『レッドファクション:ゲリラ』は、“破壊”の爽快感を徹底追求した三人称視点のアクションゲームだ。プレイヤーの目的は、地球防衛軍(EDF)に対してゲリラ活動を行い、火星を自分たちの手に取り戻すこと。そのために、強大な軍事力を誇る敵の重要施設や部隊を急襲し、EDFの支配力を低下させることになる。火星という広大なマップを縦横無尽に駈け巡り、破壊の限りを尽くせ!
↑Volition独自の各種ゲーム開発エンジンにより、車両や建造物がリアルに再現されている。しかも、これらのオブジェクトすべてを破壊することができるのだ。
火星に住む兄、ダンの誘いで鉄山技師として火星に渡った。しかし、ゲリラ組織“レッドファクション”の一員として指名手配されていた兄は、EDFに殺害されてしまう。その日を契機に、兄の仇を討つため、レッドファクションとともに戦うことを決意する。
  広大な世界を自由に動き回ることができる“オープンワールドアクションゲーム”として高い評価を得る『セインツ・ロウ』シリーズ。同シリーズの開発で知られるVolitionが、『レッドファクション:ゲリラ』の制作を担当。火星という広大なマップを舞台にしたオープンワールドアクションゲームの完成度の高さは折り紙つきだ。  
  • PV1
  • PV2
  • PV3
  • PV4
  • ←ここをクリックすれば映像が切り替えられるぞ
    (タブは映像を停止してからクリックしてください)
 
本作のテーマは”破壊”。そのテーマどおり、フィールド上のすべての建造物や車両を破壊することができるぞ。そのうえ、倒壊シーンは物理演算でリアルかつダイナミックに描かれている。そして、破壊行為は単に爽快感を得るためのものではなく、ゲーム内において重要な役割を持っているのだ。そのポイントを3つに分けて紹介しよう。
建物などを破壊すると、武器開発に使用できる部品や金属スクラップが残ることがある。これらは“サルベージ”と呼ばれ、兵器開発やみずからの能力を高めるために必要となるぞ。
↑建物が崩壊したあとに残る、青白く光っているモノが“サルベージ”だ。ゲリラ活動の合間に拾い集め、みずからの能力アップに役立てよう!
↑ゲームを進めて主人公の能力アップを図ると、車両に乗ったままサルベージを回収することが可能になる。破壊と回収が一度にできるので、便利だぞ。
 
敵が立て篭もる建物の支柱を壊して建物を崩壊させるといったように、戦略的に“破壊”を行うことでミッションを有利に進められる。
↑移動する敵の装甲車に爆弾を仕掛け、タイミングよく爆破して周囲を巻き込んだり、障害物を破壊して敵陣の背後に回り込むといったこともできるぞ。巧みな破壊戦略でミッションを成功させよう。
火星を解放するには、EDFの支配力を低下させなくてはならない。そのためには、ミッションを成功させたり、各地に建設されたEDFの施設や機材を破壊する必要がある。ちなみに、ミッションを遂行するとレッドファクションの士気を上げることも可能だ。士気が上昇すると、入手できるサルベージの増加や武器庫の充実、さらにはEDFとの交戦中に仲間が応援に駆けつけるといった多大なメリットが得られるぞ。
↑水色の星マークがEDFの拠点を表している。拠点は厳重に警備されているが、 戦略的に爆破していき、崩壊させよう。
 
  『レッドファクション:ゲリラ』は、植民惑星化された近未来の火星が舞台。火星は6つのエリアに分かれており、全域にわたってEDFの支配下にある。ここでは6エリアの中から3つのエリアを紹介!  
パーカー地区では、有力企業などの介入に邪魔されることなく、火星住民が自由に発掘作業が行える。しかし、住民たちが汗水流して集めた鉱石はEDFの精製所に売却しなければならず、なかなか人々の暮らしは楽にならない。
 
 
この地区は、AMRUKUO社とEDFというふたつの組織に、ライフラインのほぼすべてをハンドリングされている。そのため、人々は企業とEDFに従うほかないのだ。
←↑EDFの支配力が高く、EDFに近づくだけで発砲されるので注意。
 
荒地にスクラップが点在する不毛の土地。目的不明だが、EDFはこの地域に最大級の前哨地を築いている。また、突如現れては、人々を襲う謎の集団が活発に活動しているという。謎の集団の目的とは!?
↑お面のようなものをつけた謎の集団が出現する危険な地域。EDFは、この地域で何かを捜しているという噂もある……。
 
 
本作では、最大16人(8対8)で対戦可能なオンラインモードを搭載。オンラインモードでも“オブジェクトの破壊”が対戦のポイントになってくるぞ。たとえば、高い塔などスナイピングに適したポジションを相手に陣取られたとしても、建物を倒壊させて応戦することができる。また、破壊によってマップが刻一刻と変化していくので、戦略次第で新たなマップをプレイするような新鮮さが楽しめるのだ。今回は、6つのルールのうち、特徴的なふたつを紹介!
 
アナーキー 自分以外のプレイヤーすべてが敵のルール。敵を倒すと加算されるポイントを競う
チームアナーキー EDFとレッドファクションの2チームに分かれ、集団戦闘をくり広げる
フラッグ 敵チームの陣地内にある“フラッグ”を入手して、自陣へと持ち帰れば勝利となる
ダメージコントロール 目標の建物を制圧すると加算されるポイントを競う。破壊した建物を直せば制圧となる
デモリッション チームにひとり選出されるデストロイヤーが破壊したオブジェクトのポイントを競う
シージ 攻撃側チームと防御側チームに分かれて、ターゲットの建物を懸けて争う
 
 
攻撃側と防御側の2チームに分かれて、マップ上に点在するターゲットとなる建物を懸けて戦う。攻撃側はターゲットの建物を破壊することが目的で、建物の崩壊率に応じてポイントが加算される。一方、防御側は建物を守ったり、修復して応戦することになるぞ。そして、攻防の立場を入れ替えてプレイし、高ポイントを獲得したチームの勝利。
 
 
↑建物の破壊が目的という、『レッドファクション:ゲリラ』ならではの対戦モード。建物をガンガンぶっ壊そう。
2チームに分かれて、制限時間内でどれだけ多くのポイントを獲得できるかを競うゲーム。各チームにひとりずつ“デストロイヤー”が選出される。ポイントは、このデストロイヤーがマップ上のオブジェクトを破壊すると加算されていく。デストロイヤーだけがポイントを獲得できるため、援護が戦いの勝敗を左右することだろう。
→自チームのデストロイヤーの破壊行為が敵に阻止されないように護衛しよう。もちろん、敵チームのデストロイヤーの破壊活動を邪魔するのもアリ。
 
戦術の幅を広げる装備品“バックパック”。シングルモードでは、空を飛べるようになる“ジェットパック”が登場するが、オンライン対戦時にはこれ以外に9つのバックパックが使用可能になる。ここでは、特徴的な4種のバックパックを紹介しよう。
装備すると空を飛べるようになり、空中からの爆撃などが行える。
壁を突き破るほどの威力で突進可能。直撃すれば敵も倒せるのだ。
建物の中や遮蔽物の影に隠れている敵を目視できるようになる。
メディカルパックを使うと、一定の範囲内にいる味方の体力を回復させられる。
本作の予約特典として、“プレミアムコンテンツダウンロードカード”がついてくるぞ。このカードがあれば、ソフト発売後に配信予定の有料追加コンテンツ『デーモン オブ バッドランド』(2009年8月13日配信予定)を無料でダウンロードできるのだ。なお、特典は数に限りがあるので、欲しい人は必ず店頭で確認のうえ予約しよう。 ↑追加コンテンツでは、本編の数年まえの火星を舞台とした、新シナリオがプレイできる。さらに、追加武器や車両も手に入るのだ。