ニコニコ自作ゲームフェス5 セレクション

“ニコニコ自作ゲームフェス5 セレクション”は、ニコニコ動画で開催されている自作ゲームの祭典“ニコニコ自作ゲームフェス5”の参加作品の中から、ゲームフェス運営が選んだゲームを毎週紹介していくコーナー。

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小型ブラックホールから逃げ出口を目指せ!超会議でステージ改造体験も!?『超密閉空間逃走2』【自作ゲームフェス5】

2015-04-10 18:00:00

【ニコニコ自作ゲームフェス5】超密閉空間逃走2【フリーゲーム】

『超密閉空間逃走2』
【投稿者】飛竜さん
【動画URL】 www.nicovideo.jp/watch/sm25520455
【ジャンル】逃走アクション
【プレイ時間】1秒 ~ 逃げられる限り
【対応環境】OS WindowsVista/7
【URL】 ux.getuploader.com/hiryu001/download/29/cyo_m_es2.zip

“ニコニコ動画”で開催されている自作ゲームの祭典、“ニコニコ自作ゲームフェス5”。その参加作品から、今回は『超密閉空間逃走2』を紹介しよう。

横へと進むアクションゲームなのだが、制作ツールにてこの作品を改造する場が「ニコニコ超会議」で設けられる。制作者の指導を受けながらゲーム制作体験ができるので、ぜひその点にも注目してほしい(詳しくは後述)。

■ブラックホールを避け、出口へとエスケープせよ!

タイトルのとおり、“超密閉空間”で、“逃走(エスケープ、と読む)”するのがこのゲームの内容。とにかく「逃げる」アクションゲームだ。
壁と天井を阻まれた空間で、後ろから迫り来る“超小型ブラックホール兵器”に飲み込まれないよう先へ走り、避け、跳び、出口へ向かって逃走する。
4人まで同時にプレイすることが可能だ。

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▲主人公は囚人。その名も「囚人番号1」から「囚人番号4」。名前を自分で設定することも可能なので、友達と遊ぶ時は変えてみるといいかも

もちろんそれは平らな道ではない。時にはレンガに行く手を阻まれ、回転するシーソーから足を踏み外し、ベルトコンベアに押し戻される……。
何より厄介なのが、この空間内を自在に動くブラックホール。

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▲「ひゃぁぁーーー」(?)という可愛らしい叫び声とともに、ブラックホールに吸い込まれていく囚人。もちろんゲームオーバー、始めからやり直しだ

見た目は簡単そうに見えるかもしれないが実際にやってみるとなかなか難しく、つい「もう1回!」と再チャレンジをしたくなってしまうのだ。


なお、作者が概要に「一人でも遊べるようパワーアップして帰ってまいりました」と書いているとおり、自作ゲームフェス4参加作品の続編となっている。
前作はスクロールせず、まさに“密閉”された空間でブラックホールを避け続けタイムを伸ばすシンプルなアクションだ。

今作ではゴールを目指す楽しみがあり、まだ見ぬ地形へと進んでいく面白さが加わった。
それというのも「ニコニコ超会議」の場にて、『ドラゴンクエスト』や『不思議のダンジョン』といった名作を手がけたことでも知られる中村光一氏から、そのアドバイスを得たのだという。

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▲スクロールする3つのマップのほか、前作のマップをもとにした対戦ステージも2つ用意されている

■誰でも簡単、ゲーム制作ツール体験!自分流のステージに改造しよう

いたってわかりやすく、みんなで遊べるこのゲーム。実際に遊んでみるのはもちろん、誰かに遊ばせてみたり、ゲーム実況で取り扱ってみるのも面白そうだ。

そして近々、この作品を使ってゲーム制作(改造)を楽しめる場が設けられる。
4月25日、26日のニコニコ超会議にて、「改造自作ゲームジャム」が開催。
2日目は『超密閉空間逃走2』の制作ツール“インディーゲームクリエイター”を使い、ゲーム制作を体験することができる。

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▲昨年のニコニコ超会議、自作ゲームエリアの様子

基本的なパーツを並べるだけという簡単作業で、オリジナルのステージを作成。作ったステージはもちろんその場ですぐ遊ぶことができるので、調整しながら渾身のステージを作り上げよう。

講師はなんと、この作品の作者でありゲーム実況者でもある飛竜さんと、「マインクラフト」等のゲーム実況を行っている龍波しゅういちさんの2人。
作者および実況者とコミュニケーションを取りながら、ゲーム制作体験ができるというわけだ。

ちなみに1日目はUnityを使用した高度な内容なのだが、2日目のこの『超密閉空間逃走2』改造は誰でも気軽に楽しめる内容となっている。子どもや、ふだんゲームになじみのない女性でも心配ない。
4人1組でそれぞれステージを作成し、お互いのステージを4人プレイで楽しむことができるので、友達と一緒に参加するのもオススメだ。

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▲制作画面。レンガやシーソー、ベルトコンベアといったパーツを、マウスでステージ内に配置していく

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▲自分で制作したステージを実際に起動してみたところ。調整も手軽

記事での紹介にあたり、実際にツールを体験してみた。さくさくとステージができあがり、置いたままのパーツが並ぶステージで遊ぶことができるのは何とも面白い。
迷路のような行き止まりや変わった足場など、ステージの仕掛けを考えていく……。ふだんゲーム制作をしたことがなくてもイメージすることができるし、ちょっとしたクリエイター気分になれるかも。

そんななか、うっかりパーツを設定し忘れ、置いた仕掛けが宙から落下するという事件が起きた。しかしこれをあえて利用(?)し、シーソーがバラバラと落ちてくるユニークなスタート画面が完成。

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▲タライ落としのように頭の上に振ってくるシーソー。うまく頭の上に乗せる、なんて遊びもできそう……?

こんなハプニングも、そこから生まれる遊びも、ゲームならでは。
ステージ作りそのものは簡単だが、その仕組みを実験したり、発見したりすると、より深く楽しむことができそうだ。
ゲームを「遊ぶ」だけではない、「作る」楽しみをぜひ味わってみよう。
応募は下記のURLから、人数限定なのでお早めに。

【応募フォーム】 4月26日(日)改造自作ゲームジャム 「超密閉空間逃走2」
【ニコニコインフォ】 超会議2015「自作ゲーム持ち込みブース」&「改造自作ゲームジャム」参加者募集!

 

・・・

 

“フリーで遊べる自作ゲーム”を公開し、より多くの人に遊んでもらうきっかけ作りとなるのが“自作ゲームフェス”。今回で5回目の開催となりさまざまな作品が集まっているが、いよいよ締め切りが近づいてきた。残り期間はわずかだが、この作品のように「続編」を制作してみるのも良いかもしれない。
そして、フェスに参加した作品から、思わぬ展開に発展していくことも!

もちろん遊ぶだけという人も、自作ゲームを通して人と人とをつなぐこのフェスを存分に楽しんでほしい。
公式ページ、または動画の「ニコニコ自作ゲームフェス5参加作品」タグから参加作品の紹介動画を見ることができるので、興味のあるゲームをぜひ探してみよう。

■ニコニコ自作ゲームフェスとは

ニコニコ自作ゲームフェスは、「ゲームを作るひと」「遊ぶひと」「二次創作をするひと」をつなぎ、個人で作ったゲームがより多くの人にプレイされるようになることを目指すお祭りです。

■自作ゲームフェス5開催中!

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