小島秀夫作品なので仕方ない気もするが、
説明的な台詞が多すぎてまともに付き合うのが辛い作品。

各場面に置かれている車や看板、壁に張られた写真や
その他の小物をカーソルで選択することにより
その情報を知ることが出来るのは、
アドベンチャーゲームの歴史でもあるコマンド総当りにより
ゲームが進行するというマンネリの打開策として
なかなか新鮮な答えを示せているが、
物語の本筋以外はほとんど気にならない人にとっては
無駄であり、物語の進行上必要な場合は
仕方なく選択してるだけになり、
さっさと正解に当たらないかと思いながらやってしまうのは
コマンド選択式と大差ないのが残念。

各説明や物語上出てくる固有名詞は
設定をしっかり考えている証拠なのだが、
序盤から物語の本筋が面白いなら興味も湧くが、
そこまで面白いものでもないから面倒にしか感じない。
後半までいくと小島監督らしくテーマも伝わってくるので
それなりに興味も湧くが、終始製作者が
一所懸命考えたことにつき合わされてる感が強い。

SS版はバーチャガンに対応していて、スナッチャーにもあった
シューティングシーンがパワーアップして登場するが、
バーチャガンの精度が完璧ではないので
狙った場所に当たり辛く、的に当ててもまぐれ感が強く、
最悪とまではいかないまでもそれほど面白いものではなかった。
コントローラーにも対応しているが、
特にやりやすいというわけでもなく、
これなら一画面を九分割した場所しか撃たない
スナッチャーのシューティングシーンの方が楽しめた。

今プレイしてもSFネタを扱ってるわりには
恥ずかしいほどの古臭さがなく、よく考えているな
という印象なのはさすが小島監督と言えるが、
キャラクターの容姿や物語と演出が恥ずかしいほどの
ご都合主義と古臭さを感じさせる。

MGSでは長いと言われるムービーシーンも、
アドベンチャーゲームだから豪華でしょ?
と言わんばかりに見せられるが、
MGSほどの面白さがないので集中して付き合えない。

シューティングシーンや爆弾解体、くだらないセクハラなど、
アドベンチャーゲームにしては各シーンに工夫がされているのは
小島作品らしい要素であり概ね好感が持てる。
しかし、スナッチャーを超えた面白さかというと、
それほどの面白さはない。
かと言ってボロカスに言われるほどつまらないわけでもない。
なんとも中途半端な完成度の作品だ。

ちなみに今からやるならPS3の
ゲームアーカイブで600円で手に入る。