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■『ギルティギア イグザード サイン』ロケテストVerプレイレポート

『ギルティギア』シリーズ完全新作、始動!

8月9日、東京、秋葉原クラブセガ1号館で、『ギルティギア イグザード サイン』のロケテストが始まった。 2013年8月9日〜 8月12日(10:00〜24:00)の間、4Fフロアを貸し切って行われるこのイベントは、アーケードゲームのイベントとしては稀に見る大規模での開催となっている。イベント初日には、『ギルティギア』シリーズの生みの親である石渡太輔氏と、プランナーのパチ氏が登壇するオープニングイベントも行われた。今回の記事では、このロケテストに参加したよるよるとコイチがインプレッション記事を執筆するぞ。

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▲ロケーションテスト開始前には、本作の総監督を務める石渡太輔氏と、チーフバトルプランナーを務めるパチ氏がステージに登場した。ロケテストに出したキャラクターは出来た順と、石渡氏がぶっちゃける一面も。
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プレイしてまず最初に驚かされたのは、キャラクターの登場シーン。本作のグラフィックが3Dを使った技術で描かれていると聞かされていたライターたちは皆、アニメさながらの美麗な表現に驚いていた。ぶっきらぼうという表現がしっくりくるソルや、よりキュートになったメイの登場シーンなど、見るだけでゲームへの期待を高めてくれる演出に、一気に引きこまれてしまった。

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▲『ギルティギア』シリーズでお馴染みのソル、カイも登場。本作はなんと、パラレルワールドではなく、『ギルティギア2』以降の物語になっているとのこと。広がるストーリーにも注目だ!

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▲『ギルティギア』シリーズを象徴するラウンド開始時の”HEAVEN OR HELL”も健在!
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オープニングと動きに見とれたあと、キャラクターを操作してみると、その驚きは、安心感へと変わった。スピード感、操作のレスポンス、相手をダウンさせてから始まる苛烈な起き攻めなど、『ギルティギア』シリーズらしさを感じる要素が、本作には色濃く受け継がれており、そのどれもが、新時代の格闘ゲームとして、高いクオリティに昇華されているのだ。
最初に本作のPVがイベントで発表された際、ダストアタックの演出などを見ることができたが、その際に、表現力の高さに驚くと同時に、こんなに演出が美しくなってしまうと、『ギルティギア』の持ち味であるスピード感が失われてしまうのではないかとライター同士語り合っていたのだが、そんな心配は杞憂だった。スピード感溢れる戦いをより盛り上げるための演出として、ダストアタックや覚醒必殺技の美麗なアクションが、嫌味なく、実にスピーディに登場してくるのだ。自分は今、大技を決めているぞという感覚が、ひしひしと伝わってくるこの感覚は、最新作の大きな魅力になるだろう。

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▲ダストアタックや覚醒必殺技はもちろん、相手をKOした際にもド派手な演出が発生する。自分の繰り出したフィニッシュブローを、バトル中とは違った角度から見られるのだ。

シリーズを象徴するバトルシステムのロマンキャンセルは、より自由度を高める形で本作に組み込まれていた。過去作のロマンキャンセルは、技をヒットorガードさせたときにのみ可能だったが、今作では、ほぼ全ての行動にロマンキャンセルをかけられるように進化している。飛び道具はもちろん、コマンド投げの空振りや、システム行動にもロマンキャンセルをかけられるものが目立った。テンションゲージの使用量は50%だが、このロマンキャンセルには、発動直後に一瞬だけ相手の行動を遅くするという効果があるため、今まで以上に苛烈な攻めを構築するテクニックとして活用できそうだ。
また、ロマンキャンセルは、発動時のエフェクトが黄色や赤色、紫色に分かれており、色による性能の違いもある模様。ロケテストverということで、詳しい性能は割愛するがライター陣がプレイした際には、技の空振り時にロマンキャンセルをかけた場合は黄色、ヒット時にかけた場合は赤色になっていた。立ち状態から突然ロマンキャンセルを使って相手の動きを遅くするなどの行動も、戦術としての伸びしろを感じさせてくれた。

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▲ライター陣はロマンキャンセルの爽快感に酔いしれるあまり、テンションゲージの確認がおろそかになる場面も……。
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今作の目玉システムのひとつである、相殺に関連したシステムは、技と技のぶつかり合いに、より深みを与えてくれるものとなっていた。強さに差がある攻撃をぶつけ合った場合に発生する”弾き”は、弱い攻撃を出していた側に行動不能の隙を作り出すというもの。弾きで隙を作ったところに次の技をヒットさせるという戦術も可能なようなので、稼動後の攻略が楽しみなシステムのひとつだ。
デンジャータイムは、狙って繰り出すことは難しそうだが、効果時間中は、お互いのプレイヤーの緊張感が何倍にも高まるシステムとなっていた。この時間中に攻撃をヒットさせると、”スーパーカウンター”扱いとなり、大ダメージ連続技へと持ち込まれてしまうのだ。
ライター2名が数回対戦してみた中では、相殺は狙って起こすことは難しかったが、戦いの中でふと起き
た相殺に素早く反応するという部分で、爽快感とやりこみ要素を感じさせてくれた。

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▲ロケテストバージョンでは、ボタン配置を5つのパターンから選択可能。さまざまなプレイヤーに遊んでもらうことを意識した、親切な作りになっている。
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ここでは、ライター陣がプレイしたキャラクターたちのインプレッションを掲載する。詳しい技の性能面などは、ロケテストを経て製品版で変化することが予想されるので割愛するが、どのライターも、キャラクターも動かしているだけで楽しいと、現時点での完成度に大満足だったようだ。

●ソル
炎と強烈な近接攻撃を武器に戦うソルは、主人公らしく、必殺技を出しているだけでも戦っているような光景を作り出せるキャラクターとなっている。『ギルティギア2』から継承された必殺技”砕けろ”は、斜め下方向に炎をまとった蹴りを繰り出す必殺技で、空中からの攻めや連続技のパーツとして重宝しそうな印象を受けた。ドラゴンインストールはソルが”変身”し、より苛烈な攻撃を繰り出せるようになる覚醒必殺技。『ギルティギア』シリーズのストーリーをチェックしている人なら、ニヤりとできる演出になっている。


●カイ
カイは雷撃とスピーディな体術を組み合わせて華麗な戦いを展開するキャラクターになっている。グラインダー生成を行ったところにむけてスタンエッジやセイクリッドエッジを放つと、技の軌道や弾速などの性能が変化していた。地上のグランダー生成は、ダストアタックとしての性能も兼ねており、ガードの揺さぶりにも活用できそうだった。

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▲ロケテストバージョンで使用できた2Pカラー。女性プレイヤーの多くが、ソルとカイを選択して遊んでいた。


●メイ
イベント参加者から「可愛い!」と評判を集めているメイは、イルカを使ったバリエーション豊かな必殺技が印象的だった。ジョニーを慕うメイならではの必殺技、燕穿牙は、空中から怪力まかせの一振りを繰り出す。ロマンキャンセルとの相性もよさそうな、ダメージの高い技になっていたぞ。

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▲会場では、メイがより可愛くなったと盛り上がるプレイヤーも。


●ヴェノム
石渡氏によると、今作のヴェノムは弾を打ち出すという動きを戦いの中で積極的に行えるように調整しているとのこと。カーカスライドやスティンガーエイムを軸にして相手の動きを制限するというスタイルは、ロマンキャンセルとの組み合わせることで、異質な強さを発揮できそうだ。通常技による対空迎撃性能も、過去作を彷彿とさせる強さで、ハイスピードな戦いの中でも、飛ばせて、落とすを実戦できそうなキャラクターになっていた。


●ポチョムキン
見た目が驚くほど変化してしまったが、投げ技のポチョムキンバスターやハンマーフォールなど、ポチョムキンを代表する技の数々は健在。そして、見た目以上に印象的だったのが、I.C.P.Mという必殺技。この技は、ポチョムキン自身が、空中からミサイルのような軌道で突進攻撃を繰り出すというド派手な必殺技で、この技をおもむろに繰り出すだけでも、このキャラクターの新しさを実感できるはず。ロマンキャンセルと組み合わせて、接近手段に使えるのでは……などと予想するプレイヤーも多く見られた。


●ミリア
チップに匹敵するスピードを持つ女性キャラクターのミリア。素早い動きで相手をかく乱し、ダウンを奪ってからの起き攻めで体力を奪いにいくというスタイルを得意としているようだ。必殺技の前転からの派生行動や、ミリア自身の移動を強化するクローミングローズなど、攻めのアクセントとして使えそうな行動を多彩に持っているため、テクニカルなプレイとも相性がよさそうだ。


●チップ
忍者のように、人にはできない動きを得意とするチップは、壁を使った攻めが非常に多彩。壁に張り付いてから派生する必殺技を繰り出しているだけでも、高い幻惑効果を発揮できそうだ。そして、チップといえば、シリーズ伝統の紙装甲(防御力が低いことを表す格闘ゲームのスラング)は今作でも継承されている模様。調子にノリ過ぎると、手痛いカウンターをもらってしまうので、繊細なプレイングを心がける必要がありそうだ。

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▲チップの登場シーンでは、渋い演出がギャラリーの注目を集めていた。より忍者らしくなった、新生チップの動きも必見だ!
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『ギルティギア イグザード サイン』のロケテストの模様をインプレッションをざっくりとお伝えしたが、この記事では語りつくせないほどに、本作は新しい魅力に溢れている。
まだロケテスト第一弾ということで、これから新たなキャラクターの追加や、バトルバランスのチューニングが行われていく本作だが、現段階でも、この驚きを感じるために、是非ともプレイしてもらいたい。また、『ギルティギア』シリーズのプレイヤーであれば、進化に驚きつつも、本作に継承されている”らしさ”をひしひしと感じることができるだろう。

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▲過去作の版権絵なども展示されており、フロアは『ギルティギア』一色。ファン必見のスペースとなっているので、ロケテストに参加する際はお見逃しなく!


GUILTY GEAR Xrd –SIGN –公式サイトはこちら
http://ggxrd.com/

投稿者 アルカディア編集部 : 21:20
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