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【MHP 2nd G】第2回!? webメディア用『2nd G』体験会に潜入!

 こういう仕事をしていると、思いがけない幸運に遭遇することがある。今回の僥倖が、まさにそれだった。カプコンさんからある日、「Webメディアの方を対象にした『モンスターハンターポータブル 2nd G』の体験会を行おうと思うのですが、ファミ通.comの記者の方も参加しませんか?」との案内が届いたのであるっ!! 資料を見ると、クイーンランゴスタ討伐やら大連続狩猟も体験できる……とある。2月8日に行われた『2nd G』の発表会のデモ映像でもっともインパクトが強烈だったクイーンランゴスタを狩猟でき、さらに発表会のあとに行われた体験会で玉砕した大連続狩猟にも挑戦できるという。ぬおおおお! このチャンス、逃してなるものか!! というわけで俺は、ファミ通ニュースチームの同僚である中目黒目黒、女尻笠井、江野本ぎずもという、”逆鱗日和ファミリー”を連れて新宿にあるカプコンのオフィスに乗り込んだ。

 さあさっそくプレイ開始だ。今回はクエストに出向くことだけが目的なのではなく、村でのやりとり(アイテムの売買、アイルーキッチン、ポッケ農場などなど)をほぼすべて、体験可能だという。これはまさに、発売直前の疑似体験! よーし、いろいろいじくりまくろう。まずはアイテムボックスを覗いてやれ。……ほうほう、ふむふむ……アレ? こ、これは……!

 すべてのアイテムが1枠99個単位で保存できるようになってる!!

 たとえばモドリ玉は、いままでは1個でアイテムボックスの1枠を使っていたが、『2nd G』では1枠に99個まで入れることができるようになっているのである。ハチミツも、いままでは10個で1枠だったのが、こちらも99個まで1枠に収納可能。これにより、アイテムの収納数が大幅にアップすることは間違いない。『2nd』を限界までプレイして、とっくの昔にアイテムボックスがパンパンになってしまったデータを引き継いでも、『2nd G』ではかなり余裕を持ってスタートできるに違いない。うーん、これはありがたい。このほかアイテム関係では、

・アイテムボックス内でのページ切り替えがL・Rボタンで可能に(いままでは△ボタンでページを進めるだけだったのが、L・R操作が可能になったことでページを戻すこともできるようになったのだ!)
・装備のマイセット登録数が増加した
・アイテムボックス内で調合することが可能になった!
・アイテム屋や行商ばあちゃんからアイテムを購入したとき、直接アイテムボックスに品物を送れるようになった!
・アイテム屋などでアイテムを売却したあと、ポーチ内のアイテムを整理できるようになった。

 こんな感じで、痒いところに手が届きまくり!! 以前、プロデューサーの辻本さん、ディレクターの一瀬さんに、「『2nd』は究極ってくらいユーザーフレンドリーな作りだったので、『2nd G』ではいじるところないんじゃないの?」と言ったことがあるのだが、そのときふたりは声を揃えて、「改めて『2nd』を俯瞰して見ると、いろいろと改良すべき箇所が見えてきたんです。どのへんをいじったのか、楽しみにしていてください」と言ってニヤリと笑っていたのだが、なるほどなるほど、こういうことだったのか……。

 でも納得するのはまだ早かった。『2nd G』の細やかな気遣いはこんなものでは終わらなかったのだ。

 続いてアイルーキッチンに突入。キッチンアイルーとオトモアイルーが、狭い室内を跳び回っている。ネコ好きの俺はとたんに相好を崩し、「お〜〜〜^^ よちよち、かわいいでちゅね〜〜〜^^^^」とにわかムツゴロウさん化しかけたが、いまはそんなことをしている場合ではない。ちょっといろいろと物色させていただこう。何を置いても、まずは食事。キッチンアイルーが5匹いるので、いつもの黄金芋酒と幻獣チーズを注文。そして長年のクセで、思わずセレクトボタンを押して調理シーンをすっ飛ばしてしまった。ここで『2nd』だと、ハンターが料理をがっつく食事シーンになるのだが、『2nd G』ではいきなり立ち上がって、食事の効果を表示する場面に! つまりアイルーキッチンでの食事時間がかなり短縮されたってわけだ。細かいことのようだが、実際にやってみるとその爽快さを確認できると思う。こういう気遣いって、うれしいんだよねー。このほか、アイルーキッチンや村の施設で気づいた改良点を列挙すると……。

・キッチンアイルーにアイテムを要求されたとき、ポーチに所持していなくてもアイテムボックス内にあればその場で渡せるようになった。
・ポッケ農場の釣りで、エサの残り回数がわかるようになった。
・武具屋で装備を強化するとき、強化に必要な鎧玉の種類がひと目でわかるようになった。

 なんかほかにもいろいろあったような気がしたんだけど(オトモアイルーのトレーニングとかね……)、あまりにもプレイするのが楽しくてメモを取りきれていない……。というわけでポッケ村をあとにして、クエストに出発することにします。まずはやっぱり、オトモアイルーを連れてのひとりプレイ! さあて、どのコを連れて行こうかな。我がアイルーキッチンにいたオトモアイルーは、大きく分けて”近接攻撃系”、”回復系”、”爆弾系”がいるようだ。どのコも魅力的で捨てがたいが、ここはやはりアイルーってことで、爆弾系を連れて行くことにしよう。俺は「遠慮なく、ボンボン爆発してくれよ」という願いを込めながら、ネコートさんクエスト★7の”極秘依頼 眠鳥を狩れ!”のクエストを受注した。ちなみに、村長の後ろに佇むネコートさんに話しかけるのもこれが始めてだったので、かなりドキドキしたことを付け加えておこう。

 クエストの舞台は”樹海”。『ポータブル』シリーズ初登場のフィールドにして、『2nd G』を象徴するフィールドでもある。討伐目標はヒプノック。このモンスターもシリーズ初登場となるモンスターだ。まわりを見ると、俺とまったく同じタイミングで目黒、笠井、江野本の3人もこのクエストを受注したようだ。オイオイ、これじゃあまるでタイムアタックではないか。”世界一のガンランサー(笑)”と、(笑)付きながらも敬われる俺が、ここで部下どもに遅れを取るわけにはいかぬ。(こいつらよりも早くクエストをクリアーせねば……)と緊張しはじめる俺。それを見た目黒がニヤニヤしながら、「大塚さん、僕たちよりもクリアーするのが遅かったり、ましてや昇天したりしたら立つ瀬がありませんなあ」などと余計なことを口走る。カプコンの広報さんたちもニヤニヤ笑って、「いやあ、まさかあの大塚さんがそんなことにはならないでしょう!」と目黒の意見に乗る。余計なプレッシャーをかけられながらも俺はメラメラと燃え始め、「キサマら見ておれよ。爆弾アイルーと俺のガンランスの相性のよさを見せてやるぞ!」とツバを撒き散らして喚きまくった。

 それにしてもこのオトモアイルーって、ホントにかわいいのな……。俺の傍らから離れず、ちっちゃい身体をピョンピョンと躍動させながら一生懸命走ってくっついてくる。俺が道に迷っていつまでもヒプノックに遭遇できなくても文句ひとつ言わず、つねにピタリと寄り添ってくれる。いまどき恋人でも、ここまで尽くしてくれないのではなかろうか! そんな感動に打ち震えていると、目の前にヒマを持て余したヒプノックが現れた。

 狩場でも、オトモアイルーは大活躍だった。ヒプノックは睡眠ガスを吐いてハンターを執拗に眠らせてくるのだが、ハンターが寝たとみるやオトモアイルーは一目散にご主人様のもとに駆け寄ってきて、「とっとと起きるニャ!」とばかりにポコンと1発カツを入れてくれる。爆弾の使いかたもなかなか巧みで、大タル爆弾を見事に脚に当ててヒプノックを転倒させることもあった。……まあ、俺が持っていたのがガンランスだったので、砲撃や竜撃砲で爆弾ごとオトモアイルーを吹っ飛ばしてしまうこともたびたびあったけどな! それでも、いままでたったひとりでモンスターに立ち向かっていたひとりプレイにおいて、これほどかわいくて頼りになる相棒が誕生してくれたことは、何事にも勝る『2nd G』からのプレゼント、って気がした。

 しかし残念なことにクエストクリアーの順位では、双剣を装備していった女尻笠井に負けてしまった。ま、まあこれは腕の違いというより、武器の違いによるタイム差だろうナ……。結局、2番目に俺がヒプノックの討伐を果たし、俺をバカにしていた目黒は見事に1オチして3番手でゴール。女剣士の江野本も4番手ながらヒプノック討伐を果たし、無事に村に帰郷した。

 で、気づいたのが報酬を受け取る場面。ここではクエストで得たゼニーやポイントなどが表示されるわけだけど、『2nd』に比べて表示スピードがやたらと速くなっているのだ。スピード感を文字に表すのは非常に難しいのだが、『2nd』が「パッ、パッ、パッ、パッ」という感じだとすると、『2nd G』の報酬画面は「パパパパパッ!」って感じ。わかってもらえるかなあ。それと、狩猟中にオトモアイルーが手に入れてくれた素材も、この報酬画面でもらうことができる。この要素も、「おまえはあの厳しい狩猟のさなかに、そんなことまでしてくれていたんだなぁ……(涙)」と、オトモアイルーのいとおしさアップにつながること間違いなしだ。

 このあと俺たちは予定どおり、クイーンランゴスタ討伐クエスト、キングチャチャブー討伐クエスト、大連続狩猟と、『2nd』にはなかったクエストをたっぷりと遊ばせてもらった。村でのこととオトモアイルーのことを書いていたらやたらと長くなってしまったのでこのへんで筆を置かせてもらうが、いろいろと遊んでみて俺が思ったのは、「完全な新作のつもりでこのゲームに臨む必要がある」ということだ。それくらい、『2nd G』の充実度と求心力はズバ抜けている。

 ”拡張版”という位置づけでは収まりきらない『2nd G』の懐深さを体感できる日まで、あと数日だ!

※いっしょに行った逆鱗日和ファミリーもプレイリポートを書きましたが、「公開するのが恥ずかしい!」とか言っているため、しばらく後にアップすることになると思います(苦笑)。

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▲どうですこの大きさ……。てらてらと輝くボディーがうねうねと動くのを見るだけで卒倒しそうなクイーンランゴスタ。

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▲こちらはキングチャチャブー。キングのまわりには当然、通常のチャチャブーも……。お、おっかねえ……。


投稿者 大塚角満 : 00:00
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大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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