大塚角満の ゲームを“読む!”
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昨日この場で、『モンスターハンター フロンティア オンライン』の11月分リファインアップデートで、ナナシリーズのガンランスに龍属性が付与される旨を書いた。そこでついでとばかりに、「ガンチャリオットも、せっかく『2nd』で龍属性をつけてもらったにもかかわらず、再び『フロンティア』で龍属性が剥奪されてしまったのである」と、ガンランスを愛するがゆえの苦言というかひがみを書いてしまったわけだが、これが運営チームに届いたのか本日、
■既存武器 龍属性追加
既存の武器「ナナ=フレア」に龍属性が付与される以外に、
・シルバールーク
・ガンチャリオット
上記2点の武器にも龍属性が付与されます。
という衝撃の発表が!!! こ、これはマズい……。一刻も早く昨日までの発表をもとに作っていたもろもろの原稿を印刷所から回収して亡きものにしないと……と内部的な話は置いといて、とにかくまたまた新たに龍属性のガンランスが登場してしまうのである。これまで唯一龍属性がない武器カテゴリーとして隅っこに追いやられていたガンランスに、光が射すときが来たのだ!!
それにしても。
印刷所にあった原稿を差し替えるまでのドタバタ劇を、ここにドキュメンタリーで書きたいくらいです(苦笑)。
発表されましたよ、『モンスターハンター フロンティア オンライン』の11月分リファインアップデートの内容が!!! その中身は……全国百数十万のハンターが待ちに待っていた”あの”武器の導入であった!! ななななんと、龍属性のガンランスが実装されちゃうのだっっっ!!
……あーちょっとちょっと、この導入部分だけ読んでブラウザーの”戻る”ボタン押したり、「ちっ」と舌打ちなんかして右上の×印をクリックなんかしちゃいけませんよ。龍属性のガンランスは、全ガンランサーの悲願だったのですから!!!
『2nd』でガンチャリオットに龍属性が装着されたとき、俺は涙を流さんばかりに喜んだ。「これで古龍に臨むとき、パーティー仲間からいぢめられずにすむぞ!!!」と。実際、『2nd』のガンチャリオットの戦闘力は申し分なく、「これが1本ありゃ、どんなモンスターとも渡り合える!!」と俺は鼻血を噴出さんばかりの勢いで興奮し、喚き散らしたものである。この勢いで当然のように、『フロンティア』のガンチャリオットにも龍属性がついているものだと俺は確信していた。そもそも古龍の体力が異常なまでに高い(とくに上位)『フロンティア』では、龍属性の武器を持っていないとクエストに行く気にもなれない。龍属性武器でとっとと頭を壊して風の鎧やら炎の鎧を消さないことにはまともに攻撃ができず、尋常じゃない体力を削ることができないのだから。なので『フロンティア』は過去のどの『モンハン』シリーズよりも、龍属性武器の重要性が高かった。ならば当然、全武器カテゴリーに龍属性武器は用意されるべきである。しかし恐ろしいことにガンランスにだけ(強調)、龍属性武器が存在しなかった。前述のガンチャリオットも、せっかく『2nd』で龍属性をつけてもらったにもかかわらず、再び『フロンティア』で龍属性が剥奪されてしまったのである。これでは、「ガンランスで古龍と戦ってはいけないよ」と言っているようなものではないか。公にガンランサーであることを宣言している俺は大げさなほど落胆し、「神も仏もないものか……」と激しく慟哭したものである。きっと全国のガンランサー諸君も程度の差こそあれ、俺のように嘆き悲しんでいたのではなかろうか。
そんな我々のもとに届いた今回の朗報。新たに龍属性がつくのは『2(ドス)』の時代からある名物ガンランス、"ナナ"シリーズだ。新しく"ナナ=シャイン"、"ナナ=ブレス"、"ナナ=バースト"という新武器が加わるとともに、既存武器である"ナナ=フレア"にも龍属性が追加されることになった。じつは俺が『2(ドス)』の時代にもっとも愛用していたガンランスがナナ=フレアなので、今回の発表は二重の喜びだったのである。この青くてゴージャスなガンランスを担いで、古龍やらレウスやらレイアやらを追い掛け回してやるぞ!! と、会社の自席でぴょんぴょんと飛び跳ねながら、来る11月のアップデートを心待ちにしているのであった。
でもそのまえに、ナナ・テスカトリが来てくれないことには何も作れないんだけどね。ナナちゃん、早く来て〜!
▲このナナシリーズのガンランスに龍属性がつく。デザインは従来のもとと変わらない。やったやった!!
やっぱり書かずにはいられない! Wiiに『モンスターハンター』の正当進化作品、『モンスターハンター3(トライ)』が登場する!! まさしく、青天の霹靂。つねにこういうことが起こりうるのがテレビゲーム業界なわけだが、さすがにこいつは驚いた……。
本日の任天堂カンファレンス2007.秋の発表では、『3(トライ)』がWii用ソフトとして登場することと、”昨年発売した『モンスターハンター2(ドス)』の正統な後継タイトルになる”(公式リリースより)ということくらいしか明らかにされていない。発売時期も未発表。ヒントとなるのは”Wiiならではの新しい要素を取り入れながら、これまでのモンハンの特長もさらに進化させるべく、本作の開発をスタートしました”という、やはり公式リリースの一文くらいだ。はたして『3(トライ)』はどんなゲームになるのだろうか? ちなみに取材を進めたところ、発表されていたプレイステーション3版の『モンスターハンター3(仮題)』が、今回のWii版『3(トライ)』になるとのこと。つまりプレイステーション3で予定されていた『3(仮題)』は発売スケジュールから消えることになるわけだ。……うーん。なんかあまり、言葉が出てこないな……。勢い込んでこのブログで、『3(トライ)』が発表された驚きを綴ろうかと思ったんだが、驚きすぎると言葉が出てこなくなるもんなんだねぇ……シミジミ。
今回の発表会では、ほんの数分だが『3(トライ)』の映像も流れた。映し出されたのは、砂漠マップを思わせる広大な荒地、何艘もの大きな船が停留する大きな港、光が差し込むドーム型の通路、森と丘マップを髣髴とさせる、美しい山脈と川を見渡す小高い丘に立つハンター(アギト系の大剣を担いでいた)、そして、リオレウス、もしくはリオレイアに見えつつも、なにやら雰囲気が違う飛竜……こんなところだ。
プレイステーション3からWiiに乗り変わることで、グラフィックはどうなるのか? 操作系統はWiiリモコンにあわせたものになるのか? などなど、ゲーム内容以前に聞きたいこと、知りたいことがたくさん出てくる。しかしこれらは当然、まだ何もわからない。スクリーンショットである程度の映像を見ることはできるが、やっぱり実際にモンスターを狩猟しているシーンを目の当たりにしないことには、どんな『モンハン』になるのか見えてこないだろう。
『3(トライ)』は発売日が未発表だったことからもわかるとおり、つぎの情報が出るのはまだまだ先になりそう。それまではひたすら、『モンハン』フリークの誰もが実装しているスキル”妄想”を使って、『3(トライ)』がどんなゲームになるのか想像しまくるしかなさそうだね(苦笑)。
それにしても、『モンスターハンター』は話題が尽きないねぇ……。
大塚角満ブログの出発点に、帰ることにした。
『みんなのGOLF オンライン』
この稀有なコミュニケーションツールと出会ったことが、すべての始まりだった。
2003年6月12日から2005年10月28日にかけて、ファミ通.com誌上に”『みんなのGOLF オンライン』プレイ日記”という、ファミ通のニュース記者5人による持ち回り形式のブログ(当時はまだ、ブログなんて言葉は使ってなかったけど)が掲載されていた。回数にして、じつに127回。先日連載を終了した”『モンスターハンターポータブル 2nd』プレイ日記”は100回だったので、それよりもさらに多い記事を、この場にさらしていたことになる。まあ5人での持ち回りだったのでひとりあたりの回数は25回程度だったわけだが、これほど長く書き続けられた理由は、『みんGOLオンライン』というソフトにちょっと考えられないほどたくさんの魅力が詰まっていたからにほかならない。
『みんGOLオンライン』のサービス終了から1年半の時を経て、今年の7月についに、その続編とも言えるプレイステーション3用ソフト『みんなのGOLF 5』が発売された。あのときの雰囲気をそのままに、新規に導入された”本格ショット”やグラフィック面の大幅なパワーアップなど、随所で新世代マシンならではの手が加えられ、まさに新世紀の”みんGOL”となって帰ってきてくれたわけだ。もちろん俺も、発売日にこのソフトを手に入れた。そして、夢のように楽しかったロビーの情景を思い浮かべ、(またあのキラキラした時間が流れるんだなぁ……)と夢見心地になっていたのである。しかし『みんGOL5』が発売された7月の終わりころから『モンスターハンター フロンティア オンライン』のブログが本格化し、しかも当時はまだ『モンスターハンターポータブル 2nd』のプレイ日記も同時進行していたので、なかなか『みんGOL5』のプレイ日記を書く時間を作ることができなかった。いや、記事を書く以前に、記事を書けるだけ『みんGOL5』を遊び込むこともできなかったのである。
しかし、つい先日『2nd』のプレイ日記が100話で完結し、『フロンティア』のブログも9月いっぱいで終了となった(まあ、こちらはまた何か書くかもしれないけど)。つまり『みんGOL5』を遊び倒すだけの時間ができたのである! じつはすっかり出遅れた気分になって、「もう今回は『みんGOL』のプレイ日記はいいかな……」と思ってたりしたのだが、たまにロビーに降り立って昔からの仲間に囲まれながらチャットなんかしていると、(やっぱりこの楽しさを、まだ知らない人に伝えたいな)としみじみと思ってしまうのである。で、俺は決意した。『みんなのGOLF 5』プレイ日記をここに書こう、と。
『2nd』のプレイ日記のように、何かに憑かれたみたいにガシガシと頻繁に更新できるとは思えないのだが、ちょっとずつでもいいから『みんGOL5』の世界で出会った出来事や楽しい人々のことをここに残していきたいと思う。
というわけで1年半の充電期間を経て、『みんGOL』プレイ日記、スタートです! 気まぐれで更新するので、思い出したら覗いて見てくださいね(笑)。
大塚角満

週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。
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