設定…B/ストーリー…B+/システム…D/グラフィック…B+/音楽…B


「SNOW」が分かる方なら話しは早いんですが、分からない方もいると思うので一応説明を。この物語には現代を舞台にした「現代編」と、過去を舞台にした「飛鳥編」があります。まぁタイトルで「輪廻転生」と書いてしまったのであとは言わずも分かるとは思いますが、つまりはそういうことなのです。

しかし、今作がテーマにしているのは単なる輪廻転生ではありません。普通、輪廻転生する対象というのは「魂」とかいういかがわしいものであったりしますが、今作は違います。プレイすれば分かりますが、輪廻転生するのは「魂」でなく「想い」です。

今作のメインである現代編は、その「想い」の輪廻転生の証明に使われているに過ぎませんから、ある意味メインであるのは「飛鳥編」であって、「現代編」はサブ的なものです。まぁしかし、その「現代編」のシナリオを単体で見てもとても質の高いお話しなので、二重に楽しめる作品だと思います。

原画担当は植田亮氏です。とても画力のある方で綺麗すぎる絵を見ることが出来ます。身体の構図が非常に上手いですし。移植版にあたっての新規CGもなかなか素晴らしい塗りが観て感じられます。人物に当たる木漏れ日の描きかたなんて本当に素晴らしい限りです。

音楽も、BGMはそこそこでしたが、ボーカル曲がたまらなく良かったですね。OPにKOTOKO、EDにMOMOのバラード曲という、数限られた泣きゲーの真骨頂とも言えるべき感じです。

巫女さんに期待して買ってしまうと非常に面白くない作品になると思いますが(「巫女舞」はあまり物語に関係ないし必要性も殆どなし)、泣きゲーが好きな方だったり「SNOW」を楽しめた方ならきっと楽しめるのではないかと思います。

夏には「巫女舞」、冬には「SNOW」をプレイすれば、年中輪廻転生の運命を感じていられて、その年は幸せな一年になるかもしれませんねw