●ネットワークビジネスの将来性について語った
ソニー・コンピュータエンタテインメントの久多良木健代表取締役社長が、東京ゲームショウ2002の開幕を飾る基調講演に登場。ゲーム業界の将来性やネットワークビジネスの重要性などについて講演を行ったぞ。
久多良木社長は、まずプレイステーション2、ニンテンドーゲームキューブ、Xboxの3ハードが世界各地域で順調に普及しており、世界規模でゲーム市場を形成していると説明。ソフト売り上げも各地域で伸びていることをアピールしたのだ。また、プレイステーション2の世界累計出荷台数が4000万台を突破したことにも触れ、ハード、ソフトともにゲーム産業が順調に推移していると語ったぞ。
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▲基調講演を行った久多良木氏。ネットワークサービスの重要性について語ったのだ。 |
▲10月1日から、ゲームメーカー6社の独自のチャンネルがPlayStation
BBでスタートする。講演ではバンダイチャンネルが紹介された。 |
つぎに久多良木社長は、「我々の軸足はあくまでもゲーム」と前置きしたうえで、ゲーム、音楽、映画などのさまざまなエンターテインメントを、ネットワークを介してリビングルームで楽しめるようにしたいとコメント。ネットワークゲームに関しては、まだビジネスモデルなどが確立されていないものの、人と人とのコミュニケーションなど、非常に大きな魅力を持っていると説明したのだ。また、基調講演会場のスクリーンでは、プレイステーション2用ネットワークタイトルも紹介。『ファイナルファンタジーXI』や『信長の野望 Online』、『みんなのGOLF オンライン(仮題)』などのタイトルが並び、ネットワークソフトが充実してきたことを強調していたぞ。
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▲カプコンの『カタン』やナムコの『ヴィーナス&ブレイブス』など、計5タイトルがスクリーンで紹介された。 |
また、久多良木社長はPlayStation BBの利便性についてもコメント。ゲームメーカー独自のチャンネルとしてバンダイチャンネルを紹介し、ムービーやゲームデータの配信など、さまざまなサービスがPlay Station BBで展開されることをアピールしていたぞ。そのほか基調講演では、コンピュータエンターテインメントの将来性についても言及。SCE、東芝、IBMの3社で開発しているプロセッサー"CELL"の持つさまざまな可能性などについても語ったのだ。最後に久多良木社長は、業界全体でコンピュータエンタテインメント産業を発展させていきましょうとコメントして基調講演を締めくくったぞ。
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