設定…C/ストーリー…D/システム…A/グラフィック…B/音楽…C


世界観設定としては、ヒューマ(人間)とガジュマ(獣人)の共存世界。もちろん、テーマはこの二種族間に発生する「対立・差別」です。

繊細で美麗な2Dグラフィックもそうですが、今作はオープニング曲を聴いても分かる通り、従来のテイルズシリーズとは雰囲気が違います。今作の世界観を含めた全体の雰囲気は、清らかであって淡々であり、あるいは幻想的である印象を受けた方も多いんじゃないでしょうか。

今作は「雰囲気重視」の作品だと思います。
ゲームの専門用語で言うと「雰囲気ゲー」。アニメーションや小説方面の専門用語で言うと「セカイ系」のような感じですかね。

まぁ、この類の作品はシナリオがどうも埋もれてしまう傾向にあるようで、この作品も例外ではありません。

さて、私は今作を「雰囲気重視」と言いましたが、ただの雰囲気ゲーには終わりませんでした。その雰囲気を一瞬で覆す、迫力のある戦闘パート。今作では、この戦闘システムを一番評価したいです。

今作で初めて導入された3ライン制。ご存知の方も多いかと思うので詳しく説明はしませんが、従来のテイルズの戦闘が、前後移動(3ライン)が可能になっただけでここまで面白くなるなんて想像もしなかった!!!!

一気に戦闘の視野が広がった感じです。スピーディな戦闘の中でラインを切り替えながら攻撃したり攻撃を避けたりと、とにかく戦闘において著しい進歩を遂げたと思います。個人的にも、TPを廃止してフォルスゲージ制にしたのも大賛成です。

ゲーム雰囲気と相反的な関係にある戦闘パート。このアンバランスな組み合わせが吉と出たか凶と出たか。今作がテイルズシリーズの中でも賛否両論が目立つのは、もはや開発スタッフ側では計算済みだったんではないだろうかと思います。

まぁ私が一番言いたいのは、パッケージの絵をどうにかして欲しいことなんですがね。なぜ彼のドアップがこっち見てるイラストを採用したのか、理解に苦しむばかりです…。