『DDON』CBTリポート(ドラゴンズドグマ オンライン クローズドベータテストリポート)

2015年8月31日(アーリーアクセスは8月27日)にサービス開始予定の、プレイステーション4、プレイステーション3、PC用オンラインゲーム『ドラゴンズドグマ オンライン』。そのクローズドベータテスト1(2015年7月7日~15日)に参加した編集者やライターが、プレイレポートをお届け!

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【プレイ日記】前作を遊び倒したプレイヤーから見た“オンライン化”  『ドラゴンズドグマ オンライン』アルファテストプレイリポート

2015-04-23 20:00:00

●前作を遊び倒したライターがアルファテストで感じたこと

 2015年4月20日より、アルファテストが開始された『ドラゴンズドグマ オンライン』。前作『ドラゴンズドグマ』(『ダークアリズン』含む)は、仕事で関わったことも理由にあるんだけど、それを抜きにしてもかなり長時間遊んだゲームのひとつでした。俺が始めて遊んだオープンワールドのゲームだったということもあり、どこまでも続くフィールド、自分のやりたいように冒険できる自由さなどなど、ハマっちゃう魅力が盛りだくさんだったなあ。

 そんな『ドラゴンズドグマ』が、ついにオンラインゲームとして登場! 今回のアルファテストのリポートは、前作『ドラゴンズドグマ』を遊びまくったプレイヤーの目線で書いていきたいと思います!


■操作まわりはすぐに馴染めて、プレイに没頭できる

 最初に驚いたのが、キャラクターエディット。ひとことで言えば、男女ともに日本人好みの顔がとても作りやすい! 前作では、相当時間をかけて試行錯誤しないと日本人好みの顔(とくに女性)を作れませんでしたが、今回はちょこっといじるだけで、日本人好みの女性の顔が! これはすごい! 最初は男性キャラクターを作って2時間ほどプレイしていましたが、やっぱり女性キャラクターでプレイしたくなり、やり直しました。そのくらいすごい(笑)。

 キャラクターを作り終えると、プレイヤーであるキャラクターは“覚者”となりゲームが開始します。前作とはストーリー的なつながりはないけれど、心臓を竜に奪われ“覚者”になるという根本の設定は健在。すでにオークたちとの軍勢と戦っている戦場に降り立ちます。ここはキャラクターが強い状態で戦うことができるチュートリアルのようなもの。前作にもありましたよね。そこで、戦闘に関するひと通りの操作などを覚えたら、いよいよ拠点である白竜神殿レーゼから冒険が開始します。ちなみに、戦闘や移動を含めて基本的な操作は前作とほぼ同じなので、前作経験者ならばすぐに馴染めるはず。

 ゲームは、主軸となるストーリークエストがあり、それとは別にクエストボードで自由に受けられるクエストがいろいろあるという、前作からのなじみのある形。クエストを受注するNPCや、受注後の目的地などがマップ上に表示されるため、基本的に迷うことなく進めます。また、フィールド上で突発的に発生するワールドクエストというものもありました。

 とりあえずストーリークエストを進めて白竜神殿レーゼを出ると、そこには広大なフィールドが! やっぱりいいですね。このワクワク感! さっそくいろいろ探索し始めましたが、倒せそうなモンスターを見つけてはガンガン戦ったり、ちょっと道を外れただけで超強いモンスターに絡まれて逃げ回ったりと、ストーリークエストを忘れてウロウロしてしまいました(笑)。

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 ちなみに、本作はオンラインゲームですが、ストーリークエストをある程度進めないとパーティーが組めないようになっています。なので、最初は自分のペースでじっくりと遊んで、いろいろと覚えていくことができますよ。

 自分と行動をともにするポーンも健在で、こちらもストーリークエストに絡んできます。ポーンを仲間にするには、ちょっとしたダンジョンのような場所へ行き、その最奥にあるアイテムを入手することが条件。これを満たせば、ポーンを仲間に加えられるようになります。もちろん、ポーンも自分でエディットできるので、ここでも大幅な時間を取られることに(笑)。

 キャラクターエディットは、以前のプレイリポート記事でも紹介されていたように、エディット項目がとてつもなくあります。いざゲームを始めるときにエディットに時間をかけなくても済むように、エディットだけでも先行して作れるようなものを配信してもらえると、プレイする側としてはありがたいですね。どうでしょう、カプコンさん!

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■パーティーを組みやすくするシステムの導入に期待

 ポーンを仲間に加えるところまで進めたら、いよいよほかのプレイヤーたちともパーティーが組めるようになります。しかし前述したように、ストーリークエスト以外は、プレイヤーが個々にやりたいクエストを受けたり、フィールドで突発的に発生するクエストなどがあったりで自由度が高いぶん、「何を目的にパーティーを組めばいいんだ?」という状況に陥ってしまいました。

 もちろん、メンバーを募集しているプレイヤーはいて、「サイクロプス討伐募集」、「○○のクエストにいきませんか」など声はかけているのですが、どれも未知の領域なので「無知のまま行って、迷惑をかけたら申し訳ないなぁ」という気持ちになって、なかなか手を上げられません。「そんなの関係ねぇ! 楽しんでこそゲームだぜヒャッハー!」という人もいるので一概には言えませんが、やっぱり俺のような人も多いんじゃないかなぁ。

 パーティーを組もうとしたら、現状ではみずから募集をするか、募集者に参加の意思を伝える必要があります。ここは、ぜひ倒したいモンスターやクリアーしたいクエストごとなどにパーティー編成を希望するようなシステムを入れて、サーバー側で同じ目的のプレイヤーたちをを捜し、自動的にパーティーを組むようなシステムを実装してほしいなと思いました。一部のクエストには、簡易的にパーティーをすぐ組めるようなシステムが導入される予定とのことで、ベータテストではその機能も試してみたいですね。

 人間、踏み込むまでは躊躇しますが、いざ踏み込んでしまえば、その先は自然と進めると思うんです。つまり、パーティーさえ組んでしまえば、なんだかんだ、みんなで楽しめるんじゃないかな。このシステムが実装されれば、知らないプレイヤーたちとの交流がより盛んになると感じました。

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■まずは迷惑をかけまくっても安心な(笑)、知人とのパーティープレイ!

 アルファテストでの初パーティーのメンバーは、同じライターのぽんきちと、週刊ファミ通編集者のバサラ佐藤! 3人ですが、まあなんとかなるでしょう。やっぱり『ドラゴンズドグマ』といえば大型モンスターの討伐! ってことで、サイクロプスをしばきに! ……ちなみに、サイクロプスにはソロで挑んだことがあったのですが、1ミリも体力を減らせないまま瀕死になって逃げ帰ってきていました(笑)。

 パーティープレイでの利点は、やはりターゲットの分散。シールドセージがモンスターの注意を引きつけて、その隙にファイターやハンターが攻撃できるので、ダメージを与える効率がまったく違います。また、体力がゼロになって力尽きても、一定時間内ならば仲間に助けられて復帰することができます。前作で、力尽きたポーンを助けるアクションがありましたが、そんな感じですね。つまり、何度力尽きても仲間に復帰してもらえる限り、その場で戦い続けられるんです。

 サイクロプス戦も、最初はみんなガンガン力尽きていましたが、動きのパターンを徐々に覚えてきたら、力尽きることも少なくなり、無事に撃破! やっぱり、仲間と協力して大型モンスターを倒すという達成感はすばらしい!

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 これで調子に乗って、ちょうど期間限定で出現しているというスフィンクスもやっちゃいましょう! という流れになり、さっそくスフィンクスに挑んだものの……サイクロプスとはケタ違いの強さ! スフィンクスの一撃で自分や仲間がガンガン力尽きていきます。復帰させようと、力尽きた仲間に近づいたときにスフィンクスの攻撃を食らったりして、ほどなくして3人の亡骸が……。

 復活力(竜の鼓動のようなもの。死亡状態から復帰できる)で全員生き返り、なんとかスフィンクスに一矢報いようと必死になるも、スフィンクスの体力がまっっったく減らない! さらに睡眠攻撃も仕掛けてきてパタパタと眠り始める始末。けっきょく、3個ある復活力をすべて使い切っても、スフィンクスの体力を4分の1ほどしか減らせず全滅しました。だけど、やっぱり大型モンスターとの戦闘はすごく楽しい! 

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 アルファテストを触った感触では、大型モンスターが全般的に堅く、体力が多すぎる印象がありました。戦闘序盤~中盤は緊張感があって楽しいのですが、敵の動きなどを把握してくる終盤近くになると、やや作業感の強いプレイになってしまっていた気がします。緊張感が薄れてきてダレてくる、という感じでしょうか。前作でも大型モンスターとの戦いは非常に惹かれた要素でもあったので、ぜひ、何度戦っても、また挑みたくなるようなバランスになることを期待します!

 このあたりのバランスは非常に難しいと思いますが、ゲーム全体で見れば、前作『ドラゴンズドグマ』を楽しめた人ならば、間違いなくハマれると言えます! かなり期待できる国産オンラインゲームになりそうな予感がしますよ。前作経験者で、オンラインゲームは経験がない、という人も、本作なら入り込みやすいはず。これを機に、オンラインゲームの魅力に触れてみてはいかがでしょうか?



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