注意:このレビューにはネタバレが含まれています
操作性の向上とグラフィックの強化を図った真っ当な続編。
キャラクターデザインの変更は成功、主に女の子に関して。
ただし、シナリオと演出には大いに不満があります。
1.エルフと王女の狭間
長く苦しい戦いをともにした僧侶の少女ではなく、一度会っただけのお姫様を選ぶ主人公が納得いかん。
否、納得いかんのがイカンのではなく、納得いかんのを快感に変換できない説得力のなさが遺憾。
(余談にもほどがありますが、オヤジギャグが生まれるのってジェネレーションギャップやセンスの劣化もあるでしょうけど、何より思いついたら口にせずにはいられないことに問題が、とかレビュータイトルなど考えていて実感したり)
一目見ただけだから、離れているからこそ募る想い、などというものが全く演出されていません。
ラストでの主人公と王女の年齢差の逆転という仕掛けも、プレイヤーの大部分が姐さん女房に抵抗を持っているとも思えませんし、ゲーム中でそういう社会であることが匂わしてあるわけでもないので、完全に空振りに終わっています。
2.ファイナルファンタジーとドラゴンクエストの狭間
ファイナルファンタジーの影響でオートイベントが激増しているのですが、プレイヤーキャラクターはしゃべらないドラゴンクエスト型なので、実に中途半端です。
長々と続くイベントの中にあって、汗をかいたり、腕を振ったり、あげくに「お前の言いたいことは分かっている」と他のキャラクターに代弁されて意思表示をしている主人公を見ていると、もともとRPGのプレイヤーキャラクターがしゃべらないことの必要性を信じていない俺としては、しらけるばかりで感情移入できませんでした。
