ここまで平凡なRPGも珍しいくらいの作品。
戦闘はほぼFF5。絵は見たままドラクエ。
物語は好みが激しいだろうが少年ジャンプの読み切り凡作レベル。
ディスク一枚目の終盤まであまりに平凡過ぎて
先が気にならない作りになっている。
ワクワクもなく、イベントを淡々とこなすことになる。
そのせいで私は通常版を発売日に買ってから
半年以上一枚目で止まっていた。
しかし、物語は二枚目の中盤くらいから徐々に面白くなる。
とてもスロースターターなRPGなので、
前半は大目に見てプレイすることをお勧めする。

音楽は何度も聴く事になる中ボス戦で流れるロックの
ボーカルがはしゃぎ過ぎていて正直うるさかった。
その他の曲はさすがFFの植松伸夫といえるサウンドで完成度は高い。

街やダンジョンの壁や岩にナッシングポイントというものが
埋め込まれており、それを集めるとアイテムと交換という
面倒な遊びが入っている。
それを得るために壁に向かってひたすらAを連打するのだが
数が多くて苦痛でしかない。
そのあまりの数に「探す」というより、
「目の前のものを拾う」という作業を強いられているようで、
他のRPGならワクワクする新たな街に訪れるのが
苦痛になってしまった。
一応、無料ダウンロードでナッシングメガネという
アイテムが存在するが、ポイントが見えたところで
拾いやすくなるだけで、大変なのは変わらない。
これさえなければ点数をもう10点はプラスしていただろう。

戦闘は影の形は固定だがソード、アサシンなど
いわゆる職業を選べ、その職業ごとにスキルを覚える。
スキルはFF5のアビリティというやつと同じで
付け替え可能な能力だ。
このスキルの組み合わせにより戦闘を有利に運べる楽しさは
シンプルながら戦闘の楽しさを
良くも悪くも一定のレベルに保っている。

このゲームは全体的に新しい事をやろうとはしていない。
ただ目新しさは皆無だが、安心して遊べるRPGに仕上がっている。
ディスク三枚目は夢中になる楽しさがあるし、
最終戦は物語として十分な盛り上がりをみせる。
そして全てを終えたとき、今度のDS版が期待通りかは別にして、
ブルードラゴンの続編に期待する自分がいるだろう。