こんばんわ、スパイク広報担当の【ナカ】です。
『バイオショック』は、海外版の表現を100%引き継ぎ日本語化されました。
その表現内容から、当初社内でも、CEROに関しては『Z』タイトルに
なるのではないかと思われていました。
ところが、CEROより来た連絡は『D』。
それはもう、社内の誰もが驚きを隠せなかった瞬間でもありました。
『バイオショック』、CERO 『D』の理由。
それは一体どこにあったのか。この場をお借りしまして、推測など…。
実はCEROに判定用ビデオを提出した際、
とあるシーンが足りないと連絡を受け、再度提出した、という経緯があったんです。
そのシーンとは、リトル・シスターをHarvestする、
つまり幼い少女からアダムと呼ばれる物質を刈り取り、
彼女の命を奪ってしまう、というシーン。
主人公がゲームを進める上で極めて重要となる選択をせまられる、重要なシーンです。
連絡を受け、そのシーンを追加した上で、映像の再提出。
その結果、下された判定…。それがD区分という判定でした。
何故、本作のような一部過激とも言える表現が用いられたタイトルが『D』区分でおさまったのか…。
その大きな理由として、私が考えるに、
開発陣の拘ったラプチャーという世界観、
というものが大きく作用していると思われます。
2K Australiaのデザイナー、Dean Tate氏がおっしゃっていたお話しによると、ゲームの全てのコンセプトは「ラプチャー」を中心に考えらたそうです。
そして、リトル・シスターに関して言うと、ラプチャー内で、"アダム"という
ラプチャーで生き残る為に必要な物質を創り出せるのは
リトル・シスターしかいない、という設定がなされています。
そうすると、スプライサーという異形と化したラプチャーの住人は
アダムを入手するため、リトル・シスターの命を狙うことになります。
プレイヤーもまた、ラプチャーの住人になった時点で、
アダムを欲し、リトル・シスターと接触せざるを得なくなる、というわけです。
そしてそこに、「奪うのか」「助けるのか」という選択肢、
それは自由度とも言ってよいと思うのですが、
世界に介入していく権利をプレイヤーは得ることになります。
従って、本作は、遺伝子物質の研究の末にラプチャー内の異形の生物たちから
命を狙われることになってしまった少女、リトル・シスターを助け出す涙なしには語れない物語である、と捉えることが出来ると、そう考えています。
そのような物語性、全てを鑑みた上で下された判定だったのではないか、と
私は思っているのですが…。
ただ、実のところ、真実は明らかではありません…。皆さんはどう思われますか?
そこは是非、実際にプレイをしていただいて、考えてみていただきたい点でもありますね!
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皆さんどう思いましたか?
僕?
そうねぇ。
ふつーに審査通していたら間違いなく「Z」だったと思うんです。
単に作品を審査にかけただけではないと思うんです。
本作をCEROに通す際に「もの凄い人物」が居たんじゃないか、と。
なんてゆーの、『ネゴシエーター』(交渉人)みたいな。
ゲームもなんだかんだいって他の業態とは変わらない。
そう、『契約ビジネス』だったりします。
どこのハードで、どのパブリッシャーから、どういう形態でビジネスするか。
機械と商売しているわけでないので当然『人と人』がやるわけです。
そこで登場するのが、卓越した交渉能力を持つ人間「MR.X」ですw
相手の痒いところに手が届き、押しと引きを絶妙に使い分ける。
クールさを持ち合わせながらも人情と義理も重んじたりなんかしちゃったりして。
どんなに頭がコンクリーt・・・・頭の固い人物だろうともオトす。
そんな超人が実は暗躍していたとしら・・・ちょっと格好良くない!?
しかも超イケメン(OR超美人)だったら・・・・
と、妄想してみるが、そんな人が居るとしたら映画の中だろうw
オンライン協力対戦が旬になってきているXbox 360において
シングルモードに特化する作品は際立ちます。
特に本作は海外産タイトル、どこまで日本のユーザーに入り込めるか。
そんなちょっと仕事風にマーケット雑感なんかも入れつつ
遊んでみると、ちょ〜〜っと普通に遊ぶのとは違って
面白いかもしれません。
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