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テイルズ オブ ヴェスペリア特集 第二十一回

2008年09月14日

こんばんわ、ジャム爺です。

プロジェクト ヴェスペリア。
ウン百万本という数字がポコポコ出てくる、
そんなアメリカの360市場。

つい先日、TOVがそのアメリカでも発売になりました。
ジャパニメーションよろしく、ジャパナイズドゲームとして
現地でも紹介されていますね。
至高のRPGが海外でどういう風に
受け止められるのか楽しみです。

さて、僕はというと・・・じゃん!

オリジナルサウンドトラックと海外版のTOV!
「海外版は日本語版のセーブデータで遊べるよ♪」
と、事前に郷田さんから教えてもらっていたので
早速てけとーなセーブデータでプレイしてみました。


ほら、全部英語!(いやアタリマエなんだけどねw)
アイテム欄なんて、開いてみると英語の単語帳みたいw
日本語版同様、コンフィグでフォントが3種から選べました。



ずっとハマっているジュディで戦闘をしてみました。
喋る喋る、五月蠅いくらいw
ハイタッチのやつも、テンション高いです。
ジュディはセクシーです、エステルの声もセクシー。
僕的には海外版ラピードの声が、リアルに犬でした。
「う”〜〜〜わふっ!」「ばぉぉぅんんんん」
の声が妙に犬です、日本語版より犬w

術・技のネーミングもナイスです、巧い。
例えば、ジュディの「如月」という技があります。
これを一体どう英語にするんだろうか、と。
英語版「如月」は『Luna Rise』と言います。
攻撃モーションは、回転しながら垂直に昇り、蹴り落とす。
月が昇っていく様子を技名に・・・したのですか?
と郷田さんに聞いてみたら「うん、そうだよ」と返事が。

他にもかなり「おおっ」と思える箇所が多々あります。
ぶっちゃけ、書ききれません(別途連載する?w)

もう何周もしているYouや、ヴェスペリアンなYouは
各サイトや、アキバのあのお店とかで
海外版をゲットしちゃって、その目でぜひ見てください!

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では、今日のメニューです。
久々に登場、郷田プロデューサーです。
先日、開催されたCEDEC2008についてのお話をしてくれます。



本連載はeb!ファミ通.com、ファミ通Xbox 360
並びにバンダイナムコゲームスさんによる
全面協力の元、書き殴っていきます。
長期連載になりますがどうぞ長い目でたくさん宜しくお願いします。

第二幕のサブタイトルは、
BNGのファイン清野さんと相談して、
【魔核・製造人】というギルド風の名前にしてみました。
『コア・クリエーター』と読んで下さい。

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テイルズ オブ ヴェスペリア特集
【魔核製造人】
第二十一回 〜〜
【コメント頂戴っ!】〜CEDEC2008のオハナシ〜
プロデューサー 郷田氏
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みんなmeのことforgetしてないか心配デス。
Producerのゴーダデス!
久々登場でちょっとstrainデス。

お遊びはこの辺にして、真面目な話を1つ。
去る9/10(水)、CESA主催のCEDEC2008というゲーム業界のトップクリエイターや
エライ人達が講演するという、カンファレンスに出てきました。
実は2年ぶり3回目の登壇だと思います。

前回は『テイルズ オブ ジ アビス』と『テイルズ オブ モバイル』の
家庭用ゲームとケータイサイトとのコラボレーションをお題に、
制作Pの樋口と登壇したのですが、今回はもちろんTOVをネタに

「Xbox 360『テイルズ オブ ヴェスペリア』から見たハイデフRPG開発」
という講演を樋口制作P、三好ローカライズPとしてきました。

大きな教室に溢れんばかりの受講者で安心しました。
ガラガラだったらどうするんだろうと、そう!
発売日記念イベントの時と同じ不安にかられてましたが、
無用の心配でした。

でもCESAの方が一番大きな会場を用意してくれていたのでプレッシャーが(笑)
業界人向けなので、開発の内容とかビジネスについての突っ込んだな内容について、
それぞれの立場からトークセッション形式で行いました。

ジャムさん来るはずなのに来てないしー、
とか思いつつ時間をだいぶオーバーして終了。
質問もけっこう頂き、これは一晩単独セッションでもやるか、
みたいな話にもなりましたが、自粛&自重。

そもそも3人とも今回のプロジェクトで
だいぶボロ雑巾のようになっているのでスタコラサッサと(笑)

どんなことを話したのかはすでに報道 されているので、
ここでは書きませんがパワポの一部をご紹介。


表紙です。
藤島先生の絵やっぱり良いですよね!


北米法人のローカライズPのピーターです。
彼は青い目のサムライです。
彼がいなければ同時開発は無理でした。
本当はCEDECに一緒に登壇して欲しいぐらいです。
いつかこのブログに単独で出て欲しいなと思ってます。


海外でのレビューも紹介しました。
ローカライズのクオリティについても高く評価されています。


海外も含めた発売済みの全パッケージです。
ちなみに北米版は日本のハードでも動作しますし、
セーブデータも使えたりします。
(おっとジャムさんの好きな裏話ネタかな?w)


「正義」を貫くRPGですが、
僕らも正解のないゲーム作りの中で色々なこと、
貫いてました(笑)


公演後にはデベロッパーズナイトという、
関係者によるレセプションがあったのですが、
いろいろなメーカーの方や顔見知りのクリエイターと談笑しました。
こういう機会やゲームショウのタイミングでないと
なかなか合わない人もいるので、情報交換したりするのですが、
みな口々にTOV買って遊んでると言っていただけて嬉しかったです。


そしてそのまま二次会、三次会、四次会と・・・・・。
始発で帰りました。


週の真ん中になにをやってるんだ?と言われそうですが、
気心のしれた面々でチームジャパンを作ろうぜという話をして盛り上がりました。
日本のゲームメーカーで連携して、海外メーカーを驚かさせるような、
世界のお客さんがやっぱり日本のゲームクリエイター凄いぜ!と
言わせるようなものを作ろうと固く心に誓って眠りにつきました。

ジャムさんの歌声も聴かせて頂きました。
怖い話も、ヤバイね。
でも僕の引き出しにしまっているヤツはもっとヤバイので
今度ジックリゆっくり、緑と青の照明たいて、お話しします(笑)

で、9/11品切れしていた360が新価格でお店に並んでいたので、
ストアチェックに言ったのですが、TOV売り切れてました。
やっぱり本体なくてお待たせしてしまったお客様が
けっこういたんだなと反省。

今日から始めたみなさん。
ちょうど、三連休でございます。
存分にヴェスペリアをお楽しみ頂ければと思います!
ではまた何かの機会に(笑)

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郷田さん、ありがとうございましたー。
僕も最後の四次会まで一緒にいたんですが
とにかくアツイ・・・
あの暑苦しさが丁度良いですよね、むしろ。


CEDECの打ち上げパーティーの写真です。
写真左から、ローカライズPの三好さんです。
三好さんがどういうチーム体制でTOVをローカライズしたか
を、もし他社のローカライズチームが聴いたら、
十中八九、腰抜かします。

僕が良くインサイドXboxでやっている
マスオさんのマネとかそういう騒ぎじゃないですよw

その席にいた某社の某氏が冗談めいて
「引き抜き」の話をしていたんですが、
樋口さんが「契約金最低三億円ね!」と話してましたw
裏を返せば樋口さんにとって、
いえ、TOVプロジェクトにとって三好さんは
欠かせない、欠くことが出来ない存在
だったんですねぇ。
三好さん、暫くゆっくり休んでくださいよー。


写真中央、新藤さん。
10月、Xbox LIVEアーケードで発売になる
「メテオス ウォーズ」のプロデューサーさんです。
この写真を撮ったのが、パーティー終盤もいいところでして
殆ど深イイ話が出来ないまま終わってしまいました。
新藤さん、近いうちにバッチコイお願いします!


写真右、ご存じ樋口さん。
基調講演もこのジャージ姿でやったった、と僕に言います。
ひどい!ガッチリ、スーツで行ったのにっ!!それはさておきw
「売れた数じゃないんですよ、TOVは。魂が伝われば良いんです。」
とこのパーティーから四次会の席でもずっと言ってました。
戦い続けて三年、貫き通して三年、半端無い時間です。
次の闘いまで、どうぞゆっくり休んでください。

そうですね、今晩にでもどうですか。
やりたくて仕方がないバーンアウトパラダイスとかw



これは二次会の模様です。
食事もほどほどに、チームジャパンを結成する様子です。
それぞれに思うことを出し合い、ぶつけ合ってました。
これ、全部録音してたら、トンデモナイ事になりますw
ゲーム業界のこと、というよりも遊ぶユーザーのこと。
国内メーカーとしてユーザーに刺さる作品を作るには
どうしていったらいいか、をガチで話していました。

国内の有名どころが集まった不思議な空間。
そんな席に編集者でも記者でもない僕がいていいんだろかw
と思っていたんですが、それは間違いでした。

「一生懸命、事実である何かを伝えようとしてる、それでいい
記者、クリエーター、編集者とか関係ないんですよ、心があればね」

と、某社の某氏が酔って焦点の合わない目で
身振り手振りして、僕に言ってくれました。

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はい、終わろうと思ったのですが
思いの外、CEDECで郷田さんが話したことについて
反響が凄くて、僕の所にもメールやメッセージが。
何か言え、と言われてもですね・・・うーん。

ネットで騒がれている「外野云々」な話。
そもそも本人がその場でその言葉を使ってないし。
その言葉を使ったのは本人じゃなく、メディアでしたし。
批判、賛否両論になるのは良いと思うんです。
日本は言語統制されている国じゃないしw

僕が以前所属していた会社のNEWS記事も読みました。
そんなに個人的感想を書きたかったのであれば、
NEWS記事とは切り離して別途書けば
良かったんじゃないのかなぁ、と。

じゃないと、あたかも事実として捉えられてしまいます。
現にそうなってしまったんで、こんな結果論調で申し訳ない。
今度からは”伝える”という事がどういう波紋を産むのか
考えてから書いたほうがいいんでは、と思いました。
そのままの事実を伝えないのであれば、尚更ね。

もちろん、それは僕自身にも返ってくる言葉でもあります。
今だ、このブログのTOV特集が「NEWS記事」と
捉えられてしまっている点で僕もまだまだ、です。
編集者ではないのですが、ライターさんだと
思われてしまっている点で僕もまだまだ、です。

と、こんな風にしか言えません。
ああ、後味の悪いシメになってしまった。
ここまで読んで下さった方、次回は楽しく行きます。
申し訳ない。

One for All, All for One, All For 360.
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(C)藤島康介
(C)2008 NBGI



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投稿者 ジャム爺 : 2008年09月14日 17:04

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