サターン版のDOOMをプレイすると、
プレイステーションの3D処理能力がいかに優れているかが判ります。
このゲーム、PS版のパスワードがそのまんま使えるあたり、
本当にPS版をそのまんま移植したんだと思います。
しかし、ご存知の通りサターンはPSと比べると、
2Dは優れているものの3Dは苦手。
おかげで処理落ちしまくりのカクカクなゲームとなってしまってます。
これはちょっとひどいです。
今ならネット上で大変な騒ぎが起こり、
メーカーがホームページ上に謝罪文を掲載しそうなデキです。
ま、腐ってもDOOM。やればそれなりに遊べるとは思いますが、
内容が同じなら素直にPS版を遊びましょう。
「俺はサターンしか持ってなくて、どうしてもDOOMがやりたいんだ!」
って人は別ですが、そんな人いませんよね。はい。

しかしなんですね。いくらサターンが3Dは苦手とは言っても、
スーファミや32Xでもそれなりのものができるんです。
少しずつでもポリゴン数を削っていけば、
絶対にまともなDOOMになったと思うんですが、
それをしなかったところに大人の事情を感じますね。
ま、我々一ユーザーにはおよそ計り知ることのできない事情が、
製作側にはあるのでしょう。
自分が作りたいゲームを自由に作らせてもらえる人なんて、
そんなに多くないと思います。
「オレ達だって作りたくて作ってるんじゃないんだ!」
という製作者の魂の叫びが、このゲームからは伝わってきます。
そんな製作者の仕事に対する姿勢を批判するのは簡単なんですが、
考えてみればゲーム業界に限らず、人間生きていれば、
やりたくない仕事をやらなければならないことが必ずあるもんです。
そんな時、腐らずに100%の力を発揮できる人もいますが、
モチベーションを維持できずに
少なからず手を抜いてしまう人もいるでしょう。
はたして筆者がどちらの人間かと言えば、
残念ながら絶対に前者ではないと断言できます。
人の仕事っぷりに文句をつける前に、まずは自分を見つめ直せ。
このゲームにはそんなメッセージがこめられているように思います。
DOOMって深いですね。
もちろんウソですが。