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『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』第3巻がいよいよ発売 今西監督&Tajaに直撃インタビュー

2009/3/24

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●アツい物語もいよいよ最終巻に突入

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※画像クリックで、拡大されます。

 一年戦争のサイドストーリーがフル3DCGで描かれる『機動戦士ガンダム MSイグルー』シリーズ。2004年にバンダイミュージアムで上映された『機動戦士ガンダム MSイグルー -1年戦争秘録-』、オリジナルビデオアニメーション(以下、OVA)『機動戦士ガンダム MSイグルー -黙示録0079-』の2作では、ジオン公国軍の第603技術試験隊の視点から、『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』では地球連邦軍の視点から、それぞれこれまでスポットの当てられることのなかった兵器の数々が活躍する物語が描かれていく。

 そんな『機動戦士ガンダム MSイグルー』シリーズの最新作『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』も2009年4月24日に発売される第3巻で、いよいよ最終巻を迎える。その第3巻発売を目前に、ファミ通.comでは同作の監督を務める今西隆志氏、そして『機動戦士ガンダム MSイグルー -1年戦争秘録-』、『機動戦士ガンダム MSイグルー -黙示録0079-』の主題歌、『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』第3巻の主題歌を務めるTajaのおふたりのインタビューを敢行。その模様をお伝えする。また、最後には読者プレゼントも用意しているので、見逃すことなくチェックしてくれ。
 

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 今西隆志監督

Taja

サンライズ デジタル制作部部長。D.I.D.スタジオ CGプロデューサー。『MSイグルー』シリーズの監督、およびプロデューサーを務める。代表作は、『機動戦士ガンダム 0083〜STARDUST  MEMORY〜』、『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』など。

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田中菜穂と狩野佑次による音楽ユニット。Rockを基調にしながらも、さまざまなジャンルの音楽を取り入れた、メッセージ性の強い楽曲が魅力。代表作は『機動戦士ガンダム MSイグルー -黙示録0079-』主題歌『夢轍〜ユメワダチ〜』や『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』挿入歌『LOVE TODAY/ボクニハデキナイ』など。

 

●「見かたによってはガンプラの見本市みたいな作品」(今西)

――『MSイグルー』シリーズのテーマ、狙いというのはどんなところにあるのでしょう?
 

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今西隆志(以下、今西) 難しいなぁ(笑)。いま手描きのアニメーションというと、独特の世界を持っていると思います。それを否定するわけではないですけれども、そういった作品群を卒業した人たちや、ゲームファンなどが交じり合ってくれればいいな、というのが狙いとしてあります。CGというものを使って、単体のプラモではなくて、戦場の風景というものをサンライズ側から提案できればいいのかな、と。そうすることで、ジオラマだったり、ゲームだったりというものをサンライズから提案できるんじゃないかと思うんです。ゲームにダブデを出せ、とかね(笑)。そういうきっかけ作りという意味がひとつあります。いまの若い子にはCGだとか手描きのアニメだなんていう区別はなくて、僕らの世代と違って渾然一体としている。CGがあることが当たり前なんですよ。逆に言うとCGだからイイものだ、という売り文句はまったく通用しない。ファミ通の読者さんにだってそんな世代の人たちがいっぱいいるんじゃないかな。だから、『ガンダム』ゲームをやっている世代は観るべし(笑)!
 

――そうするとターゲット的には、若い世代になるんですか?


今西
 そこはじつはおじさんなんです(笑)。ターゲットは最高年齢を誇る作品だと思います。平均年齢は30代前半〜40代前半ぐらいかな。ですから、予定どおりの年齢層に観てもらっているんですが、年齢を若返らせたいという思いもあるんですよ。


――なるほど。CGというものを選んだ理由がそこにあると?


今西 もともとは、時代の流れとして「『ガンダム』でこういう映像があってもいいでしょ?」という提案から始まっています。ただ、『重力戦線』からなんですけれども、プラモデルとの連動がより深くなっているんです。バンダイのホビー事業部とデータのやり取りをして、こちらが作ったデータをホビー部さんに渡して、それをもとにプラモデルを作ってもらったり。逆にホビー部さんのデータをこちらに送ってもらって、それをベースに劇中のモビルスーツなどを描き起こしていたりもします。そうすることで形状がかなり統一されるんです。だから、見かたによってはガンプラの見本市みたいな作品と言えなくもないですね(笑)。


●「“女子観なさい”って言いたいです」(菜穂)

――2009年4月24日には『MSイグルー2』の第3巻が発売されますが、見どころは?

 

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今西 『重力戦線』が一旦終わりになるので、締めくくりのような意味合いが強いですね。ドラマ的に終わりっぽさが加わっているのが、これまでのものとの違いです。
 

――事前情報だけを見ると、主人公の女性の声と死神の声がいっしょだったりとか、観ている人としては期待感を煽られている部分だと思うんですが。


今西 そこは意図的にやっているところです。じつは使っているCGもいっしょなんですよ。女性を出すと男だらけの番組が、軟弱な感じにいく怖さがあるんですけれど、今回はそんなことはありません。安心してほしいです。ひ弱な女性じゃないので。
 

――第3巻になってようやくTajaさんが歌で参加ということになるんですけれども、曲のイメージはどんなものに?
 

Taja菜穂(以下、菜穂) 前作2作(『MSイグルー -1年戦争秘録-』、『MSイグルー -黙示録0079-』)で主題歌を担当せていただいたんですけれども、これまでは壮大なバラードだったんですが、今回はバラードじゃないんです。


――バラードではないんですね? ジャンルで言うと何になるんでしょう?

 

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Taja佑次(以下、佑次) バラードです。


一同爆笑


菜穂
 私、3作目の主人公が女の子だということをぜんぜん知らずに曲を書いていたんですよ。Tajaの音楽は、男だ、女だ、というイメージがあまりないんです。私自身もスイートな歌は歌えないので(笑)、中性的なイメージの曲が多い。この主人公も感情的には女の子なんですけれども、やってることが男よりも男というか。人としての情念と、持っていた希望と絶望と、そういうものをちゃんと噛み締めて前に進んでいく女の子なんです。いまの女の子ってそういう子が多いと思うんですね。男勝りという言いかたではなくて、人として確立できる女の子ってすごく多いと思うんです。そんな子が情念を抱えて、戦場で戦う姿っていうのはたくさん共感する部分がありました。劇中でTajaの歌が重なってくるシーンなんかは、女子的にグッと来るポイントだったりします。今回は、『MSイグルー2』の中ではイチバン戦闘シーンが長いというか、チャンチャンバラバラしているんですけれども、“心にある芯の部分を貫き通す強さ”ということを描いているのかな、と思いました。だから「女子観なさい」って言いたいです(笑)。
 

――今回、エンディングテーマとして用意された『NO LIMITS∞』ですが、いまお話にあったとおり劇中でも使われているんですよね? これは最初から予定されていたんですか?


今西 エンディングのテーマをエンディングじゃないのに使うのは、じつはたいへんなんです。でも、やっぱり使いたくなりますよね。使うことを決めたのは、ホントにタイムリミットのギリギリまえだったんです。だから、最初から劇中に使うことは決まっていなかったんですよ。でも、入れてみると馴染むんですよねぇ。途中の風景や雰囲気という、“結論ではないところ”に馴染むんですよ。

菜穂 Tajaの歌は、無理やり「そうじゃないよ、がんばろうよ!」と言うのではなく、「それでいいよ」と言ってしまう音楽なんです。イヤなこともうれしいことも「それでいいじゃない」と。それが『MSイグルー』という作品に馴染んだんじゃないかと思います。結論はさておき、いまやろうという、作中で描かれていることと同じものを表現したいという感覚が、自分の中にあるんだろうな、と感じています。

 

――たとえば曲を作るにあたって、作品自体がフルCGであるということの戸惑いみたいなものってあるんですか?
 

菜穂 私は歌詞を書いて歌を歌うだけなので、お話の部分でいちばん共鳴するんですね。だから、私の中で主軸となっているのはお話ですからあまり関係はないですね。


――音作りのほうは?


佑次
 とくにはないです。でも『夢轍〜ユメワダチ〜』(『MSイグルー -黙示録0079-』主題歌)を作っているときに監督から「鉄の音が欲しい」って注文があったんです。それで入れすぎるぐらい入れたんですよ。その後、今回の地上戦を作るときには、鉄ではなくて電子の音ばっかり入れたんです。そしたら監督がその音を聴いてノイズだと思ったらしく(笑)。

今西 ノイズと思う人もいるんじゃないのかな、ということです(笑)。

佑次 (笑)。電子音を入れた理由は、作品自体がCGであるということを意識した部分があったからですね。


――『MSイグルー』の歌を歌ったことで印象深かったことはありますか?


菜穂
 バンダイミュージアムで上映されたときに観にいったんですけれども、劇場でボロボロ泣いたんですよ。こんなにも感動する作品に使っていただけるなんて、と思って。自分の歌を歌うときは、頭の中で絵を描きながら歌うんですけれども、私の場合、歌うと絵が動くんです。そういう状況で歌っているときはすごくいいんですね。勝手な絵なので誰に伝えても伝わらないものなんですけれども、そうやって歌ったものにバーンと絵が乗っかっていると、すごくうれしいですね。



●「食べてみればいろんな味わいが楽しめます」(今西)
 

――前作の『MSイグルー』が終わった際に監督から「これの連邦編があったらね(笑)」なんていう話が出て、いまその笑い話が現実となって完結を迎えようとしているわけですが、続編の構想はあるんでしょうか?


今西 いま制作スタッフがバターのように溶けているのでね(笑)。そういう声が出てくれば。機運が高まればということでしょうね。いまは計画はないです。
 

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――なるほど。それでは最後に読者の皆さんに、改めて『MSイグルー2 重力戦線』の見どころをひと言ずつメッセージとしていただければ。


今西 荒野な感じがいいッスよ、と(笑)。アニメでは観れない風景描写があると思うんですよね。こういう映像のガンダムの作品があるんだ、と感じてもらえれば。食わず嫌いは、まず観よと。食べてみればいろんな味わいが楽しめますので。

菜穂 じつは、『ガンダム』ファンじゃない人も楽しめるし、『ガンダム』ファンも楽しめるし、『ガンダム』云々じゃない目線で観たら、みんなが楽しめる作品だと思います。すごく悪い言いかたですけれど、たまたま『ガンダム』なんですよ。じつは間口がすごく広い作品なんじゃないか、と思うんですね。

――たしかに、CGということで間口を狭めた印象がありますが、実際に作品を観てみると、誰でも楽しめる作品になっているので、逆に間口が広がっていると感じますね。

菜穂 だから、いろんな人に観てもらいたい。『ガンダム』を知らない人にも観てほしいし、女の子にも観てほしいと思います。この作品には、いろんな感動がありますから。

佑次 クリエーターから見て、まったくブレてない作品だと思います。やらされてないというか。やりきった人たちのまったくブレてない作品だと思いますね。
 

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●今西監督&Tajaのおふたりのサイン入りポスターを5名様にプレゼント!

 今回、ファミ通.comのインタビューに答えていただいた今西隆志監督とTajaのおふたりからステキなプレゼント。2009年4月24日にリリースされる『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』“第3巻「オデッサ、鉄の嵐!」”のポスターに今西監督、Tajaのおふたりのサインを入れて、ファミ通.comの読者の皆様から抽選で5名様にプレゼントするぞ。サイン入りポスターが欲しいという人は、下記のリンク先から応募してくれ。応募の締切は2009年3月31日18時まで。賞品は、4月中旬に発送予定。当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。

『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』
サイン入りポスター
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応募はこちらから


NO LIMITS ∞
igloocd

Tajaさんの歌う『NO LIMITS ∞』のジャケット写真。こちらは2009年4月1日発売予定だ。


 

機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線
第3巻「オデッサ、鉄の嵐!」

発売日

2009年4月24日発売予定

価格

Blu-ray Disc版:6090円[税込]
DVD版:5040円[税込]

毎回特典

・ノンテロップED
・PV集
・MS IGLOO2資料館(静止画)
・解説書

仕様(Blu-ray Disc)

35分/AVC/BD25G/16:9(1080p High Definition)/ドルビーTrueHD(5.1ch)、リニアPCM(ステレオ)

仕様(DVD)

35分/片面1層/16:9(スクイーズ)/ドルビーデジタル(5.1ch・ステレオ)

発売元

バンダイビジュアル

販売元

バンダイビジュアル

 

NO LIMITS ∞

発売日

2009年4月1日発売予定

価格

1155円[税込]



※『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』公式サイトはこちら
 

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