魔王が世界を滅ぼす呪文を唱え終わるまで、あと30秒。そんなムチャな時間制限の中、戦うのが本作だ。ゲームは大きく4つのモード+αに分かれており、"勇者30"はRPG、"王女30"はシューティング、"魔王30"はリアルタイムシミュレーション、"騎士30"はアクションと、それぞれ異なるジャンルのゲームが楽しめる。「30秒じゃ、レベル上げもままならないんじゃ?」そう思う人は、まぁ試しに遊んでみてください!

  "勇者30(ゆうしゃ・さんじゅう)"はRPG。30秒以内にレベルを上げて装備を整え、魔王を倒すのが目的だ。なお、この勇者30を含む4つのモード+αで描かれる物語は、"女神暦"という同じ時間軸の中でつながっている。勇者30は、女神暦100年からの物語だ。   "王女30(おうじょ・さんじゅう)"はシューティングゲームとなっている。舞台は女神暦300年の世界。自身の父親である王様の病気を治すため、王女は薬草を捜す冒険に出ることを決意。しかし、門限は30秒。ボウガンで敵を撃ちまくりつつ薬草を捜せ!  
  "魔王30(まおう・さんじゅう)"は、女神暦200年を舞台にしたリアルタイムシミュレーション。恋人に呪いをかけた悪の元凶を倒すべく、旅に出た魔王。同じく呪いをかけられ操られている人間を元に戻すため、30秒間でモンスターを召喚しまくれ!   "騎士30(ナイト・さんじゅう)"はアクションゲーム。女神暦500年の物語だ。物語は、賢者さまが魔物を全滅させる呪文を唱え終えるまで、あと30秒というところから始まる。騎士となって数々の攻撃やワナを駆使し、自分の身体を犠牲にして賢者さまを守り抜け。  
   あと30秒で魔王が世界を滅ぼす呪文を唱え終わるという、最悪のタイミングで勇者にされてしまった少年。そんな主人公が30秒でなんとか魔王を倒すために戦うRPGが"勇者30"だ。30秒しかないとはいえ、冒険やザコ敵を相手にしたレベル上げとなど、RPGの基本的な要素はしっかり楽しめる。さらに今回、アイテムや装備を購入できるということも判明したぞ。敵を倒してお金を稼ぎ、強力な装備を購入……って、30秒しかないのにそこまでできるの!?  
時間が足りない場合、女神様にお金を払って時間を買うことができる。お金がどうしても足りない場合でも、いちおう時間を巻き戻してくれるものの、装備品が差し押さえ状態に。差し押さえって……。
装備欄には、しっかり"差押"の文字。世知辛いね。そして残り10秒を切ると、いくら魔王戦の最中でも女神様が取り立てにやってくるのだ……。

 "魔王30"は、リアルタイムシミュレーションゲーム。主人公マオウの目的は、呪いをかけられた結果、コウモリ傘になってしまった恋人ミレニアを救うため呪いをかけた張本人を捜すこと。その途中、モンスターを召喚して"悪の根源"に操られている人間をもとの姿に戻していく。つまり、マオウに人間を救う気はさらさらないのだが、ミレニアのために結果的に人助けを行うというわけ。悪の根源に操られている人間を、強力な魔力によって召喚したモンスターでもとに戻せ!

マオウの恋人。悪の根源に呪いをかけられた結果、コウモリ傘になってしまった……。 もとはふつうの家庭に生まれた男性。ある日魔力を浴びた結果、自身も魔力を持つ。長寿にもなり、それ以降魔王を名乗るようになる。
↑→召喚するモンスターの強さは、マオウの魔力に影響を受ける。むやみに召喚を連発すると魔力が減り、弱いモンスターしか召喚できなくなってしまうのだ。反対に魔力をしっかり回復させれば、強いモンスターを召喚することが可能! 何も考えずに召喚を連発すると、数だけは多いものの、まるでゴミみたいなモンスターばっかりに……。
←↑魔力を最大まで溜めると、"四天王"を召喚できる。圧倒的な強さで敵をせん滅してくれるぞ。
 
  召喚したモンスターと人間との戦いでは、"3すくみ"が基本システムとなる。モンスターや人間はパワー系、スピード系、遠距離系に系統分けされ、それぞれに得意とする相手、不得意とする相手があるのだ。フィールド上の敵の系統を見極め、その系統を得意とするモンスターを召喚することが重要になるぞ。敵が苦手なモンスターで有利に戦おう。  
 
 
 
PlayStation Store及びPlayStation Spotにて、本作の無料体験版をダウンロードできる! 現在、"勇者30"モードの無料体験版がすでに配信中だ。そのほかのモードの無料体験版も、今後続々と配信される予定だぞ。各モードをひと足さきにプレイして、ゲームの発売日に備えよう。PSP用の壁紙もダンロードできるよ!
 
超豪華クリエーターが大挙して制作に参加していることでも話題の本作。なんと、サウンド制作に新進気鋭のアーティスト"vistlip(ヴィストリップ)"が参加していることが判明。vistlipは、2008年4月にミニアルバム『Revolver』でデビューしたアーティスト。哀愁漂うメロディアスな楽曲に、独特のリアリティーを持つ歌詞。そして甘く、柔らかく、熱く、激しい歌声。これらを内包した独自のスタイルでシーンを圧倒する、存在感溢れるアーティストだ。