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【MHP 2nd】第95回 ライプツィヒにて

 すっとぼけて、こっそり更新します。

 8月21日から25日までドイツの古都・ライプツィヒに行っていた。ヨーロッパ最大級のゲーム展示会、GC-Games Convention-が毎年この時期に行われるので、ライプツィヒにはもう、4、5年続けて足を運んでいるはずだ。訪問数があいまいなのは単純に、最近とみに混乱が激しい我が脳ミソでは「……あれ? 今回でライプツィヒ行くの何回目だっけな……?」ってな具合に数が定まらないからである。まあとにかく、4、5回くらいはこの地を訪れている。分厚いドイツのガイドブックの中にあって、6ページくらいしか情報が載っていない旧東ドイツの小さな都市であるが、俺はやたらとピンポイントで、この美しき小さな街のことに詳しくなってしまった。もしもライプツィヒに旅行に行かれる方がおりましたらお便りください。オススメの料理屋等をご案内させていただきます。ただしガイドの仕方が、「えーっと、駅を背に200歩くらい歩いたところで右に曲がり、なにやら朽ち果てたレンガ造りの建物が見えてきたら右斜め上空を仰ぎ見て、青い看板にドイツ語で複雑なことが書かれたレストランの4軒くらい隣のカフェの向かい側あたりの店がおいしかったです」という、はなはだテキトーなことしか言えませんが……。まあひとつ言えるのは、下調べをしないでフラリと入った店でも、ほぼ間違いなく料理とビールは格別においしい! ってこと。って、俺はいったい何を書いているのでしょうか。

 そう、ドイツのGCというイベントに行っていたのである。勝手知ったるライプツィヒメッセ(GCの会場ね)でプレス受付を済ませ、広大な会場へ向けてテクテクと歩いていくと、アレ……? なにやら前方に見たことある人が……。あの浅黒く日焼けした精悍な顔つき……そう! 辻本良三プロデューサーではないか! 『2nd』のプロデューサーが何でここに!! というわけでさっそく、俺を見つけてニヤニヤと笑っているプロデューサーに声をかけた。「アレ? なんで良三さんいんの?」と。すると辻本プロデューサーは開口一番、最近、夏太りに悩んでいる編集者に向かって、「ちょっとそこのヒト、100回を目前にサボりすぎじゃないの、コラム!」とグサリと突き刺さる矢のような台詞を吐いた。痛恨の一撃である。俺はすっかり会話の主導権を握られ、プロデューサー様の言葉に「ははー!」、「へへー!」と耳を傾ける。それによると辻本プロデューサーがGCの会場に来たのは、なんと『2nd』の海外版がプレイアブルな状態でPSPブースに出展されるためで、その様子を視察に来たというのである。サアたいへんだ。すぐにPSPブースに行かなくては。俺はこうしちゃいられないとばかりにカメラを担ぎ、辻本プロデューサーに別れを告げて展示会場に突っ走った。目指すはPSPブースである。

 PSPブースに行ってみると……あったあった『2nd』の海外版が! さっそく遊んでみよう。タイトル画面に出た『MONSTER HUNTER FREEDAM 2』のロゴを確認して、スタートボタンをポチリ。すると恐ろしいことに、キャラクターメイキングの画面が現れた。通常、この手のイベントでは”イベント用”ってことである程度セッティングされたキャラクターを選択し、クエストも短時間で終わるようにカスタマイズされたものが楽しめるようになっている。それがここドイツでは、完全にナマの状態から触らなければいけないらしい。うーむ。こいつはまさに質実剛健。俺は(会場のほかのブースも取材しなければいけないのだが……)と思いながらも、「まあやらないわけにはいくまい!」と腹をくくってキャラクターを作り始めた。せっかくなので”kado man”という名の男性キャラを作成し、海外版の『2nd』の歴史に名を刻んでおいた。

 さあゲームスタートだ。驚いたことに、キャラクターが発する台詞もステータス表示も、すべて英語である(当たり前)。俺は大いに戸惑い、村人たちがやたらと黄色い吹き出しを出して「HEY! 話しかけて話しかけて!」とアピールしているのをガン無視してクエストを受注した。俺の優秀な英語能力から推察すると、どうやらギアノス5頭討伐クエストのようである。優秀な、と言ってるわりには文章がおっかなびっくりなのだが、ギアノスを5頭倒したらクエストが終了したので、俺に間違いはなかったようである。

 さすがにイベント会場でこれ以上遊ぶことはできなかったのだが、kado manというキャラクターはしっかりとセーブしておいた。俺のあとでこの試遊機で『2nd』を遊んだ人は、なんの躊躇いもなくkado manというキャラクターを選択してゲームを堪能することだろう。のちに『2nd』の海外版がヨーロッパで話題になったとき、もしかしたら「OH! あのkado manが出てくるゲームね!」と叫ぶドイツ人ユーザーが何人か出てくるのではあるまいか……。美しい古都の夜更けに、そんなことをひとり思った。

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▲ホラホラ! これが”Kado man”の勇姿!
 

投稿者 大塚角満 : 15:48
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大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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