『信長の野望 Online』(以下、『信On』)は『信長の野望』シリーズの世界観をベースにした仮想空間で、自分だけのキャラクターを作り、勢力への仕官や生産、冒険などができるMMORPGだ。パーティーを“徒党”、ギルドに相当するものを“一門”と呼ぶなど、和風テイストが貫かれており、実在武将を始め、イザナミや弁才天など神話や伝承にもとづいた存在がボスとして登場する。初心者ゾーンである“隠れ里”や、“中級者クエスト”などで、成長しながらゲームシステムを学べるので、いままでプレイしたことがない人でも安心。ベテランプレイヤー向けには、勢力どうしがぶつかり合う“合戦”や、全ワールドのプレイヤーで最強の座を争う対人戦“上覧武術大会”などがあり、幅広くコンテンツを楽しめるのが本作の特徴である。
最初にみずからの分身となるキャラクターを作成する。名前や職業、顔や髪型などの容姿、初期能力値などを決めよう。職業は8種類だが、成長することで3つの“特化技能”からひとつを選んで覚えることができるので、初期能力値は、あらかじめ特化技能をどれにするか見据えたうえで、決めるといい。
物理攻撃、盾、妨害など、戦闘時に幅広く立ち回ることができる。戦闘技能が豊富な職業だが、杖や篭手などを生産することができる。
敵のターゲットを自分に固定し、味方を守る盾役の特化。生命ダメージを気合ダメージに変換する“心頭滅却”などを持つ。
“二刀流”によって最強の攻撃力を誇る物理アタッカーの特化。“天地二段”などの技による爆発力は全特化の中でも最高。
敵への妨害や味方のサポートに優れ、盾役としての技能も併せ持つ。敵の対象をランダム化させる“混水模魚の計”などを使う。
回復技能が主体だが、物理攻撃、攻撃術も可能なオールラウンダー。袋や頭装備などを生産することができる。
物理攻撃主体の特化。攻撃力は侍や忍者に劣るが、敵に攻撃をしつつ味方全体を回復する“閻魔撃”などを使う。
回復技能がメイン。回復術の効果を高める“慈愛の心”などにより、ほかの2特化との回復量は段違い。
攻撃術、妨害技能が中心の特化。敵の最大生命力を削り取る“八大明王秘呪”などトリッキーな技を多数持つ。
味方の行動を円滑にするためのサポート役。装備は弓が中心。武具を強化するための“付与石”を生産できる唯一の職業。
弓による攻撃技能が多い。1度に3体の敵を弓矢で攻撃する“三貴神射儀”などの技能を持っている。
技能の使用に欠かせない気合管理のエキスパート。自身の気合の分だけ敵の気合を削る“神気撃”といった技を使える。
楽器を使った技能が中心。敵も味方もすべてを一定時間行動不能にさせる“大音響”はボス戦や対人戦で大活躍。
最強の術アタッカー。式神を使役する“召喚”を使うことができる。おもな生産品は着物系が中心。
“轟雷”、“焦熱”といった属性系の術を多く持つ特化。全体術から単体攻撃まで強力な攻撃術を持っている。
敵の妨害系の技能に優れる。敵の素早さと知力、魅力を同時に下げる“凶方無卦”などの技能を使うことができる。
式神を出し、戦闘に加えられる特化。式神によって回復系、妨害系などに分かれ、“使役術”によって自動的に行動する。
敵への妨害のエキスパート。物理攻撃技能に加え、攻撃術も持つ。忍者や陰陽師が装備できる妖刀、履き物などを生産可能。
味方への間接攻撃を一定確率で無効化する“空蝉の術”など、サポート技能を多く持つ特化。手裏剣を使った技も多い。
物理攻撃中心の特化。忍者ならではの妨害技能による器用な立ち回りに加え“斬影二連”などの非常に強力な攻撃技能を持つ。
忍者の中で唯一、術中心の特化。“夢幻死蝶”などの攻撃術のほかに、敵の術ダメージを半減する“減殺の術”などサポートも充実。
盾役としての技能に加え、長い冒険に欠かせない“修理”が行える。生産品は多彩だが、特化によって生産できる品が異なる。
自身が受けたダメージを蓄積して攻撃に上乗せする“怒りの拳”などを使って、攻撃的な盾役として活躍できる。
武士道と双璧を成す盾役の専門家。自身の防御力を増加させる“鎧の極み・改”などの技能を使う。
全特化の中で唯一鉄砲を扱う特化。器用な立ち回りができず、莫大な弾薬代がかかるが、“土竜攻め”による射撃は強力無比。
攻撃技能はほとんどないが、回復、蘇生技能を扱える。薬の生産のほかにお守りなどを作ることができるのだ。
薬師の中でもさらに治療に重きを置く。“全体救護・弐”などにより、準備動作なしで回復できるのが強みだ。
継続回復効果のある技能を持つ特化。また、多少ではあるが攻撃術も持つ。行動するたびに回復する“神通活力”などがある。
敵の能力を下げたり、継続的なダメージを与える技能を持つ。“裏鬼門”は生命を減少させ、気合の上昇速度を鈍らせる。
ほかのキャラで“共演”することで技が発動する“殺陣”などを扱う。面具や化粧品などを生産することができる。
殺陣技能が中心の特化。ひとりで使える技能は限られるが、攻撃術などで共演できる“宿命〜天槍”は非常に強力な技能。
戦闘時の“四象”と呼ばれる属性を操る。攻撃技能も豊富で、槍を使った“天衣無縫”は物理ダメージと術ダメージを同時に与える。
敵味方双方に効果を及ぼす“地勢”を発生させる。物理ダメージを上昇させる“激戦の謡・参”はともすれば諸刃の剣だが、効果は絶大。
特化技能はレベル40以上になると選択することができる技能のこと。3つの中からひとつしか選択できず、ふたつ以上を同時に覚えることはできない。条件を揃えれば特化の変更は可能だが、その際にはまた覚えなおさないといけないなどのリスクがあるため、慎重に選びたいところだ。
『信On』では、キャラクターを作成すると、“隠れ里”と呼ばれる場所で冒険を開始する。ここで与えられるクエストをこなしていくことで、技能を修得したり、レベルアップしたりしながら、ゲームに必要なポイントも学べるようになっている。隠れ里卒業後も“中級者クエスト”で、ある程度冒険できるレベルまで上げられる。しかし、さらに上へと目指すにはほかのプレイヤーとの協力が不可欠。いっしょに冒険をしていくうちに親しくなり、意気も合えば、きっとさらなる奥地、さらなる強敵にも立ち向かうことができるだろう。
本作の戦闘はMMORPGには珍しいシンボルエンカウントのクローズドバトル形式。コマンド入力式で自身の行動を決めると、入力した早さとその行動のウェイトによって、敵味方の行動が順番に演出で表示されていく。シンプルでなじみやすく、それでいて駆け引きや読みの要素、緊迫感もあるのだ。
『信On』の舞台は戦国時代なので、もちろん武将も数多く登場する。所属する勢力の上司となることもあれば、合戦で相いまみえる相手としても登場する。ほかにもクエスト“九州三国志”では島津義弘、立花道雪、鍋島直茂らの有名武将がボスとして立ちはだかるほか、『新星の章』からスタートした“独眼竜の野望”クエストでは、時空を超えて伊達政宗の手助けをする……というストーリーが展開する。憧れの有名武将とともに戦ったり、激突するのは歴史好きならずとも力が入るだろう。
条件を満たすと、自分だけの屋敷を持つことができる。屋敷では家具を自由に配置することができ、季節に合わせた風情のある屋敷を作るもよし、迷路風の屋敷を作ってほかのプレイヤーを楽しませるもよし、思い思いの屋敷にカスタマイズできる。また、屋敷内で犬や猫をペットとして飼うことができ、毎日遊んだり餌やりをしていれば、アイテムを拾ってくることなどもあるのだ。
本作ではMMORPGならではの季節にちなんだイベントも豊富。イベント限定の家具が配布されたりすることもあるのだ。ちなみに、2011年2月には“ひな祭”イベントも開催予定とのこと。
メインフィールドは越後(新潟県)から紀伊(和歌山県)までのエリア。富士地下洞穴や昇仙峡などの実在の地形がダンジョンになっていたりと、とても親しみやすい。さらに、フィールド内には名所があり、発見すれば自身の“戦国絵巻”に記録される。『信On』をプレイしていれば地理や歴史にも詳しくなれるかも!?
『信On』の花形ともいえるのが、勢力どうしがぶつかり合う“合戦”。大人数で味方の武将を守りながら、敵の武将を狙う戦いは白熱すること間違いなし。また、外交はすべてプレイヤーに委ねられており、勢力内の人どうしで話し合い、どの勢力と同盟し、どの勢力を狙うかを決定していく。自分たちで意思を決定して合戦を戦い抜き、ときには裏切りや大連合の結成などが起こる様相は、まさしく戦国時代そのもの!
軍資金10万貫が入った千両箱をプレゼント。これで装備も整えられる!
新規プレイヤーに役立つ装備品とアイテムのセット。
装備は男女各2種からひとつ選べる。
レベルが10上がるごとに経験値、修得度、潜在能力をアップ。
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