この大会ではDuelling the KOFで優勝した台湾チームの「ウエコショウ」「トラ」「カメヒメ」とGAME SPOT VERSUSの大会で優勝した「むねじ」が、ベスト8からのシードとなっています。当日の参加者はまずA〜Dブロックに分けられて、それぞれの上位1名がベスト8に進出できるという形です。

会場の様子はこんな感じ。大会に参加した選手以外も、熱心に観戦していました。
この日は様々な方が参加していましたが、やはり勝ち抜くとなれば普段から大会に参加している強豪たちが脅威です。僕はBブロックで呼び出しを受けたのですが、同時に「ごしょ」「キャップ」「いちく」などがBブロックだということが分かり、「なんて危険なブロックなんだ! サッカーワールドカップのグループ予選より危険だ!」とあせります。

Aブロック第一試合から「大御所」こと「ごしょ」が登場。実況のマイクを握るのは、Duelling the KOF主催の一人としても活躍中の「づね」氏。
ベスト8まで勝ち上がるのは一苦労だなと考えていましたが・・・、一つも勝ち上がることなくまたしても1回戦敗退。あっという間に応援勢になりました(笑)。
それぞれのブロックを抜けたプレイヤーは、Aブロックが順当と言うべき大阪の有力プレイヤー「バター」。Bブロックは「ごしょ」を下して勝ち上がった「キャップ」。Cブロックは「キャベツ」こと「レタス」(今大会では「レタス」でエントリー)を倒した「樫野そん」。DブロックからはDuelling the KOF準優勝チームの一人「デ様」となりました。
■Aブロックトーナメント表

■Bブロックトーナメント表

■Cブロックトーナメント表

■Dブロックトーナメント表

ここまで終わってベスト8以降の試合に移る前に、京役の野中政宏さん、庵役の安井邦彦さん、アテナ役の池澤春菜さんによるトークショーや、ネオジオ博士から『KOF SKY STAGE』の話を聞くことができました。

『KOF SKY STAGE』は会場でプレイできるようになっていたので、僕も初プレイをさせてもらって楽しみました。
さてさて、話を再び大会に戻します。今大会は個人戦なので各々が優勝を目指すことが目標ですが、それと同時にDuelling the KOFから引き続いての日本勢vs.台湾勢という図式もあります。

トーナメント1回戦はシード選手vs.当日予選通過選手の闘いからスタート。くじで順番を決め、シード選手は試合順を、当日予選通過選手は対戦相手を選択できました。
そんな中始まったベスト8の第一試合は「カメヒメ」vs.「デ様」です。この二人はDuelling the KOFの決勝戦で闘い、そのときは「デ様」が敗れたという因縁の組み合わせです。僕は「デ様」のチームメイトだったのでこの対決では特に応援に力が入りましたが、「デ様」のリベンジならずで「カメヒメ」の勝利です。
続く「ウエコショウ」vs.「バター」の闘いでは「ウエコショウ」が勝利。台湾選手の強さに魅了されて引き込まれますが、会場にいる人たちからは日本選手に対する不安そうな表情もちらほら。
そんな空気を払拭してくれたのが「キャップ」で、「トラ」を倒して台湾選手との好勝負を演出してくれます。
ベスト8で唯一の日本選手対決となった「むねじ」vs.「樫野そん」は、当日勝ち上がってきた勢いで「樫野そん」が勝利。その勢いで続く準決勝戦で「カメヒメ」に望みましたが、ここでは力及ばず敗北です。
どうせだったら決勝戦という盛り上がる舞台で日本選手vs.台湾選手が見たいと思っていたのですが、「キャップ」が「ウエコショウ」に負けたことによりその願いは叶いませんでした。
決勝戦は「カメヒメ」vs.「ウエコショウ」というお互いを良く知るもの同士の対決となりましたが、勝負の軍配は「カメヒメ」に上がり、KOF2002UM ARCADIA CUPの優勝者は「カメヒメ」となりました。おめでとうございます。


右が優勝の「カメヒメ」、左が準優勝の「ウエコショウ」。大会の大舞台でも落ち着いてプレイしていたのが印象的でした。
授賞式のときに「カメヒメ」がアテナやフォクシーのセリフを言ってほしいと頼んで、それを快く了承して演じてくれた声優の池澤春菜さんが素敵でした。
とても素晴らしいイベントだったので、またこのようなイベントが開催されることをいちプレイヤーとしても願っています。