クルマを愛するすべての人に捧げる――

 「ゲームファンがクルマ好きになり、クルマ好きがゲームファンになるようなゲームを作りたかった」――。『フォルツァ モータースポーツ 3』のコンセプトを語るには、開発を担当したTurn 10スタジオのゲームディレクター、ダン・グリーンウォルト氏の言葉を借りるのが近道だろう。「最高のレースゲームを」との情熱をもとに開発された『フォルツァ モータースポーツ 3』は、圧倒的な映像のクオリティーやクルマの挙動の忠実な再現など、クルマ好きからレースゲームを気軽に楽しみたいというユーザーまで、幅広い層に楽しめる間口の広い作品になっている。チューニング要素やオンラインなど、圧倒的なボリュームを誇る『フォルツァ モータースポーツ 3』だが、ここではその魅力の一端を紹介していこう。

富士見街道のプロモーション映像を公開!

 『フォルツァ モータースポーツ 3』の最新映像として、富士見街道のプロモーション映像をお届けしよう。富士見街道は富士山が臨めるような峠道をイメージした、架空のトラック(コース)で、『1』以来の復活となる。プロモーションビデオで走りを披露しているのは、“ProjectBlackJack”。『フォルツァ モータースポーツ』シリーズのファンにとって知る人ぞ知る存在の“ProjectBlackJack”は、超絶的な走りをYou Tubeにアップして、最高の評価を得たプレイヤーだが、今回のプロモーション映像では、その腕を仲間たちといっしょに惜しみなく披露している。プロモーション映像に収録された走行は、AIではなくて、すべて実際にプレイして収録されたものなのだ。迫力の走行シーンをご堪能あれ!

最高峰のフィジックス(物理計算)とグラフィックでリアルを極める!

 初代Xbox向けに1作目が発売された2005年当初より、“最高峰のレーシングシミュレーター”をコンセプトに掲げていた『フォルツァ モータースポーツ』シリーズ。当然のこと、その思想は本作にも受け継がれており、最先端のシミュレーションテクノロジーを駆使したフィジックス(物理計算)は圧巻のひと言。ダメージの再現なども忠実に行われており、現実さながらのドライブを楽しめる。また、本作ではグラフィック面をさらに強化。

クルマに関しては前作の10倍ものポリゴンを使用しており、トレッドパターンやヘッドライトのコンビネーションランプなど、細かなところも丁寧に描かれている。さらに、前作にはなかったコクピット内もしっかりと再現。まさに“リアル”を極めていると言えるだろう。

コダワリチェックポイント タイヤの“よじれ”も忠実に再現フィジックス(物理計算)を極める

「ここまでやるのか?」というこだわりぶりを見せる『フォルツァ モータースポーツ 3』のフィジックス(物理計算)。その1例を上げると、『3』から採用されたのがタイヤの“よじれ”。走行中にコーナーを曲がるとき、通常タイヤの外側の側面が微妙によじれるのだが、本作ではそのよじれを忠実に再現しているのだ。もちろん見た目にはほとんどわからないが、そこまでこだわり抜いて、“リアルさ”を構築している。

圧倒的なボリューム! 400車種以上のカーラインアップでお届け

 クルマファンにとって何よりうれしいのは、種類豊富なクルマで楽しめること。『フォルツァ モータースポーツ 3』には、フェラーリやポルシェ、ランボルギーニをはじめとする50を超える自動車メーカーから選りすぐりの400車種が収録。もちろん、トヨタやホンダ、日産など国内メーカーのラインアップも充実している。GTカーなども収録されており、クルマ好きには垂涎のラインアップとなっている。

おもな収録車種

  • 2009 Lexus IS F
  • 2008 Infiniti G37 Coupe Sport
  • 2009 Mazda Mazdaspeed 3
  • 2006 Mitsubishi Lancer Evolution IX MR
  • 2010 Nissan 370Z
  • 2009 Nissan Versa SL
  • 2008 Subaru Impreza WRX STi
  • 2008 Toyota Yaris S
  • 2009 Honda Fit Sport
  • 2009 Audi Q7 V12 TDI
  • 2009 BMW X5 xDrive48i
  • 2009 BMW M5 E60
  • 2009 Cadillac CTS-V
  • 2008 Chrysler 300C SRT-8
  • 2009 Jaguar XKR-S
  • 2008 Land Rover Range Rover Supercharged
  • 2009 Mercedes ML 63 AMG
  • 2009 Mercedes SL 65 AMG Black Series
  • 2009 Pontiac G8 GXP
  • 2009 Porsche Cayenne Turbo S
  • 2008 Volkswagen Touareg R50
  • 2009 Alfa Romeo Brera Ti
  • 2009 Alfa Romeo MiTo
  • 2010 Fiat 500 Abarth SS
  • 2009 Ford Fiesta Zetec S
  • 2009 Ford Focus RS
  • 2009 Lotus Evora
  • 2009 Mini Cooper JCW
  • 2009 Renault Twingo Renault Sport Cup
  • 2008 Saab 9-3 Turbo X
  • 2009 Seat Ibiza Cupra
  • 2009 Vauxhall Corsa VXR
  • Volvo C30 R-Design

コダワリチェックポイント 100以上のコースで走ることができる!コースにも徹底したリアルさを追求

バラエティーに富んだコースが楽しめるのも『フォルツア モータースポーツ 3』の魅力だろう。ニュルブルクリンク 北コースやル・マン24時間レースでおなじみのサルテサーキットなど世界的に有名なコースを収録。日本からは鈴鹿サーキットやツインリングもてぎ、筑波サーキット、富士見街道などで楽しめる。逆走コースや区間を区切ってのコースなどを含めると、全部で100を超えるコースが用意されている。コースにおいてもこだわったのは、徹底した“リアルさ”。実在のコースでは、実際に現地に足を運んでコースのサイズを実際に測定したり、ビデオやカメラでコースを撮影したりと、驚くべきこだわりぶりを見せているのだ。

おもな収録コース

初心者でも気軽に楽しめる、間口の広いゲームプレイを実現

 “最高峰のレーシングシミュレーター”と銘打たれた本作だが、その一方で注力しているのが間口の広さ。初心者でも気軽に楽しめるフィーチャーを多数搭載。たとえばレース中に限っても、難しいブレーキ操作を不要にする“オートブレーキ”や、理想的なラインを表示してくれる“推奨ライン”など、アシスト機能が充実しているのだ。自分のスキルに合わせて、アシスト機能を調整することで、快適なゲームプレイが楽しめる。さらに、初心者にうれしいふたつの機能“リワインド”と“オートアップグレード”を以下に紹介しよう。

設定できるアシスト機能

  • ●オートブレーキ
  • ●アンチロックブレーキ(ABS)
  • ●スタビリティコントロール(STM)
  • ●トラクションコントロール(TCS)
  • ●シフト
  • ●推奨ライン

時間を巻き戻してくれる“リワインド”

『3』から搭載される“リワインド”は、ひと言でいうと時間を巻き戻せる機能だ。走行中にクラッシュやミスをしても、ボタンをひとつ押すだけで時間を巻き戻せる。しかも、「ここからプレイすれば快適に再開できる」という時点まで巻き戻してくれるという親切設計になっている。“リワインド”はペナルティーの類いはないので、何回でも使えるのもうれしいところ。一方で、Xbox LIVEのランキングでは、“リワインド”を使ったことがわかるといった配慮も施されているのだ。

カスタマイズもラクチン“オートアップグレード”

昨今のレースゲームでは標準装備となったチューニング機能だが、クルマの知識がないユーザーにとってパーツ交換は悩みの種。そんなユーザーがとてつもなく重宝するのが“オートアップグレード”。アップグレード可能なパーツともっている金額(クレジット)を判断して、挑むレースのクラス制限に最適なパーツ構成を自動的にセットアップしてくれる。

コダワリチェックポイント 200種類以上のイベントが楽しめる“シーズンプレイ”も親切設計に!

レースをこなしながら賞金を稼いでクルマをアップグレード、より上位のレースに挑戦していく“シーズンプレイ”。いわゆるシングルプレイにあたる“シーズンプレイ”でも、初心者にやさしい機能が搭載されている。本作では、全部で200種類以上のイベントが用意されているが、いまの自分のランクと保有しているクルマでどのイベントに参加できるかが、ひと目でわかるようになっているのだ。ちなみにこの“シーズンプレイ”は、サーキットでのレースのほかにドラッグレースやドリフトなども楽しめる大ボリューム。ライバルとなるAIは、それぞれキャラ設定がなされているなど、こだわりも満点だ。

充実のオンラインコミュニティー、ユーザーどうしの交流の場が広がる

 前作『フォルツァ モータースポーツ 2』で、ある意味もっともユーザーから好評を博したボディーへのペイント。ツールの自由度の高さを利して、ユーザーは思い思いに趣向を凝らした“ペイントカー”を作成。オンラインプレイでは自分の“ペイントカー”を披露したり、あるいはデザインを販売したりと、UGC(ユーザー作成コンテンツ)の充実ぶりを見せつけた。『3』では、そんな“オンラインコミュニティー”要素がさらに充実。“ストアフロント”という項目を設け、ユーザーの作った“デザインファイル”を購入したり、撮影した写真を閲覧したりといったことが可能になっている。さらに『3』からは“チューニングファイル”もシェアできるようになった。さらに注目すべきは、こうしたUGCに対してユーザーが評価をつけられるようになったこと。これにより、どのコンテンツに人気があるかがすぐにわかるようになったのだ。お気に入りの作成者が作ったコンテンツを一括して閲覧するといった機能も追加されたので、使い勝手がさらに広がると言えるだろう。以下に、応用編として“ペイント機能”と“チューニング機能”の概要を紹介しよう。

応用編 “ペインター”は腕の振るい甲斐がさらにアップ!

自分の好みのデザインを作り上げて、クルマに貼りつけられる。オリジナルのデザインはもちろん、ゲームやアニメなどの人気キャラをモチーフにしたデザインなども作れる。どんなデザインを作り上げるかはプレイヤーの腕の見せどころで、前作では“ペインター”という言葉を生むほど愛好者を生んだ。『3』はツール面でも進化している。本作では、平面でデザインしたものが自動的にそれぞれのクルマに最適化されて貼り付けられるようになったのだ。デザインの作成は苦手という方のために、既成のステッカーなども用意されている。

応用編 “チューナー”で楽しみがさらに広がる

レーシングシミュレーターだけあって、チューニング要素の充実は『フォルツァ モータースポーツ 3』の特徴のひとつ。アップグレード可能なパーツは2000種類を超え、圧倒的なボリュームを誇る。となると、初心者にとっては敷居の高いチューニングだが、本作からは他人が作った“チューニングファイル”をシェアできるようになった! クルマに詳しい友人にセットアップをしてもらい、“チューニングファイル”をもらう、といったことも可能になるのだ。“ペインター”に引き続き“チューナー”も腕の振るいがいがありそうだ。

おもなアップグレード可能パーツ

エアフィルター、カムシャフト、バルブ、ピストン、シングルターボ、インタークーラー、オイル/冷却装置、フライホイール、ブレーキ、スプリング/タンパー、フロントスタビライザー、リアスタビライザー、シャーシ補強/ロールゲイジ、クラッチ、トランスミッション、デフ、タイヤ/コンパウンド、フロントバンパー、リアウイング、リアバンパー、サイドスカート、ボンネットなど

コダワリチェックポイント バラエティーに富んだマルチプレイを楽しめる

本作では最大8人までのマルチプレイに対応。通常のレースのほかに、チーム戦となる“キャットアンドマウス”や、鬼となったクルマに接触されると自分も鬼になってしまい、最後まで鬼にならなかったプレイヤーが勝ちという“鬼ごっこ”など、バラエティーに富んだルールのマルチプレイが用意されている。

日本人開発者、谷口潤氏のコメントを紹介!

 『フォルツァ モータースポーツ3』はクルマを愛するすべての人たちに向けて製作したゲームです。ドライバーとしてだけでなく、チューナー、フォトグラファー、ドリフター、デザイナー、グラフィックアーティスト、オークショニア、ディレクターとして、皆さんが楽しめるオンラインコミュニティーの要素を強化しました。それから語りつくせないほどのフィーチャーが詰め込んでありますので、ぜひ手にとって『フォルツァ モータースポーツ3』を楽しんで欲しいと思います。
 また、私が所属するTurn10スタジオ(シアトル近郊)のスタッフは日本にとても興味を持っており、日本のゲームファンのために富士見街道、鈴鹿、もてぎ、筑波サーキットを始め、多くの日本車や日本のパーツメーカーも収録していますので、皆さんにも親しみのあるゲームになっていると思います。なんと、『フォルツァ モータースポーツ3』は世界先行で日本が一番早い発売日になっていますので、すべてのランキングを日本の皆さんで独占していただき、日本発のUGC(user generated content)※を世界に先駆けて発信して戴けたらなと思っています。

※ユーザー作成コンテンツ

谷口潤氏

15年近く在籍したセガで『セガラリー2』や『セガツーリングカーチャンピオンシップ』といったレースゲームの開発を担当。2006年にはマイクロソフトに入社し『ブルードラゴン』のプログラムマネージャなどを務める。その後、「クルマゲームを作りたい」との思いから2007年にTurn 10スタジオに移籍。『フォルツァ モータースポーツ 3』ではシニアゲームデザイナーを担当している。

ただいま体験版が配信中!

Xbox LIVE マーケットプレースでは、ただいま『フォルツァ モータースポーツ 3』の体験版を配信中だ。体験版では、Camino Viejo Trackのコースで、“2007 Porsche #80 Flying Lizard 911 GT3-RSR”や“2010 Audi R8 5.2 FSI Quattro”といった5台のクルマが操作可能になっている。ぜひ一度お試しあれ!

特典満載の初回生産限定版が発売

『フォルツァ モータースポーツ 3』では、豪華特典を同梱した『フォルツァ モータースポーツ3 リミテッド エディション』を発売する。気になる同梱内容は、特製USBメモリー(2GB)や特製キーチェーンなど充実の内容。さらには、追加コンテンツとして、リミテッドエディションでしか遊ぶことができない、クルマなども用意されている。価格は8190円[税込]となっている。

『フォルツァ モータースポーツ3 リミテッド エディション』 (限定生産)
価格: 8190 円[税込]

【特典内容】

オマケ 圧倒的な映像美を見よ!フォトギャラリーをお届け

ここでは、『フォルツァ モータースポーツ 3』の最新画像を紹介する。圧倒的な映像美を誇る同作だが、そのクオリティーの一端をとくとご堪能あれ。

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『フォルツァ モータースポーツ 3』公式サイト

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