サッカークラブ経営はおもしろい

 自分が創り上げたクラブで、Jリーグ制覇を目指す人気シミュレーションゲーム『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!』(以下、『サカつく』)シリーズ。プレイヤーは、プロサッカークラブの代表となって、チームの強化や選手の育成を行うこととなる。そのシリーズ最新作である『サカつく6』では、自身の創ったオリジナルクラブだけでなく、既存のJリーグ36クラブでもプレイ可能になるなど、よりサッカーファンにうれしい要素が多数追加された。そんな同作のゲームの流れを確認しながら、新要素の数々を紹介しよう。

自身の手で最強のクラブを創り上げろ!

↑本作にはさまざまな著名人がゲーム中に登場。アドバイザーとして元・日本代表監督のイビチャ・オシム氏が登場するほか、クラブの専任秘書として皆藤愛子、ライバルクラブの監督としてラモス瑠偉、ライバルクラブのオーナーとして八田亜矢子といったゲストが登場し、世界一を目指すプレイヤーのサッカーライフを盛り上げてくれる。

真の世界一を目指して闘え!!

ゲームの流れ

『サカつく6』は自身がオーナーとなるクラブを決めるところから始まる。ゼロから創り上げるというこれまでの始めかたと、既存のJリーグ36クラブから始めるというふたつの選択が可能となっている。クラブエディット後は、試合とクラブ運営をしながら、Jリーグ制覇、そして世界制覇を目指すことになる。下記の表の項目をクリックすると、該当項目へと飛ぶことができるので、ぜひいろいろとチェックしてほしい。

真の世界一を目指してクラブを運営!

クラブエディット クラブ運営 クラブ運営 補強 クラブ運営 育成 クラブ運営 経営 試合 戦術 采配 Jリーグ制覇 アジア制覇 世界制覇

Jリーグ36クラブでもプレイ可能に! クラブエディット

まずは自身が運営するクラブをエディットすることとなる。本作では、Jリーグ36クラブの中から選ぶか、ゼロから創り上げるかのふた通りからゲームをスタートさせられる。クラブができたら、選手やスタッフとの契約を行い、いよいよJリーグの激戦に挑むことになるのだ。

細かなところまでエディット可能!!

↑本作から、既存のクラブで始めることも可能に。応援しているクラブでJリーグ制覇、そして世界一を目指したいというサッカーファンのアツい気持ちに応えてくれた!!

オリジナルクラブでスタート

オリジナルクラブでスタートした場合は、クラブのホームタウンやクラブ名のエディット、ユニフォームやエンブレムのデザインなどを行うこととなる。クラブ名は、用意されたものから選ぶ“公募で選ぶ”や、秘書の選んだもので決める“秘書が選ぶ”など、自分でいいクラブ名が思いつかないときに役立つ機能も用意されている。その後は選手、スタッフと契約し、ライバルクラブを設定してゲームスタートとなる。

オリジナルクラブスタート時の特徴

  • J2からのスタートとなる
  • ライバルクラブがJ2に加盟

NEW Jクラブでスタート

Jリーグ36クラブの中からクラブを選ぶと、選択したクラブの所属するディビジョンからスタートとなる。初期資金は各々のクラブによって違っており、選手や監督、スカウトなどとの契約は初期資金内に納まるように契約をすることになる。なお、選手のリストはゲーム開始時に所属している選手のリストから選択する。クラブごとに資金力や戦力が違っているので、遊びかたもこれまでのシリーズとは変わってくる。

Jクラブスタート時の特徴

  • スタート時のクラブの資金や目標が違う
  • ふたつのオリジナルクラブが新たにJ2に加盟

サッカーファンが待ち望んださまざまな要素を盛り込んだクラブ運営

 プレイヤーはクラブの代表として、クラブを運営していくことになる。クラブ運営では、チームの補強、選手の育成、クラブ経営という3つの要素が重要に。ここでは、それらの要素について紹介しつつ、さらに本作から追加された、サッカーファン&『サカつく』ファン注目の新要素もお届けする。

人気ナンバー1のクラブにしよう!

←クラブの年間プロモーション活動を設定するなどして、クラブ人気のアップや、財源確保などを図ることができる。

補強

効果的な補強をすることは、チーム強化の近道となる。選手獲得の基本はスカウトがピックアップしたリストから行うことに。国内、海外のクラブ所属選手、未所属選手の項目別にスカウトがリストアップした選手から、気に入った選手がいれば交渉を行える。リストアップされる選手は、スカウト指示でキーワードを設定することで、設定した内容に沿った選手をリストアップしてくれる。

相手を満足させて交渉を成功させよう

↑交渉は、相手の満足度を満たせば成功。金額提示や説得、相手からの条件を承諾するなどをして、ゲージを伸ばそう。

→説得のチャンスは3回。それまでに満足度ゲージをフルにできれば交渉成功となる。

NEW 期限付き移籍から完全移籍が可能に

『サカつく6』では、レンタル移籍で獲得した選手と、移籍期限終了時に完全移籍交渉をすることができる。必ずしも交渉に応じてくれるわけではないが、期限付き移籍中にクラブにとって重要な人材になっていれば、完全移籍を狙うのもいいだろう。

育成

選手を育成しよう

選手の補強だけでは、チームは強くなっていかない。選手の長所を伸ばし、短所を補って、世界に通用する選手に育てるのだ。『サカつく6』では、選手育成に“選手覚醒システム”という新たなシステムが追加されている。このシステムについて詳しく紹介しよう。

NEW 選手覚醒システム

選手育成に追加された新たな要素“選手覚醒システム”。大会出場や専用イベントなどをこなすことで選手ごとに“覚醒ポイント”が溜まり、ポイントが一定値を越えた選手が“覚醒練習”をこなすことで能力が覚醒。もともと設定された能力の上限を越えた成長を遂げさせられるというシステムだ。

覚醒ポイント入手方法

  • 覚醒ストーリーイベント(ポイント・大)
  • 公式大会出場(大会ランクによってポイントが変動)
  • 期限付き移籍(移籍先での活躍によってポイントが変動)
  • 代表召集(ポイント・中)
  • 覚醒単発イベント(ポイント・中)
  • 年末表彰(ポイント・中)

覚醒練習を実施

←覚醒ポイントが溜まったら、覚醒練習を行おう。練習メニューは数パターンあり、どの練習を指示するかで選手のタイプも変化していく。

能力が覚醒!!

経営

クラブの代表であるプレイヤーは、クラブ運営のための資金繰りも重要な仕事のひとつとなる。スタジアムにたくさんの観客を集めることで収入を増やしたり、副次的な収入によってさらなる資金を得る。本作では、そんな資金繰りで重要なのが“サポーター”の存在となる。

NEW プロモーションプラン策定

年間のプロモーション活動の指針を決める“プロモーションプラン策定”。このプランと予算規模に沿って、プロモーション活動の種類と回数が決まる。プロモーションの規模は、小規模、中規模、大規模の3種類から選べる。年間の指針を決めたら、月初のスケジュール決定時に、試合やオフの日に行うプロモ活動を組み込むこととなる。下記で、プロモーションプランの方向性の種類を紹介しよう。

財源確保プラン

クラブの資金を増やすことを第一目標としたプラン。“販売”と“集客”に力を入れたプロモーション活動が用意される。

地域振興プラン

ホームタウンの地域密着型プロモーションを行う。“クラブ人気”に注力し、長期的な観客動員力を高める。

サポーター獲得プラン

サポーター獲得を軸にプロモーションを行うプランだ。“満足度”にとくに力を入れたプロモーション活動が用意される。

信頼獲得プラン

コアサポーターの獲得を目指すプラン。“信頼度”を高めるプロモーション活動が用意される。

オールマイティプラン

さまざまなプロモーション活動をひととおり揃えたプラン。特色はないものの、臨機応変な対応ができる。

NEW サポーターズカンファレンス

サポーターから上がってくる要望、期待の中から“公約”として目標を定める“サポーターズカンファレンス”。2年目以降から年初に行われるこのイベントで公約した内容を、つぎの年までに達成できれば、サポーターとの信頼が強まり、“コアサポーター”を増やせる。

サポーターの意見に耳を傾けよう

一般観客

ごくふつうのファン。クラブの人気、プロモーション、対戦相手、当日の天気によって動員数が大きく変化する。

・サポーター

熱心にクラブを応援する層。天気の影響を受けるものの、ホームの試合であればほぼ必ず見に来てくれる。クラブの成績や、観客の満足度を上げる施設やプロモーション活動で増減。

コアサポーター

クラブへの思い入れの強いサポーター。ホーム/アウェイの区別がなく、天候にも影響を受けない。試合中の声援やブーイングで選手のメンタルに影響を与える。クラブへの深い愛ゆえに、運営にはきびしい視線を送る。

みずから組み立てた戦術と采配によって試合に勝て!

プレイヤーはクラブの代表をしながら、監督としてチームの戦術や試合での采配も行うこととなる。細かな戦術設定、そして試合中の指示によってチームを勝利に導こう。プレイヤーのクラブがまず目指すのは、Jリーグの制覇。国内で行われるカップ戦などを戦いながら、Jリーグでの優勝を目指そう。

戦術

試合まえに先発メンバーやフォーメーション、チーム戦術の設定を行うことができる。戦術設定では、“手数をかけずに攻める”、“サイドアタック重視”、“しっかり引いてから守備をする”といったキーワードを選ぶ方法と、5段階のスライダーバーを使って細かく設定する方法の2種類がある。

チームの戦術を細かく設定しよう

←チームのフォーメーションを決定し、その後に各ポジションの範囲内で選手の配置を細かく設定できる。

NEW チームカラー

チームカラーで試合を有利に!

“チームカラー”は、本作から新たに加わった要素だ。戦術設定の内容によって“チームカラー”が発生。これが発生すると、選手の能力がアップするなど、試合を有利に進められる効果を得ることができるのだ。中には、フォーメーションや選手のプレイスタイルなど、特定の条件を満たしたときにのみ発生する特殊なチームカラーも存在する。

チームカラーの例

  • サイドアタック
  • 中央突破
  • カウンターサッカー
  • ポゼッションサッカー
  • ゲルマンスタイル
  • ダニッシュダイナマイト
  • トータルフットボール
  • シャンパンサッカー
  • 赤い悪魔

采配

試合では、“試合を見る”と“結果を見る”を選択することができる。“試合を見る”を選択すると、試合途中に選手の交代や戦術の変更などをして試合に介入することができる。

NEW 交代選手に指示出し

本作では、選手交代時に交代選手に指示を出せる。指示した内容により、選手の思考が変化するので、局面を打開したいとき、試合の流れを変えたいときなどに、選手交代がひとつの手段として有効となる。

Jから世界へ!!

Jリーグを制覇したあと、プレイヤーはアジア制覇、そして世界戦へ挑むこととなる。“アジアクラブチャンピオンシップ”、“ワールドクラブチャンピオンシップ”というふたつの国際大会を勝ち抜くと、新たに追加された”ワールドプレミアシップ”というリーグ戦に挑戦できる。

アジアクラブチャンピオンシップ

Jリーグで優秀な成績を収めると、世界へ挑戦できるようになる。最初に挑戦するのは、アジアクラブナンバー1を決める大会“アジアクラブチャンピオンシップ”。アジアの列強を相手に死に物狂いで勝利をつかもう。

ワールドクラブチャンピオンシップ

アジアを制覇すると、いよいよ世界に挑むことに。欧州、南米、北中米、アフリカ、アジアのクラブが“ワールクラブドチャンピオンシップ”に集う。同大会は、ノックアウト方式のトーナメント戦。世界の強豪が参加する大会だけあって、1回戦突破も容易ではない。チームの完成度を高めて、優勝を目指して戦おう。

外国籍枠のない特別な国際大会

同大会には外国籍枠がない。そのため、多数の外国籍選手を投入することができる。ただし、Jリーグが並行して行われているため、外国籍選手は最大8人+アジア枠ひとりまでしか自クラブに所属させられない。

NEW ワールドプレミアシップ

“ワールドクラブチャンピオンシップ”を制すると、さらにその上の大会となる“ワールドプレミアシップ”への参加権を獲得できる。同大会は、世界の強豪が集うリーグ戦で、3部構成によるディビジョン制、さらにJリーグと並行する形で開催されるなど、これまでにないレギュレーションとなっている。ワールドプレミアシップへの参加権を得ると、まずはリーグの3部に所属。ここで2位以内になると、2部に昇格。さらに2部リーグで2位以内になれば1部に昇格できる。また、Jリーグで1位にならなければ同リーグには出場できず、そのときはJリーグ優勝クラブが代わりに出場することとなる。

世界の強豪がひしめく舞台へ!!

↑Jリーグで優勝を勝ち取りつつ、さらにワールドプレミアシップの上位を目指すという、過酷な戦いがプレイヤーを待っている。

ネットワークを介して広がる『サカつく6』

本作には、PSPのアドホック通信を使ったプレイヤーどうしの対戦や、ネットワークから選手を獲得できる選手ダウンロードなどの要素が用意されている。ここでは、そんなネットワークを介した要素を紹介する。

レジェンドクラブエディット

アドホック通信によるプレイヤーどうしの対戦。この対戦は、基本的にはゲーム中のクラブ状態をセーブしたもので行うことになる。しかし本作では、クラブに所属している選手個人のデータを名鑑選手として50人まで登録可能。この名鑑選手をレジェンドクラブエディットで対戦クラブデータに組み込むことができる。

↑名鑑には、自クラブに所属した選手を50名まで登録できる。ピーク時の選手を登録しておけば、自クラブに所属した歴代選手たちを集めた、自分だけの最強チームで対戦を行える。

選手ダウンロード

『サカつく6』ソフト発売後から、さまざまな選手をダウンロード可能になる。発売日当日には、シリーズファンには懐かしいアルガンチューワ選手が配信開始。また、本作の予約特典として、ジーコ選手を獲得できるプロダクトコード付き限定カードがプレゼントされる。カードに記載されたプロダクトコードを、PlayStation Storeの画面右上にある“コード番号の入力”から入力することで、選手をダウンロード可能。なお、ダウンロード選手を派遣してくれるのは、『サカつく’04』に登場した油野茂一だ。

選手をダウンロード!

油野茂一が選手を派遣してくれる!

←↓ソフト発売日にアルガンチューワ選手をダウンロード可能。発売後も、第2弾、第3弾と選手ダウンロードは続いていくとのこと。どんな選手が配信されるのか!?

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