『ファミ通WaveDVD』編集部BLOG「ファミ通WaveDVD編集スタジオ 803号室より」
『PRESS START 2009』リポート
2009/8/2

ゲームミュージックで楽しむ交響詩!
『PRESS START 2009』に行ってきました。
僕らは、取材というよりは割と趣味です。
(ちゃんとした記事はファミ通.comに後日上がると思います)

いやー、東京芸術劇場のエスカレーターって長いね!
それにしても、会場のあちこちで、
城下町の宿屋に旅人たちを
呼び込もうとしている姿が見受けられます。
そうだよね、ここには
ゲームのプレイヤーばかりいるんだもの。

それはともかく、席に着いて一息つくと、
ステージではチューニングが始まりました。
さあ、いよいよ始まる……!
「ビール飲みてえな」
えっ?

買った。

注いだ。

のんだ。

からっぽ。
ビールのあとトイレに行ったら、
すでに1曲目が始まってしまい、
スタッフの方に締め出されてしまいました。
『ペルソナ4』の曲は廊下のテレビで聴くことに。
その後は落ち着いて鑑賞。
観客参加型のイベントを交えつつ、
笑いアリ感動アリの演奏が続きます。
日本で行われるコンサートにしては、
拍手などの反応が大きく感じられました。
その理由は、聴く音楽が
ただ与えられるものではなく
共有するものであるから、なのでしょうね。
音楽×思い出。
ゲームミュージックは、
そのゲームにまつわる思い出……つまり、
色濃く残る記憶と密接にリンクしています。
音楽が思い出と重なった瞬間、
感動が、激情が、何倍にも膨れ上がっていきます。
その振れ幅は計り知れないものです。
時に涙し、時に震えて、
音楽の奥底に眠る記憶を呼び起こす……。
時にそれは、
心の琴線をかき鳴らしたシナリオ。
時にそれは、
一緒に遊んだ仲間たち。
聴く人によって、喚起される思いはそれぞれだけど、
音楽によってひとつになれる。
『PRESS START』というのは、
そういう様々な思いを共有する
コンサートではないでしょうか。
そして、もしここで
知らないゲームの音楽を聴いたとしても、
音楽の素晴らしさが導線となって、
新たな思い出を作るきっかけになったなら……。
どちらにせよ、ゲームファンにとって
素晴らしいコンサートであることに変わりはありません。

あと、東京芸術劇場のエスカレーターが
やたら長かったです(さっきも言ったな……)。

いい音楽を聴いたあとは、
やっぱこれですか。

のんだ。

ゲームミュージック最高!