所すべてが違う感じになるので、バランス的にもじつに理想的だ……と思ったからだからネッ! ネ! ネ! と、いったい俺は誰に言い訳しているのだろう……と思わなくもなかったが、そんなこんなで佐賀に行くことになったのであります。

 で、ようやく話は長崎に戻る。koheiカーに乗り込んだ我々が向かった先は……長崎ちゃんぽんの店!!(苦笑) 「ここまで来て本場の長崎ちゃんぽんを食べずに帰れますか!!」と、俺じゃなく江野本ぎずもが強硬に主張したため、ちょっと寄り道して小腹を満たそう……ってことになったのであります。

 「じつはウチ、長崎ちゃんぽんと長崎皿うどんには目がなくて……」

 食いしん坊キャラを全開にした江野本を連れて、俺たちは長崎ちゃんぽんの店に突入した。そして江野本は長崎ちゃんぽん、俺は長崎皿うどんを注文し、あっと言う間にこれを平らげ、「ああ〜幸せ……。ちゃんぽんの海で泳ぎたい……」と至福の表情を浮かべてフラフラする女をクルマにぶち込んで、俺たちはようやく、佐賀へ向かう高速道路に乗ったのだった。

 次回に続く〜。

saga1.jpg
▲これが、俺が注文した長崎皿うどん。当然のように、江野本に半分食われました。

投稿者 大塚角満 : 15:46

大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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