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タイトル:ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン/メーカー:スクウェア・エニックス/発売日:2006年2月23日/価格:オープンプライス/月額利用料:1344円/ジャンル:ロールプレイング/OS:Windows2000&XP/推奨環境:CPU Pentium4 2GHz以上/インストールサイズ:3GB以上
  第2回  
キャラクターを作ろう 戦争で領土を拡大
 『ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン』(以下、ファンタジーアース)の魅力は最大50対50での大規模PvP(対人戦)が楽しめるという点。同国の仲間と協力して戦況を組み立てていく奥深さは、ほかのゲームではなかなか体験できないぞ。また、操作性はRPGというより3Dアクションに近く、大軍勢に切り込んでいく爽快感もウリのひとつだ。両軍合わせて100人ものプレイヤーが入り乱れるフィールドは、まさに戦場。とはいえ、スポーツ感覚で気軽に参加できるので、本作からPvPを始めたいという人にもオススメなのだ。
 本作には戦場となるフィールドが数十ヵ所用意されている。場所によって地形が大きく異なるため、それに合わせて戦術を工夫する必要があるぞ。高低差の激しいフィールドは移動しにくいが、高台をキープできれば、そのぶん有利に戦えるのだ。  
地形を把握するとスムーズに移動できる。仲間のピンチに駆けつけやすくなる?
雪に覆われた大地。見晴らしがいいので、移動時には注意が必要。
 
階段が多いため、思わぬタイムロスが発生してしまうかもしれない。
 
 一般的なMMORPGと同じように、モンスターとの戦闘も楽しめるぞ。経験値やお金を入手できるので、キャラを育成したいときはすすんでモンスターと戦うようにしたい。スキルの使いかたや仲間との連携を、モンスター戦で練習するのもいいだろう。  
同時に複数のモンスターが襲いかかってくる場合もある。ガンガン倒しちゃおう!
 本作の舞台は5ヵ国が世界の覇権をかけて争う世界"メルファリア"。メルファリアには6つの大陸が存在し、中央のエスセティア大陸以外は、各国が支配下に置いている。プレイヤーはいずれかの国に所属して、激しい戦争を戦い抜くことになる。ドラマティックな歴史を背景に各国は誕生しており、王たちのキャラ設定は非常に細かい。販売されているアイテムなどは基本的に同じなので、好みで選んでしまってもいいだろう。
エスセティア大陸はすべての国の戦力が集まる激戦区だ。日夜戦争が行なわれているので、乗り込む前にモンスターと戦って肩慣らしをしておきたい。
 
 ゲブランド帝国から離反した小国が集まって建国された国。エルフの女王・ティファリスは、その昔"支配の指輪"のもとに世界を統一したマルクティス王の血を引いていると言われている。彼女のうしろに控えるのは、世界一の弓の使い手・傭兵将軍ウィンビーン。政治的に不安定な部分はあるが、女王に対する民衆の信頼は厚い。
国民の暮らし
 首都アズルウッドはもともと傭兵団の本拠地として使われていたため、森の奥深くに存在する。交通の便は悪いが、森で食料を調達できるので国民はあまり気にしていないようだ。
 あらゆる知識を探求し、"賢人王"のふたつ名を持つナイアス・エルソードが統治する国。国家が魔法の技術支援を行なっているため、世界各地から魔術師たちが集まってきている。優れた知識は繁栄をもたらし、国内は非常に裕福。ナイアスはクリスタルの恩恵を受けて平和に暮らしていた時代を思い、今日も研究に没頭している。
国民の暮らし
 首都は豊かな外海に面した街・リベルバーグ。水揚げ量の多い漁村に端を発しており、水産物は今でも重要な資金源だ。街中には研究者や警備兵の中に交じって漁師の姿も目立つ。
 
 カセドリア連合王国の独立によって領土の約半分を失ってしまったゲブランド帝国。混乱の最中に当時の皇帝が戦死し、その後に即位したのが、前皇帝が平民の女性との間にもうけた隠し子・ライルである。ライルは腐敗した政治を立て直すべく貴族特権を次々と廃止し、誰もが平等に暮らせる国を目指して歩き出している。
国民の暮らし
 首都ルーンワールは厳かな雰囲気に包まれた街だが、貧富の差が激しいという問題を抱えている。だが、ライルの執政のおかげで、住民の生活は向上の一途をたどっている。
 オーレオール大陸内で長く続いた内乱は、クリスタルの啓示を受けたワドリーテによって平定された。まだ内乱の傷跡は癒えていないが、それでも国民の表情は明るく、団結力はほかの国に勝るとも劣らない。ワドリーテの手には啓示とともに授かった剣が握られており、これがそのままホルデイン王国のシンボルとなっている。
国民の暮らし
 首都ナッツベリーはメルファリアの中で最も美しい街といわれている。自然と同調するように建てられた街は城塞の役割も果たしており、安心して暮らせるようになっているのだ。
 
 巨大な斧を携え、かつての戦役で活躍した獣人王ロムの再来とされるヒュンケル。その強い信念は周囲に大きな影響を与え、国民はみな苦しい生活を切り開く活力にあふれている。首都の生活環境は決して豊かとは言えないが、王への期待と信頼は非常に大きい。ヒュンケル自身もその期待に応えるべく善政を執り行なっている。
国民の暮らし
 鉱山夫たちが暮らす村が徐々に拡張し、いつしか天然の迷路ともいうべき首都ベインワットが誕生した。豊かな鉱脈とその鉱物を利用した武具の生産技術は、メルファリア随一だ。
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