本作の主人公。土佐(現在の高知県)で剣術の修行に励むひとりの若者。やがて日本を外国の脅威から守るため、戦いではなく話し合いで日本をひとつにしようと、仲間たちとともに日本中を駆け巡ることとなる。
坂本龍馬の人生は、つねに新たな出会いに溢れていた。その中で龍馬は多くの同志を得て、時には敵対する者と対峙することもあった。登場する全員にドラマがあり、それらひとつひとつを読み解いていくのも、本作の楽しみのひとつだ。
龍馬たちの生まれた土佐には、上士と郷士と呼ばれる身分制度があり、郷士たちは上士からどんな理不尽な要求をされても、それに従わなければならなかった。その鬱憤が事件を引き起こすことにも……。
龍馬の幼なじみで、龍馬の仲間たちのリーダー。文武に優れ、人々の尊敬を集めている。
龍馬の幼なじみで剣の達人。貧しい家の出だが、その剣に並ぶ者がいない。
龍馬の姉。龍馬の母親代わりにして、最大の理解者。
後に龍馬と同じく土佐を脱藩し、薩長同盟の実現に向けて奔走する同志。
龍馬の幼なじみ。利益こそすべてと考え、武士でありながら商売に精を出す。
土佐の上士。豪快で決断力に富み、派手好きな性格。郷士を見下している。
土佐の殿様で無類の酒好き。頭がよく弁も立つ切れ者だが、郷士を毛嫌いしている。
幕末の日本で大きな影響力を誇っていたのが、この薩摩と長州。龍馬らの尽力により、袂を分かっていた両藩が手を結んだのが薩長同盟である。強藩である薩長が揃って幕府に反旗を翻したことで、当時の世の中に倒幕の機運が高まるきっかけとなった。
龍馬の幼なじみ。やさしくおっとりした明るい女性で、何かと龍馬のことを気にかけている。
龍馬が剣術修行に出向く江戸の北辰一刀流師範、千葉定吉の娘。龍馬にほのかな想いを抱く。
寺田屋という宿屋で働く、京で評判の美人。勝気な性格の女性。
長州藩の重臣で若きリーダー。頭がよく、剣の腕前も達人級。後の木戸孝允。
高杉、桂と並ぶ長州藩の若き秀才。優れた才覚に加え、高い理想と情熱を持つ。
高いカリスマ性を持つ長州藩の重臣。強い信念を持っている。龍馬とはウマが合うようだ。
長州藩で松下村塾という私塾を開き、高杉や久坂らを育てた人物。
薩摩藩の重臣で、強い発言力を持つ人物。律儀で情に厚く、多くの薩摩人に慕われている。
薩摩一とも言われるほどの頭脳を持つ、薩摩の重臣。冷徹なまでの合理主義者。
龍馬や土佐の脱藩浪士たち、陸奥陽之助らが中心となって結成した日本初の商社。後の海援隊の前身である。亀山社中の働きが、薩長同盟締結にひと役買うことになる。
勝海舟は、黒船の脅威に早くから気づき、いち早く日本の海軍の強化を訴えていた。そして神戸に海軍操練所を創設し、脱藩浪人などを集めて海軍士官の養成を行う。
紀州脱藩浪士。亀山社中の一員で、口は悪いがかなりの切れ者。
土佐のまんじゅう屋の息子。学問に対する並々ならぬ情熱と好奇心に従い土佐を飛び出す。
龍馬や武市を慕う土佐の郷土。龍馬に先駆けて脱藩し、後に亀山社中の一員となる。
第十四代征夷大将軍。幕臣の信頼も厚い切れ者だが、病弱で床に伏せがち。
家茂の正室。孝明天皇の異母妹だが、政略結婚で徳川家に嫁ぐ。
第十三代征夷大将軍、徳川家定の正室。大奥を取り仕切る聡明な女性。
後に第十五代征夷大将軍となる幕府の重臣。崩れゆく幕府を支える。
幕府に仕える武士でありながら、後に龍馬の師匠となる。海外の事情に詳しく、開国や海軍の強化を訴え、海軍塾を作る。
京都の治安維持や反幕勢力の掃討を担った新撰組の局長。質実剛健を絵に描いたような人物。
新撰組の隊士たちを束ねる、鬼の副長。ならず者たちを、鉄の規律を持つ戦闘集団に育て上げた男。
新撰組一番隊組長。不世出の天才剣士だが、不治の病を抱えている。
新撰組のもうひとりの局長。強力を誇る剣の達人だが、粗暴で酒癖が悪い。
諸外国の圧力に弱腰な徳川幕府と、黒船の脅威を目の当たりにした龍馬。彼は、いまこそ日本が藩の枠を超えて団結し、倒幕を成し遂げて日本を変えなければいけないと気づく。そこで、全国を巡って同志を集め、尊王派の思想を持つ人々や藩を増やし、倒幕思想を広めていくことが本作のひとつの目的となる。
→日本地図上を移動し、さまざまな藩に出向こう。始めは徒歩での移動だが、亀山社中を結成すれば船で移動できるようになるぞ。各地で知りあった人からさらに人を紹介してもらい、人々を尊王思想へと変えていくのだ。
←↑人々の信頼度を上げ、思想を変えるように説得することで尊王派へと変えることができる。藩の重臣と藩主をすべて尊王派にすれば、藩の思想自体が尊王派へと転換するのだ。
←↓知人から"藩情報"を聞き出せば、その藩にどのような思想の人がいるかがわかる。そして、藩に出向き、ひとりずつ説得をして信頼を深め、人脈を増やすとともに思想を尊王派へと導こう。
←説得して相手の信頼を上げると、知っている人を紹介してもらえる。藩情報で知ったとおり、芸州藩の重臣浅野忠から藩主浅野長訓を紹介してもらう。
説得は、"熱"、"語"、"聞"の3枚のカードを使って行うじゃんけん形式のゲーム。熱は語に強く、語は聞に強く、聞は熱に強いという3すくみ構成だ。相手が出すカードを予測して説得を行い、相手のゲージをゼロにすれば成功となる。
脱藩浪士である龍馬は、町で土佐の上士に襲われることもある。その際は、アクションバトルが発生する。相手の隙を見て近づき、1本を取った側の勝利となる。気合を入れて攻撃の準備をし、相手が気合をためている時や空振りの瞬間を狙って打ち込もう。
←3枚のカード以外に、特殊な効果を持つ"切り札"カードなども存在するようだ。
→カードが同じ場合は数字で勝敗が決まるが、それも同じ場合は連打による眼力勝負が発生する。
←操作は前後の移動と面、小手、気合の4種のみ。攻撃に必要なポイントを気合で溜めて、隙を見て面や小手をくり出そう。
知り合いの信頼度を上げると、同行者として龍馬の旅に誘えるようになる。同行者は説得や戦闘で龍馬を助けてくれるので、忘れずに同行させるといいぞ。
↑→説得時に、応援の言葉といっしょにカードを追加してくれる。追加されるカードの強さは、同行者の能力によって変わるのだ。
←龍馬の代わりに戦闘に参加してくれることも。剣の達人を連れていれば、相手を圧倒できるぞ。
話の中で登場する人名や地名の詳細を紹介してくれるボタン。登場人物が非常に多い本作では、話の最中でも気軽に情報を閲覧できる便利機能だ。
花札で遊んで相手の信頼を上げることも可能。丁寧なヘルプ機能付きで、初心者でも遊べるぞ。
坂本龍馬に関連した史跡を紹介するモード。ゲーム中のイベントをこなすごとに連動した史跡が増えていき、情報を閲覧できる。
龍馬は、史実においても非常に筆まめであったことが知られている。とくに姉の乙女に宛てた手紙は現在でも数多く残っている。本作では、そんな龍馬の手紙をゲーム中で再現。さまざまなシーンで手紙を書くことができるのだ。手紙を出せば、数日後に乙女から返事が届くぞ。
本作では、ゲームの進めかたによって史実では起こらなかったまさかの展開、こうあって欲しかったとファンが密かに思う夢の展開を実現することが可能。
←危険を感じ土佐に戻らぬよう主張する親友・龍馬に対し、強固に反対を示す武市半平太。ここで武市を説得できれば、その命を救うことも……?
→池田屋に乗り込む土方。どうやら龍馬は土方に同行しているようだが…。池田屋にいる、土佐の仲間たちと戦うことになるのだろうか?
全国各地の龍馬関連記念館とのタイアップで、ゲームの最初から、“史跡ガイド”で各記念館などの情報を確認できるぞ。高知県立坂本龍馬記念館、龍馬の生まれたまち記念館、龍馬歴史館、中岡慎太郎館、亀山社中記念館、松陰記念館、有備館、薩長土連合石碑、いろは丸展示館と、種類も豊富だ。ゲームで情報を確認した後は、ぜひ実際に足を運んでみよう!
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かわいらしい2頭身の坂本龍馬マスコット付きの根付が、JR京都駅の売店や京都近辺の高速道路サービスエリア、観光物産店などで販売中。価格は525円[税込]だぞ。
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