GT660Rの性能は本当にスゴいのか? まずは下のスペック表を見てほしい。PCの心臓部と言えるCPUとメモリー、ハードディスク、グラフィックは、デスクトップPCと遜色ない性能を持っている。ここでは、そのほかの部分も含めて、項目別にその性能を見ていこう。
Intel Core i7の720QMという、クアッドコアCPUを採用している。マルチコア対応のゲームやアプリケーションでは、その性能をさらに効果的に発揮することができる。さらに、後述するTDE+機能で、性能をさらにブーストできるぞ。
最新のDDR3メモリーを4ギガバイト搭載している。これだけでもほぼ十分だが、OSに64ビット版OSを採用しているので、32ビット版OSの限界を超えた最大12ギガバイトまで追加メモリーを拡張できる。コアゲーマーにはうれしいところだ。
500ギガバイトのハードディスクを2台搭載し、合計1テラバイトを利用できる。さらに、この2台のハードディスクはRAID 0構成が可能で、通常の接続よりも読み書きを高速化し、激しいアクセスにも耐えるようにできる。
フルHDの解像度でのゲームプレイを可能にする、最高クラスの専用グラフィックチップGeforce 285Mを搭載している。ビデオの再生支援機能もついているので、ゲームだけでなく、フルHD動画やブルーレイの映像も快適に再生できる。
光学ドライブにはコンボドライブを採用し、DVDとブルーレイ、CDの各メディアに対応している。オーディオメーカーのDYNAUDIOがサウンド設計を手がけており、ブルーレイやDVDの映画やCDを迫力のサウンドで楽しむことができる。
Windows 7 Home Premiumの64ビット版を搭載。どれだけ快適に利用出来るかを示す“エクスペリエンスインデックス”では、編集部調べで5.9を記録。このインデックスの上限値は7.9となっているので、かなりの高ポイントと言える。
グレア方式(光沢パネル)の15.6インチ液晶を採用。最大解像度は1920ドット×1080ドットのフルHD。高解像度のゲームプレイはもちろんのこと、ブルーレイディスクの高精細な映像も最大限に楽しめるのがポイントだ。
最新の規格USB3.0を採用し、外付けハードディスクなどの周辺機器との接続も安心だ。理論値では最大5ギガビット/秒の転送速度を持っており、これは現在一般的に採用されているUSB2.0と比較すると、理論値で10倍以上にもなる。
Bluetooth 2.1+EDRでワイヤレスヘッドセットを導入し、上部に設置されたHDウェブカムを使えば、ビデオチャットも簡単。さらに、HDMI端子やeSATA端子も用意されており、外部ディスプレーやハードディスクを接続できる。
 さらにその性能をチェックするため、『ファイナルファンタジーXIV』PC版のベンチマークを動かしてみた。フルHDで動作させる設定HIGHではさすがにギリギリだが、設定LOWではCPUの処理能力を向上させる機能TDE+をオンにすることで“快適に動作する”とされている数値3000をクリアーした。
 PCゲームには、あなどれない魅力がある。オンラインゲームのほとんどがPCを前提にしているのはもちろん、海外ゲームなどは、プレイステーション3やXbox 360で発売されるタイトルが、PCでも発売されていることが多い。それだけでなく、PC専用でリリースされているディープなタイトルのなかには、リリース後10年たってもプレイされているものがあるほど、奥深い世界だ。マウスとキーボードをメインとする操作体系は習得する必要があるが、初心者にとって問題となりがちな「プレイしてみたいがPCの性能が足りない」という点は、GT660Rの性能ならばほぼクリアーできるだろう。慣れてきたら、名作リアルタイムストラテジーの続編『StarCraft II: Wings of Liberty』など、PC専用タイトルにも挑戦してみてくれ!
 GT660Rは、エンターブレインの通販サイト“ebten(エビテン)”で販売中。そのほかMSIでは、世界初の3D映像に対応したマルチタッチ液晶を搭載した“AE2420-3D”なども発売中なので、公式サイトもチェックしてみてほしい。
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