大塚角満の ゲームを“読む!”
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遡ること1ヵ月、8月25日にドイツのライプツィヒというところで、『2nd』のプロデューサー、カプコンの辻本良三さんと遭遇した。な、なんでそんな場所で……と思われる方もいるかと思うが、毎年この時期にライプツィヒのコンベンションセンターで"GC"というヨーロッパ最大規模のゲーム展示会が開催されており、良三さんはこれの視察に来ていたのである。俺はこのイベントにはほぼ毎年取材で訪れているので、じつはドイツに渡るまえから「時間があったら現地で会いましょうよ」と話していたのだ。そこでぜひ、このコラムの100回目を飾る"筆者とプロデューサー対談"をやりたいと思っていたわけですねえ。
というわけで、広大なライプツィヒメッセ(コンベンションセンターのことね)の一角にあったフードスペースで良三さんと合流。お互い、巨大なハンバーガーとビールを買い込んで、手をハンバーガーソースでベタベタにしながら向かい合った。対談のテーマはマコトに手前味噌ながら、”大塚角満の『2nd』プレイ日記、100回到達”について。せっかくここまでがんばって書いてきたので、プロデューサーに祝ってもらおうって寸法さ、ふふふ。はっきり言っていままで俺が書いてきたどのコラムよりも、毒にも薬にもならないかも。でも個人的に非常に楽しかったので、かなり長文にはなりますが長々と掲載してしまいます。
では、対談の始まり始まり〜。※一部、ゲームとまったく関係のないおバカな話が混入しておりますが、ま、気にせず読み飛ばしてください^^;
●意味わからんけど、雰囲気で
大塚 いやあ、まさかこんなところで、ハンバーガー食いながら良三さんと向かい合うとはねぇ……(シミジミ)。
辻本 ホントにね。ふつうの友だちか、っちゅー話でね(笑)。最近大塚さん、ファミ通の人に僕を紹介するとき「大阪の友だちの良三さん」って言ってるっしょ(笑)。
大塚 うん(笑)。いまやそっちのほうがしっくりくるもんで(ニヤリ)。そうそう、このGCのPSPのブースに『2nd』の海外版が展示(→参考記事)されてるじゃないですか?
辻本 ありますね。
大塚 せっかくなんで"Kado man"ってキャラ作ってセーブしといた(笑)。
辻本 でたー!(笑) しかもセーブしたんや!
大塚 したした。これでKado manはドイツで『モンハン』の代名詞。
辻本 やめてくださいよ、営業妨害は(笑)。まあそれは置いといて、プレイ日記の100回目っていつなんですか?
大塚 どうしましょうねえ。えーっと、いま94回か。じつは95回目をドイツに来て書いたんですよ、手書きで。Kado manってキャラを海外版に刻み込んだ、ってネタ(笑)。
辻本 あははは!
大塚 んで、この対談が100回目じゃないですか? となるとあと、4回しかないんですよね。でね、この4回って、けっこうパツパツなんですよ。ホラ、ラージャン倒すでしょ。そしたら2回くらいはその詳細書きたいじゃないですか?
辻本 倒さないとダメでしょ?(笑)
大塚 そうなんすけどね……。でも倒したら書くと。あとは、いままでの報告と、書きたいネタがふたつくらいあるので。ほら、もういっぱいいっぱい。
辻本 確かにそうですねえ。
大塚 でもね、100回近く書いてきて、最近、更新頻度が著しく落ちてはいますけど、まだまだ書きたいことっていっぱいあるんですよね、『2nd』って。
辻本 それ全部『逆鱗日和』(拙著『本日も逆鱗日和』のこと)みたいにまとめたら、かなりの分量になるでしょう。でも『逆鱗日和』って、基本、全部収録してるんですか?
大塚 いや、載ってないの、けっこうありますよ。
辻本 でも、webのコラムに載ってないものはないんでしょ?
大塚 ありますよー。書き下ろしが3本入ってるし、ファミ通コネクト!オンで連載しているものも収録してますから。
辻本 あ、コネクト!オンのもあったか。……でも『逆鱗日和』、おもしろいですわ、ホント。
大塚 お、ホントですか。
辻本 もう大好きやわ、ホンマ。
大塚 驚いたんですよ。良三さんを始めとする制作チームの人たちが俺のコラムとか読んでくれてるの、会話しててすごくよくわかって(笑)。いやあ、うれしいなあ。
辻本 読んでる読んでる(笑)。更新されるの楽しみにしてましたもん。なんかね、ちょっとヤバイことも書いてたりするけど、個人のブログだから「ま、いっか!」って思いながら読んでますよ(笑)。
大塚 うん、そうっすよね(苦笑)。ホントね、寛大に見逃してくれてるんだろうなあ……って思ってました(汗)。
辻本 あはは! 見て見ぬフリしとこ……って思ってましたよ(ニヤリ)。
大塚 たとえば、この表現って、絶対使っちゃダメだよなあ……と思いつつも、つい勢いで書いちゃうんですよ。ここはあえて使ったほうがおもしろいよなぁ……って思っちゃって。
辻本 怒る気にもならなかったですよ。更新スピードが速くて(笑)。
大塚 びっくりしたでしょう。
辻本 ホント、速かったっすねー。
大塚 1回目は発売直前にエンターブレインで行ったイベントリポートで、2回目は『2nd』の発売日で、仕事ほったらかして行列に並んでソフトを買った、ってやつ。
辻本 ああ! そうやそうや!
大塚 そっから始まったんですけど、そのころはまだ毎日更新ではなかったんですよね。で、最初のころは河合リエ(ファミ通の『モンハン』攻略チームの隊長)をしょっちゅうネタにしてたんですよ。
辻本 そうそう! 多かったですよね、彼女のネタ。
大塚 彼女も「好きに書いてくれていいですよ」とは言ってくれてたんですけど、「でもやっぱり、私が出るときは一応見せろ」って(笑)。
辻本 あはは!
大塚 まあ、そのまんまなんですけどね(笑)。で、そのあたりのネタを書いているうちに自分でもおもしろくなってきて。
辻本 あのへんの話、おもしろかったですもん。
大塚 コラムはずっと書いてきたんですけど、どっちかというと「自分の楽しみを読者にもわけてあげたい」って気持ちだったんですよね。でもね、『2nd』の日記は「読ませたい!」って思って書いてましたよ。
辻本 うん、読ませるようになってますよ。
大塚 このあいだ『モンハン』開発チームのとある女性が「大塚さんのコラム、すごく好きです!」って言ってくれたんです。で、お話を聞いていたらふいに「でも大塚さんのコラムは、読むほうにもすごくスキルを要求してますよね?」って言われて。それは、ゲームを遊んでないとわからない単語がバンバン出てきてるのに脚注も入れてないし、なによりマンガのネタとか相撲のネタとか、マニアすぎる話をちょこちょこと散りばめてるのがものすごい突き放しだ、って。もう本当にそのとおりなんで、「うん、僕もそう思います」って答えたら、「でも、それがいいんです!」って言われて(笑)。
辻本 そう、それがいいんですよ! アレね、意味わからんけど雰囲気は伝わりますもん。
大塚 (苦笑)。かなりわからないでしょうねえ。良三さん、ほぼ読んでるんですか? 僕のコラム。
辻本 読んでますよ。ほぼ全部(笑)。
大塚 これはちょっと許せねえなぁ、ってのはなかったですか……?
辻本 ないっすよ。……あ、でもデスギアについてウソついてた(→参考記事)のは許せないかな(笑)。
大塚 あははは!
辻本 ウソやったんかい!! ってね(笑)。
大塚 たとえばモンスターのことを書くにしてもね、俺はたぶん、制作者の意図するところとはまったく違うことを書いてるんですよ。
辻本 ああ、そうですね。
大塚 たとえば、ガウシカが突っ込んできてムカつく(→参考記事)、とかね。作った側との思惑が乖離しているはずなんです。でもそういうのも、笑って読んでくれてますよね。
辻本 そいうことを言い出すと、あのブログはおもしろくなくなるんですよね。「うん、わかるわかる!」って色がどんどん消えていっちゃいますから。まあでも、オフィシャルの言葉じゃないからいいじゃん、って感じかな(笑)。
大塚 寛容だなぁ〜。たぶん、ほかのどんなゲームでも、こうはいかなかったと思うわ(笑)。制作陣のノリのよさ、というか、やっぱり関西人が多いからかもしれないですね。
辻本 ああ、それはそうかもしれませんね。なんかね、コント見てるみたいですもん。前フリがあって、オチがあって。
大塚 とくに、ブログではないけど、モンハンフェスタのリポート(→参考記事)はそんな感じに書きましたね。
辻本 そうそう(笑)。フェスタ全部を通じて、前フリとオチがありましたもん。
大塚 でも考えてみると、フェスタの記事をブログにカウントしたら、とっくに100回越えてるんだよなぁ……。
辻本 何言ってんスか。そんなのダメでしょう。
大塚 えー、だって、フェスタの地区大会で5回、決勝で1回稼げたじゃないですか。
辻本 もうね、”稼ぐ”とか言ってる時点でダメですわ。考えかたがズルイ(笑)。
大塚 厳しいなあ(苦笑)。
辻本 大塚さんのブログって、短編のギャグマンガ読んでる感じなんですよ。楽しかったらなんでもアリな感じで。あれは正解ですよ。
大塚 いやあ、そう言っていただけると救われる(笑)。
辻本 でもタイヘンですねえ。200回まで書くなんて……。
大塚 んなこと、ひと言も言ってないすよ(苦笑)。どの流れからそんな台詞が出てくるんすか(笑)。
辻本 いま一瞬、目が死にましたよ(爆笑)。俺の仕事はあのブログ書くことだけじゃねえぞ! って目が語ってました(笑)。
●見栄張ってるときは、たいがいウソ……?
辻本 でもよくぞあれだけ掘り起こして書いてくれましたよ。たまに『2(ドス)』に戻ったりして(笑)。
大塚 う……(笑)。まあね、俺も気づいてはいたんですよ。”『2nd』プレイ日記”って言ってるくせに、まったく『2nd』に触れないコラムがあったりね(苦笑)。
辻本 いままでのシリーズのマニアックなモンスターのこととか延々と書いてたり(笑)。
大塚 そうそう(笑)。で、文末に無理矢理”『2nd』では〜”なんて書いてこじつけたりね(笑)。
辻本 でもそもそもあのコラムを書き始めたきっかけって、何だったんですか?
大塚 本当に遡ると、『みんなのGOLF オンライン』のコラムまで行っちゃいますよ。
辻本 それはなんで書き始めたの?
大塚 あれのβテストがあったんですけど、本当に革命的におもしろかったんです。そこで一般の知らない人とたくさん知り合いになって、おもしろい話を聞いているうちに、「このおもしろさを文字にして伝えられないかな」って思い始めたんですよ。で、週刊ファミ通のニュースチームの面々と話をして、本サービスがスタートするのと同時に連載コラムを始めたんです。あれも、本当に好きだったからやってたんですよね。この『みんGOLオンライン』プレイ日記もなんだかんだで110回くらい書いて。5人で、ですけど。
辻本 あ、そんなにやってたんですか。
大塚 そうなんです。でもオンラインゲームも、やっぱり終わりがあるじゃないですか? で、「つぎ、どうしよっか」って話していたときに、無印(初代『モンハン』のこと)が出たんです。
辻本 へぇ〜。
大塚 で、「こりゃおもしれえ!!!」ってなって、僕と、当時週刊ファミ通にいたササキ(ササキmarkII。元週刊ファミ通の女性編集者)とふたりで日替わりで書くことになったんです。
辻本 じゃあ趣味の世界なんですか?
大塚 完全にそうですよ。好きじゃなきゃ書けないですもん。本当に無印はおもしろくて、日替わりどころかもっともっと書きたくて、ササキの順番をすっ飛ばして自分で書いたりね(笑)。
辻本 あはは!
大塚 この無印のコラムは50回くらいだったんです。いま考えると、少ないですけどね。で、『G』が出ましたけど、この『G』は無印よりもさらにおもしろかったんです。あまりにもおもしろくて遊びまくり、『G』はブログ書く暇がなかった(笑)。けっきょく『2(ドス)』でブログが復活するんですけど、これは、(ボチボチ何か書かないと『モンハン』で遊びまくってる大義名分が……)ってことで書き始めたんです。
辻本 そうなんや(笑)。じゃあ仕事してるフリ、ってところから始まったんですね、『2(ドス)』のブログは。
大塚 うん、わりと(笑)。これで大手を振って『モンハン』できるぞ! 俺のは仕事だぞ! って(笑)。
辻本 でもよくあれだけ書きますよね。やっぱりプロだなあ、って思いますもん。
大塚 ふだんは硬めのニュースの記事書いてますけど、ああいうくだけた文章がすっごく好きなんですよ。端っこを突っついたらこんなおもしろいのが出てきたよ、みたいなのを書きたいんですよね。
辻本 大塚さんって、関西の人?
大塚 違いますよ。群馬ですよ、出身は。
辻本 ですよね。でも関西のノリなんだよなぁ、中身は。
大塚 ああ、そうなのかなあ。
辻本 モンハンフェスタのときもそうですけど。我々が仕掛けたことをやわらかい言葉で書いてくれるから、伝わりやすいんですよね。お祭り感がにじみ出てて。ニュース、って感じで書かれると、お祭り感は伝わりませんから。記事として読んじゃうんで。でもね、ウソつくのは(→参考記事)よくないですよ。
大塚 ……。
辻本 もうね、わかった。大塚さんが見栄張って書いてるときはたいがいウソだな、ってことが(笑)。
大塚 んなことないっすよ!!(笑)
辻本 角満ブログのこと言い出したら止まらないなあ(笑)。
大塚 でもこのブログをまとめて『逆鱗日和』って本にしましたけど、送られてくる読者カードでひとつ、すごく印象に残っているのがあって。
辻本 ほう。なんですか?
大塚 「あんた、文章ヘタすぎ」ってひと言だけ書いてあるんです……。
辻本 あははは!!
大塚 めっちゃショックで(苦笑)。
辻本 でもね、批判してくれる人がいたほうが、ちょうどいいんですよ。全員が「いい!」っていうものって、やっぱりおかしいと思いますもん。
大塚 ああ、確かに全員が賞賛するのっておかしいですよね。『モンハン』も、賛否両論ですもんね。
辻本 そうですよ。『2nd』だっていろいろ言われますもん。
●ラージャンに屠られて……
大塚 ところで良三さん、『2nd』は100万本いくと思ってたでしょう?
辻本 狙っては、いましたね。前作の『ポータブル』が結果的に100万本近くまで行ったので、『2nd』では、瞬発力で行けるかな、って。
大塚 それだけの下地があったから、このブログも読者がついてくれたんだろうなあ。
辻本 ゲーム自体が、そんなにシビアじゃないじゃないですか。ふつうに遊ぶぶんには。自分なりの遊びができるし。だからそんなに、ゲームに対してヘンなことを書かれても「その人の感覚だし」って思えるんですよ。
大塚 俺みたいな日記書いている人、たくさんいるじゃないですか、一般に。
辻本 いますね。
大塚 やっぱり自分が体験したドジ話とかかっこいい話を、人に聞かせたくなるんですよね。
辻本 やっぱりそれが、ネットワークゲームの醍醐味ですよね。基本的に、人に何かを見せたいとか、見せることが可能なシステムなんでね。
大塚 ドジ話って、基本はかっこ悪いじゃないですか? でもそれなのに、人に伝えたくなるんです。
辻本 「昨日電車に乗ったら、こんなヘンな人がおってん!」って話したくなるのと同じなんでしょうね。「昨日、ついてなくてさぁ……」みたいなのといっしょ。
大塚 俺もそこがスタート地点かも。無印で初めてオンラインしたとき、『逆鱗日和』に出てくる”Wちゃん”っていう『みんGOLオンライン』時代からの友だちとふたりで”特産キノコを手に入れろ”のクエに行ったんです。一応、7個集めることをノルマに出かけたんですけど、勝手がぜんぜんわからないから集められなくて。そしたらそれまで饒舌だったWちゃんがいきなり無言になって、ザクザクと俺を斬り刻んだんですよ。それがあまりにもおもしろくて、「こういうのを読者に伝えたいなあ」って思ったんですよね。
辻本 あはは! でも、それなんですよ。それがネットワークゲームってもんです。
大塚 やっぱりノンプレイヤーキャラじゃなく、血が通っている人間のプレイとか反応っておもしろいんですよね。
辻本 すごくいろんなプレイスタイルがありますもん。僕、モンハンフェスタのステージでけっこうワガママなプレイをしていたじゃないですか? でもあれも、プレイスタイルのひとつだと思ってるんです。実際、僕のようにして遊んでいる人もたくさんいるわけだし。しょうもないことを徹底してやる人もいるじゃないですか? それでもいいんですよ。
大塚 フェスタの良三さんのプレイは楽しかったですよ。
辻本 でも始めはあんなふうになる予定じゃなかったんです。地区大会最初の福岡でいきなり躓いたんですよ。素で。4人でクエストいくのに肉忘れてね(苦笑)。
大塚 あはは! あったなあ! 良三さん、弓なのに肉忘れてね(笑)。
辻本 で、一瀬(『2nd』のディレクター)に肉もらって。でもそのときに、「こういうのも『モンスターハンター』の大事なところだなぁ……」って思って(笑)。
大塚 あのときって、緊張してたんですか?
辻本 最初のころはしてましたねえ。やっぱり、何かしら見せなあかん、って思ってたんで。
大塚 良三さんの役割、よかったですよ。おいしいところを表現する人がいて、記事も書きやすかったし(笑)。
辻本 やりながら思いましたよ。(あ、コレ、大塚さんに書かれるわ!)って(笑)。
大塚 まんまと書きました。
辻本 でも僕ね、奇跡のプレイが多い男なんですよ、『モンハン』やってて。
大塚 あ、そうなんすか(笑)。
辻本 意図してないのに、奇跡的に避ける、とかね(笑)。
大塚 でも最近、お互い忙しくてなかなかいっしょに『モンハン』で遊べないっすな。
辻本 ホントですねえ……。でもなあ、大塚さん、すぐやられるからなぁ……。
大塚 ちょっと。どさくさにまぎれて何言ってんすか(ジロリ)。
辻本 あんときもなぁ……。
大塚 たまたまじゃないすか、あんときは。だいたい、俺がやられたの、ラージャンでしょが!!(※筆者注 ちょっとまえに辻本、藤岡、カプコンの広報さん、大塚というメンバーで居酒屋で一杯引っ掛けていたら、なぜか「ラージャンに挑もう!!」という話になったのだ) 小学生が道端でスタン・ハンセンに出会ったようなモンすよ(意味不明)。
辻本 あははは!! でもね、やっぱり大塚さんがやられたらアカン思うんですよ。しかもあのとき、2オチしてたでしょう(ニヤリ)。
大塚 えー……。そうだっけぇ(しらばっくれる)。
辻本 そうですよ。僕が最初に1回やられたんですけど、そっからは逃げ回って大塚さんがやられるの見てましたから(笑)。
大塚 でもねえ、こういうコラムとか書いていると、「大塚角満はものすごくうまい」って思われてヤバいんですよ……。すごく華麗にガンランスを使いこなすらしい、みたいな話になって……。
辻本 ああ、そりゃそう思いますって(笑)。
大塚 声を大にしていいたいんですけど、俺は”『モンハン』がうまいから書いている”ではなくて、”『モンハン』が好きだから書いている”だから!(笑)
辻本 そんなこと言って、ホンマ大塚さんウマイからなあ(ニヤニヤ)。
大塚 だからやめろっちゅーの(笑)。誤解まねくでしょが。
辻本 いまんとこ、ガンランス使わせたら世界一じゃないですか?(ニヤニヤ)。
大塚 やめなさい(苦笑)。でも一般の人がね、「いつか彼のプレイを見てみたい」とかブログで書いてくれるんですけど、「俺のプレイ見ても何のプラスにもならないから!!」と言いたい……。
辻本 定型文に入れとかなきゃですね。「今日は調子が悪い」って(笑)。
大塚 「いま突き指してます」とかね(笑)。
辻本 でもね、まだまだシリーズを作っていきますんで、いろいろおもしろいことやりたいですよ。
大塚 これまでどおり、我々につけ入る隙を残しておいてくださいね。
辻本 うん、そうですね。ちょっとライトな部分がないとダメになっちゃいますから。
大塚 新作出たら、また再開しますから、プレイ日記。
辻本 1作ごとに100話ね(笑)。
大塚 100話か……。うん、わかりました。書きましょう!
辻本 ベスト版でも100話ね(笑)。
大塚 ベスト版でも書け言うなら、もうすっとぼけて無印のころの日記から再掲載しますよ(笑)。まあ近いうちのいっしょに遊びましょう。良三さんとは同じ匂いがするんでね、プレイスタイル(ニヤリ)。
辻本 やめてください。いっしょにせんといてくださいよ(笑)。でも、ホントにありがとうございました。今後もよろしくお願いします!
大塚 こちらこそ、よろしくお願いします!!
***
てなわけでほとんど手を加えることなく、いつもの口調のままで掲載してみました。これを読むと、なんで僕が思うままに、好き勝手にいろいろなことを書いてこれたかわかってもらえたんじゃないかなと思います。そう、このプレイ日記は、制作チームの遊び心とノリのよさにずっと支えられていたのです。本当に、ありがたいことだなあ……。
9月20日、東京ゲームショウ2007の初日に『2nd』をベースにした新作、『モンスターハンターポータブル 2nd G』という、なんとも心ときめくタイトルが発表されました。まだタイトルが発表されただけで詳細は明らかにされていませんが、何やらいろんな仕掛けやサプライズが仕込まれていそうです。対談の中にもあるとおり、もちろん僕はこの『2nd G』もやり込みます。そして良三さんとの約束どおり、またここでプレイ日記を連載したいと思います。100回書けるかどうかわからないけど、思うまま自由に、いろんな角度から新作にも向き合いたいなあ。そのときはまた、ぜひぜひ読んでやってください。
長いあいだ、本当にありがとうございました……って、『2nd』のプレイ日記は終わるけど、この”ゲームを読む”というブログ自体は存在しているので、俺は居座り続けるけどな! あと、ファミ通コネクト!オンと週刊ファミ通では相変わらず『モンハン』シリーズについてのコラムを続けているので、あんまり”お別れ”って気はしないのだが……(笑)。でもまあ、節目ってことで。
ご愛読、感謝感謝です。またお会いしましょう!
追伸:けっきょく、”最後の招待状”について書かなかったわけですが……。これについてはラージャンを狩猟でき次第、”緊急コラム”ってことで書かせてもらいますよ! ま、いつになるかわからんけどね(笑)。
9月20日、東京ゲームショウの会場で日本ゲーム大賞2007”年間作品部門”の発表授賞式が行われた。日本ゲーム大賞は、その年の優れたエンターテインメントコンテンツを選定、表彰するCESA主催による表彰イベント。一般投票も可能なので、投票したことがある人も多いんじゃないだろうか。
今年、優秀作品賞に選ばれたのは13タイトル。『ポケットモンスター ダイヤモンド/パール』、『ブルードラゴン』、『龍が如く2』など、それこそ綺羅星のごとき大ヒット作品がつぎつぎと選ばれていった。この13作品の中から、今回の”大賞”が選ばれるのだ。
13作品の中に、カプコンのPSP用ソフト『モンスターハンターポータブル 2nd』が入っていた。これはもちろん、予想できたことだ。PSP初のミリオンヒット作にして、学生を中心に一大ムーブメントを巻き起こしたニュース性はめちゃくちゃ強烈だからね。でも前述のとおり、ほかの作品もニュース性という点においては引けをとらないものが揃っている。どの作品が大賞を受賞してもおかしくない。ニュース記者としての冷静な目を保ちながら、俺は満席となっている会場の隅からステージを見つめ続けた。
そして−−。
司会を担当する伊集院光が、このブログの読者がもっとも頻繁に口にしているソフトのタイトルを読み上げた。
「大賞は、『モンスターハンターポータブル 2nd』です!」
社会現象となったWii用ソフト『Wiiスポーツ』とのダブル受賞だった。『モンスターハンター』シリーズの作品が日本ゲーム大賞を受賞するのは、初代『モンスターハンター』に続いて二度目。”快挙”という言葉がもっとも似合う、会心の受賞だった。
壇上には、俺がここでさんざん書いてきた”モンハン4人衆”、辻本良三プロデューサー、藤岡要ディレクター、一瀬泰範ディレクター、小嶋慎太郎プランナーの4人が並んでいた。遠目に見た彼らの表情は、”喜び”というよりも”驚き”に満ちていたように思えたのは、俺の気のせいだろうか。
会うたびにくだらない冗談を言い合っていっしょになってゲラゲラ笑っている4人が、日本を代表する錚々たるゲームクリエーターの前に立って表彰を受けているシーンは、俺から見たらそれはそれは不思議な光景だった。正直、ちょっと夢を見ているような気分だった、と言ってしまおう。これで彼らも、日本屈指のゲームクリエーターのひとりになったんだなあ……。いっしょに収まっている人たちが本当に偉大なクリエーターばかりだったので、余計、そんな気分にさせられた。でもこれは俺だけの感情ではなくて、先のモンスターハンターフェスタの会場で彼らと話したことのある人だったら、きっと同じように思っただろうな。彼らはモンハンフェスタの会場で、本当に気さくにユーザーとの会話を楽しんでいた。そんな距離感の近いクリエーターが日本ゲーム大賞の大賞受賞者として表彰されている姿は、何とも言えず誇らしかったのだ。
この間、週刊ファミ通誌上で”『モンスターハンターポータブル 2nd』誕生物語”という記事を連載してきた(って、まだ完結してないけど)。その取材を行う中で、サクセスストーリーだけが満ちているわけではない『2nd』の制作現場の苦悩や逡巡をたくさんたくさん目の当たりにしたことで、俺の『モンスターハンター』制作チームに対する尊敬の念は強くなるばかりだった。そんな彼らが今回のような大きな賞を受賞して、俺が感激しないわけがなかった。
表彰式が終わり、壇上から降りてきた4人は俺の姿を認め、ニコニコしながら歩み寄ってきてくれた。すぐに良三さんが、「やりましたよ! 大塚さん!」と言って右手を差し出してきた。俺も「やったね!」とそれに応え、痛いほど固い握手を良三さんと交わした。
続いて小嶋さんが、「ありがとうございました!」と元気に言って、同じように右手を差し出してきた。その手と、がっちり握手。弾けるような小嶋さんの笑顔は、じつにじつに印象的だった。
そして、『モンハン』世界を守る男、藤岡さんが何も言わずに笑いながらサっと右手を差し出してきた。俺は鼻の奥にツンとした痛みを感じながらも同じように笑いながら、強く強く、藤岡さんの手を握り返した。藤岡さんの目は、(本当にありがとうございました!)と言っていた。俺はそれに心の中で、「やっぱ『モンハン』ってすごいね!」という言葉で応えた。
最後に、一瀬さんと向かい合った。「やったっすね!」と俺が右手を差し出すと、一瀬さんは間髪入れずにニヤリと笑い、サっと左手を差し出す。空中でぶつかる、俺と一瀬さんの右手と左手。俺は一瀬さんと同じようにニヤリと笑い、「ちょっと!(笑) わざとっしょ!!」と猛抗議。ゲラゲラ笑う俺と一瀬さんの姿を見て、良三さん、藤岡さん、小嶋さんも愉快そうに笑った。やっぱいいな、『モンハン』チームは。
でも今回の受賞で、『2nd』が終わったわけではない。98回目のコラムで書いた『モンスターハンターポータブル 2nd G』の存在はもちろん、なんか焼けぼっくいに火じゃないけど、彼らに触れてまたまた、『2nd』熱がぶり返してきちゃったよ。このコラムはあと1回で終わりにするつもりだけど、俺はまだまだいつまでも、『2nd』で遊び続ける気がする。でもこれってきっと、このコラムを読んでくれてる多くの読者も抱いた想いなんじゃなかろうか。
さて、ラージャンと遊んでくるかな。なんかいまなら、勝てそうな気がするよ(笑)。
【MHP 2nd】第98回 『モンスターハンターポータブル 2nd G』!!!!!
やって来ました東京ゲームショウ2007!! キャッチフレーズは”つながって、ひろがって、世界へ。”。さっそく広がりましたよカプコンブースで!! と、のっけから意味不明の絶叫をしてナゾのテンションで展開しておりますがそれも致しかたナシ! 皆さん、すでにご存じかとも思うがSO! 『モンスターハンターポータブル 2nd』の新作が発表されちゃったのだっ!! はあはあ。ちょっと落ち着いてふつうのテンションで書こう。
発表されたタイトルは『モンスターハンターポータブル 2nd G』というもの。なんか、すごく長いような気もするが、よく見ると”G”というアルファベットが1文字足されただけなので、じつはあまり長くなっていない。まあ長さなんてどうでもよくて(と言っても、タイトルだけで256文字あります、って言われたら卒倒するけど)、ここで問題となるのが”G”が背負わされた意味である。『モンスターハンター』プラス”G”で思い出すのが、初代『モンスターハンター』の拡張版といった趣で発売された『モンスターハンターG』だ。このソフト、はっきり言って名作中の名作だった。うじゃうじゃと現れる色違いの亜種モンスター、新たに加わった”双剣”という武器カテゴリー、ハンターランクの上限が上がったことにより新設された最上級クエスト”Gクエ”の実装などなど、単純なマイナーチェンジには止まらないニクイ仕掛けが随所にちりばめられていたものである。
今回の『2nd G』は、思想の部分ではまさに、この『モンハンG』のスタンスを引き継いでいると言えそう。壇上でソフトの説明をしたおなじみ、辻本良三プロデューサーによると、ゲームのコンセプトは”お祭り感”で、ベースとなる『2nd』で現状考えられているネタを片っ端から詰め込んだ豪華な仕様になるらしい。具体的に書くと、まずクエストの面では前述の”Gクエ”が久々に復活。上位のモンスターにもひーこら言わされている俺から見ると空恐ろしい限りだが、やっぱりこの”Gクエ”という響きには懐かしさとともに胸が沸くような興奮を覚える。そして登場するモンスターは、現状のものに加えてシリーズ初登場となるモンスターも用意されているという。「かなりのボリュームアップをはかっている」と辻本プロデューサーが断言していたので、こいつは期待してよさそうだ。
ステージも、新規のものが加わるらしい。それにプラスして「ファンに喜んでいただけるステージも……」と辻本プロデューサーは語っていたが、『2(ドス)』や『2nd』に登場した”森と丘”のように、初代『モンハン』、『モンハンG』で遊べた懐かしのステージが登場したりして……。と、これは俺の勝手な希望的観測だけどなー。最近、無性に初代『モンハン』や『G』に登場した沼地やジャングルに行ってみたいなぁ……とノスタルジックな気分になっていたので、そういう考えが頭に浮かんだ次第であります。
しかもこんだけじゃなく! なにやら『2nd G』ならではの新システムも導入されるらしい。さすがにこれは現時点では何もわからないのだが、辻本プロデューサーは「アイルーがキーキャラになるかも」と語っていた。アイルーは農場で働いたり、キッチンで働いたり、はたまた美容師になったり宝探しに出かけたりもしている。非常に行動的に”動く”キャラなので、何か突拍子もないことをやってくれるかも……? 本当に俺は何も知らないのでここまでしか書けません。
そんな『モンスターハンターポータブル 2nd G』だが、今回もプレイデータの引継ぎが行われるっぽい。『2nd』は『ポータブル』のデータをオマケ程度に移行させることができたが、今回はオマケではなく、「ガッツリとできますよ」(辻本)とのことだったので、『2nd』ユーザーは期待してよさそうだ。
ちなみに『2nd G』の発売時期、価格は未発表。辻本プロデューサーは「そう遠くない時期に」と語っていたし、『モンスターハンター』チームは開発スピードが驚異的に速いことでも知られている。最後に発表された2回目のモンスターハンターフェスタのタイトルが”モンスターハンターフェスタ08”になっていたので、少なくとも2008年には発売されるだろうけど。まあ当たり前かもしれんけどな!!
というわけで、バタバタした記事でナンですが、『2nd G』の発表が衝撃的だったのでついつい書いてしまいました^^;
週刊ファミ通9月21日号(9月7日発売)から4週連続(予定)で、”『モンスターハンターポータブル 2nd』誕生物語 モンハンが俺たちの共通言語になった日”という連載が始まった。内容は、PSP(プレイステーション・ポータブル)初のミリオンヒットとなった『2nd』の誕生を、制作の中心人物4人(藤岡要ディレクター、辻本良三プロデューサー、一瀬泰範ディレクター、小嶋慎太郎プランナー)の証言から掘り起こすというもので、インタビュー記事ではなく、完全なドキュメンタリーとなっている。まあ書いているのは俺自身なので手前味噌もいいところなのだが、非常に興味深くておもしろい記事になった……と思っている。
俺は数年まえからエポックメイキングなソフトやゲームコンソールそのものの制作秘話をドキュメンタリーとして書き起こす”奇跡の瞬間”という不定期連載を週刊ファミ通誌上で行っていた。ハードではプレイステーション、プレイステーション2、ソフトでは『どうぶつの森』、『太鼓の達人』、『みんなのGOLF オンライン』、『三国無双』……などなどと、まさに綺羅星のごときヒット作の誕生を綴らせてもらってきたわけだが、どれも思い入れの強いハードやソフトばかりなので、書くときのプレッシャーたるやほかの記事の比ではなかった。それでもがんばれたのは、やっぱりその作品が”好きだから”にほかならない。
ずっと、『モンスターハンター』の誕生を書きたいと思っていた。まあ過去を振り返ってみてもこれほどハマったゲームは存在しないと断言できるくらい惚れてしまったゲームなので、俺がそう思ったところで誰が責めることができようか(いやできない)。でもなかなか機会がなくて今回のタイミングまでモンモンとしていたわけだが、いま思えばアタフタと慌てて書かなくてよかったな、と思っていたりする。この間、モンハンフェスタなどのイベントに密着させてもらって『モンスターハンター』シリーズとユーザーの関わり、制作陣とファンとの距離感なんてものをいちばん近いところでじっくりと見させてもらって、(ああ……。ホントに『モンハン』ってユーザーに愛されてるんだなぁ……)ということを再確認することができたし、何より前述のモンハン4人衆を始めとするスタッフの皆さんと仲良くなれたことで、制作の裏側……というよりも、彼らの”心意気”というものを知ることができた。これが、自分が記事をかくうえでのモチベーションやら意義みたいなものを強烈に後押ししてくれて、現在の充実した作業につながっていると思っているのである。意気に感ず。『モンスターハンター』と、それを作った人々に惚れこんだからこそ、できた記事なのです。
あまりにも宣伝臭くて恐縮なのですが、このブログを読んでくださっている方々は『モンスターハンター』のファンがほとんどだと思うので書かせてもらいました^^; ぜひぜひ、読んでみてください。『モンスターハンター』を、もっと好きになると思いますよ。
大塚角満

週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。
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