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【モンハン2】第39回 黒狼鳥

 さて、無事(?)に復帰を遂げたわけだが、2日経っても3日経っても、何を目的にプレイしたらいいのかわからない。さあてどうしたものか……と思って初代『モンスターハンター』からの友人、Bに「復帰したんだけど、何をしたらいいかねえ?」と携帯電話でメール。するとすぐにBから「いまイベントでイャンガルルガが来てるはずだから、それに行こうよ」と返事が来た。おお、そりゃあいい。いま行こうすぐ行こうということで、Bとふたりでイャンガルルガ討伐に出かけることになった。

 イャンガルルガは"黒狼鳥"の異名で呼ばれる超レア飛竜。PSPの『モンスターハンターポータブル』や『モンスターハンター2』のオフラインモードのみで目撃することができたのだが、最近になって気まぐれを起こして、ときたまドンドルマにも飛来しているらしいのだ。このイャンガルルガ、ひと言で言い表すならウルトラマンタロウに出てきた"タイラント"、もしくはウルトラマンエースに出てきた"ジャンボキング"ってところだろう……って、若き青少年諸君にはまるで意味がわからないだろうから解説すると、いろんな怪物のいいところを持ち寄って作られた"合体モンスター"というわけですね。基本の行動は姿が似ているイャンクック。得意技のサマーソルトキックは明らかにリオレイアで、ときたま発する怪音はゲリョスの閃光に似ていなくもない。加えて装甲の堅さはバサルモスやグラビモスを髣髴とさせるものがある……。とまあ、こういった特長を書き連ねるだけでもイャンガルルガがひと筋縄では行かない相手であることがわかるというものだ。

 ところがこのイャンガルルガ、じつはハンターランク1の若手ハンターでも戦うことができる。それを見て俺はBに向かって、「なんだ、ガルルガって下位クラスの飛竜なんじゃん。手ごたえないかもな」と言った。するとBは、「上位飛竜に挑むつもりで万全の準備をしたほうがいいよ。ナメてかかると確実にやられる」と不敵に笑った。それでも俺はPSPやオフラインモードで戦ったイャンガルルガを思い出し、「まあでも、大丈夫っしょ」とナメきった態度で戦場に赴いた。

 イャンガルルガが出現するのは"密林"マップだ。『モンハン2』ではもっとも慣れ親しんだ場所である。といっても、パーティープレイでイャンガルルガに挑むのはこれが初めてということもあり、俺はBの指示に徹底的に従うことにした。「まず6に」とBが言うので、そのとおりに移動。するとすぐに、マップ6の地点にイャンガルルガがバサリバサリと飛来してきた。

 今回、武器は水属性の片手剣"オデッセイブレイド"を装備していった。「ガルルガは水に弱いよ」とBが言うので、武器倉庫を漁って出てきた唯一の水属性武器、オデッセイブレイドを選んだのだ。しかし俺は『モンハン2』のプレイ当初こそ片手剣も使っていたが、正直ここ半年くらいはまったく触れてもいなかった。となると当然、操作がおぼつかないのはガンランスや大剣を持ったとき以上になるわけで、俺の分身はイャンガルルガの目の前でやたらにぴょんぴょんと飛び跳ねるのみ。こちらの攻撃はいっこうに当たらず、逆にイャンガルルガの多彩な攻撃を食らいまくるありさまで、アッと言う間に瀕死の重傷を負わされてしまった。しかも悪いことは重なるもので頼みの綱のBが「なんか回線の調子が悪いな……」とボソリ。そして「操作がおぼつかないので、1回リセットするね。やり直そう」と言って戦場から離脱してしまった。俺もすぐにBの後を追おうと思ったのだが、「せっかくなのでもう少しガルルガの特長を研究しよう」と余計な向学心をきらめかせてイャンガルルガに対峙。ところが研究も何もいきなり見事なサマーソルトキックをまともに食らい俺の分身は昇天してしまった……。

 打ちのめされて街に戻ると、回線落ちから復帰したBが待っていた。俺はイャンガルルガにいじめられたことは黙ったまま、「さて、もう1回やろうか」とBに提案。今回はきちんと食事もとって、回復薬も万全にして、俺たちは再び戦場に立った。

 そして、なんとか無事に討伐はできたのだが、ハンターランク220と96のふたりがかりで、約20分の時間を費やしてしまった。イャンガルルガは攻撃的な性格、攻撃力、スピード、耐久力ともに、上位の飛竜、そして古龍にすら匹敵するポテンシャルを持った怪物と言えそうだ。

 つねに1匹で行動する、めったに会えない孤高の飛竜……。俺はイャンガルルガに、アスリートが持つ独特な強さを見た気がした。

投稿者 大塚角満 : 15:50
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大塚角満

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週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。


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