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監督やキャスト陣が作品に対する愛を語る、『イヴの時間 劇場版』の初日舞台挨拶

2010/3/6

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●リクオ役の福山潤、サミィ役の田中理恵、ナギ役の佐藤利奈などが登場

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▲吉浦康裕監督。

 話題のアニメ『イヴの時間 劇場版』の公開がいよいよ開始。2010年3月6日には池袋テアトルダイヤにて初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶は、リクオ役の福山潤が登場する回と、サミィ役の田中理恵およびナギ役の佐藤利奈が登場する回の2パターンが用意され、テアトル新宿も含めると都合5回(!)も実施されるという、何ともファン思いなものとなった(もちろん吉浦康裕監督はいずれの回にも登場)。『イヴの時間』はもともと、短編形式によるWeb配信からスタートし、その人気に火がついて劇場公開へと至った作品だが、「ファンの方をおもてなししよう」という気持ちの伝わる初日舞台挨拶となった。

 池袋テアトルダイヤで行われた午前の部には、熱心な『イヴの時間』ファンでもある、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサー司会のもと、福山潤と吉浦康裕監督が登場。「自分が出たことを差し置いてでも観たかった作品です」と、登壇するや熱く語ったリクオ役の福山潤だが、トークのテーマになったのは、配信版からの変更点。吉浦監督によると、セリフや絵も含め「ちょくちょく手を入れています」(吉浦)とのこと。福山によると、劇場版の後半にもちょっとした“気づきポイント”があるようで(ヒントは新作カットの“手”だとか……)、1回観ただけでは語り尽くせぬ魅力があるようだ。「違いを気づいてもらうためには、もう1回劇場に足を運んでいただくしかないですね(笑)」との吉田のコメントもうなづけるところだ。

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▲リクオ役の福山潤。

 続いて吉田監督に対する印象を問われた福山は、「今回アフレコにあたっては、全部吉浦監督が演出してくださったのですが、何もそこまで……というくらい、僕が出会ったなかではもっとも気を遣ってくれた方でした。後半になったら打ち解けてくださいましたけどね」と、吉浦監督の人柄がしのばれるエピソードを披露。多くのアニメ作品では、声優のアフレコにあたって音響監督が演出指導などをするのだが、『イヴの時間』では吉浦監督自身が演出指導を兼任。「今回キャスティングにあたっては、自分の理想を100パーセント実現できて自分でもびっくりしています。音響演出の仕事はキャスティングが終わった段階で100パーセント終わったようなもので、あとは皆さんの技量に乗っかったという部分があります」(吉浦)と、出演声優に全幅の信頼を寄せていることを明らかにした。ご存じのとおり、『イヴの時間 劇場版』には演技達者な声優さんが集結しており、演技も楽しみどころのひとつと言えるだろう。福山も「『イヴの時間』の収録は1年半に渡ったのですが、リクオの成長という以外のところで(演技の内容が)変わっていくのは嫌で、自分的に心配だったのですが、自分が嫌だと感じることがなくてよかった」とリクオの演技に対して手応えを感じているようだった。そのうえで福山は、「ふだんは自分が出演する作品は、(自分の演技を反省してしまって)100パーセントは楽しめないのですが、『イヴの時間 劇場版』は、そういったことを考えさせない作品です。本当に楽しめました」と語り、『イヴの時間 劇場版』に対して深い愛着を持っていることをうかがわせた。

 そして吉浦氏は、劇場でファンの方の暖かい雰囲気に触れて「劇場版をやってよかったと思います。ほっとしつつも、みなさんと空気を共有できていることをうれしく思います。皆さんに何かをいただいていると実感できます」とコメントした。最初の構想では全13話構成だったという『イヴの時間』。そのうちの前半が映画化されたのが今回の劇場版だが、最後に吉浦監督は「『イヴの時間 劇場版』が成功したあかつきには、次回作を作ります!」と力強く宣言した。

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▲左からナギ役の佐藤利奈、サミィ役の田中理恵、そして吉浦監督。ちなみに佐藤利奈は舞台挨拶当日よりTwitterを始めたとのこと。

 サミィ役の田中理恵とナギ役の佐藤利奈が登場し、華やかな雰囲気に包まれた午後の部。最初に話題になったのは、当時のアフレコ話。アフレコ自体は2年くらいまえに行われたそうだが、当初は個別での収録だった模様。通常のアフレコでは、“タイムコード”と呼ばれるセリフの長さの目安となる秒数が準備されているのだが、佐藤によると『イヴの時間』にはそのタイムコードが用意されていなかったそうで、「どうしよう、私の生命線がない! という感じでセリフと映像を覚え気味でアフレコに臨んだのですが、逆にそれが私的にはやりやすかったようで、意外とタイムコードは生命線じゃないんだ、という感じでした」(佐藤)と収録時の思い出話を披露。さらに『イヴの時間』では、アフレコ時にすでにSE(効果音)などもついていたようで、通常ではあまりないタイプのアフレコだったことをうかがわせた。そのあとで吉浦監督が、「2、3、4話と重ねていくごとに(スケジュールがきつくなって)少しずついろんな要素が消えていき、最終的にはほかのアフレコと同じ感じになりましたけど(笑)」とオチをつけて会場を笑わせた。ちなみに吉浦監督は『イヴの時間 劇場版』でひと言だけ声をあてているそうで、それは「ただいま戻りました」というセリフだとのこと。これから映画をご覧になる方は、ぜひ監督のセリフにご注目を。

 トークでは、おつぎはふたりが演じた役柄の感想に。サミィ役の感想を問われた田中理恵は「アンドロイドのサミィと、リングのない“イヴの時間”にいるサミィとの演じ分けがけっこう難しくて、ドキドキしました。アンドロイドのほうはだいたい予想がつくのですが、人間になったときは“どんな感じになるんだろう?”と想像しながらやっていました。でも、健気なイメージでマスター(リクオ)を思っているというところで演技させていただきました」とのこと。それに対し、吉浦監督は「とにかくはかなく健気に、ということをお願いしていました」のだという。一方、佐藤利奈はナギ役に対して、「最初は彼女の生い立ちとかが何もわからなかったので、ただ温かい気持ちでみんなを受け入れられたらいいなということで演じていました」とのこと。吉浦監督はナギに対しては、「基本的にはサバサバとしたお姉さん、でも要所々々で母性を出してほしいということでお願いしました」のだとか。劇場版の新カットは、やはりサミィとナギに関するものが多く、ふたりのファンはそのへんも楽しみどころのひとつだろう。

 最後に吉浦監督は、「作品を代表する監督としてこうして話しているのですが、実際は各スタッフに支えられてここにいます。みなさんの前でしゃべれる栄誉はスタッフ全員と分かち合いたいと思います。そして、作品というのはここで流されただけではなくて、皆さんがご覧になって、さらに発信してくれることで完結すると、押井守監督が申しておりました(笑)。皆さんぜひ、『イヴの時間 劇場版』の感想を、Twitterやmixiで紹介してくれるとうれしいです! 本日はありがとうございました」とコメントし、初日舞台挨拶は幕を閉じた。

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 なお、池袋テアトルダイヤによると、リニューアルオープン後の公開作品で、『イヴの時間 劇場版』は歴代の初日動員数の興行収入第1位を記録したとのこと。今後さらにどのような盛り上がりを見せるのか、期待したい。

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▲劇場では特製タンブラーも発売。人気はやはりサミィ、ナギといったところらしい。ちなみに上映初日と2日目のみ、タンブラーを購入すると噂のイヴレンドを入れてもらえる。『イヴの時間』から派生したオリジナルコーヒーのイヴレンドは、コーヒー好きで知られる佐藤利奈らのテイスティングにより決定されたもの。マイルドでとても飲みやすかったです。


※『イヴの時間』の公式サイトはこちら
※[関連記事]未来といまが交差する――『イヴの時間 劇場版』の試写会とトークショーが開催
※[関連記事]『イヴの時間 劇場版』Tシャツのデザインが発表!予約販売も開始します!!

※『イヴの時間 劇場版』Tシャツはこちら

 

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