●『PSO』を題材にしたカードゲームが専用モニターで楽しめる!
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▲インタビュー会場に設置されていた2台のゲームキューブを使って、『ファンタシースターオンライン』を題材にしたカードゲームをお披露目。ネットワーク環境が整備されている人であれば、ゲームキューブを持ち寄って、ワイワイと対戦プレイができるというわけ。詳細な発表が待たれるところ。 |
任天堂は5月22日、E3会場で宮本茂氏、岩田聡氏、手塚卓志氏の共同公開インタビューを実施。ここで、ゲームキューブに装着して使用する5インチのLCDモニターの詳細を明らかにしたのだ。このモニターに関する岩田氏のコメントは下に掲載しているとおり。モニターの使用方法のひとつとして、『ファンタシースターオンライン』をベースにしたゲームキューブ用カードゲームの存在も発表されたぞ。また、モニターは任天堂ブースに出展されていて、『スーパーマリオサンシャイン』などをプレイすることができたのだ。
【ゲームキューブ用LCDモニターについて】
岩田 発売時期や価格などは決まっていなくて、あくまで参考出展です。画面がキレイなのは見てわかってもらえると思います。ゲームキューブには最初からこういうことを想定していて、デジタルアウトプット端子がついています。そのため、余計な変換がないのでキレイに作れるんです。このモニターをパーソナルモニターとしてテレビのない場所で使用することはもちろん、ゲームキューブをひとつの場所に集めて、それぞれ専用の画面でネットワークゲームをするとおもしろいよね、という話を宮本としていました。宮本がセガの中さんと会ったときに『ファンタシースターオンライン』を持ち寄って遊ぶことはできないかな、という話をしたんですが、そのあとに中さんからひとつの提案をもらいまして、『ファンタシースターオンライン』をベースにしたネットワークのカードゲームを作ってもらったんです。カードゲームは自分の手の内がほかのプレイヤーに見えないほうがいいですから、このモニターで、こういう遊びかたがいいのではないかという提案だったんですね。いま、この部屋にある2台のゲームキューブがブロードバンドでつながっています。動いているところをまず見てください(報道陣に画面を公開)。これは『PSO』の世界観の中で、カードを使って対戦をするというゲームです。中さんは実際のカードも作っていて、そのカードとこのゲームをリンクさせたいということもおっしゃっていましたね。正式な発表はセガさんのほうからあると思います。
そのほか共同インタビューでは、『スーパーマリオサンシャイン』、『ゼルダの伝説 GC』、『メトロイドプライム(仮題)』、北米で発売が決定した『どうぶつの森+』(北米のタイトルは『ANIMAL CROSSING』)のゲーム内容について宮本氏と手塚氏が実際にプレイしながら説明。『スーパーマリオサンシャイン』については「6つのステージが用意されていて、好きなステージを選んでプレイできます。『マリオ64』と似ていない点としては、ステージの構造や見た目が大きく異なっていますから、シナリオごとにまったく違う印象であそべると思います。どのルートを使って進んでいくか、僕たちも予想できないくらい自由な作りになっています」(宮本)などとコメントしたのだ。『ゼルダの伝説 GC』については、「リンクの顔の表情が大事だと思っています。あちこちで目が動きますから、その表情に注目してください。ゲームではリンクの持っている石がいろいろとヒントを教えてくれます」(宮本)とコメント。手塚氏がプレイのお手本を見せてくれたのだが、道に迷ってしまうというひと幕も見られたのだ。また『メトロイドプライム』は、「横スクロールのアクションゲームから主観視点のゲームになりましたが、『メトロイド』の真髄は探検、冒険をすること。狭い宇宙船の中を探検するには主観視点がいちばんいいと思いました。リアルな世界観でサムスがボールに変化するのはどうなのかな、と思ったのですが、これがおかしくなかった。ゲームはおもしろいなと思いましたね(笑)。4種類の武器とバイザーを切り替えながら進んでいきます」などと語ってくれたのだ。
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▲共同インタビューは約1時間にわたって実施。主要タイトルのゲーム内容の説明がメインだった。宮本氏や手塚氏はウェーブバードでゲームをプレイしながらコメントしていたぞ。
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▲任天堂ブースに出展されているLCDモニター。実際にゲームをプレイすることも可能。画面は非常に見やすかったぞ。
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