DANCE CENTRAL リアルを肥えたホンモノのダンスゲーム 北米で100万本を超えるセールスを記録している『dance central(ダンスセントラル)』が、いよいよ日本でも発売される。体全体を使ってダンスを楽しむという、Xbox360のKinect(キネクト)ならではの体験を実現した本作。誰でもすぐに楽しめるゲームシステム、豪華すぎる収録楽曲、充実のやり込み法師など、その魅力を余すところなくお届けする。

Kinectだからできる、究極のダンス体験!

→ダンスの舞台は路上やクラブなどさまざまなシーンを用意。

本作のプレイに必要なのは、カラダとダンスを楽しむ気持ちだけ。ダンスゲームの未経験者でもまったく問題ない。振り付けを指示する"フラッシュカード"を目安に、画面内で踊るダンサーの動きを追いかけるだけで、リズムにノッたステップ、メリハリの利いたボディーアクション、ビシっと決めたフィニッシュポーズなどの本格的なダンスパフォーマンスができてしまうのだ。

↑写真右側にあるのが振り付けを指示するフラッシュカード。ダンサーの動きと併せてチェックし、動くタイミングを計ろう。

誰でも踊れる!充実のプラクティスモード!

ダンスを楽しむためには、振り付けを覚えるという最低限の練習が必要。プラクティスモードでは、振り付けを個別に練習できるだけでなく、難しいと感じたら"スローダウン"でテンポを落としてくり返し練習できるのだ。

←↑振り付けはプロの振付師が監修しているので、かなり本格的。プラクティスモードでしっかり練習して自分のモノにしよう。

ムーブをマスターしたらパフォーマンスモードで本番!

↑練習の成果をパフォーマンスモードで発揮!

↑フリースタイル中は自由に踊ればOK。リズムに乗って自由に体を動かそう。

プラクティスで振り付けを覚えたらいよいよ本番。パフォーマンスモードで1曲まるごとダンスしよう。ムーブに連続で成功すると、周囲が暗くなりきらびやかな光が出現。まるでクラブで踊っているような気分になれるだろう。途中には、自由に踊れる"フリースタイル"も挿入。フリースタイル中はカメラ撮影されるのでキメ顔で臨みたいところだ。なお、難度はイージー、ノーマル、ハードの3種類が用意されており、次の難度へ挑戦するにはパフォーマンスの各難度でスター3つ以上の成績を残さなければならない。

レディー・ガガを始め世界的アーティストの曲を収録

ダンスにはノリのいい音楽が必要不可欠だ。その点において、本作は非常に充実している。レディー・ガガの『ポーカーフェイス』を始め、ビースティ・ボーイズ、カイリィ・ミノーグなど世界的なアーティスの有名楽曲を32曲収録。ジャンルもポップスから、ヒップホップ、R&B、定番のファンクまで充実している。

仲間とダンス!世界とダンス!

それなりに踊れるようになったら、自分のダンステクニックがどれほどなのかを知りたくなるもの。そんな人のために、『ダンスセントラル』では"ダンスバトル"で仲間と、"パフォーマンスランキング"で世界のダンサーたちとスコアを競うことも可能となっている。

パフォーマンスモードでは終了後にダンスの出来に応じたスコアが表示される。このスコアはXbox LIVEを通じて
"パフォーマンスランキング"へ登録することが可能だ。オンライン上で世界中のツワモノたちと競い合おう。

"ダンスバトル"モードでは、友だち、同僚、兄弟……などなど、すぐそばにいる人たちがライバルダンサーに。2回ずつ交代でプレイし、より高いスコアを出したほうが勝利となる。また、本作では高いスコアを獲得するとコンテンツが解除されるが、これはダンスバトルでも適用。ときにはふたりで協力するのもいいだろう。

踊る理由は、人それぞれ!

楽しくダンスすればそれでOK! ……なわけだが、やはり何か目的があったほうが燃えるという人も少なくないだろう。本作にはダンス中の消費カロリーを計る"ワークアウトモード"、やり込み甲斐のある"ダンサーランク"なども収録されている。それらも含めて、何を目的に踊るかはプレイヤー次第なのだ。そこで、具体的な例としてライターのモリガン長田、週刊ファミ通編集者の古屋陽一の場合を紹介。ふたりが語る『ダンスセントラル』の見どころとは?

→ダンサーランクはスコアが一定数を超えると上昇。最高ランクは"伝説のダンスマスター"!

モリガン長田の場合

画面に出てくるダンサーの動作を真似するだけという、Kinectを使った直感的な操作は、説明書を読まなくてもいいくらい分かりやすい。そんなお手軽さが魅力です。また、収録曲がレディ・ガガを始めとした有名なアーティストの楽曲ばかりっていうのもイイですね!! だって、自分が知ってる曲や、どこかで聞いたことがあるような音楽だったりすると、おのずとテンションも上がるんだもん。ダンスする時間も1曲が3分前後なので、長すぎず短すぎず。振り付けを覚えるのにもちょうどいい感じ。ゲームシステム自体はシンプルだけど、わりと本格的な部分がある点も私は評価したいな。たとえば、ダンスをしていると、動かしている手や足のステップなんかに注目しがちだけど、動かしていない腕や足が変な位置だったり無駄な動きをしていると赤く光ってしっかりミスになったりとか。動いてる部分だけじゃなくて、全体の動きを評価されるっていうのがイイわよね。だから、ムーブ成功率を100%にするのはけっこうたいへん。ダンス経験者でも、十分やり込める要素になっていると思うわ。もちろん、ダンスが苦手な人には、"プラクティス"で振り付けをスローモードにすれば、難しい動作も納得いくまで練習できる。そんなのも魅力のひとつね。

あとは、やっぱりしっとり汗をかいて心臓が少しドキドキするくらいの運動量ってのがいいな。有酸素運動になっているから、ダイエットにも効果がありそう。かくいう私も30分から1時間程度のダンスを1週間くらい続けたら、なんとマイナス2キロ。今夏に向けて、楽しく踊りながら体重が減らせるのは女子にはたまらない要素よね。

このゲームは、プロのダンサーが振り付けしているので、ひととおり曲に合わせて踊れるようになれば、自分も本当にダンサーになった気分を味わえるわ。最初は気恥ずかしいけれど、慣れてくるとだんだん快感になってくる。友だちや兄弟とやっても盛り上がること間違いナシ。ぜひ、楽しんでみてね。

古谷 陽一の場合

  • 僕と『Dance Central(ダンスセントラル)』との出会いは昨年のE3まで遡る。ダンスを踊るだけでゲームになる……という自由度の高さが衝撃的で、Kinectを象徴する1作として、関係者からの期待値も極めて高かった。開発を手がけるのは、『Rock Band』などでおなじみのHarmonix。"音楽とゲームの融合"を得意とする同社の「"つぎなる一手"はこれか!」と、取材時、大いに感心させられた記憶がある。その前評判を裏切ることなく、Kinectセンサーに同梱された『Kinect アドベンチャー!』を別にすれば、『Dance Central(ダンスセントラル)』は北米でもっとも売れたKinect専用ソフトとなった。北米でのパブリッシャーは、日本では未展開のMTV Gamesということで、「日本での発売はないかな……」と思っていたところ、国内では日本マイクロソフトから発売されることが決定し、「おお、やるじゃん!」と素直に喜んでしまった。

    実際のところ、『Dance Central(ダンスセントラル)』には不思議な魅力がある。僕自身ダンス経験はまったくないが、『Dance

  • Central(ダンスセントラル)』を前にすると、「楽しそう!」とか「僕にもできそう」とか思ってしまうのだ。たぶん、この"僕にもできそう"という部分が重要で、「そもそも人には"踊りたい"という根本的な欲求があるけど、なかなか叶えられない。でも『Dance Central(ダンスセントラル)』ならば、その"踊りたい"という欲求を満たすための敷居を下げてくれるのかな」と考えてみたりもする。まあ、この"敷居の低さ"というのは、Kinectそのものの魅力でもあるのだろうが……。「楽しそう!」という気持ちが前面に出るから、『Dance Central(ダンスセントラル)』を人前で遊ぶことにあまり恥ずかしさを感じなかったりもする。そんなわけで動画では、僕のブザマなプレイを披露してしまっているわけだけど、それは「こんな僕ですが、大いに楽しめます!」という証明でもあるのです(いいわけ)。まあ、『Dance Central(ダンスセントラル)』はプラクティスモードが充実しているので、きっと3ヵ月も経てばびっくりするくらい上達するに違いない! と期待してはいるのだけれど。

DANCE CENTRAL 公式サイトはこちら

c 2011 Harmonix Music Systems, Inc. All rights reserved. Dance Central and all related titles and logos are trademarks of Harmonix Music
Systems, Inc. Dance Central developed by Harmonix Music Systems, Inc. All other marks are the property of their respective owners.