オーバーロード:魔王サマ 復活ノ時

魔王“オーバーロード”として世界を支配せん!

 蘇った魔王“オーバーロード”として、この世を支配する!斬新な設定のアクションアドベンチャーがXbox360でリリースされる。オーバーロードの目的は、堕落した英雄たちに支配されている領土を“悪の力”で取り戻すこと。つき従うは忠実なる僕、小悪魔のミニオン。オーバーロードへの奉仕を無上の喜びとするミニオンは、ご主人の命令にはどんなことであっても絶対に従うのだ。何十匹ものミニオンを率いて、世界の王として君臨せよ。そんな本作の魅力をとくとお伝えしよう。

対応機種:
Xbox 360
発売日:
2008年5月29日発売予定
ジャンル:
アクションアドベンチャー
発売元:
マイクロソフト
開発元:
Triumph Studios
価  格:
7140円[税込]
プレイ人数:
1人
オンライン:
2人による対戦および協力プレイ
対象年齢:
CERO・C(15歳以上対象)

手下として率いるは、忠実なる使い魔“ミニオン”

オーバーロード|OVERLORD

7人の英雄たちに奪われてしまった領土を取り戻すために復活した悪の魔王。記憶を失って廃墟の地下に倒れていたところを、ミニオンたちによって“オーバーロード”として祭り上げられることになるが……。

ミニオン|MINION

オーバーロードに仕える生き物。“ゴ主人サマ”に奉仕することを無上の喜びとしている。能力に応じた4種類のミニオンが存在する。


主人公は“悪の化身”で敵は英雄!? 斬新なゲーム内容に迫る!!

「プレイヤー(魔王)が小鬼を操って英雄を倒す!?」。いっぷう変った海外ゲームの評判が編集部に伝わってきたのが昨年の夏。ときとして、海外ゲームには思いもよらない斬新な発想のタイトルが発売されることがあるが、この『オーバーロード:魔王サマ 復活ノ時』はその代表格と言っていいだろう。海外での発売元は、イギリスに本社を置くコードマスターだが、「海外の良作を日本のゲームファンに紹介したい」という方針のもと、日本ではマイクロソフトからローカライズ&発売されることになった。それにしても、こんな“ヘンな”(断固褒め言葉です!)タイトルを出してしまうなんて、マイクロソフトもチャレンジ精神旺盛というか、洒落っ気があるというか……(笑)。

単純な勧善懲悪ではない、英雄対魔王の図式

 さて、まずは改めて簡単に本作の概略を紹介しよう。主人公(つまりプレイヤー)はオーバーロード。かつて“魔王”として世界中を恐怖に陥れていたオーバーロードは、7人の英雄たちに敗れ、その座を追われてしまう。ふつうならここで「めでたし、めでたし」となるのだが、『オーバーロード:魔王サマ 復活ノ時』の場合はそうもいかず(笑)、7人の英雄たちは傲慢さゆえに堕落し、以前にも増しての暴政で人々を苦しませることになる。そこでオーバーロードが復活し、堕落した(もと)英雄たちを倒すべく立ち上がる……というのがおおまかなストーリーの流れだ。世界“再”征服のためには、荒れ果ててしまった自分の城“ダークタワー”を再建すべく、世界各地に散らばったパーツを集めることも、オーバーロードの目的となる。堕落してしまった英雄を、悪の魔王が倒す……という展開は、いかにも皮肉めいていて、単純な勧善懲悪ではない点がユニークだ。
(画像 ダークタワー)←オーバーロードの居城たる“ダークタワー”。魔王の象徴であり、荒廃した“ダーク タワー”の再建が本作の大きな目的に。地下では、一度倒した敵と再戦することができるようになっている。


ちょっぴりグロテスクなミニオンの魅力に目覚める!?

ミニオン
↑目の前にいると、ついちょっかいを出したくなってしまうミニオン。これも愛情表現ということで勘弁しておくれ~。

ゲートから飛び出すミニオンたち
↑喜々としてゲートから飛び出すミニオンたち。“ゴ主人サマ”(オーバーロードのことね)の役に立ちたくてたまらないみたい。

 そして、世界征服のため、文字どおりオーバーロードの手足となって働いてくれるのが“小鬼”とでも呼ぶべきミニオンだ。オーバーロードに無条件の忠誠を誓うミニオンは、いかなる命令に対しても絶対的に服従する。命令とあれば、村人を襲うし、畑を荒らしもする。オーバーロードに殴られても、文句ひとつ言わないのだ(試しにやってみただけですよ、念のため)。むしろ喜んでいるふうですらある。ミニオンは障害物を取り除いたりトラップを解除したりと、八面六臂の活躍を見せてくれるのだが、いかにうまくミニオンを操っていくか……というシミュレーション的な要素が、本作を楽しむうえでの醍醐味となる。そして、無邪気に主人の命令に従うミニオンが、とびっきり人間くさい(?)のだ。酒を飲めば酔いもするし(どうやらお酒が好きらしい)、ゴールドなどを見つけては「ゴ主人サマ〜」と叫んで喜々として駆け寄ってくる。そして、主人に役立たないアイテムは勝手に自分の装備として身につけたりと、思わぬ茶目っ気を発揮するのだ。最初はちょっぴりグロテスクに感じられるかもしれないミニオンが、なんとなくかわいく見えてきたら、それはもうミニオンの虜になったと言ってもいいだろう。ミニオンが近づいてきたら、思わず蹴倒して……じゃない、かわいがってあげたくなっちゃうかも。 少なくとも、ぞろぞろとミニオンを引き連れていく楽しさに病みつきになること間違いなし


善人としてあるべきか、悪を貫くべきか……それが問題だ!

 そしてゲーム中にしばし悩まされるのが、プレイヤーの取るべき選択だろう。悪の魔王として振る舞うべきか、善人としてあるべきか、思いあぐねて画面のまえで「うーん」と唸ることもしばしば。たとえば物語の途中では、村から略奪された食糧を村人に返すか、自分のものにしてしまうかを選択できるのだが、ストーリーの主旨に従って悪を貫くべきか、それとも自分の倫理観を守って善人をとおすべきか、真剣に悩んでしまった。そういった自由度の高さが本作の魅力のひとつともなっている。まあ、基本は楽しい内容なので気軽に楽しんでほしいのだが(笑)、微妙な感情を喚起されるいっぷう変ったゲーム。それが『オーバーロード:魔王サマ 復活ノ時』だ。個人的には、何となく村人に軽くちょっかいを出しては(なんか、ちょっかいを出したくなってしまうような雰囲気なんです)、チョイ悪オヤジになってプレイしている自分を発見したりするのでした。

(ファミ通.com編集部F)

ダークタワー
↑世界各地に散らばったパーツを集めて “ダーク タワー”を再建。集めることで、体力やマナ(魔法)なども順次増えていく。

村人
↑つい村人の持ち物を略奪してしまうことも……。間違えて村人を襲ってしまったときのショックは大きかったりする。



“使い魔”であるミニオン その生態を徹底チェック!


 本作の影の主役とでも呼ぶべき小悪魔ミニオン。この忠実なる“使い魔”をいかにうまく使いこなすかが、魔王復権のための大きなカギとなる。ここでは、そんなミニオンたちの特徴を紹介していこう。

ブラウン ミニオン|BROWN MINION

打撃攻撃でゴ主人サマをサポート!

ゲーム開始時から使うことができるミニオン。猪突猛進の打撃攻撃を得意とする。

レッド ミニオン|RED MINION

にっくき敵は火の玉攻撃で燃えてしまえ~

火の玉による遠距離攻撃を得意とする。もちろん、炎の中だって難なく移動できる。

グリーン ミニオン|GREEN MINION

背後からの不意打ちが得意!

猛毒に対する耐久性を持っているミニオン。敵の背後に張り付いて攻撃を仕掛ける。

ブルー ミニオン|BLUE MINION

水中の移動ならオマカセ~

水中での移動が可能。さらには、瀕死状態の味方の体力を回復させる魔法を持っている。

ナール|GNARL

ゴ主人サマを正しき悪に導きますぞ

ミニオンたちを統括する“ミニオンマスター”。主人公に戦いかたなどを教えてくれる。

ミニオンの習性(1) ミニオンを召喚するには“ライフフォース”が不可欠です


 ミニオンは、各地に点在するミニオンゲートから召喚可能。ただし、最初に召喚できるのはブラウン ミニオンだけで、数も限られる。ゲームを進めて、召喚できるミニオンを増やしていくのだ。なお、ミニオンを召喚させるには、“ライフフォース”が必要だ。ライフフォースは生物の生命を奪うことで入手できるが、ライフフォースの種類により、召喚できるミニオンは異なる。ちなみに、羊を倒すとブラウン ミニオンの“ライフフォース”が手に入る。

ミニオンの習性(2) ひとりでは何もできないけれど仲間が集まれば百人力です!


 ひとりひとりは非力だが、仲間が集まることで大いなる力を発揮するミニオン。集団で何かの仕事をこなすときは、必要な人数が画面上に表示されるので、らくちんです。

ミニオンの習性(3) 究極の忠誠心!? 自分自身を捧げてオーバーロードの体力を回復


 オーバーロードに忠誠を誓うミニオンだが、その究極とも言えるのがこちら。各地に点在する“ライフの祭壇”や“マナの祭壇”にミニオンを捧げることで、オーバーロードの体力や魔力を回復させられるのだ。さらに、いずれお城で作られる溶鉱炉では、ミニオンを材料にして、武器や防具を作ったりアップグレードできる。その無償の忠誠心ぶりに涙。

パズル要素が楽しい、遊び甲斐のある内容に!

 堕落したかつての英雄たちを倒しつつ、各地に散らばるパーツを集めて、荒れ果ててしまった自分の居城“ダークタワー”を再建することが、オーバーロードの目的。7人の(もと)英雄たちの堕落っぷりはもちろんのこと、“ふたりの女主人候補”、ローズとベルベットなど、濃いキャラクターの存在が物語に彩りを添える。ストーリーを進めるにつれて、思わぬ展開も!? また、“使い魔”であるミニオンを駆使していかに効率よくミッションを進めるか……といったパズル要素が楽しい本作だが、ミッションの自由度が高く主人公のレベルアップがあったりと、やり込み甲斐のある内容になっているのだ。

オーバーロードにふたりの女主人候補が!?

ローズ|ROSE

オーバーロードが出会う、ふたりの女主人候補のひとり。現実的で聡明な性格をしている。

ベルベット|VELVET

ローズの妹。甘やかされて育ったために、享楽的な性格をしている。姉妹はあまり仲がよくない。

ローズ


Check 1 “スペル(魔法)”を駆使して魔王は強くあらねばならない!


剣などを駆使してみずから攻撃できるオーバーロードだが、ダークタワーのオブジェクトを集めることで、“スペル(魔法)”が使えるようになる。その種類は、炎による攻撃を仕掛けられる“ファイヤー”と、相手の動きを遅くするといった補助系の“ドミネーション”、自分の体を守る“シールド”、そしてミニオンの攻撃力を高める“ミニオン”だ。しかも、それぞれのスペルは、レベルアップするようになっていて、堕落度に応じて最後のスペルが異なる。やはり魔王たるものみずからが強くあらねばならない!?

Check 2 魔王らしく悪の道を極めるも、英雄になるも自由


悪の化身として世界を支配する本作。とはいえ、本当に“悪”の道を突っ走るか、それとも“善”の道を進むかは、プレイヤーの自由に任されている。悪政をひいて村人を恐怖に突き落とすか、あるいは善政で村人に感謝されるかはプレイヤーの行動しだいだ。その行動によりストーリーは分岐していくことになる。魔王としての本分をまっとうするか、それとも……?

そして気になるオンライン要素は……?


 本作では、オンライン要素としてふたりによるマルチプレイを搭載。“協力サバイバルルール”で、ふたりでいっしょに出現する敵を倒し続けられるか、また、いかに多くの生き物を倒すか、いかに多くの金品を獲得できるか、といった対戦プレイも可能となっている。さらには、今後はダウンロードコンテンツとして、追加ミッションなども楽しめるようになる予定だ。Xbox LIVEでも楽しみ甲斐が満載だ。

旅のお供“暗黒地帯の歩き方マップ”が同梱されておりますぞ!

そんなわけで、ダークでコミカルなテイストのアクションアドベンチャー『オーバーロード:魔王サマ 復活ノ時』。パッケージには世界征服には不可欠な(!)マップが同梱されているので、不慣れな暗黒地帯であっても、少しは(?)安心して冒険できる。このマップには細かいヒントが記されているようだ。なお、ただいまXbox LIVEマーケットプレースでは英語版デモを公開中です。日本語訳をXbox.comで紹介しているので、こちらも一度覗いてみてください。

(画像 暗黒地帯の歩き方マップ)←世界征服の強力なお供!


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