SCEから発売されたホラーアドベンチャーゲーム。
テレビCMがあまりに怖いので放送中止になった、
と言ういわくつきの作品です。
ゲームの基本は、
敵に見つからずに行動するスニーク(こそこそ歩く)アクションですが、
最大の特徴は、「幻視」と呼ばれる、
他人の視界をジャックするシステムでしょう。
敵の視界をジャックすることで
敵が何を見ているかが判るので、
じっくり観察して見つからないルートを探しながら攻略していく、
と言う感じで進めていきます。
敵が隠れている自分に近づいてくるのを
敵の視界そのもので確認するのは、
かなりの恐怖でしょう。
このシステムがこのゲームの最大のウリではありますが、
個人的にこのゲームの最も気に入っているところは、
ストーリーの見せ方です。
ストーリーは10人程度の登場人物の
ある村での3日間の出来事を描いたもので、
ゲームも複数の登場人物を切り替えて操作しながら進めていきます。
しかし、ストーリー展開は時間軸に沿ったものではなく、
バラバラに展開していきます。
たとえば人物Aの1日目午前8時のシナリオクリア後、
人物Bの2日目の午前10時のシナリオをプレイし、
その後人物Cの1日目の午後4時のシナリオプレイする……
という具合に、かなり断片的に描かれているので、
最初は何が起こっているのか全く理解できません。
しかしゲーム進むにつれ頭の中で徐々整理できてくると、
ぼんやりと物語の全貌が見えてきます。
それはあたかもシグソーパズルを組み立てているかのようで、
1度ハマッたら抜け出せません。
また、田舎の村を舞台にしているのも個人的にお気に入りの部分で、
子供の頃田舎に住んでいた私のような人には、
田んぼや山のあぜ道、古びた学校の廊下などは
どこか懐かしく感じます。
さらにそこで行われているのは、
言ってみれば「かくれんぼ」なので、
自然と童心に帰ってしまいました。
非常におもしろいゲームではあるのですが、
残念ながら難易度はかなり高く、
決して万人向けではありません。
謎解きは難しくヒントもない(あっても抽象的で理解できない)、
マップに自分の位置が表示されない、
銃が弾切れになると攻撃することが出来ない、
シナリオの途中でセーブできない(ゆえにゲームオーバーになっても、シナリオ途中からやり直せない)、
など、難易度が高いと言うよりは、
明らかに不親切な部分も多いです。
が、それもこのゲームの味のひとつ。
挑戦と失敗をくりかえし、
徐々に正解を見つけていく、
という過程が好きな人には、ぜひオススメしたいです。
ちなみに2も発売されており、
こちらは今作よりも難易度が下がっているので、
「難しいゲームは嫌」と言う人は
こちらから試してみてもいいかもしれません。
SIREN(PlayStation 2 the Best)のReview
他人の視線、気になりますか?
最終更新日時:2007/07/14 04:07:23
評価対象のデータ
| 評価対象 | SIREN(PlayStation 2 the Best) |
|---|---|
| 対応機種 | プレイステーション2 |
| メーカー | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
| ジャンル | |
| 発売日 | 2005/11/02 |
総合評価
85点
レビュー内容
他人の視線、気になりますか?
- 更新日時:2007/07/14 04:07:23 |
- プレイレビュー |
- 評価:85点
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