THE WORLD of THREE KINGDOMS(ザ ワールド オブ スリーキングダムズ)
メーカー:セガ ジャンル:ハイブリッドゲーム 稼動開始日:2014年2月26日より順次稼動 プレイ料金:100円〜
『スリキン』の魅力に迫る当ページの第1回の更新は、実際にロケテスト版をプレイしたことのある週刊ファミ通編集者のインプレッションをお届け。本作のおもしろい部分や、見どころなどについてアツく語ってもらいました。
まずは第一印象の話から。「ゲームを終了しても、軍資金が残っていたら後日、お金の追加投入なしでゲームを再開できる」……本作のコンセプトであるビデオゲームとメダルゲームを融合させた“ハイブリッドゲーム”の概要を聞いたとき、「これは挑戦的な施策だな」と思ったことがいまでも印象に残っている。ちょっとの時間ゲームを遊びたい人にも、一日中がっつりとゲームを遊びたい人にも柔軟に対応できる、これまでのアーケードゲームにはない料金体制は、「ゲームがうまくなったらずっと軍資金を残して遊べちゃうの?」と考えるプレイヤー側の視点と、「インカム的に大丈夫なのかな?」と考えるゲームセンター側の視点の両方でゲームを見てしまう自分のようなタイプの人間には、とてもチャレンジ精神にあふれた作品に感じられたのだ。それと同時に、このチャレンジ精神はとってもセガらしいなとも思った(笑)。
では実際にその辺のバランスはどうなのか? と、いう話になるのだが、これがじつにいいバランスで成り立ってるのが遊んでみるとわかる。“自宅パート”で配下武将と交流したり、軍資金が増やせる可能性がある“儲け話”に乗ったりと、軍資金を使いたくなる要素が盛り込まれている。そして、“合戦パート”でも各地の合戦に参加するためには軍資金が必要だし、自軍の兵士集めや合戦中に使える“計略”を発動するのにも軍資金を使う。また、合戦終了後の“論功行賞”で出現した装備品などを入手するためにも軍資金がいるのだ。
……と、こうして書くと遊ぶためには大量の軍資金(=お金)が必要だと考える読者もいると思う。だが、“儲け話”はひと桁の軍資金から楽しめるし、“計略”で消費する軍資金も微々たるもの、そして何より合戦で活躍すれば褒賞金ももらえるので、プレイヤーの遊びかた次第で、軍資金の消費量は十分にコントロールできると言える。何より合戦をくり返すと、プレイヤー武将の官位が昇格してパラメーターが上昇するので、どんどん戦いやすくなって「早くつぎの合戦に……!」と考えるようになってくる。そうなったら、もうその人は『スリキン』の虜なのだ。
肝心の“合戦パート”についても少し解説したいと思う。合戦は、敵の戦力ゲージをゼロにした勢力の勝利で、戦力ゲージは敵部隊との戦闘で勝ったり敵陣を奪うことで減少させられる。ゲームに慣れるまでは、手元のレバーで自分の部隊を動かし、ミニマップを参考にしながら敵部隊を索敵。敵部隊を発見したら、筐体右手側にある赤い“突撃/弓射ボタン”で突撃し、戦闘状態へと移行すればオーケーだぞ。
たとえばプレイヤーの部隊が1度戦闘に負けても、ゲームオーバーにならない点も『スリキン』の特徴だろう。士気の高さは自部隊の兵士数に大きく依存するため、仮に1度戦闘に負けてしまっても、自陣に戻って兵士数を回復したり、自部隊よりも兵士数の少ない敵部隊に戦闘を仕掛けたりすれば、十分に活躍することができるのだ。
数々の合戦場に出陣するプレイヤー武将だが、ひとりの武将につき100戦までしか出陣できない。では、それ以降はどうするかというと、“自宅パート”で発見した“嫁候補”と世継ぎを作り、世代交代を図ることになるのだ。このとき、プレイヤー武将の能力と嫁の能力が世継ぎのステータスに与える影響が多いので、誰と結婚するかとっても悩んじゃうね(笑)。
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