Fallout 3(フォールアウト 3)

巨大な廃墟と化した世界を舞台に究極に自由な冒険がいま始まる!

タイトル
Fallout 3(フォールアウト 3)
ハード
Xbox 360、プレイステーション3
メーカー
ベセスダ・ソフトワークス
発売日
2008年12月4日(Xbox 360)、2009年1月15日(プレイステーション3)
価格
7980円[税込]
テイスト
近未来
ジャンル
RPG
プレイ人数
1人
対象年齢
18歳以上
ベセスダ・ソフトワークスから発売される『Fallout 3』(フォールアウト 3)は、核によって荒廃した近未来を舞台にした究極のオープンワールドRPG。次世代機の力を十二分に発揮した広大で最高に自由な作品世界は、ちょっとやそっとでは語り尽くせない、計り知れない奥深さを持つ。そこで前後編の2回に渡り、その魅力を凝縮してご紹介していこう。

前編

後編
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すべては自由。プレイヤーの選択が世界を切り開く

本作では核戦争後の近未来、無法地帯と化したかつてのワシントンDCである“Capital Wasteland”を舞台に、かつてなく濃密で、自由な世界が描かれる。そこでどんな物語をつむいでいくかはプレイヤーの自由。手掛けたのは、広大で美しいファンタジーを舞台にしたRPG『The Elder Scrolls IV: オブリビオン』で、その自由度と完成度の高さで世界から称賛を受けた、トッド・ハワード率いる制作チーム。広大な世界でプレイヤーがどこから冒険し、どのように生きてもかまわないという、オープンワールドRPGの最新形が本作で実現されているのだ。力なき人々を救う救世主となるもよし、あるいは欲望に身を任せて略奪を働く犯罪者となるのもよし。ただただ、目の前に立ちはだかる凶悪なクリーチャーたちをブチのめしていくのもいいだろう。一切はプレイヤーの選択に任されている。冒険の過程ではさまざまな決断が求められ、ときには思わぬところでその結果を目撃することにもなる。自らの決断した行動によって発生した犠牲すらも背負って生きていくという、まさに究極のロールプレイングをぜひ体感してほしい!
↑“Capital Wasteland”は、突然変異の果てに生まれた奇怪なクリーチャーや、レイダーなどが徘徊する危険地帯。それぞれが生存をかけて存在しており、ときにはクリーチャーどうしが争う場面に遭遇することも。
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STORY-父を追って果てなき荒野へ

↑“Vault”内では、外界から隔離された生活が独自に営まれている。人々はここで生まれて、そのまま外に出ることなく一生を終える。
アメリカを突如襲った核戦争から人々を収容するためにVault-Tec社によって作られた巨大シェルター“Vault”は、核戦争の影響により生態系が激変し、秩序が崩壊したかつてのワシントンDCである“Capital Wasteland”に残された、数少ない安全で文化的な空間だ。プレイヤーはそのなかのひとつ“Vault 101” で、ともに科学者である両親のもとに生まれ、友だちにもめぐまれて成長してきた。しかし19歳のある日、父親が突然“Vault 101”から失踪してしまう。混乱のさなか、プレイヤーはあとを追うことを決意し、ともに過ごしてきた友人に別れを告げて父を捜す旅に出ることになる。ゆっくりと開くゲートから初めて目にする太陽の光。まだ見ぬ外の世界にはなにが待っているのか……。
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人々を助けるもよし

社会秩序が崩壊してしまった世界では、暴徒に虐げられた人々に助けを求められたり、大金持ちから欲望が丸出しの注文を受けることもしばしば。彼らの頼みを受けるか、冷たくあしらうのかも、もちろん自由だ。

盗賊となるのもよし!

アイテムの入手方法も物々交換や、廃墟に放置されたものを拾うだけでなく、他人の所有物をこっそりいただくことも可能。さらに、他人を襲撃して所持品を奪い取るという、極悪非道なプレイもできるのだ
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思うがままに世界を生きよう

プレイヤーは着のみ着のまま、1丁の銃と情報デバイス“Pip-Boy 3000”だけを手に外の世界へと放り出されることになる。ここから先、いかに生きるのかはプレイヤーが自分で判断していくしかない。途方に暮れて立ち止まっているようでは、いずれクリーチャーや盗賊の餌食となってしまう。まずは歩き始めて、膨大に用意されたクエストに挑戦していこう。その途上で出会う人々のなかには、父の残したわずかな足跡を知る人もいるハズ。しかし、片っ端から廃墟を探索して残された資源をかき集めたり、自らの生存だけを第一に極悪人となるのもアリ。それもまた、過酷な世界を生きるための選択のひとつなのだ。
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戦闘スタイルも自由自在!

近未来のアメリカを舞台としていることもあって、本作ではおもに銃器がプレイヤーの武器となる。もちろんシューティングの腕を活かしてリアルタイムに戦うこともできるが、もし一人称や三人称視点のシューティングが苦手でも安心してほしい。“V.A.T.S.”システムにより、戦闘を一時停止させて敵の狙いたい部位を指定して攻撃を行なえるのだ。まず武器を破壊して攻撃力を失わせたり、接近される前に足を狙撃して動きを止めたりといった、戦略的な戦いが誰でも展開できるようになっている。
↑“V.A.T.S.”システムを使用すると、各所への攻撃の成功確率が表示される。ポイントが許す限り、複数の敵や部位が一度に指定可能だ。
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もちろんキャラメイクも高自由度!

『The Elder Scrolls IV: オブリビオン』と同じように、キャラクターの成長はおもにレベルアップ時に獲得したスキルポイントの割り振りによって行われる。銃火器の取り扱いや交易などの全部で13個の項目があり、どんな能力を必要とするのか、プレイスタイルに合わせて成長させていこう。スキル以外にも“Perks”と呼ばれる特殊能力も同時に獲得でき、スキルポイントにボーナスが得られるなどの特典を受けられる。
→外見も細かく設定可能で、パラメーターを調整して顔を作り込んでいくだけでも楽しい。お気に入りの顔が完成するまで、じっくりと作り込んでみよう。

最初の過ごしかたも肝心!

“Vault 101”での成長を描くチュートリアル部分で、基本能力が決まる。どんな風に育てたいのか、じっくり決めよう。
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