まずグラフィックは実写に手を加えることで
新しい印象の映像を作ることに成功している。
これが今更かまいたちの夜のようなシルエットだと
手抜きに感じていただろう。
途中挿入される動画も長くなく一瞬だったりして
効果的に入っている。
映像は十分に次世代っぽくて手が込んでいる。
テキストは心理描写と状況説明に使われ、
そこに登場人物のセリフが音声で流れることで
映像に続きまたしても新鮮な印象を与えてくれる。
たとえ文章を読んでるときにセリフを聞き逃しても、
いつでも読み返す事ができ、そこには音声のセリフも
テキストでちゃんと表示してくれるのでフォローも完璧だ。
次世代のサウンドノベルとしてこの二つのポイントを
しっかりクリアーしてるのはさすが
チュンソフトといったところだ。
他にも自動で文章を進めてくれるオートプレイ含むシステム周り、
インストール出来ればよかったけど問題ない
ディスクの読み込み速度など、
どれも完成度は高い。
そしてダウンロードコンテンツの配信もあり、
ボリュームもしっかりとある。
一本のゲームの骨格としては特に悪いと思うところは何もない。
ただ、ホラーとしての肝心のシナリオの面白さ、
怖さだけが大きく欠如しているのが残念。
声優っぽい声がリアリティーをかき消し
霊は若い女性という定番は鮮度なく
明かされる謎は驚くほどの予想範囲内
決着のため不気味な屋敷に移動するお約束
屋敷の雰囲気は著しくチープで怖さ0%
ヒロインを守る主人公という茶番はゲーム臭過ぎ
選択失敗による唐突な物語の完結のぶつ切り感は不快
エンディングからの新展開で最後まで見るにはもう一周の面倒臭さ
以上、残念なポイントをあげましたが、
所詮ゲームなのでこんなものなのかも知れません。
割り切ってやれば骨格はいいのでそこそこは楽しめますよ。
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以上の感想からプレーを続けて、赤、青、茶、紫、緑の
ピンクのルート以外33個のエンディングを全て見たので、
不満点、良かった点を追記。
不満
1.ルート分岐のために同じシーンを何度も見る必要があるのに、
二周目から音声が飛ばせないのはかなり苦痛だった。
また最後のルートに行くには31個ものエンディングを
全て見ないと駄目という事実が、ゲームで人生の貴重な時間を
奪われてる真っ最中という心境にさせた。
さらに一度終了したルートなのにエンディングを
全部見るために色々選択していると戻れなくなり、
最初から分岐のための選択を選ばないとならないのは
不便極まりなかった。
2.108怪談集が文章の中にキーワードとして隠されているのだが、
致命的なことに探すほど面白くも怖くもないので隠す意味がない。
もっとハッキリここにありますと分かりやすくした方が、
常にボタンを連打する面倒も必要なく、
オートプレイがもっと生きたのでは?
私はエンディングを33個見たと同時に探すの終了。
良かったところ
1.散々不満に感じながらも結局はほぼ隅々まで、
金の栞になるまで遊べたところ。
不満が多いしそんなに面白いと感じてるわけではないのに、
何故かついついやってしまう。
そんなゲームを作ってしまうチュンソフトが一番怖いかも?
以上、感想の二周目を追記させて頂きました。
一周目良かったと思っていた骨格が
バキバキに折れた感じもしますが、
変わらずそこそこお勧めします。
忌火起草のReview
一周目を終えて 感想の二周目を追記
最終更新日時:2007/12/18 07:11:14
レビュー内容
一周目を終えて 感想の二周目を追記
- 更新日時:2007/12/18 07:11:14 |
- プレイレビュー |
- 評価:70点
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