DSを買ったので、ずっとやりたいなぁ〜と思ってた逆裁シリーズを制覇したいと思ってます。
栄えある初代。「おもしろい」と聞いてはいましたけど、ホントにおもしろかった!

まずはキャラクター。
レギュラーだけでなく、一話で消える証人や聞き込み相手まで、ホントに全員キャラクターが立ってて生き生きとしています。
設定やセリフはもちろんですが、なんと言っても立ち絵の動きがおもしろすぎる!
立ち絵の種類の多さには驚くばかりです。
こんなに動いちゃっていいの?って感じ!
動きの少ない裁判所を逆手に取って、キャラクターの反応を最大限に魅せているのが秀逸です。

次にシステム。
探偵パートで証言や証拠品を集めるところは、従来の探偵ADVのシステムを踏襲していて堅実な作りです。
やはりポイントは法廷パート。
証言に「異議あり!」「待った!」と、どんどんツッコミを入れていくことで、転がるように物語が展開していくのが、実におもしろくてワクワクします。
矛盾点をつきつけるまでの伏線が丁寧に出されているので、それほど難易度は高くないはずですが、途中真剣に詰まることも…。
検事や証人との駆け引きには手に汗握ります。

最後にストーリー。
これは続編が予定されていない初代だからこそなのか、テンポのいい思い切ったストーリー展開で、新しい章に進むたび「なにぃ〜!」と叫びたくなる事件が発生。
裁判中も絶体絶命なところまで追い詰められてから、大逆転していく演出がうまくて、おもしろいです!
4話を通じて過去の事件が絡み合っていくプロット立てが、ミステリーとしてなかなか読み応えあります。
また事件にまつわる人の心理や気持ちがよく書けていて、感情移入しやすかったです。
トリックや、法廷・探偵パートで起きていることの中には、それはどうかな〜と感じた部分もありましたが、よくできた「お話」として納得できる範囲かと思います。

さて、今回DS版のみに追加されている第5章は、全章の中で一番ボリュームがあって、とてもやり応えがありました。
DSならではの機能を使った「カガク捜査」がおもしろい。
特に指紋を採るために振りかけたアルミ粉を、息で吹いて飛ばすところが、なんだかリアルで楽しかったです。
「異議あり!」とかマイクで言えてしまうのも楽しい!
はじめは「Yボタン」押さなくちゃいけないのに気付かず、マイクに向かって何度も「異議あり!」と叫んでしまいましたが…。
外ではできませんね〜。

4話で終わってしまうとはちょっとボリューム不足な気がしたので、「蘇る逆裁」を買ってよかったなぁと思います。
ただひとつの事件が長すぎると、中だるみしてしまう部分はあり、そのバランスは難しいところですね。
またキャラクターが増える分、それだけ奇天烈なキャラやセリフが増えすぎて、若干鼻につく気はしました。
それにしても、ラストのラスト…、電車の中だったので「これで終わりだろうな」と思いつつ、終わらせられなくて困った…(^_^;)
おもしろい試みですが…。

この作品はカプコンの巧舟氏が、上司から「1年間時間をやるから、好きなモノを作ってみろ」と言われて作ったとか…。
はじめは「裁判なんて地味なゲームは売れない」と言われたそうですが、出してみたら大当たりだったそうです。
探偵モノADVの流れを組みながら、他に類を見ない独創的なシステムは、やはり好きなモノを作るクリエイターの情熱が反映されてるのかな〜と思ったりしました。