大塚角満の ゲームを“読む!”
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●いよいよガンランスデビュー!
週刊ファミ通の攻略記事を読むと、ガンランス使いはまず"スティールガンランス"を目指せ、とある。工房の生産リストを眺めると、ガンランスはほかの武器と比べて種類が少ない気がする。どうやら記事どおり、それなりに使えるガンランスを作ろうと思ったら、序盤はスティールガンランスに派生を進めなければならないようだ。アイアンガンランスから強化するためには、序盤ではダイヤモンドよりも貴重な"マカライト鉱石"を多数消費することになるが、ケチなことは言っていられない。俺はほぼ必然的に、スティールガンランスを目指して素材集めに走り回ることになった。ガンランスをメインに使っている人は、たいがい俺と同じような道を辿るのではないのだろうか。
俺は何度も何度も密林を往復し、スティールガンランスを作るだけの素材を集めた。そしてようやく、攻撃力、斬れ味ともにそこそこなガンランスを手に入れることができたのである。
さてガンランスがどういう武器かというと、これがなかなかどうして一筋縄ではいかない"クセ物"。ランスを名乗ってはいるが、まったく似て非なる物と断言していい。とにかく使い勝手がランスとは別物なのである。当たり前といえば当たり前のことなのだが、これまでのシリーズでランスを使っていた人は、当然のようにその面影をガンランスに重ね合わせる。結果、敵を攻撃するときに右スティックを↓にばかり入れてしまい、大振りの切り上げ攻撃ばかりやるハメに(ランスは同様の動作で、機敏で攻撃力が高い上突き攻撃が出せる)。ガンランス最大の特徴である砲撃や竜撃砲も使うタイミングがつかめず、どうにも宝の持ち腐れ状態になってしまうのである。
「重い!!」
と俺は叫んだ。ランスもかなり重い武器だったが、ガンランスは明らかにそれ以上だ。武器に重さという概念はないが、感覚的に非常に重く感じるのである。弾丸をリロードする動作や竜撃砲のかっこよさはほかの武器にはないものだけに、なんとか使いこなしたいとは思うのだが……。
それでも根気よく使い続けていればなんとかなるもので、スティールガンランスを手に入れた翌日くらいにはガンランスを使う上でのコツのようなものが徐々につかめてきた。攻撃の起点となるのは、右スティック↑の踏み込み突き上げ攻撃。攻撃が決まったらすぐさまR3ボタンで斜め上方に砲撃をし、そのまま右スティックをカタカタと↑に倒して上方突き。×ボタンでステップするとす速くつぎの攻撃に移行できるのはランスといっしょなので、迷わず×ボタンでステップ……。これがガンランスの王道パターンのようだ。つい竜撃砲をぶっ放したくなるのだが、攻撃の前後の隙があまりにも大きいので"ここぞ!"ってときまで使用を我慢しなければならない。ここぞ、ってのはモンスターがコケたり、飛行から着地に移る瞬間などですね。当たれば大ダメージを与えられるが、それだけリスキーな技であることもしっかりと念頭に置かねばならないのである。
……と、ガラにもなく攻略的なことを書いてみたが、週刊ファミ通をパラパラとめくっていたら、まったく同じようなことがすでに書いてあった。でもやっぱり、これがいちばんガンランスの重さを感じさせない攻撃パターンなんだよな。さてそろそろ、大型の飛竜に挑んでみるかあ。
●もうちょっとでガンランスだー
ヤオザミにいじめられて、泣きながら村に帰ってきた我が分身。やっぱり裸はマズイかなぁ……と思いながらも、どうにもお金がもったいなくて安い装備を買うことができない。しばらくは1、2回の昇天は覚悟してクエストに臨もう……。そしてあのヤドカリのバケモノにはなるべく近寄らないようにしよう。そう心に誓った。
しかし裸で出撃するためには、あまりにも頼りない防御力のなさを補うものが必要である。つまり、敵に攻撃されるまえに倒してのけるだけの"攻撃力"が。しかしこんな序盤で高い攻撃力を持つ武器など、持てるわけもない。ならばとりあえず、自分がいちばん慣れている"ランス"を作って、ちょっとでも楽にクエストを遂行しよう。俺は村長にもらったお金を元手に、アイアンランスを作ることを計画した。
アイアンランスはもっとも初期のランスなので、作ることは容易い。鉄鉱石が3つあれば、1500ゼニーほどで手に入れることができる。俺はなけなしのお金でピッケルを4本購入し、フィールドに飛び出していった。目指すは鉄鉱石だ。
ここまでプレイしてきて思うのは、この『モンスターハンター2(ドス)』は非常に採取の楽しみが増えたということ。これまでのシリーズだと採掘場所でピッケルを振り回しても2、3回で何も取れなくなることが多かったが、『2』ではやたらザクザクと鉱石が掘れる(気がする)。鉄鉱石3個なんてアッと言う間に掘れてしまい、ちょっと拍子抜けしたほどだ。まあその鉄鉱石を3つ掘るあいだに、石ころはその倍くらい手に入ったがね。とにかく俺は鉄鉱石をじゃらじゃら言わせながら、意気揚々と村に帰ってきた。そしてできた。アイアンランスが!
このアイアンランスを手に入れたことにより、序盤のクエストがぐっと楽になった。切れ味がないに等しい武器なのでボス系のモンスターでは手に余るが、ザコだったらこれで十分。恐ろしいヤドカリ野郎もこれまでいじめられたお返しにと、必要以上にチクチク突っついてやったわ。ひひひ。俺はすぐにアイアンランスをアイアンランス改にバージョンアップ。もうちょっとでいよいよ、目標であるガンランスにたどり着く!
さてまったく関係ない話だが、24日の早朝、トリノオリンピックでフリースタイルスキー"エアリアル"の男子決勝の模様が生中継されていた。すげーすげーと言いながら眺めていたのだが、中継のアナウンサーの人が、
「レイ! フルフル!」
と実況しているのを聞いて、妙な親近感を覚えてしまった。
俺は思った。(この人も『モンスターハンター』をプレイしているといいなあ)と。
※"レイ"は伸身宙返り、"フル"は1回捻り宙返りのことだそうです。エアリアルの技のひとつですね。
●防具を買ったほうがよかったかしら……
シングルプレイの拠点となる"ジャンボ村"に降り立った我が分身。しばらくはここに身を寄せて、細々と武器や防具を作りながら遙か先を歩む友だちたちを眺めていよう……。8割がた捨て鉢な気分になりながらも、村で基本を身につけることは長い目で見れば決して遠回りじゃないはずだ! と心を奮い立たせるのであった。
とりあえず、自分のキャラクターを育てる上での方向性を決めよう。メインの武器にガンランスを使うことは何度も宣言しているが、ほとんどのゲームはスタート直後に、絶望的な資金難に見舞われる。『モンスターハンター2』もその例外ではなく、支度金として村長さんからもらえるお金など微々たるものだ。 このゲームにおける最初の選択はまぎれもなく、村長さんからもらったお小遣いをパーっと使うか貯金しておくか、というものである。
俺はここでは迷わず"貯金"を選択。しばらくはなんの防具も身につけず、下着姿で堂々とフィールドを闊歩し、モンスターに襲いかかることに決めた。その気になれば最初にもらえる支度金で、ハンターシリーズやチェーンシリーズの防具で全身を覆うこともできる。チェーンシリーズを揃えれば、とりあえず防御力が20プラスされることは承知の上で、それらはスルーすることにした。防御力が20あれば序盤のクエストはかなり楽になるだろうが、一応、これまでのシリーズをやり込んできた俺ならば、序盤のモンスターの攻撃はすべてかわすか防御することができるだろう。そういう、あまりにも不確かで過剰な自信のもとに決められた方針なのである。
でもやはり、『2』からこのシリーズを遊ぶプレイヤーには、ハンターシリーズかチェーンシリーズをとりあえず揃えることをオススメしたい。ただのムシケラに見えるランゴスタの攻撃も、裸の状態で受けるとビックリするくらい甚大な被害をもたらしてくるのだ。しかも『2』から導入された"季節"の概念がクセモノで、温暖期になるとこのテのイヤラシ系のモンスターが大発生する。1匹だったら蚊ほどの力しかもたないランゴスタも、6匹、7匹と群れになって接近してくると、それはもう巨大な"軍隊"。アっと言う間に囲まれてブッチュンブッチュンと接吻の嵐を降らされ、気がつくと虫さされ跡もナマナマしい屍を晒すことになりかねないのである。考えただけでストレスが溜まってくる『モンスターハンター』におけるサイテーの死に様だ。
そんなこともわかっていながら、俺はハンターナイフ1本だけを携えてフィールドに飛び出していった。最初に受けたクエストは"特産キノコ5個の納品"。このシリーズではおなじみのクエストである。フィールドは"密林"。最初に登場するフィールドということは、いちばん簡単で攻略しやすい場所、ということになろう。俺は大した準備もしないまま、密林に飛び出していった。
この"密林"は、これまでのシリーズで言うところの"森と丘"マップに相当するのだろうが、いやはやこれほど随所に新しい仕掛けがほどこされているとは思わなかった。まず大きいのが"一方通行"の存在。たとえばマップ3からマップ8へは移動できるのに、その逆は無理、というやつである。この一方通行のおかげで、なかなか目的の場所にたどり着くことができなかったりする。(これまでのシリーズ作品以上に、とっととマップを覚える必要があるな)と俺は密かに思った。
また密林には"季節によっては行けない場所"もあった。マップ10にあたる島がそれで、海の水が満ちる季節になると島に通じる道が海水で埋まり、通れなくなるのだ。現時点では島に行けないがためにクエストを遂行できない、なんて事態には陥っていないが、ここには何か恐ろしい罠が隠されている気がしてならない。
さて問題のクエストだが、試した季節がよかったのかモンスターに襲われることもなく、順調に特産キノコが集まった。このまま納品して村に帰ってもいいのだが、それではあまりにも作業的でつまらない。せっかくハンターとして生まれたからにはモンスターに襲いかかりたい! そう思って俺は、砂浜でハサミを振り回しながら愛嬌をまき散らしていた新モンスター"ヤオザミ"にケンカを売ることにした。ヤドカリにしか見えないコイツはいかにもチョロそうで、しかもうまそうである。
ヨダレを垂らしながらマップ3に行くと、砂浜で黄昏れている1匹のヤオザミを発見。初対決である。こっちは裸とはいえ、『モンスターハンターG』を1400時間以上やり込んでいたツワモノだ。ザコと思しきヤドカリなどに遅れはとらないだろう。そう思いながら自信満々のジャンプ斬りを、ヤオザミに見舞った! プッシューと噴水のようにヤオザミから体液が飛び出す。やっぱりコイツ、大したことないナ。そう思って再び剣を振り上げると、ヤオザミは信じられない速度で横走り! 一瞬にして視界から消え失せたかと思うと、背後から強烈な一撃を裸のキャラクターにお見舞いしてきた。
「どわ!! なんだなんだ!」
慌てふためきながらも、必死の形相で体勢を立て直そうとする我が分身。しかし怒れるヤオザミはトリッキーな動きをくり返して、なかなか的を絞らせてくれない。ザックザックという巨大なハサミの攻撃にさらされて、アッと言う間にフラフラになる俺。
あああ……こんなことになるんだったらヤオザミになんか手を出すんじゃなかった……。
こりゃ敵わないと確信して逃げ出そうと思ったが、壁際に追いつめられてそれもままならない。反撃を試みても初期装備のハンターナイフでは、大したダメージを与えられない……。そうこうしているうちに楽しいキノコ狩りに来たはずの我が分身は、巨大なヤドカリに昇天させられてしまった……。
ケチケチせずに、安くてもいいから防具を装備しておくべきだったのだろうか……。試行錯誤は続く……。
●先に行く友だちを呆然と眺めながら
これまでのシリーズで僕は、村で楽しむオフラインプレイ(ひとりで遊ぶモードね)をほとんどすっ飛ばし、いきなりネットに接続して街に繰り出していた。街にいけば、たくさんの友だちが待っている。その人たちとパーティーを組んでクエストに出撃することにより、さまざまな恩恵を受けることができるのだ。たとえば、素材を採集できる場所やモンスターの出現状況を教えてもらえるだけで、ものすごく序盤のクエストが楽になったりする。さらに屈強な友だちが数人いれば、自分だったら尻尾でパキーンと触られただけで即死するような強大モンスターも、彼らがパッパと倒してくれるのである。他力本願といえばそれまでだが、これもオンラインゲームならではの醍醐味と勝手に解釈して、俺はこれまでの作品ではつねに、強い友だちの後ろに隠れて、銀玉鉄砲もかくやと言わんばかりのオンボロボウガンでプチュンプチュンとムナしい砲撃をくり返していたのである。
さて今回の『モンハン2』ではどうしようか。俺がソフトを手に入れた2月18日の段階ですでに、オンラインの街は人で溢れているという。これまでのシリーズでいっしょに冒険してきた俺の仲間たちも、ことごとくオンラインに接続して、クエストに明け暮れているようだ。早い人はかなりの高ランクになっているようで、すでに取り返しのつかない差をつけられているような気もする。さてさて……。
よし、とりあえず俺はオフラインクエストに行ってみよう。『モンスターハンター』から『モンスターハンターG』になったときはバージョンアップ的な意味合いが強かったので、それほど新たな知識を詰め込む必要はなかった。しかし『2』は完全なる新作である。1回、自分自身をリセットして、『2』で導入されたであろう新たなルールやアイテムを勉強しなおさなきゃな。よし、オフラインだオフラインだ。いろいろと学ぶうちに、装備もそれなりのものができているだろう。
まず目指すは、何でもいいから1本、ガンランスを作ること。ちょっと遊んでみたところ、ガンランスという武器はものすごくクセがあった。『G』ではずっとメインの武器としてランスを使っていた僕だが、ガンランスの特殊っぷりには大いに戸惑ったものだ。とにかく1本手にして使い込んでみよう。しっかり使えると判断したときに、強大な飛竜に挑めばいいや。
さて、まずは何をしようかな……。
●道のりは険しかった
金曜日の夜に台湾から帰国した。じつに実り多き取材で楽しかったのだが、帰りの飛行機に搭乗したあたりから、僕はすっかり心ここにあらずの状態だった。(早く日本に帰って『モンスターハンター2(ドス)』やりてえよおおおお!!!!)と、心の中で絶叫をくり返していたのである。台湾から成田空港までは4時間程度しかかからないのだが、それでも気が急きまくっている僕は、のんびりパタパタと飛んでいるとしか思えない。しかし客室乗務員さんをとっつかまえて「もっと速く飛んで!」なんて言うわけにもいかず、俺は寝不足で濁った目をやたらとギラギラさせながら、やり場のない焦燥を胸に秘めて高度10000メートルを静かに静かに移動したのであった。
そしてようやく、夜の11時くらいに会社に到着した。成田空港からそのまま家に直帰したいところだったが、あいにくその日は締切日。『モンハン2』をゆっくりプレイするどころか、急いで何ページも作らなければならない。ああ……いつになったら俺は狩りに行けるのだ……。悲しくうなだれながら自分の席に着くと、さっそく女尻笠井(ファミ通の編集者。『みんGOLオンライン』ネームで言うところのキレンジャ)が、「大塚さん、『モンハン2』、めっちゃおもしろいですよ!!」と満面の笑みで言うではないか。どうやら俺が出張に行っているあいだ、存分に遊んでいたらしい。……おもしろいことくらい知っとるわ!! いちいち俺に言うな!! 俺も早く遊びたいよおおおぉぉぉ……。という言葉はぐっと飲み込んで、「あ、ソなんだ。ヨカッタネェ」と抑揚のない声で答える。仕事に没頭することで『モンハン2』の蠱惑的な誘いを絶とうとするも、そういうことを考えている時点ですでに心を捕らわれているということになり、しかもネットで知り合った友だちから再三「まだ街に来ないの?」、「早く狩りに行こうよ」等々のお誘いメールをいただいたりしたものだから、俺は本当に泣きそうだったよ……。まあどんなに遊びたくても、成田空港から直接会社に来てしまったので、『モンハン2』を買っていなかったんだけどネ……。
けっきょく、金曜日の仕事は朝までかかってしまった。ようやく家に帰ってきたのは、朝の7時すぎである。旅の疲れと眠気で倒れそうだったが、このまま寝てしまったら夜まで目が覚めないと確信し、そうなるとますます『モンハン2』で出遅れることになってしまうので、俺は寝るのを我慢した。量販店が開店する午前10時には店頭に行ってソフトを買って帰ってこよう、と決心したのである。何という『モンハン』愛だろう……。
そして俺は無事、ソフトを手に入れて家に帰ってきた。ついでに、壊れてしまったプレイステーション2も薄型(ホワイト)に新調。関係ないけどコーヒーメーカーまで購入した。
家に着くやいなや、俺は恥ずかしいくらいコーフンしてバリバリバリとプレイステーション2の包装を破り開けた。真新しく美しい、純白の本体がしずしずと取り出される。新しいことはいいことだ。がちゃがちゃとがさつにソフトを放り込み、本体のスイッチをオン! ついに俺は『モンハン2』にたどり着いたのだ! さあ、狩りまくるぞーーーー!!
って、この日記。
"金曜日に帰国し、翌土曜日にソフトといっしょに本体も購入した"
だけで十分だね……。
●発売日なのに嗚呼僕はいま何処に……
いよいよこの日が来た! 2月16日、カプコンのプレイステーション2用ソフト『モンスターハンター2(ドス)』がついに発売されたのだ! 聞くところによると、都内の量販店では大行列が発生した模様(なぜか伝聞)。大作ソフトの発売日では恒例の光景だが、『モンスターハンター2』の期待度の高さは、じつはハンパではなかった。先ごろ行われたKDDI主催イベントでは、なんと徹夜組が登場。僕はファミ通のニュース担当として10年以上、あらゆるソフトの体験イベントの取材に行っているが、体験コーナーに4時間待ちの行列(!)ができた光景など、いまだかつて見たことがない。これまでのシリーズ作品がいかにファンに受け入れられているかを証明するエピソードだが、はっきり言って僕も、この行列に並んでいたファンに勝るとも劣らない『モンスターハンター』LOVEなオトコだ。ファミ通.comをマメにチェックされている方は知っているかもしれないが、僕はかつて、シリーズ第1作目の『モンスターハンター』にゾッコンとなり、日々のプレイリポートをコラムとして連載していたことがある。どこをどう読んでも毒にも薬にもならない駄文の連なりではあったが、それでも毎日のようにメールでお便りをいただき、(やっぱりこのゲームの注目度はハンパじゃないんだなぁ)と心から実感したものだ。
そして『モンスターハンター』のアップグレード版『モンスターハンターG』を経て、ついに発売された『モンスターハンター2』。はっきり言って僕は、"『モンスターハンター2』をプレイする合間に仕事をする"ってくらいの気持ちでこのソフトに向き合うつもりである。『モンスターハンターG』は現時点でのプレイ時間が1400時間を超えているが(自分でも呆れた)、その『G』よりも遥かにボリュームがアップし、やり込み要素も桁違いとなった『2』では、自分がどれくらい長大な時間を費やすハメになるのか、想像すらできない。正直、ちょっと自分がコワイくらいである。ただ、僕はそれほどゲームが上手な人間ではないし、やり込むタイプでもない。なので今回もこれまでのシリーズと同様、気の置けない仲間たちとバカな話をしながら、ちょっとずつ成長していければいいな、と考えている。いろんな人との出会いや会話、さまざまなハプニングなどを通して、少しでもこの『モンスターハンター2』のすばらしさを伝えていければいいな、と思っている次第だ。
さて、今日はめでたい発売日。それほどこのシリーズが好きなら仕事もせずに街に入り浸っているんだろう……と思われるかもしれないが、じつは数日まえから台湾に取材に来ており、街に行きたくても行けない状況となっているのだ。会社に置いておくと仕事をほっぽらかして『モンスターハンター2』ばっかりやるだろう、ということを見透かされて遠く異国の地に飛ばされたわけではないのだが、間違いなく日本にいたら仕事はそっちのけになったことであろう。実際、僕が会社の席にいないのを見てファミ通のモンハン隊長、河合リエは「大塚め……。会社サボって家で狩りってるな!!」とその目を鋭く光らせていたという。まことに失礼な話だが、本当にそうなっていた可能性を否定できないのだからヒドい話である。
ああああああ!! それにしても!!! いまごろ全国のハンターたちが新しい装備を身に纏い、新マップの開拓者となり、まだ見ぬ新飛竜との戦いに備えて腕を磨いているんだ!! そうに違いない!! 俺も早くプレイしたいよー!!!
そんなわけで非常に欲求不満の僕だが、明日の夜には街に降り立つ予定だ。過去、僕は『モンスターハンター』ではボウガンを、『モンスターハンターG』、『モンスターハンターポータブル』ではランスをメインの武器として使っていた。今回の『2』ではいまのところ、新武器の"ガンランス"を使っていくつもりだ。あー早く竜撃砲をぶっ放したい……。
というわけで本日から、『モンスターハンター2(ドス)』プレイ日記を書かせていただきます。本当におバカなことばかり書くと思いますが、末永く、お付き合いください!
大塚角満

週刊ファミ通副編集長にして、ファミ通グループのニュース担当責任者。群馬県出身。現在、週刊ファミ通誌上で“大塚角満のモンハン研究所”というコラムを連載中。そこら中に書き散らした『モンハン』がらみのエッセイをまとめた単行本『本日も逆鱗日和』シリーズ(4巻)が発売中。また、そこからのスピンオフとして別の視点から『モンハン』の魅力に迫る書き下ろし作品『別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学』シリーズも。このブログではさまざまなゲーム関連の話題を扱うつもり。一応、そのつもり。
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