最初の死者 ニト

イザリスの魔女と混沌の娘たち

ウロコのない白竜 シース

太陽の光の王 グウィン

オープニングナレーションより

古い時代
世界はまだ分かたれず、霧に覆われ
灰色の岩と大樹と、朽ちぬ古竜ばかりがあった

だが、いつかはじめての火がおこり
火と共に差異がもたらされた
熱と冷たさと
生と死と
そして、光と闇と

そして、闇より生まれた幾匹かが
火に惹かれ、王のソウルを見出した

最初の死者、ニト
イザリスの魔女と、混沌の娘たち
太陽の光の王グウィンと、彼の騎士たち

それらは王の力を得、古竜に戦いを挑んだ

グウィンの雷が、岩のウロコを貫き
魔女の炎は嵐となり
死の瘴気がニトによって解き放たれた

そして、ウロコのない白竜、シースの裏切りにより
遂に古竜は敗れた
火の時代のはじまりだ


だが、やがて火は消え、暗闇だけが残る

今や、火はまさに消えかけ
人の世には届かず、夜ばかりが続き
人の中に、呪われたダークリングが現れはじめていた…

オープニングナレーションより抜粋

展開?不死人となった主人公は北の不死院を脱出……

本作は、古竜を滅ぼした王たちの時代、火の時代の末期が舞台となる。光をもたらしていた火が消えかかり、人々の間に呪われた印、ダークリングが現れ始めていた。ダークリングが現れた人間は不死人となり、やがて亡者になるという。それに恐れを抱いた人々は、ダークリングを持つ人間を不死院に送り、牢につなぎ止めていた。主人公、すなわちプレイヤーもダークリングを持つひとり。北の不死院の奥の牢の中の隅に幽閉されていた。だが、だが、そこに希望の光が射し込んだ。主人公は手に入れた牢屋の鍵を使い、牢を出ることに成功する。そして北の不死院からの脱出を試みるのだ……。

北の不死院

展開?巡礼の地ロードランで本当の冒険が始まるのだ

ごく希に選ばれた者だけが北の不死院を出て、古の王の地、ロードランの巡礼を許されるという。もし、みずからの手で最初の試練を乗り越え、チャンスをつかみ取れたなら、ロードランの土地にたどり着けるだろう。ここからが本当の冒険の始まりとなるのだ。そこで主人公は最初の目的を教えられる。それは、これまで何人もの不死人が挑戦してきた、ふたつの鐘を鳴らすというものだった。その鐘を鳴らしたときに何が起こるのかもわからぬまま、主人公はロードランの旅を始めていく。果たして鐘はどこにあるのか、この初めての土地を一歩ずつ調べながら進んでいくしかないのだ。

篝火を足掛かりに道を切り拓いていく

主人公の旅の足掛かりになるのが、唯一の回復場所である"篝火"だ。回復薬のような"エスト"をエスト瓶に補給したり、レベルアップをするのもいい。ここを拠点として活用し、より遠い場所を目指そう。

目的はふたつの鐘を鳴らすこと!

鐘は、ひとつは上に、ひとつは下に向かった先にあるという。そこにたどり着くまでの道程は決して平坦ではない。複雑な地形と、亡者になった不死人、多種のデーモンたちが行く手を阻むことだろう。

展開?センの古城を試練を経て目指すは古の王の都アノール・ロンド

古の王の都アノール・ロンドには、冒険の目的となる何かがあるらしい。閉じていた扉が開いたセンの古城。この入り口を潜り、古城を上り切れば、かの都にたどり着けるのだろうか? センの古城は試練の城だとも言う。何人の不死人がこの試練に挑み、砕け散ったことだろう。だがアノール・ロンドで待っている出来事が気にかかる。英雄の道か、あるいは……。やはり行かねばならないようだ。

センの古城内部

アノール・ロンド

立ちはだかる強敵との戦い

行く手を阻む巨大な敵。このような敵を打ち倒しながら主人公は冒険を続けていく。敵は強力だが、その先には必ずそれに見合う出来事が待っているはずである。

鐘のガーゴイル

アイアンゴーレム

爛れ続けるもの

さまざまなエリアがシームレスにつながっている

舞台となるエリアは、シームレスにつながっている。行ける範囲なら自由に探索可能だ。回り道をしてみると、意外な発見があるかも。自分ならではの冒険をしよう。

黒い森の庭

崖の上の墓地

大樹のうつろ

自由度が高いキャラクターメイク

性別、体型、顔を作りそして"贈り物"を持たせる

ゲームの始めに行うこと。それが、キャラクターの作成である。名前、性別、素性、体型髪型などを選択し、顔も細かく作り込むことができる。また、ゲーム開始時に持ち込めるアイテム"贈り物"をひとつだけ選べるのだ。

全10種類の"素性"からひとつを選択してスタート

素性は、開始時のキャラクターの能力に関するパラメーターや、レベル、武器、防具、魔術や呪術、奇跡などの有無に関係するので、自分のスタイルを考えて選ぼう。ただし、本作では、レベルアップで自由にパラメーターを振り分けられる。さらに初期装備はすべて入手可能なので、ゲームに影響が出るのは序盤だけになるはずだ。

戦士

戦を生業とする戦士。筋力、技量ともに高い武器の専門家。最初から、さまざまな武器を使いこなせるので、序盤から進めやすいのが魅力。魔法に関してはやや苦手だ。

騎士

下級の騎士。体力が高く鎧も硬く打たれ強い。最初から"白教"の誓約を交わしている。鎧が重いのでスタミナ残量には注意。信仰の値も高めなので、奇跡も扱いやすい。

放浪者

あてのない放浪者。技量の高い曲剣使い。曲剣は斬撃タイプの武器なので、鎧を着ていない人間や動物タイプには相性がよい。す速く動き回り、敵にダメージを与えていこう。

盗賊

うしろめたい盗人。敵に大ダメージを与えられる"致命の一撃"を狙いやすい。簡単な扉の鍵を開けられる、万能鍵を最初から持っている。序盤から探索エリアを広げよう。

山賊

野蛮な山の盗賊。高い筋力で重い戦斧を振るって戦う。初期装備の蜘蛛の盾は毒に強い貴重な盾。毒を持つ敵に対処が可能。魔力は低めだが、筋力を活かしてガンガン行け。

狩人

弓を使う狩人。弓を扱うための技量も高い上、筋力もそこそこ。そのため、接近戦もこなせる。魔法全般は苦手。弓でヘッドショットを狙って大ダメージを与えていこう。

魔術師

ヴィンハイムの竜の学院の魔術師。ソウルの魔術を操ることができ、ソウルの矢を最初に覚えている。筋力や技量、さらに持久力が低め。接近戦は軽い武器を使っていこう。

呪術師

大沼の呪術師。炎を操る呪術のほか、手斧を使っての接近戦も得意。筋力はそこそこあるが、技量は低い。呪術を扱うため、記憶力がやや高い。レベル1から始められる。

聖職者

旅の聖職者。打撃武器のメイスを振るい、回復の奇跡を使う。信仰が高いのはもちろんだが、筋力もそこそこ高い。騎士と同様に"白教"の誓約を最初から交わしている。

持たざる者

素性も知れぬ裸の人。能力値は高いが、クラブという棍棒と板切れの盾が装備品のすべて。装備品は、旅をしながら揃えていくことになるため、序盤は難度が高めである。

使用可能な魔法も多彩

主人公が覚えられる魔法は大きく3種類ある。信仰の値が関係する"奇跡"は、回復など危機を脱するためのもの。理力の値が関係する"魔術"は、攻撃に使えるものから、防御に使えるものまで幅が広い。"呪術"は、火の術を扱う攻撃や防御が主だが、自然を扱うものも含まれている。

奇跡 フォース

魔法 擬態

呪術 炎の嵐

多彩な冒険のシチュエーション

冒険を続けているとさまざまなシチュエーションに遭遇 する。巧妙に仕掛けられたトラップや敵との攻防で危機 を迎えたら、死を覚悟しなければならない局面も多い。 ときには失敗の連続で、心が折れそうになるが、克服し たときには大きな喜びを得ることができるだろう。

はしごの攻防

後ろに注意!

天井の罠

鍛冶屋で武器や防具を強化しよう

旅を続けていると、どこかで武器や防具を強化してくれる鍛冶屋と出会えるはず。素材やソウルのほかに、何かが必要かも知れないが、それぞれに得意な鍛え方があり、異なる方向で武器を進化させてくれるらしいのだが……。

鍛冶屋アンドレイ

巨人鍛冶屋

さまざまなNPCと関わり合っていく

冒険の途中で、さまざまなNPCと遭遇することがある。協力的な者から敵対する者までさまざまだ。旅をする者なら出会いは大切にし、できれば彼らの行く末まで見届けることをお勧めしたい。得られるものもあるだろう。

王の探索者フラムト

ビックハット ローガン

太陽の騎士アストラのソラール

いまは廃れた太陽の神を信仰し、ロードランの地を彷徨う騎士。彼お手製の太陽のシンボルが描かれた武具など、その特徴的な風貌もあって、彼を見た者はみんな妙な顔をするらしい。彼は、彼の太陽を見つけられるだろうか? 彼と約束を交わすと、強敵と戦う際に"召喚サイン"から彼を呼び出すことが可能になり、ともに戦ってくれるようになる。また、彼のほかにも召喚可能なNPCがいるらしい。

NPCの召喚が可能だ

マルチプレイを存分に楽しもう!

ほかのプレイヤーを霊体として召喚して、ともに戦えたり、逆に、闇霊、ダークレイスとして敵の世界に侵入しての敵対プレイが楽しめる。このほかにもほかの世界に現れて戦うバリエーションが豊富に用意されている。

協力プレイ

ほかの世界のプレイヤーを自分の世界に召喚してともに戦える。また、逆に召喚サインを残しておけば、ほかのプレイヤーが自分を召喚してくれる場合がある。エリアボスを倒せば、貴重な"人間性"が得られる。

敵対プレイ

ほかのプレイヤーの世界に"タークレイス"と呼ばれる闇霊として侵入し、その世界のプレイヤーを倒すという敵対プレイが可能。プレイヤーを見事に仕留められれば、プレイヤーが持つ"人間性"を奪うことができる。

その他

敵対プレイヤーに倒されたプレイヤーが、その罪を告発することで、敵対プレイばかり行っているプレイヤーを捜し出し、"復讐霊"として罪を誅するプレイや、"誓約"に従って侵入するなど多彩なプレイが可能だ。

ディレクター 宮崎英高氏からのコメント

 2年以上掛かりましたが、ようやく完成しました。実際にプレイしていただけると、いろいろと未知の部分が多く、かなり試行錯誤する場面が多いゲームになっていると思いますが、じつは、その過程がいちばんおもしろいゲームでもあります。ですから、すべて情報を仕入れて遊ぶやりかたもいいのですが、できれば最初は、構えない状態で『ダークソウル』の世界に飛び込んでいただいて、いろいろなものを探し、いろいろな敵に挑み、何度も失敗しながら、発見や成功を積み重ねていってほしいと思います。もちろん、最適な攻略法や、戦略というものも解き明かされていくと思いますが、自分自身が試行錯誤で見出したそれは、やはり特別な価値がありますから。難しい、難しいとよく言われますが、そして正直簡単ではありませんが、ゲームがうまくないと楽しめない、というようなゲームではありませんので、ぜひ、多くのみなさんに楽しんでいただければと思います。

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